懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ファン・ジニ、真実の愛、そうでもない愛

2008-12-14 19:32:26 | Weblog
えっと。

身分差のある恋をしていたヒロインたち。

昨日の回で、その正体が明確に。

真実の愛があるのは、ヒロイン、チニの母と、恋人の貴族の男。

主人公のチニの思いには、エゴの愛レベルがいりまじっていて、

あんまり崇高なレベルの愛ってわけでもない。

男二人を争わせ、男の愛を計るチニ。そのこと自体が、私には傲岸に思えた。

愛が欲しいなら、剣を取って戦うべきとか、発想が幼稚じゃないの?

色んな男がいる。優しい恋人はしがらみを突破できない。

でもそれはマイナス要素ばかりではない。それに愛した男の正体がわかる瞬間なんて、いつかくるもの。その時に、何をどう判断できるかで、愛は計られる。

チニの胸に、もっと真実の愛があったなら、恋人の立場に理解を示したろう。

この作品と比べると、やはり「ロミオとジュリエット」は名作なのだと思った。

主人公は、自分がかわいい、という境地から抜け出せていない。

でも、恋愛に生きる人でなく、芸を極める女性だから、これでいいのかな。

寒くなってきました。

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