KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

「あたりまえ」

2011-10-27 | KOFUKU日記

《今日もちびさんたちは元気。いたずら思案中のやんちゃボーイまろ君です》

今日も冷える朝でしたね。
関東では昨日、木枯らし一号も吹いたとか。
こちら南国は明日からまた気温が上がってくるようです。
皆様も気温差で体調崩さないようにご自愛くださいね。


これ、甥っ子ちび君が針金ハンガーで作ってくれたバナナスタンドです。
ぶら下げておいて、甘くなるまで待つんだそうです。
今、甥っ子ちび君はバナナが甘くなるまでの変化を観察しています。

さて、これを見ていたら、ちょっと思ったことがありました。
このところ何も考えることもできないまま、ぼーっと過ごすことが多いワタクシではありますが、そんなワタクシもたまにはなにかを感じることもございますのです。

こちらに来て2か月、環境は大きく変わりました。
なかでも顕著な変化は「家族と暮らしていること」です。

これまで私は基本生活を俳優として生きてきて、さらにパートナーも同業であったので、日常の生活もその俳優業に準じた生活で、たぶん一般の家庭生活とは大きく流れが違ったと思います。

さらに通常の家庭生活の中で、家族と暮らすというのは、俳優業をやっていたとき、そして一人で暮らしている時とは違って、いろいろな種類の「毎日のあたりまえ」が生活に出てまいります。
特に子どもや20代前半の女の子、おじいちゃんと幅広くおりますといろんなことがございますね。

自分のこれまでの人生を振り返りつつ、今の生活を過ごしながら、いま強く感じていることは、「いつものこと」、つまり「普段がどうあるか」って、ほんとうに大事なんだなぁ、ってことです。

薩摩人の気質として、特に男性が「なにかと冗談を言う」というのがあります。
ちょっと大阪の方ののりつっこみと近いものがあるかもですが、のりつっこみと言うよりは、真顔で冗談を言う、みたいな面白さでしょうか~。
しかもかなりベタなおやじギャグ系です。
こちらの女性にはそれを笑って受け流すパワーがあります。
でもその気質って、日常の生活の中ではとても重要な役割だなと感じています。

私の父は紛れもなく薩摩人気質なのでありますが、たとえば、ごはんの時に私の父はいつも当たり前に「これはおいしいねぇ」と言います。
そして、「まるでフランス料理のようだ」とか、あれこれと食事に関して、面白おかしくギャグを言うわけです。

いささかうるさいのですが(^_^;)でも、この父のつまらないギャグと「おいしかねぇ」のおかげで家族はおいしくご飯を食べられるわけですよ。
笑顔がある食卓と言うのは作ったものにも、同席するものにも気持ちの良いものです。

私が言いたいのは、これが毎日の当り前であることが、いかに大切かってことなんです。
こうやって、楽しく食事をする場所で育った人は、大人になっても同じように「おいしいねぇ」と言える人になる確率が高いと思うからです。

同じように、私の妹は毎日帰ってくると洗濯機を回し、お洗濯をして、洗濯物を干します。
だから、甥っ子も家族も毎日、きれいなものを着ていられるわけです。
この毎日の当り前を見て育った甥っ子はきっとこれが「当たり前」と認識して育つわけですから、自分で暮らすときも、そのように動こうとするでしょう。
そして、毎日それを繰り返すことが以外にも大変であることを知るでしょう。

私が人生を振り返って経験したことから感じるのは、ここからのお話なんです。
人は成長して、自分自身である程度行動ができる、または独立して生きることになったとき、この当たり前が大きな力を発揮するのではないかな、ってことなんですね。

シュタイナー教育を学んでいるとき、7歳までの子供は親を絶対として模倣すると習いましたが、本当にそうだと思います。
私は恵まれて、沢山の親御さんや子供たちに接する機会を得ましたが、驚くほどに子どもと言うものは親を模倣しているものだと思いました。
特に年齢が低ければ低いほどそうで、親ができないこと、しないことは、当然ながら子どももできません。

たとえば何事も努力するお母さんのお子さんは、お母さんから見てそうは思えなくても、他人から見たら、やっぱり努力のできる子供であったりします。
反対に、何もしないお母さんのお子さんは、やっぱり何もできない子供の方が多いです。
やれる才能はあるのにやれないのです。

ただし、おこさんの目覚め方によっては、反面教師で物事を気を付けるお子さんが居たり、中には反抗期が育ちすぎてやらない子もいますかた、一概に全部がそうだとは言えないのですが、多くの人がそうでした。
その統計をかんがえるとシュタイナーの言っていることはおおむね正解なんだと思います。

報道なんかを見ていると良く学校や教育機関に子育てを任せてしまう親御さんもいるようですが、やっぱり表面的に学ぶことよりも、大きく影響するのは、生活を共にしている人の生き方なんだなって感じます。

大変なことをやることは人間だれでも大変ですよね。
でも、そこから「それをがんばる」っていう影響を与えるのが、日々のあたりまえなんじゃないか?って思うのです。

たとえば、さっきのお洗濯で言えば、一人暮らしをして、または結婚をして、毎日お洗濯をしなくてはならなくなった時、まいにち頑張れるかそうでないかは、確かに個々の性格もあるかもしれないけど、それ以前に記憶に刻まれた「あたりまえ」なんじゃないのかって思います。

お母さんが毎日やってくれたな、お母さんも毎日やってたな、ってことが記憶にある人は、なんとなくですが「よし、がんばろう」って、大変さを自分の生活の当たり前にしていく努力ができる気がするんです。

けれど、そういう記憶がなく、親もめんどくさいからとかってやってなかったとすると、やっぱり「面倒だから」「親もやってなかったし」って、がんばる努力をしない気がするんですよ。
しかもできないんじゃなくて、しない。やりたくない気持ちに負けちゃうというか、面倒とか眠いとかって欲求に負けちゃう気がしてたりします。

ある所で、若い子がお友達に「自分の家なら自由だよね。だらだらできるし」と言うのを聞きました。
正直、私はその子はどこに行ってもダラダラするんだろうなって思いました。

なんというか、好きな人の前で最初の頃だけきちんとしている人って多いじゃないですか?
あとからどんどんいいかげんな?それとおんなじ感じといいますか。

でも、私、思うんですよね。
ある程度、気は許しても、普段からいい加減じゃない生活のできる人は、どんなに月日がたってもいいかげんにはならない、って。

逆にここだけならいいでしょ、って普段からやってる人、家の中だからってダラダラしてる人は、どこに行っても、誰の前でもいいかげんになっちゃう気がします。

だって、結婚って、そういう「家」になっていくわけじゃないですか?
その人が家って認識したら、そんな風にいいかげんになるのは目に見えてますよね。

美しさのある生活を創るには、やっぱり日々の当たり前がだいじだなぁって思います。
そういう努力ができる、美しさをつくる努力のできる気持ちを育てるために、とっても大切だなぁって思います。

生活だけでなく、優しさとか思いやりとか、そういう気持ちの当たり前もおなじだなって思います。
だから、生活の中で、どんな言葉や考え方があるかってことはとても重要なんだなって思う。
その当たり前が新しい当たり前を創っていくからです。

こんなん書きますと、あなたのお家はどんだけちゃんとしてるわけ?って言われそうですが(・。・;
普通の、というより、普通よりもぜんぜんくだけた家かと思います。
甥っ子は男の子ですし、言葉も行動も荒いと言えましょう。

でも、妹親子のすがたをみておりますとね、他のお家と比べても、愛情が深く、笑顔が多い家だなぁと思いますのですよ。
しかも子どもがその笑顔や愛情をしっかりと感じているのがわかります。

他のお家より貧しいけれども、その中で生きるための術や工夫、子供が楽しんで生活できるように親の努力が生活の中にしっかりとあります。
親が子どもや家族のために手を動かし、心を動かす姿があります。
そして、何よりも親がこどもにしっかりと語りかける姿があります。
一緒に冗談を言い、遊び、学ぶ姿があります。
それは思い返せば、私の父や母もそうでした。


わたしもいいオトナの人間として、出来ずとも努力のできる人間でありたいなと思いますし、家族に小さい人がいるので、美しい当たり前を過ごせる人でありたいなと思っています。

よーし、がんばろ~。






ブランケットとロングスカート*そして防災

2011-10-26 | KOFUKU日記


おはようございます。
今朝はこちら南国もかなりの冷え込みでした。
やっと陽が射してきて、朝からお洋服を着せても震えていたちびっこたちも、今はお庭の平台の上で日向ぼっこ中です。


こういう時は相方さんのこだわっていた木の特性が生かされますね。
木肌はぬくもりがあって、陽が当たるといい感じに温まってくれますから。
ちいさいさんたちが冷たい思いをせずにありがたいです。

 
《ぽかぽかになってきたお~(^◇^)》


今朝は本当に寒かったので、カンナちゃんも私もロングスカートです。
ソックスにウォーマーを重ねて、カーディガンを羽織ってスタンバイ。
でも窓は小さい子たちがすぐお庭に出られるように開けているので、防寒用にひざ掛け用にハーフブランケットを出しました。
ちびさんたちのお座りスポットもベッドにフリースケットをかぶせて、温かく
我が家はすっかり秋冬モードです。
でもちび達のちっさい兄ちゃん、風の子さんの甥っ子ちびくんはまだまだ半袖の制服で登校しています。
若者はやっぱりちがうわね(笑)

私は療養中で家にいることもあり、お掃除とお料理と庭仕事(成長観察・笑)をさせて頂いてますが、やっぱり最近は温かいお料理がおいしいくなってきましたですね。
一昨日は日中が温かかったので、すこし温度が低めの「福ちゃん風つけそば」を作りました。

ちなみに「福ちゃん」というのは私の事です(*^^)v
甥っ子ちびくんがまだ2歳半くらいの頃、わたしにいきなり「ねえ、ふくちゃん」と話しかけてきたのが始まりで、当時、名前違うよ~と説明しても、甥っ子は一向に納得せず「違うの!福ちゃん!」と言いまして、以来、私は福ちゃんと呼ばれています。
まあ、善い名前なんで気持ち良く呼ばれております。

さて、私のオリジナルつけそばは、中華麺ではなく、日本そばを使って作ります。
つけだしは中華スープがベースの醤油味でごま油をたっぷり使います。
具はゆで卵やもやし、ホウレンソウ、キャベツ、メンマ、チャーシューなどラーメンと同じ具材です。
これがとてもおいしいんですよ。
日本そばと中華スープはとてもあうのです。是非お試しあれ。

夕べは寒かったのでジャガイモとソーセージのグラタンにしました。
先日購入したセットの食器がやっぱり大きさが我が家の人数にピッタリで役立っております。
やっぱり寒いときにアツアツの物は体が温まりますね~。
今日も寒いので何か温かいお料理を考えたいと思っています。
皆様も暖かなお料理でこの秋冬をほっこりすごしましょうね。

最近、関東圏では放射能の影響を懸念されていると思いますが、食についてすこし教わったことを書いてみたいと思います。
まずきのこ類、葉物類は放射能がたまりやすい食品なので産地を確かめることが大事だそうです。
洗うことはとても重要ですが、キャベツや白菜などは上から4枚ほどを取り除けるとかなり減らすことができるそうです。

関東圏では高濃度のセシウム・ストロンチウムが測定されておりますが、それを防ぐにはカリュウム・カルシウムを多くとると良いそうです。
カリウムはセシウムとストロンチウムはカルシウムと酷似しています。
ですからカルシウムやカリウムが不足すると、体が勘違いをして、その骨の隙間にセシウムやストロンチウムを取り込んでしまいます。
なので、常にカリウムやカルシウムを取っていれば、放射能物質が体に入り込まずに済みます。

カリウムはイモ類や木の実などに多く、明日葉やみょうが、きゅうり、パセリなどにも多くふくまれています。
カルシウムは麦に多く含まれ、明日葉、三つ葉、小松菜、パセリにも多ク含まれているそうです。
お野菜が苦手な我が家では、外国産の(特に原発を懸念している国・基準値の高い国のもの)クリームチーズなどを購入して食事やおやつに取り入れています。
どうぞご参考ください。


さて、話は変わって、地震大国日本。
夕べから微振動を感じていましたが、やっぱり今朝、こちらでも地震がありました。
関東で311のもう死ぬかもしれないって揺れを体験している私たちは、すぐに逃げる準備やその後の余震に備える体制を取りました(^_^;)
未だに貴重品とちびさんたちのグッズを常に傍らに置いていないと安心できません。

昨日今日と太陽の影響で磁気嵐が地球に到達していたり、研究者の間では関東方面に震災の時以上の地震のデータも出ているそうです。
マヤの週末説やらなにやらありますが、今や日本はどこが揺れてもおかしくないくらいひずみを抱えているので、備えておくに越したことはありません。
こちらでも、ほかの地域でも火山の活動も活発ですしね。

特に関東方面の皆様は放住んでいる地域が都会で災害が拡大することが懸念されるので、射能の除染努力に加えて、地震への備えをなさっていただきたいなぁ。
私も余震地域を離れたとはいえ、すぐそばに救わねばならない命がある限り、十分に気を付けようと思います。

我が家の仲良しこよしさんたち♪

2011-10-25 | KOFUKU日記


昨日はじいじに送ってもらい、この辺では一番大きい病院で
心臓のエコーや脳のCTなどの検査を受けてきました。
ちょっと気になる症状があって検査になったのです。
結果は今後はさらに気を付けて生活が必要な人ってことでした…(^_^;)
まあ、そうじゃないかと思っていましたが。
結局、ほかの治療も必要で、また新たに検査やら治療やらになりそうです。

と、いうことで、昨日は朝早くから、午後遅くまで大変でした。
何よりも大きな病院は相方さんと悲しいことを思い出しすぎて
気分が落ち込み逆に疲れて辛い症状倍増…(;一_一)
出来るだけストレスを溜めず、気楽に暮らすのが一番だと言われましたのに…。

こんな時は我が家のちびっこたちで和むのが一番であります(^^)
お家に帰りますとちびさんたちが待っててくれました。
もう百年も会わなかったように大喜びで迎えてくれる3匹に癒されます。

我が家のちびさんたちは3匹。みんなロングコートチワワちゃんです。
おかげさまで3匹とも仲良しです(*^^)v


《相方さんのお気に入りのソファで遊ぶちびちびーず
後ろに見えるのはちっさいにいちゃんのお勉強コーナーで、
相方さんの公演作品のセットや原宿で使っていた家具、
なによりも相方さん作の木箱が大活躍しています。》

一番上のお姉ちゃんはとても頭がよくて
人間の言葉をほとんど解する10歳の「ピーちゃん」
金茶に近いレッドコートで綺麗な縦ロールの巻き耳毛が自慢のおしゃまさんです。



誘拐経験や飼い主との突然のお別れや引っ越しを多く経験しているので
とても繊細で人間も犬も苦手ですが、その実、とても人懐っこい女の子です。
お家では他の2匹が騒ぐとこらっ!<(`^´)>と一喝するも、
あれこれと2匹の面倒を見る優しいお姉ちゃんなのです。


2番目はブラックタンがきれいなイケメンわんこの「まろ」くん
9月の末に2歳になったばかりのやんちゃボーイです。

体もがっしりとたくましく、力もありますが、実は怖がりでものすごい甘えん坊君です。
人懐っこくて普段は全然吠えません。ピピちゃんとピーちゃんが大好きです。
骨格や背中の鬣のような真っ黒な巻き毛、
そしてかわいらしい性格が相方さんをほうふつとさせてくれます。
でも顔は私の母にとてもよく似ています(笑)


末っ子はブラック&ホワイトタンのピピちゃん。

相方さんと同じクリスマスイブ生まれで昨日10か月になりました。
最初、故障だらけでこのままでは保健所行きになるかもと引き取った子でしたが
この10か月でほとんどの故障部分は改善されて、大きくしっかりと育ってくれました。
性格は天真爛漫。末っ子街道をまっしぐらです(^_^;)
ピーちゃんとまろくんのまねっこばっかりしています。

なんせ我が家は大の動物好き。
動物が中心にいるお家なので、あちこち、ちびっこたちの為の工夫があって
ちびっこたちは出来る限り自由に過ごしています。
家族にも本当にかわいがられて楽しそうに暮らしていると思います。
もちろんちびっこたちも家族が大好きです(^^)
 
《ちび達はちっさいにいちゃんとじいじが大好き



年齢的なことと暑い中の長旅のせいもあってか、
ピーちゃんはゆったりと寝ていることが多くなりました。
それでもまだまだとっても元気で、最近はちびちびたちの親分さんです。


まろくんとピピちゃんはそれはそれは仲が良くて
よれば触ればじゃれまくっています。
  

まろ君は最初はピピがじゃれていくと怖がって押されまくりでしたが
一度じゃれあいで勝ってからと言うもの、ピピには勝てると解ったらしく
以来、ガンガン攻めてきます。お兄ちゃんパワー炸裂です(笑)


突然負けてしまうようになったピピは最初こそへこんでいましたが(笑)
お兄ちゃんは強いんだとわかったようで、すっかり立ち直り
以来、一生懸命勝とうとそれなりに戦いを挑んでいます。
二人で一つものを取り合ってはそれはそれはにぎやかです。

このピピさん、お兄ちゃん、お姉ちゃんが大好きでなんでも二人の真似をします。

ピーちゃんが吠えれば吠え、どこかに入れば、自分も入る。
転がってごろごろすれば、自分もする。
まろ君が鳴けば一句一言間違わず真似をして鳴きます(笑えます)
しかも、女の子だというのにまろ君の真似をして
お散歩では片足あげておしっこするまでになりました…(・。・;

とにかく3匹仲がいいのでとっても助かっています。
ここに来てからはお茶碗もお洋服も3匹おそろいで
3匹で同じ格好してると見ている方が微笑ましくて(*^。^*)

なんといっても天国の相方さんがこの子たちを見てどれだけ喜んでいることか。
っていうか~、じゃれているとき、子らの真ん中にいて
一緒に元気よくじゃれている気がしますけどね(笑)


さてさて私の療養はまだまだ改善までにかかりそうです。
お医者さんの言うがごとく、出来るだけ心穏やかに、ゆったりとまったりと…
今日も3匹の天使に癒されて助けてもらうことといたしましょう(*^^)v

ゆったりまったりで

2011-10-23 | KOFUKU日記
今日は家族全員がお休みで一緒の朝ごはんを食べられる日。
カンナちゃんが洗い物をしてくれている間にリンゴブレッドを焼きました。



手作りのリンゴジャムをたっぷり入れたケーキブレッドです。
リンゴ類を入れると生地が重~くなるのですが、
バナナを一本よくつぶして入れるとふんわりと仕上がります。
バターの代わりにコレステロールOのオイルをいれてさっぱりした口当たりです。

ミルで自分で引いた豆とブレンドしたオリジナルコーヒーを
丁寧にドリップした美味しいコーヒーの入っているカップは
相方さんの形見で彼がキャンプに必ず持って行っていたもの。

裏側には《スティーヴ》と相方さんが書き込んでいます。
彼はキャンプ仲間にはスティーヴと呼ばれていました(笑)

何でスティーヴかというと、「お月様にようこそ」という作品の初演で
彼がスティーヴという役を演じていて、その時お仲間が観に来てくれて
それから仲間内ではスティーヴと呼ばれるようになったそうです。

でも、俳優仲間には同じ作品の(オムニバス作品なんですが)
「ウォルター」という役がはまり役というか当たり役だったので
「ウォルター」と呼ばれていました(笑)

このカップはキャンプで温かい飲み物が持つように
保温性の高いステンレスのカップを私がプレゼントしたもので
とても喜んでくれて、すぐ名前を書いて大事にしてくれてました。
キャンプに行くときは必ず持って行っていましたし
自宅でもコーヒーは必ずこのカップで飲んでいました。
思い出の深いカップです。
今はそのスティーヴの文字を抱いたカップを私が大切に使っています。

相方さんの愛用の食器類はすべて持ってきていて
自分と家族で大切に日々の生活で使っています。
私は形見だからと処分したり、形見としまいこんだりするのでなく
こうして使うことが彼も喜んでくれると思っているのです。

金銭面や事情があって、やむなく処分せざるを得なかったものもあるけれど、
自分が対応出来うる限りのものはすべて、自分が管理できるものは手元に置き、
残りは相方さんを知っている方で、相方さんのものと理解したうえで
本当に心から大切に、そして日々に使ってくれる人のところに送り出しました。

受け止めてくれた人たちは、新しいとか古いとかではなく、
勿体ないからとか、手に入るならほしいとかではなく、
相方さんの物だからほしい、捨てたくない、最後まで大事にしたい
と、相方さんそのものを受け止めるように受け取ってくれました。
間で動いてくれた人もそのような気持ちで働きかけをしてくれました。

おかげで、相方さんの物は自分が納得しない場所にはいかなかったので
それだけでも私にはとてもうれしいことでした。
ですから送り出した人のところに遊びに行きますと、
生活の中に彼の物が本当に生き生きと存在していて嬉しいです。
我が家にあるものも日々の中で大切にしていきたいと思っています。

 
《今日もまったり》


去年の今頃、彼は一時退院で家に帰ってきていました。
まだ早いけど、ぴーちゃんと紅葉を観たいと言って
小田原で海に行き、大好きだった海鮮料理をたべて
箱根に向かい、富士山に登って、一足早い紅葉を楽しみました。
それが3人一緒の最後のお出かけになりました。

厨子から小田原、箱根は私たちが一番足しげくドライブに向かった場所でした。
本当に毎週毎週、車で出かけましたから。
でも車から降りて観光するということはあまりなくて
本当に最後の最後に初めて観光のようなことをしました。

年を取ってきて、お散歩でもあんまり激しく走らなくなったぴーちゃんが
小田原の公園でお散歩中、突然に風のように走りだしました。
ピーちゃんが自然の中を自由に走るのを見るのが大好きだった相方さんが
「ぴーちゃんが風になった」とそれはそれは喜んで嬉しかったのが昨日の事のようです。

今は向こうで沢山の動物たちを引き連れて野原や海を駆け回っているかなぁ。
そうであってくれたらいいなぁと思います(^◇^)




日々は風のように早く吹き抜けていきます。
先日、そんな時間の流れになんとなく焦りを感じ
「本当にガツッと物事ができなくなったなぁ」
とぼやいていたら妹が
「そんな毎回毎回ガツッとできる人なんかいるの?
っていうか、姉ちゃんは今までがガツッと出来すぎ、やりすぎなんだって。
もう、一生なんもしないで、ぼけーっとしてていいくらいだよ。」
と、言ってくれました。

なんとなく気持ちが楽になりました。
自分で言うのもなんですが、ほんと、小中学生から働きづめの人生でした。
ホント、家族のために必死に働いてきたと思う。

さっき、2億円宝くじで宛てた人がテレビに出てましたが
じつは私はこれまででそのくらいは稼いじゃったりしてます(ホント)

えー?、それなのに、なんでそんなにいつも生活大変なの?
って人は言うんでしょうね~(・。・;

それは、家族とかパートナーとか大切な人の人生や夢を
現実にすべく、稼ぎはすべて使ってきたからで、
自分のお金としては一円も残らなかったのです。

でもそれは自分の人生でもありましたから、
誰かのために使わされたとか一切思ってません。
好きでやってたし、そういう人たちが居てくれたからこそ、
私はこうして生きがいもって生きてこれたと言えるのです。
それこそ感謝感謝でありました。

でも、さすがに一人でそれだけ稼ぐってのは大変でした~。
若いころは生活と命がかかってましたし、
俳優になってからは独立しちゃったんでこれまた大変で。
ずーっと睡眠時間2時間でした。
面倒みなけりゃいけない家族やパートナーがいたから
家の事もやって、仕事もやって、バイトは4つくらいかけもちで。
朝から晩まで必死でしたね~。

だって芸能活動するっていうのはお金がいるんですよ。
まして自分で何かを起こすというのはさらに多額のお金がいることで。
カフェや店をやると人様に支払いもしなきゃいけないし。
本当に忙しくて必死だったから愚痴ったりとか、
寝てる暇なんか、なーんにもなかったですね。

でも私にとっては大事な人たちのために役に立ちたくて必死だったので、
自分の時間がなかったとか、そういう感覚は一切ないですね。
っていうか、そういうときの方が人間はうまく時間をやりくりできると思うし
私の場合、何よりも真剣にやってること自体が趣味や遊びみたいなもんだったので
すべてが自分の時間だったと言っても過言ではございません。
俳優で現役でやってる時も、バイトしてる時も、
店やってる時も、相方のマネージメントしてる時も同じです。
どれも自分には楽しい時間でした。

だから自分の時間がないって表現はどこを探しても見当たらないのですが
それは本当に人として幸せな性格なんではないかと思います。
もうその生き方そのものが自分の生きがいだったので、
ひたすら頑張れましたから、それなりに高給取りでした。
とはいえ、それ以上に必要でいつも全然足りなかったし、
おかげでいつも必死だったわけですが…(^_^;)

でも、カツカツでも、それらの夢が現実にできて
私は他の人から比べたら全然幸せなんだと思います。

まあ、夢は現実にしないと意味ないと思っていましたので
現実にすること自体が夢なのでありましたが。
大好きな人の夢を現実にするっていうのは張り合いあるんですよね。
隣に喜んでくれる人がいるっていうのは、人を奮い立たせますね。

夢は見るものでなく、現実にするもの。
大好きな人の役に立ってに喜んでもらいたい。

この二つの性格が相まって、夢見たことは全部現実になったのです。
だからこれからも自分の願うことはかなうと思っています。

というか、願うのではなく、現実にすることを考えるからかなうのでしょう。
今は、そのペースがめっちゃスローですけどね。
でも、それはそれで、善いかなって思っています。


ただ自分で言うのも変だけど、それだけいろいろ頑張れてた人だから、
やる気の意識とは反対にがんばりが効かなくなって10年
そりゃあ、しょっちゅう自分にイラッ(-_-メ)ともしますんですよ。
しかも、そんな時代を知らない人はまるで怠け者みたいに言うわけじゃないですか?
頑張ってんのにね。精一杯なのにね。それは伝わらない。
人は出来ないっていうのも、それはそれでつらいもんなんですね。

私の母は私以上に人生を周りの人に捧げて生きてました。
そしてもう5年ほど意識も遠く寝たきりなわけですが、
母を見ておりますと、人ってゆっくりする時間が与えられるんだなって思います。

さすがに相方さんがいるときは、自分のあり方は周りにもかかわるので
できない自分への憤りがありましたが、今は私自身もあまり焦っていません。
一人になったことで、焦らなくてよくなった気がします。
今はきっとバランスとる時期なんだろうと思うのです。
今じゃないと取り戻せない何かがあるんだろうなーって思えるようになりました。
ゆっくりと生きる学びが必要な時間なのかなとも思います。

人生は本当に未知で何が起きるかわかりません。
今だって先の事なんかなーんもわかんない。
でも、心の片隅に愛のかけらだけは忘れずに行こうと思っています。


さて、今日は地元の町の結構おおきなお祭りです。
家族は出かけて行きました。
私は犬たちとお留守番中。

今日も自分の精一杯で、そしてゆったり過ごしましょう。

まろぴぴぴの毎日*関東圏の放射能被害に関する記事のご紹介です

2011-10-20 | これからの世界

おはようございます。
今日は穏やかな晴れ、ときどき曇り、
風があって庭に面した山の竹や木々が葉を散らしながら鳴っています。
秋らしい一日になりそうです。

《今日の*まろぴぴぴ*(*^^)v》

さて、我が家は築30年ほどの古いお家でございますが
関東からすれば玄関横と家の裏に結構広いガレージとお庭、
そして2階には6畳のベランダとガレージの上には6畳の屋根続きの星見台があります。

今現在、ここは甥っ子やカンナちゃんやちびっこたちのワンダーランドとなっております。
星見台は椅子や小さいテーブルが置いてあって(もちろん相方さんの形見たち)
甥っ子やカンナちゃんが正面にそびえる桜島や夜の星を眺めたりするのに活用しています。

2階のベランダとお庭は主に、じいじとまろぴぴぴの管轄です。
我が家ではお天気の良い日は*まろぴぴぴ*のために
お庭側と2階のベランダにはネットを張って飛び出し防止策をして
お家に人がいるときは常に庭側の窓は開け放してあって、
まろぴぴぴたちが自由に家の中と外を行き来できるようにしています。
まろぴぴぴはここをそれぞれに自由に出入りして、日向ぼっこをしたり遊んだりします。


《お庭においてある靴棚にかくれんぼ中のピピさん》

 
《家の中からお庭を見る*まろぴぴぴ*》

庭側の入り口には犬用の足ふきマットを敷いてありますが
ときどきお昼寝マットになっています(笑)
窓の傍の籐のバスケットは*まろぴぴぴ*のお昼寝用かごデス。


《こんな感じで使用(笑)》

他にもあちこちにちびっこたち専用のフカフカベッドや
今の時期からはふんわりフリースのハーフケットなどが置いてあります。
ちびっこたちはそれぞれ好きなところに行って遊んだり眠ったりしています。

我が家は基本、ご飯とか生活ペースなど、甥っ子とちびっこ、じいじがセンターの家でございます(^○^)

家の外からお家を見てみますとこんな感じです。


お庭の屋根がある部分には相方さん手作りの平台を敷いてあります。

この平台はシアター夢の街の客席用に相方さんが手作りしたもので
きちんと表面を削ってあるので、触ると表面がつるつるで気持ちいのです。

夏はコンクリートみたいに熱くなりにくいし、冬は冷たさを和らげてくれます。
色もオーガニックのワックスで塗ってあるので舐めても害がありません。

ここで*まろぴぴぴ*はゴロンゴロンと日向ぼっこをします。
私たちも座り込んでは空を見たり木を見たりします。



この平台の素朴な温かさは相方さんそのものだと思っています。
真ん中の白い踏み台も相方さんの作ったもので、
小さい人たちやお洗濯ものを干すとき、とても助けてくれています(^^)
相方さん、ありがとうね~~、助かってるよお~(^◇^)

左はおじいちゃんの部屋(相方さんの思い出の品部屋でもあります)で
その奥はお風呂場や洗面所などがあり玄関に続く廊下で、
右側は甥っ子と妹アムさんのお部屋兼みんなの憩い部屋
その奥は8畳くらいのキッチンです。
この憩い部屋とキッチンにも*まろぴぴぴ*のお水やフードなどが用意されていて
ちびっこたちは自由にお水を飲んだり、ご飯(おやつ)を食べたりしています。
この空間はドアを開けておけば、ドーナツ状に道ができるので
ちびっこたちは家じゅうを駆け回ることができるのです。

これが*まろぴぴぴ*の生活空間でありますが、かなり心地よさそうです(*^^)v
ちびさんや家族たちが出来るだけ自由に、気持ちよく生活してくれるのが願いです。
なので危険や危ないものを食べたりしないように
できるだけ気を配って自由に過ごせるようにしてあげたいなと思っています。


「自由」と言えば、地震や原発被害への恐怖心から
体調まで崩しこうして移住避難に至った私ですが、
場所は移れども一度身に起こった恐怖感というものは
なかなか消えるものではないんだなと実感しています。

今でも、少しでもぐらっとしたり、地震情報の様な音が流れるとホントに怖いし、
場所は離れたとはいえ、家族の中に自分で身を守れない動物たちや
まだ小学生の甥っ子や20代前半の女の子などがいると
過敏にならざるを得ない自分がいます。

目に見えない危機で、はっきりとした情報が伝えられていないので
それを信じる人や、気にしない人は気にしないのでしょうが
やはり愛する人を白血病で失くした私は同じ病気になる原因が
作られていることに憤りを隠せません。
死を目にした私には他人ごとではないのです。

だから、できるだけ、お子さんがいる方には特に
危険を避ける努力をしてほしいと願っています。

今日はご友人がチェックしておられた記事が気になったので皆様にご紹介です。
よろしければアドレスをはっておきますのでチェックしてみてください。
他で観られない方もいるかもしれないので、全文を載せておきます。

皆様がいつまでも健康でいられますように祈りを込めて。


《木下黄太さんのブログより》
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/040bdac0ea93de75aac99bd3bf8dc957?__from=mixi

アルジャジーラが伝える「首都圏で放射性物質による健康被害がはじまっている」
2011-08-20 12:31:24 |

福島第一原発 放射性物質による健康被害は、首都圏でおこっていることは、
色々なシグナルが出ています。僕のところにも、十人を超える医師からの懸念が伝わっています。
こういう懸念を持つ人々の懸念を、僕も、「放射能防御プロジェクト」も共有化したいと考えています。

医師や歯科医師、医療関係者の皆さんで放射能による被害の兆候感じたり、
心配をされている方は、メールなどで情報をお寄せ下さい。
情報のみならず、連携して行動することが大切と思います。

下記に引用しましたが、アルジャジーラの取材に対して、千葉の柳沢医師が

「子供に、鼻血が増えたり、インフルエンザのような症状、下痢がつづく状態がみられる。
放射能によるものとみている。。
これまでの、身体についての医学的知見では説明のつかない状況に直面している」

と話しています。

こうした言説が、明確化し、出てきたのが、全世界のメディアの中で、
原子力に依存する発想を持つ必要のないテレビ局で、
なおかつ取材情報レベルが世界標準よりも高い「アルジャジーラ」というのは、興味深いです。
諸外国の、特に欧米メディアが、この流れに続いて参入してくると僕は思います。

そうすると、日本のメディアの後進性、今回の事態に直面しないマスメディアの
組織的硬直さと記者たちのふがいなさが明確化して、僕はよいと思います。

こういう懸念を伝える事が記者の最もすべき仕事であって、
それをしない人は、記者としての根幹がないと僕は思います。

自国に起きている健康被害の兆候をいちはやく細かく伝える事が、記者としてすべきであって、
それよりも優先されることなど一つもありません。しかも子供のことです。

僕のブログを何のために、メディア関係者は読んでいるのだろうかと疑問に思います。正直、馬鹿かと。
こういうインタビューを先に海外の、しかもアルジャジーラに流される恥を知ったほうがよい。


さて、イタリア在住の邦人からは、次のような情報が寄せられました。

「北イタリアのロンバルディア州(ミラノのある州です)で
チェルノブイリの事故前に200例だった先天性白内障の症例が3000例に増えた。
その後数年でまた減って行ったためチェルノブイリの影響とわかった。」

「1991年生まれの彼のお子さんが先天性白内障で、
生後2年間も原因がわからないまま盲目だと思われていたそうです。
診断がついた後で手術をして見えるようになりましたが、
成長に応じてレンズを入れ替えるため何度も手術を受けなければならず、
今年20歳で最後の手術を受けるそうです。」


症例の数はおっしゃっている話なので曖昧な点もあるかも知れませんが、
かなり増えている事は事実です。

なお、例えば、イタリアのセシウム134とセシウム137の合算降下量は
チェルノブイリの時に平均6,500Bq/㎡とされています。

東京は、「放射能防御プロジェクト」」の調査でも平均30,000Bq/㎡を超えています。
まずこれで今の東京はチェルノブイリの時のイタリアの約五倍、セシウムが降下しています。

しかも、これは、動くホットスポットの巣鴨の60,000Bq/kgは入れていない平均値ですので、
これを入れればさらに東京の平均値は二倍から三倍になります
(チェルノブイリではこのような最大値や動くホットスポットはカウントされています)。

このように考えると、チェルノブイリの時のイタリアのセシウム合算降下量(平均)と、
今回の東京を比較すると、十倍から十五倍も多く、
合算したセシウムが東京に降下している可能性があります。

ちなみに西ドイツは、セシウム合算の降下量の平均は6,000Bq/㎡で、イタリアよりも少し少ないです。

東京が、チェルノブイリの時の、イタリアや西ドイツレベルの対応を続けても、
顕著な健康被害が回避できる担保はありません。降下量が違います。

まして、何も考えていない人々は、追い込まれる可能性が高いと僕は思います。