住職の独り言

~ご縁に触れて~

無垢(むく)

2009年08月23日 | Weblog
今日の日曜礼拝は、
雅楽教室の講師としてお世話になっているHさんの調声。
法話は次男のDくんが法話をした。

Dくんはただ今、京都で勉強中の身であるが、
昨年から大阪の尼崎のお寺へお盆参りのお手伝いに行っている。
今日は、その体験談を取り入れての法話でした。

お寺の世界ではまだ無垢?な状態なので、
皆さん新鮮な感じがしたのか喜んで下さった。
なかには拍手した人もおられたけど…

無垢の垢は「あか・よごれ・けがれ・煩悩」の意味だから、
無垢とは「煩悩を離れて穢れのない」ことであります。

私たちも「このネックレスは無垢ですか?」とか、
無垢な瞳・純真無垢等々使う。

また白無垢(しろむく)というのがある、表裏を同質同色で仕立てた着物。
よく結婚式なんかで用いられる。

無垢の本来の意味は、仏さまや仏さまの世界を表す言葉であります。

~願生偈~
安楽国は清浄にして、つねに無垢の輪を転ず、
化仏・菩薩の日、須弥の住持するがごとし。
無垢荘厳の光、一念および一時に、
あまねく諸仏の会を照らし、もろもろの群生を利益す。
コメント
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