KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

“姫”なリトルマーロゥ

2009-06-30 | 夢の街手しごと工房
仲良しのダウン症キッズ、裕王子は私やカンナちゃん「姫」とお呼び下さいます(^^)

でもね、実はそれには理由がありますの(笑)

夢の街では壁に米澤さん手作りの聖画の入った額なんかが飾られていたり、マリア様グッズが売られたり、製作品のモデルにもなっていました。

裕王子はそれを観て「姫」とおっしゃるんです。
マリア様ってお姫様な感じだったんですね~。
で、そこに居た人だから、あたしたちは「姫」なわけ(笑)

夢の街の環境がそのようなイメージを与えていたんですね。

特にシュタイナー教育を取り入れていますと、天使さまや神様って言葉が一杯出てくるので、店内の雰囲気とあいまって、ときどき皆様から「キリスト教なんですか?」と聞かれたりすることもあります。

そうかと思うと、季節を大切にしてますから、盆も正月もあるわけで、ましてや、ニックネームが「あんじゅ」だと、「仏教なんですか?」と。。。(^^;)

そのような質問があることがあるので、皆様のご安心のためにご説明申し上げさせてくださいね。

えと、夢の街カンパニーの企画のなかに「宗教」はまったく入っておりません。
どの宗教を擁護することも、勧めることも、否定もいたしません。

それぞれの真理を求められるお姿や思い、また理念などには、深い尊敬を持って見つめております。

それらからにじみ出てくる愛を持つ方々と、宗教や人種やたくさんの愛すべき違いを超えたところで生まれる、人間的な、地球的な、宇宙的な、あたたかな愛の交流を大事にしたいと思っています。


「夢の街カンパニーではそれぞれの持つ美しさの基準を大切にしている。」

これは昨日も、そして何度もブログにも書かせていただいたこと。
この、私らがきれいだな~って思うことの中に時々、宗教的なかほりが漂っちゃったりすることも確かにあります。

それは、本で読んだ、聖なる人々のお話からの感動であったりもするし、その聖なる存在そのものにも興味を引かれたり、きれいーと思ったりします。

私やカンナちゃんはマリア様や天使の存在が大好きだし、反面、観音様や美しいお地蔵様を観ても、その優しいまなざしに感動します。

ですから夢の街てしごと工房のブランドでは「マリア様」「聖人」をテーマにした作品やアクセサリーも作られています。
けれど、宗教的意義とつながるものでは在りませんし、ましてや勧誘などのためにあるものではありません。

それは美であり芸術的意識の上に存在するものです

私たちは聖画やキリスト教系グッズも仏教系の楽器なんかも大好き。
ネイティヴアメリカンやアイヌなど、伝統的な神様などの存在にも心惹かれますし、何よりもそこから生まれた数々の文化を愛しています。

リトルマーロゥの中に入って、そんな宗教的なかほりのするものを発見しましたら、

「あら、ここは何か宗教やってんのかしら?」

とご心配なさらず、

「こーいうのが好きなのねえ」「アラ、きれい」

とシンプルにご覧くださいませー(ぺこり)


日本は、美しいものであふれていて、その上にそれぞれの美しいと思うものを身に着けたり飾ったり出来るようになって、ほんとに素敵な平和な国になりました。

たくさんのものがあふれてるのは、それだけそれぞれの存在に対する疑念や問題や差別などという壁がなくなってきたからだと思います。

たくさんの思想や宗教も、大きな星の中での、それぞれの文化として、美しさとして感じられる、そんな私たちで在りたいと夢の街では願っています。


ちなみに写真は、米澤さんの作った白い額と聖母子の聖画
宗教より以前に、慈愛と美しさを感じます。

私たちはこのような美を愛しています(^^)

何でもやっとくもんですな(^^)

2009-06-30 | KOFUKU日記
今日は日本ダウン症協会の事務局まで封入のお手伝いに行かせて頂きました。
こんな私にお声かけ下さる、事務長の中塚さん、そして大坪さんに心から感謝しております。
本当にありがとうございます~。

さてさて、封入作業ですよ~。
封筒に書類入れて~、表にシール貼って~、そして封してぇ。
私、こういうチマチマっ、もくもくっとした仕事が大好きなんですよね~。

「もー、こんな単調な仕事なんかやってらんない!」

っとかおっしゃる方多いんですけど、あたしはめっちゃ楽しい(笑)
一人作業って別世界に飛んで行けるし、最高でございますー。

ま、たぶんにコレは幼き日の環境に起因するかと。。。(またか^^;)

えー、うちの実家は私が幼いころは珍味を専門とする製造卸販売の会社をやってました。
ピーナッツ屋さんですね~。
ピーナッツ屋さんと言えども、働いてる人が50~100人居たみたいですから結構大きな会社だったんですね。

ところが運命とは不思議なものでね~、いいときもあれば悪い時もめぐってきちゃったりねえ(^^;

父が一番目をかけていた社員さんで、父の親友さんが居たんですよ。
その人が独立することになりましてねー。
父は喜んでお店を出してあげたわけです。ハイ。
そしたら・・・・・
そう、知らない間にお得意さんを全部持っていってしまった。
つまり乗っ取りですねえ~(--;)

まあ、そう言う事があって、親に先立たれ、親戚からいじめられ、もともと苦労に苦労を重ねて生きてきた父は、自分で仕事を始めてやっと人を信じられる様になったのでしたが、結局、その「信頼」と「友情」を利用されて、一番信用していた友に裏切られたわけです。

結果は「無気力になり働けない」、
「創りあげたプライドを下げられず、誰にも頭を下げられない」、
そして「誰も、家族すら信じられない人」の誕生でした。

そんなこんなで会社の規模はみるみる小さくなり家内工業になっていくわけです。
そして珍味に加え、同居のおじいちゃんがやっていた菓子製造業(駄菓子屋さんへの菓子卸行)へと転身。

そして、父が働かないですから、当然家族が働かなきゃいけません。
おかげさまで私の職歴は小学校からです(マヂですよー)

珍味って言うのはデスね、最初はおっきい缶に入ってるんですよ。
それを袋に入れて、そしてはかりで計って、それからシーラーって言うアイロンみたいな機械で封をするのです。
このシーラーがねえ、うまく押さないと、ビニール袋が解けちゃって大変なのです。
失敗すると解けたところがチーズみたいにびょーんってね(笑)


菓子製造業って言うのは、主に綿菓子を製造してました。
あ、でも縁日とかでやっているテキヤさんとは違います。
なんせ父が「社長」だったってプライド下ろせない人でしたから(^^;)
製造した綿菓子を小さな袋に入れて、駄菓子屋さんにおろすんですよ。
でもまたコレが大変でしてー。

まず砂糖を買ってくるのが大変なんですよ。
ざらめをね、10キロとか20キロとか買うわけですから。
当然、うちら、子どもたちが買いにいかされるんですな。

アタシ、3000人居る、当時日本で一番大きかったマンモス校の小学校きってのチビでしたからねえ。
(本当です。ランドセルが一人で背負えず、5歳で作ったワンピースが5年生まで着られたという筋金入りのちびっこ)

いや、重いっつか、歩けないっつのー!(^^;)

そして、綿菓子製造機を回すわけです。
そっから2,3時間たちっぱなしで棒にくるくる綿菓子を巻き取っていくわけですよ。

皆さん、綿菓子ってどうやって出来てるかわかります?

綿菓子機械の真ん中は小さな穴の開いたおなべみたいになっているんです。
そこは常に火で熱されていて、それが高速で廻ってます。

そこにざらめを入れますと瞬時に溶けて押し出されるわけです、穴からね。
それが冷えてあんな風に糸状になるんですね。
それで綿みたいになる。

つーまーりー、穴から飛び出た時は溶けたロウみたいなもんですわ。
そこに手を突っ込んでー、巻き取るわけですよ。

時々、暴れん坊のお砂糖君が居てー、手を襲撃するんです。
例のメルトシュガーが。
熱いっつーの!!(笑)

それをね、均等にきれいにね、受け取って、即座に袋に入れて、シーラーで押して、それを大きな袋に40個くらい詰めるのです。

いやいや、この袋詰めもかなりたいへんなのよ。

だって相手は綿菓子さん。
コットンキャンディーって言うわけで綿みたいなものですから~、力入れるとすぐぺちゃんこになりますんで慎重を要するわけです。
でもスピードいのちだし。
テクがいります。

まあ、そんな仕事を小学校からしてた訳です。
言っときますけどー、「お手伝い」じゃないです。
はっきり言って「仕事」です。

もー、足が痛いとか腰が痛いとかー、何かにつけ仕事をしない父でしたから、替わりにやってたんですもん。
当然学校休んで。
って言うか、身体が弱かったんで、トータルで3ヶ月くらい休む子では在りました。

でも苦しくても仕事はしてました(笑)
だって生きていかなきゃいけないもーん。
親がお金作らないなら、自分で作らないとねえ(^^;)

でも、やっぱりね、なにかと大変でしたねー。
お金稼ぐ、生きてくってのは大変です。
ほんと働く皆様、ご苦労様です。
特に家族を養っている方にエール、送っちゃいます!

話は戻りますが、この綿菓子製造、夏とかは昼間は暑くてお砂糖が機械に入れる前に溶けちゃうんで、夜中に仕事するんですよ。
大体12~1時くらいから3~4時くらいまで。
それで朝日が昇る前に車に積んで出発して、午前中の早い時間に商売をする。

それはさすがに父と母がやってましたけどね。
小学生じゃあ、免許無いですし(^^;)
運転できたらしてたかもしれませんが(笑)

ちょうど弟が生まれたころは、さすがに父が製造して、あたしは毎晩夜泣きするオトートを抱いたり、背負ったりして面倒見てましたね。
他の兄弟はどー言う訳か、一回眠ると起きない体質だったので(^^;)
3年生からは家族のおさんどんをやってまして。
あかんぼからおじいちゃんまで年代別にご飯作って、離乳食作ってー。
ぶっちゃけ、小学校で主婦の苦労は全部終わってますね、アタシ(笑)

それがどういう訳か学校でバレましてー(^^;)
「学校こないで家で仕事していた!それは悪いことだ!」
とか、今じゃあ信じられないくらいの激しさでいじめられましよお~。

でもねえ、そんなこといわれてもね。
こっちも命かかってますからねー(笑)

夜寝ないから、学校で眠くなるわけですよね、当然ながら。
でも、その時の担任の先生が子持ちの女性でいい人だったので
「彼女は毎晩大変なんだから寝かせてあげなさい」と。

おかげで当時のお勉強の内容は何も理解できてませんが、先生には感謝しています(爆)

イヤー、振り返ると大変だったんだなあ~、とか思ったり。

でも、いいことも一杯あった。

あかんぼの弟と見た夜空はめっちゃきれいだったし。
朝日が昇る前の景色を車から見られたし。
毎日、300円で7人分、色々工夫してご飯作って、喜んでもらったしさあ。
アタシが仕事してみんながご飯食べられて、学校にも行けた。
(実際は何とかなってなかったんだけど^^;)
仕事場で毎日、みんなに歌ってと言われて演歌から、懐メロからミュージカルソングまで歌ったなあ~。
おかげでアタシはミュージカル女優になりましたとさ(^^)

そして、一番良かったのは、そんな細かい、単純な仕事が私には何の苦にもならないで居られること。

根気の要る単純な作業ほど自分の中に楽しみを見つけられる。
それは、あの日々があったからだ。

「なんでも経験しとくもんやね」

中塚さんが私を見てそうおっしゃってくだすった。

はいー、私もそう思いますです!
何でもやっとくもんですねえ(^^)

三つ子の魂百まで。
芸は身を助く。

まことにー。

きっと経験は身体と心がずっとずっと覚えてるんだな。
その時、善いことだった事も悪いことだったことも。
そしてこの毎日の中で私がより良く生きるために生かされているんだな。

明日で6月も終わり。
どんな7月になるかなあ~。
そんなことを考えながら今日も楽しくお手伝いできました。

神様、ありがとうございます。
感謝、感謝


自分のなかの美を信じる~大切なこと~

2009-06-28 | KOFUKU日記
原宿・夢の街

大きな尽力と理解があると信じて、私たちのすべてをつぎ込み、すべてをかけた場所でした。

大事に大事に一つ一つを自らの手で創りあげて行き、まだ完成にも至っていなかったあの場所。

まったく予期しない状況で閉店・解体が決まった時のショック。
それに加えて会社清算決定後の経営者とその弁護に廻る方々の「経費を会社のためだけに使ったなんて信じられない」などと言う、誠心込めて、時間も持ちえるものも、すべてをささげ、仕事をしてきたものへの侮蔑とも取れる言葉をはじめとする暴言による、無意識な言葉の暴力。

本当にここまで一緒にやってきて、誰より状況を解っているのによくもそんなことが言えたもんだなー、と今も思います。
ほんの少しでもこちらへの思いやりを持って考えてくだされば、それがどんなにひどい言葉なのかわかると思うけれど・・・

信頼の名の下になされていた事業や、それぞれが差し出したものを侮辱し、ないがしろにし、やってきたすべてを汚す様な心無い数々の言葉への憤りは、多分いつまでたっても私たちの中から消えることはないのでしょうね。

けれど運命の輪は廻り始め、そこからは別の場所で新しい人生が始まりました。

原宿のことは言われてることもされてることも、悲しくも悔しくも在りますが、起こったことのすべては弁護士さんにお願いした時点で手放し、(憤ることはきっとこれからも多々あると思いますが、、ーー;)新しい道を歩み始めようと思ってます。

だって原宿の夢の街は本当にすばらしい場所だったから。
閉店に至るまでの美しい時間の思い出を大事にしたいと思っています。

そして憤りを手放した以上、向こう側にいる元経営者様方にも新しい道が開けておられればいいなと思ってます。


まあ、よく、どの辺を怒ってるの~と聞かれるのでかいたんですが、上記のような理由ですね。
自分たちの誠実を知りながら、それを疑いの言葉で汚されたからです。
それは信頼に対する一番の裏切り行為だったからでしょうね。
昨日もカンナちゃんと話してましたが、「ホント、良くそんなこと言えるよ」って感じなんですもん(笑)

つまり、私たちの一番大事にしている「真実」や「愛」や「信頼」をぼろぼろにされたからでしょうね。

でも、もういいんです。ほっときます。
だから皆さん、心配しないでくださいねー(^^)

私のやるお店ってのはお金はたくさん儲からなくても良かったんです。
いつかトントンになってけば。それには時間もかかるんです。
それよりもまず大切なものをはぐくむ場所でなくてはならないと思う。
本当は原宿もそんなところだったはずでその事は理解されてたはずなんですけどね。
今も残念でなりませんが。まあでも仕方ないですね。
相手の心持がそんな感じだったんでしょうから。
それは私たちにはわかんないですからね。

実際、洗足では原宿でやっていたような資金がなくては出来ないことは何一つ出来ません。
本当に出来ることを出来るだけやっていく感じで、今の状況は事業とも仕事やるともいえないです。
でも原宿でやるべきだった、そしてやりたかった本当に大事なことを進めて生きたいと思ってます。
愛と真実と調和。その融合。

昨日、その一つの愛の形が生まれました。

これらを形にしていくには、私の中の想いというものがはずせません。
きっと、ここには私を応援してくれたり、リトルマーロゥに集ってくださる方が多く訪問してくださると思うので、そんな気持ちをお話したいと思います。
しっとりした雨も振ってますしね(^^)

これは自分のなかにある感覚のことなんですがー。
あくまでも私の感覚だけに寄るんですけど、大事にしてる事があるんです。

私が大事にしていること、それは物に対しても、心や行動に対しても、自分の美観を信じること、その世界観を愛する事なんです。

だからと言ってその美観に関する強要と言うものはまったくありません。

よく父が言っておりましたが、芸術とは批判や評価をするものでなく、天に向かって両腕を広げ、その世界を抱きしめることだ、と。
決して判断や評価をしてはならない、その時、それは芸術でなくなる、と。

つまりは、技術的な良いか悪いかで観ずに、心のなかの琴線をはじいてただ感じよ、と言うことだと私は受け止めております。

私は自分の美しいものを信じ、そして自信を持って発信することに意味があるなあと思っています。
その感性からやりたいことも、創りたい物も生まれます。
そしてそれをベースに何かを創りあげていきます。
原宿夢の街も洗足リトルマーロゥもそうですね。

ただだからと言って自分の感性を一番にしろとか、理解しろ~とかは言いませんよ(^^;)

特に今回でいいますとね、レッスンクラスに参加の皆様は親子さん共々、まず場所の空間美を感じる事よりも『心の解放』を行う場所との遭遇、と言うような大事な意味があると私は感じているので、空間の美しさなどに気付いてもらう事は二の次でいいと思ってるんです。
(みんな、すぐ気がついてくれますけどね^^)

原宿夢の街の説きもそうでしたが、小さな子どもやピュアな魂たちを迎える以上は私たちも置いてあるものを時にはぐちゃぐちゃにされたり、壊されたりをある程度、覚悟の上で置いて置いたりしているんですよね。
なんせ子どもたちは触りたい盛りだし、そこにあるんだからまずは触りたくなっても仕方ないですもんね(笑)

多分、私が子どもだったら絶対そうだし。
それをただ「そんなことしちゃ駄目だ!」と言うのは、うちのぴーちゃんに「ワン!」って言うなってのと同じですからね。
それは酷ってもんです。

でも大事なものがある、と言うことを繰り返し伝えます。それは絶対に。
それはぴーちゃんにもそうです。
それはいつか「これは大事にしなくちゃいけない、だから壊しちゃいけない」って認識になると思うんです。

大事なものがある空間、壊れるものがなかったら、それらの大切さはわからない。
壊すことから壊さない大切さが理解できるし、人を傷つけるからこそ思いやれる。
私はそういうものを大事にしたいのです。
本当に大事なものは出さなきゃいいのですよ。うん。

そんな中で、それでも空間美をまず最初に創ろうとするのには、やっぱりコレも私の中に想いがあるからなんです。

自分の周りにある美しさや静けさや調和と言うような安心出来る空間(環境)というものは自然と心や身体に染み入って、いつしか自分の意思で目や耳や身体、心を使ってそれらを感じたり、受け止められる様になるんじゃないかなーと強く感じているからなんです。
そしてそれがとても大事だなー、とも感じています。

これは私たち子どもに対しての母の素晴らしい在り方と実家全体がアンティークショップを兼ねていた様な家だったこと事に起因します(笑)
でも今はそれがすごく良かったーって思ってるので、私の美観のベースになっています。

またリトルマーロゥに工房の雑貨を求めて来られる方や安らぎを求めて来られる方は、まず空間美に目を留められ、感じてくださり、今度は空間の美しさから心の解放をする事ができるとも思っています。

私は今まで何をやっていてもそんな場所創り、空間つくり、心のあり方ををつねに目指しておりました。
俳優でいるときも、今も変わりません。
そういう意味でリトルマーロゥは本当に最高だと思っています(^^)
本当にこの場を与えてくださった先生や皆様に感謝、感謝です!

またダウン症やハンディをお持ちの皆様の言語に深い造詣もないまま、私自身の経験のみを信頼して頂いてこのような場を頂けました事は本当にありがたいと感謝の気持ちがあふれるばかりです。

私の人生の根底にあるものは『芝居』であり『役者』であることです。
それは生きることであり、愛であり、疑いのない真実でもあります。
私の行う事、思うことの総てはこれと連動しています。

中でも言葉や音楽、ダンスや絵や文学など芸術の存在は大きく、また大きな力を持っていると思い、意識を自然とそこに向けて生活しています。

私はクラスをやっているとき、そして舞台に立っているとき、歌っている時、つまり自分の身体が心底から「芸術活動」を行っている時、もっとも壁のない、開放された状態になります。
つまり嘘が何にもなくなり、やることのすべてが信実になるんです。
それが私の持ってきた才能であると色々な経験から、そう勝手に理解しております(^^)
言葉や声を使う事は特にです。
勝手に理解だけど、確信でもある。

この揺るがぬ理解と想いからから私の手仕事クラスが生まれ、言葉や演劇のクラスが生まれ、ハートセラピーが生まれ、これまで多くの方と一緒に時間をすごしてきました。

どのクラスにも共通することは総てを通して『何かが解放』されること。
つまりは楽しんだり、安らいだり、自分が気持ち良く満たされること。
これはそうですね、「自己への許し」という言葉も当てはまるかも知れませんね。
自分が楽しめると言うことは、苦しみから解放されてるってことだから。
満たされている時、人は幸せだと思います。

だから私は「学ぶ」と言う行動もとても大事だけれど、真剣に遊ぶ事もとても大事なことだと思ってます。
楽しさや喜びから真実に向かっていく。
それが私特有の「学び」の方法でもあります。

なんせ私の座右の銘は「人生それこそがミュージカル。今日も真剣に遊ぼう!」なので、仕事も真剣な遊びだと思ってるんですよ(笑)
だってやりたくない仕事なんかしたことないし。

あ、誓って言いますが、これは「やりたくない事をしたくない」のではなく、仕事受けたからには「それをとことん愛する」って事ですからねー。

でも、喜びを知ることで悲しみを知り、また逆を体験することで多くを知ることが出来ます。
だからこの世の中にはやって駄目なんてものは何もないと思う。
その体験から理解や変化やたくさんのものが生まれるなぁって感じています。

なのでー、私のクラスは小さいこどもたちがいるほど、親子同伴で参加してもらうことが多いです。
一緒に遊んでほしいんですよね。
もちろんこれも強制ではありません。参加しなくても見ていてもらえたら嬉しい。
そうですね、理屈で理解するのはお母さん担当って感じでしょうかねー(笑)
そんでもって親子で楽しんで、スキルを家に持ち帰って、またそこで楽しんでもらう。

私は家族の力や友情の力を信じておりまして、家庭の中を天国にすること「幸せ地球家族増加計画」推進者でありたいと思っていましてー(笑)
こういったクラスはそのプロジェクト推進の一角ともいえますね(^^)

とにかくただひたすら遊ぶんですけどねー。
でも繰り返しの中からきっと何かが身について、遊びの中から発見があると信じています。
こんな想いを持って、クラスを開催させて頂いています。


環境と言うものは多かれ少なかれ人に影響を与えます。
自分の創るものは自分が愛する、揺るがぬ物でありたいと思います。

自分の美を愛し、信じることは、その周りにある違いを知ることです。
決して排除することでも、拒否することでもないと思う。
この地球に私が存在するように。

みんながいて、違いがあってこそ「世界」
そんな世界を私は、私流で愛していく事が、この頂いた生命と言うギフトを生かしていくことだと感じています。

愛と真実。
自分の内に輝く善と美。
それが私の大切なこと。


写真はコトコトバのお話の時間の様子から。



楽しい言葉を話したくなる魔法のクラス「コトコトバ」(^^)

2009-06-28 | 夢の街手しごと工房
今日は優しい雨が降っています。

昨日、明るい太陽の陽かりと一緒に、ダウン症を持つ子どもたちとお母さん4組と一名のお母様がリトルマーロゥに集ってくれました。
このリトルマーロゥで私がシェアする☆演劇的ボイスレッスン「コトコトバ」☆の体験会に参加してくれたのです。

この「コトコトバ」は私の持つ演劇的な要素とシュタイナー教育や幼稚園での介助、たくさんの経験から学んだことを中心に、歌やシアターゲーム、手遊びや素敵な言葉、時にはマッサージや手仕事などなどを体験しながら、心の底から楽しみながら、目一杯遊びながら、そして学びたい人にはしっかりと技術を伝えながら、ボイストレーニングにつなげていき、みんながいつも楽しく話せるように、そして発音できるように手助けしていくコトを私自身の目標とした会なのです。

原宿・夢の街で開催していたスペシャルニーズの子どもたちのクラス、健常児のお子様のクラス、たくさんの芸術クラスと出会った人々。

そこで子どもたち、お母さんたち、そして多くの人と触れ合い、いつか自分の持つ才能の中から人と家族の幸せにつながっていくような何かが出来たらいいと願ってきました。

その私の中にある「地球人幸せ計画推進プロジェクト」の一つがコレともいえますね(^^)

つまり今やってることは仕事ではなく「魂の求める働き」、つまりライフワークであり、そして「愛のシェアリング」です。

その記念すべきシェアリング一日目にたくさんのご家族が参加してくださいました。
皆様、本当にありがとうございました。
とにかく楽しかったです。

私のクラスはどこで誰とやっててもみんなで「真剣に」そして「遊ぶ」事を大切にしてますので、昨日もみんなで遊びまくりましたー!(笑)

私のクラスはこどもさんが小さければ小さいほどお母様にご一緒に参加をお願いいしていますが、もちろん強制ではありません。
一緒にその場にいて頂けるだけでもOKなのです(^^)
お母さんたちにスキルを覚えて、おうちでも一緒に遊んでほしいからです。

昨日参加してくれた子どもたち、ゆたかくん、ゆうすけくん、まもちゃん、あきちゃん、個性豊かでほんとに面白いの~。
いやいや、いい、いいですよ~、あなた方、最高でっす!!
LOVE!です!
お母さんたちも負けずに本当に面白くって、本当に楽しかったです(^^)

いや~、笑った、笑った(^^)
笑うって素敵です。

写真はそんな楽しげなクラスの様子です!
こどもたちがかわいいでしょ~(^^)
ほんっと遊んでくれてありがとう~。

さてそんな昨日の楽しいワークショップ、「コトコトバ」の流れをご紹介します。

私のレッスンはボディワークも手仕事も基本に演劇的な要素があります。
歌やお芝居や踊り、絵や光や衣装エトセトラ、それらなしには始まらないのです。
これからもそんなエンターテイメント観を楽しんでほしいです(^^)

《ダウン症児のための演劇的ボイスレッスン☆コトコトバ》

1、握手で挨拶 アイ(目&愛)コンタクトしよう!
2、心ほぐしのシアターゲーム&歌 《アブラハムと七人の子》
3、顔筋トレーニング(お母さんにはマッサージ効果抜群・笑)
4、言葉の話《裕くんとお化け屋敷の物語・リクエストにより即興!アリガト裕君!》
5、発音してみよう!あいうえお(母音法の発声レッスン)
6、お話の時間《読み聞かせの時間・せかいでいちばんおおきなうち》
7、終わりのボディワーク《季節のメドレー・大きく、小さく》
8、さよならの挨拶


大体ここまでで一時間くらいかかります。
言葉の訓練は繰り返しが大切なので、流れと基本の練習は同じで、ところどころ内容が変わっていきます。

お母さんたちや周りにいる方に伝えたいことが一つだけ。

子どもたちは一度で何かが出来るようにはならないかも知れません。
でも必ず彼らの中に変化が生まれて、そしてそれがいつしか芽を出します。
種が自分の周りに在るものをすべて受け入れてお花を咲かせるように。
波が繰り返し岸辺に打ち寄せて、堅い岩をまあるくしていくように。
私はそんな彼らの力を、そして自分たちの力を信じています。
繰り返すことはとても大事です。
だから、この繰り返しの時間を楽しんでほしいです。

今後は大家さんの長谷川先生によるレクチャーやお母さん方のご指導も頂きながら
みんなで楽しくやっていけたらと思ってます!

ワークの後はみんなで持ち寄りでお茶をしたり、遊んだりします。
リトルマーロゥは基本が癒し場、しゃべり場ですからー(^^)
楽しんでゆっくりしていってほしいです。

リトルマーロゥは小さな場所なので、親子様を5組さままでしかお迎えできませんが、出張でのボイスワークショップや個人でのレッスンもお手伝いさせていただいておりますので、私たちにお手伝いできることがありましたらお声かけください。

コトコトバのシェアレッスン、現在の予定は、

毎週土曜日、定期開催 
☆午前10時~11時 中高生と大人の方向けのクラス(定員5組)
☆午後13:30~14:30 小学生4~6生向けのクラス (定員5組)

いずれもご見学可能です。
このクラスが定員一杯の場合、ご希望の方と時間繰り合わせの上、レッスンの開講をさせていただきます。
またリトルマーロゥではどのレッスンも一組さま、お一人様でもワークショップ開催を承ります。
出張レッスンも可能です。
お時間などは出来る限り、ご相談に乗らせていただきます。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

他にスペシャルニーズのお子様向けにはオードリー先生の響きの楽校も開催しています。
こちらもお取次ぎいたしますのでお問い合わせください。


またリトルマーロゥではシュタイナークラフト(手仕事)のクラスも開催予定です。

また、リトルマーロゥ内の夢の街工房アトリエでは、ハンディをお持ちのお子様のお母さんや、お仕事でお忙しいお母さんの代わりに、雑巾や巾着など学校への提出物製作やや、すそ上げやほつれなおしなどの簡単な家庭の繕い物などを承っております。
何かお困りごとがありましたら、いつでもどうぞ。

どうぞどれもリトルマーロゥのHホームページのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせくださいね(^^)

返信に時間のかかるときもありますが、必ず順次お返事申し上げます!


こんな感じでお勤めではなく、マイライフワークがスタートです(^^)
言葉のごとく心の糧にしていき、そしていつかコレらがまた、生きるため(生活を支える為)のベースに変わっていければ一番いいなあと思っています。

今はバイトなんかをやりつつ、工房での製作活動にせいを出しつつ、皆様へのお手伝い程度にしかなってないのですが、いつかは皆様を「支える」様なことも出来るようになれたら幸せです。

こどもたち、おかあさんたち、場所を与えてくださった先生、この活動を支えてくださっているカンナちゃんに米澤さん、たくさんの友人たちにこの場をお借りして御礼申し上げます!

いつもいつも愛と生きるパワーを与えてくれてありがとう!
こころから感謝しています(^^)