KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

思い出になんかならない

2013-11-07 | KOFUKU日記



《ブランケットが心地よい季節になりました》





早いもので11月になりました。
みなさまは如何お過ごしですか?

先月はちびっこたちがうっかり怪我をしたり
夏くらいから、いろいろとしなければならないことが増えたり、
それなのに、心身は未だのんびりゆっくりさん( ̄◇ ̄;)で
葛藤しつつも、ありがたく日々を過ごしております。


今月は相方さんの3回目のメモリアルディがやってきます。
早いなぁと思ったり、まだ3年かと思ったり。

一つはっきり言えるのは、本当に愛した人っていうものは
いつまでたっても思い出になんかならないなぁ、って事。
思い返すほどに、相手は私の中で生き生きと動き出すって事。


近くの森の山道で彼とぴーちゃんが踏みしめる落ち葉の音。
彼と最後に登った小雨吹き付ける富士山の色づいた木の葉たち
イノチを終えた彼を西に運ぶ車の中から見た
11月20日の富士山の燃えるような紅葉の鮮やかさ
今も私の中では現実

今月は祈り持って過ごそうと思います。
皆様もどうか良い秋をお過ごしください。






あのひとは 生きてゐました
あのひとは そこにゐました
ついきのうふ ついきのふまで
そこにゐて 笑ってゐました
 
あのひとは 生きてゐました
さばのみそ煮 かぼちゃの煮つけ
おいしいね おいしいねと言って
そこにゐて 食べてゐました
 
あたしのゑくぼを 見るたび
かはいいね かはいいねと言って
あったかいてのひら さしだし
ぎゅっとにぎって ゐました
 
あのひとの 見た夕焼け
あのひとの きいた海鳴り
あのひとの 恋の思い出
あのひとは 生きてゐました
      あのひとは 生きてゐました      


(吉原幸子 「あのひと」より)




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