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☆南の山の小さな町の奥にある小さな森に、
Teatro de Musa*夢の街はひっそりとたたずんでいます☆
早いもので5月も半ばとなりました。
この頃はいろんな事を集中して行う事が難しく、なかなか更新もままならずです。
皆様、お変わりございませんか?
こちら南国は短い春が飛ぶように過ぎて行き、すっかり夏の風情です。
実は更新できなかった理由がもう一つありまして…。
私事ではありますが、4月に実家がお引越を致しました。
正確に言えば、実家の別宅、みんなの憩いの場、私のアトリエ兼わんにゃんたちの暮らす家になりますー(^^)
自宅アパートが街の中に在るのですが、これまでも荷物と犬猫たちを預かってくれている実家に泊りがけでお世話に通っていました。
今はこの森の家に通っています(^^)
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《驚かれるのですが、本当に森なんですよー(笑)青い点がお家のある場所》
以前、実家が相方さんの奈良のご家族のお力添えでお借りしていた街のお家(でも自然公園の真横でした)が、大家様の急なご都合で出なければいけなくなりまして。
その為にこの2年の間、犬猫が暮らせて、大量の相方さんの形見の荷物を置けるお家を、不動産屋さんから個人の方まで網羅して探していたのですが、犬も猫も多頭のため、まったく見つけることが出来ませんでした。
その長きに渡る騒動を見かねて、私をよく知る心友達が、相方さんの忘れ形見でもあるこの子達と、彼の残した荷物を守れる家を探す事が一番大事だよ!と言ってくださり、たくさんのお力添えをしてくれて、実家の家探しにおちからをお貸しくださいました。
(ほんとにありがとうございます!心から感謝です!)
おかげさまで、大家さまとの期限のギリギリに、とてもありがたいご縁に恵まれ、今まで暮らしていた隣の市の、歴史ある小さな田舎町の、小さなちいさなの片隅の、これまた小さな森の入り口に建っている古民家を快く譲っていただける事となったのです。
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《門を入ると大きな納屋があって、屋根続きで母屋があります。庭の奥に森に入る道が…》
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《森の入り口には野の花が…》
ただ家族も私も仕事や病院などの事がある為、今すぐには生活の全てをこれまでの場所から簡単に動かす事はできないのが残念ですが、以前の家に預かってもらっていた荷物と愛する小さな子達は森の古民家にお引越をしました。
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《おかげさまで南国ちわわんずはお庭の小さなドッグランで、猫たちは森で、自由にすごしています》
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《猫達は庭に面した森が大好き。倒れた木は彼らのツリーハウスです》
当然ながら荷物や犬猫だけをおいておくことはできないので、実家の家族と交代で毎日泊りがけでお世話に通う事になりました(^^)
すこし大変ではあるのですが、なんにしましても、その様な恵まれた場所が与えられたことが本当にありがたい事です。
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《昔ながらの田の字作りのお家。建具もみんな木製です》
ただ、長く使っていなかった上、戦後すぐに建てられたままの古民家なので、建具も殆ど昔のままの木製。
当初は水道管も寸断され水も通っておらず、お手洗いも当然くみ取り、お風呂も電気温水器が壊れて使えず、ガスも、キッチンの流し台などもなく、電気の配線も昔の線のままで、アンペア数が極端に低く、電子レンジなども一切使えず、壁や床もあちこちネズミにかじられたりなんかしてて、ぼろぼろの場所も在り要補修の状態。
一言で言えばまさに「荒れ家」です(^^;)
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《なんとも風情のある、光溢れる縁側があります》
でも、ありがたいことには躯体がしっかりしていますし、住んでいらしたおばあちゃまが一度屋根などは吹き替えてくださったりしておられたので、雨漏りなどはありません。
もう全部直そうと思ったら(見積もりもだしてもらったんですが)、びっくりするくらいのお金がかかっちゃうので、現在、この家では屋内キャンプ状態で暮らしております(笑)
現在は途中で切られていた水道管だけは工事を入れて繋いでいただいて、なんとか水道だけは使えるようになりました~!
キッチン代わりにお風呂場を使用しております!(笑)
まあ、これから夏ですし、しばらくはお湯が出なくても、なんとかなりますでしょう!
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《やっと昨日、流し台さんがやって来ました!これから磨いて、床下に潜って配設置します!当然、ガスコンロもIHもないので、今はカセットコンロで頑張ってます(笑)キッチン台の代わりに相方さんが使っていた大きなテーブル、そして相方さん製作の大きな棚を置いて。その上には長野の心友まりちゃんが届けてくれた雪だるまさんがキッチンを見守ってくれてます》
水道に続き、電気、お風呂と直したいところですが、経費がねー。
どれもこれも10万円以上かかりますの(汗)
さすが金食い虫と呼ばれる古民家ならではのあるあるなんでしょうか?(^◇^;)
でも、そこらへんは不便を楽しみつつ、ボチボチですね。
だいたい、今の世の中、便利すぎますからね。
あるものをある様に使いながらね。
まあ、不便は不便。
けれども、この辺りは昔から古事記にまつわる神話伝承のある場所。
しかもその舞台となった所で、森の木々を見上げていますと、なんといいますか、神々のお見守りを感じますね。
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《森の中で杉の木さんたちを見上げる。長い時の流れを感じ、神々しい。》
家のある場所も、人の多い場所から少し入った、家の極端に少ないところで騒音などを気にする事もありませんし、家も道路に面していないので、隣接する街の家と違い気楽です。
森の片隅にある古民家で、とても風情があり、環境もとってもとってもよい場所なのです。
私たちはたいそうここが気に入っています。
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《森の中の銀色の木漏れ日》
森の中ですから、常に鳥が歌い、木々は風にゆれ、虫も花も自然との共存の場です。
いずれ準備が整い、時が来れば、ここに完全移住もしてこれる事と思います。
水を開通させたり、手続きしたり、まだまだ何かとバタバタしています。
なんせ実家の妹は週6日、7日で働いていますし、父は高齢、甥っ子は重度のヘルニア持ち(^◇^;)
私がなんとか片付けねばならないのですが、自分の体調や精神面のこともあって、荷物は運び込んだまま、まだ殆ど片付いていません。
家は実家のものですし、急ぐ必要もないので、ゆっくりのんびりと安らぎの場を構築していきたいと思います。
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《TVも何もないここでは時間がゆっくり流れて行きます》
そんなわけで、家族交代とはいえ、メインで犬猫のお世話をするのが私なので、実家の家族の了承も得て、ここは演劇の書き仕事や手しごとのアトリエや創造の場、いずれは社会に貢献できるような場所としても使わせてもらえることになりました!やったー!
亡き愛する人たちの遺したものを、やっと自由に、そして末永く置ける事になり嬉しくて、有難くてなりません。
いずれ、開放された、小さな劇場や美術館やカフェの様な、ゆったりまったり人を癒せる場所になればいいなぁと考えています。
一生をかけて、ゆっくりと、培って行きたいな。
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やっと実家がいろいろな手続きを一通り終えたので、こうして身近な皆様にお知らせの運びとなりました。
実家の移動を事前にお知らせした方々には「荒れる古民家」の惨状を聞き、何かお祝いを…、居るものはないの?と、たくさんのご配慮やご連絡をいただきました。
皆様の愛情、ご友情、深く深く感謝申し上げます。
ですがー、今現在、文明の利器を頂いても、電気配線を直さないと一切使えないし、ガスもコンロも何もないので、なーんとも出来ないのでございますよー。
しかも、先立つものがないと、そこまでもいけないって言う…(笑)
(妹から身を案じて送られてきた避難グッズや缶詰、カップラーメン、お菓子等に救われている今日この頃です…お店も周りにないので…)
とりあえず、これからゆっくり片付けます。
片付いたら電機の配線を直してもらい、アンペア数を上げて頂く予定です。
そうしたら、もう少しは暮らしやすくなるでしょう。
そこまで到達しましたら、またお知らせいたしますね(笑)
そこで、どうしても必要だけど、自分ではなんともならない、という様なものがあれば、遠慮なくHELP!と叫びますので、その時はご協力何卒よろしくお願い申し上げますm(_ _)m
まあ、もうここにいる時は薪で暮らすーとかって気持ちになるかもですが(笑)
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《なにも無くても、みんなシアワセだから》
中も外もぼろぼろの古民家で、テレビなんかもないし、ワンセグも入らないし、ワイファイも圏外、ブロードバンドもADSL(数日前にやっと繋がった)、しかもすぐ切れちゃうし、ぜんぜん文化的では無いけれど、私はこの、お家も環境も美しい場所をたいそう気に入っています。
大好き💖森の家!
そんな、天の方々、この世の心友たちに手助けしていただいて導かれた、お気に入りのこの場所に名前をつけました。
これまで歩んできた道のりに愛をこめて、
愛する家族達に、無垢なる小さな魂たちに、
出逢った全てのヒト・コト・モノに感謝を込めて、
ソウルメイトの鎧ちゃんとの人生、
愛する相方さんの観ちゃんとの人生、
イノチの源ともいえる演劇人生の全てに感謝し、
いずれ培った全てのものを、この場で人様のお役に立てることが出来るように、
愛を込め、感謝をこめて。
「Teatro de Musa*夢の街」
そう名づけました。
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《始めて出会った時の森の中の家、Teatro de Musa*夢の街》
「テアトロ」はもうそのまま、劇場そして演劇の意味。
「Musa」は芸術の神々であり、
鎧くんとやっていた創造と喜びの場。
日本で始めてのエンタメカフェの名前。
そして「夢の街」は相方の観ちゃんから引き継いだ、
心の中の演じることの魂、芸術することの喜びが生きる場所。
なんたって、座右の銘が「人生、それこそがミュージカル」な私だから。
劇場に住んでなくちゃ始まらない。
そんな気がするから。
だから、ここは、
「夢の街のちいさな森の劇場ムーサ」なのですよ(●´ー`●)
昔から私を知る(つまりはガイちゃんとの人生も、観ちゃんとの人生も知る)人々が、口をそろえて、「涙が出ちゃう名前だね」「誰よりもガイちゃん、観ちゃんが喜んでるね」と言ってくれました。
それが本当に嬉しかったです。
何よりの贈り物でした。
本当にありがとう。
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《お家の裏庭、森の入り口には、家の何倍もある大きな木と大きな蜜柑の木、そしてお家と同じくらいの高さのこの可愛いシンボルツリーが。クリスマスにデコるのが楽しみ!》
ここは私を育んでくれた家族や大切な人たちの魂が宿る場所です。
今はまだ、なにも形にはなっていないけれど、いずれここが、私に宿るみんなの魂、愛が、ここで有形無形の愛になって、多くの人々に寄り添うことが出来ますように。
私は心から願い、その為にここでの日々を生きて行きたいと思っています。
頑張ります。
お力をお貸しくださった愛する仲間達。
導いてくださった愛する人たち。
たくさんの皆さんの愛情に心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
どなたさまも、いつか、このちいさな森へお越しください。
愛するヒト、ちいさな魂たちと天と地を繋ぎ、
あたたかいお茶をご用意して、
皆様のお越しをお待ちしています。
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初夏のTeatro de Musa*夢の街にて