先日、お友達からシルクのブラウスのお直しの手仕事を頂戴しました。
その時、お友達になった方がぬいぐるみのパンヤ(綿)を詰めなおして欲しいとおっしゃられ、やらせていただくことにしたのです。
その方はとても優しげな女性で、18歳の息子さんがいらっしゃるお母さん。
手仕事をお受けした時のお話では、ご結婚前のOLさんの時代からお持ちのぬいぐるみで、とても思いいれのあるお品なのだそうです。
中の詰め物がくたくたになって可哀想だけれど、手仕事が苦手なので自分で直せず、そういうお仕事をしてくれるところを探したけれど見つからなかったのだとか。
私は特に「手仕事って苦手だな」とか「忙しくてそういう時間が取れない、でも必要なんだけど、どうしよう」「手仕事の作品は欲しいけれどとても高くて」って方の為に、出来るだけお手軽な価格でお届けできるように手仕事の作品を作ったり、なにかその気持ちのお手伝いをしたいと思って、ショップやお教室を始めたので、そのお話を聞いて、コレはお役に立てるかもと思い、素人仕事でも良いならぜひともやらせてください、と引き受けさせていただいたのでした。
そのぬいぐるみちゃんが今朝届きました。
大きなぬいぐるみちゃんは時代を経て、表面の布地も中身もへたっているけれど、大事にされてきたのが良く解るのです。
わたしの母や下の妹は、私と同じくお人形が大好きです。
実家が古美術商を営んでいるので、時に古い時代のお人形がやってくることがあります。
その足がもげたり、手がもげたりしているお人形見つけると、可哀想にねえ、痛かったねえと大事に修復して、足を付けてあげたり、手をつけたり、かけた顔を直したり、古い着物地を出してきては、ちくちくと新しい着物を縫って着せるのでした。
妹にいたっては、PCを自由に操り、果てはゲームのプログラムカスタムまでこなす超現代的な人でありながら、なんと言うか、コレはもう家系なんでしょうね、自然の世界と、超自然の世界を軽く越えている人なんです。
うん、なんていうか、受け入れる範囲広すぎの人(笑)
なので実世界の常識ボーダーを越えた力を時々放つわけです(^^;)
で、この妹はお人形とお話が出来ます。表情もくるくる変るんだそうです。
普通ね、チャッキーとかね、怖いのを想像しちゃいますでしょ?
でも、これ、うちでは日常です(^^;)
「あー、お人形の何ちゃんが笑ってる~、嬉しそう~♪」
みたいな~(笑)
類にもれず、私も遺言に「お人形は生きています。燃やさないで・棄てないで」と書いているくらいお人形をこよなく愛しているので、その辺の感覚がわかります。
(あ、みなさん、ひかないで~)
確かに今朝到着したぬいぐるみちゃんは「笑って」るんです。
とても愛されてきて、そしてまた愛される為にお直しされるのが嬉しいんじゃないかなーって感じました。
私は縫い物のプロでもないし、好きなだけで全然お上手じゃないかもしれません。
だけど、丁寧に心を込めてお直しさせていただこうと思います。
今朝も先に頂いたシルクのブラウスをちくちくしながら、相方さんに「こういう仕事ってなんて幸せなんだろうね」と話しましたら、縫うのを見ながら相方さんも「うん、そうだね」と言ってくれました。
普段あまり会話をしない二人なんですが、お互いに手仕事や古いものを大事にしているので、その一言でいいたいことの中身が伝わって、同じ思いを持ってくれたんだと思います。
「こういう仕事が幸せ」と感じる理由には、モノにも人にも時代にも何にでも必ず「ドラマ」がその中に存在すると思うからです。
特にこうして「お直し」をしてでも使いたいと思われるものは、大事に大事にされてきた道のりがあります。
そのものが「愛」の存在です。
そうやって愛されてきたものを、また次ぎの時間に送り出す為に、わたしの手を通してお仕事させてもらえるのは本当に嬉しいし、ありがたさがこみ上げてくるのです。
私と夢の街のスタッフ3人で活動中の「夢の街手しごと工房」
この夢の街の手仕事工房は夢の街のテーマである「スロウ(ゆったりと)でメロウ(まろやかな)な生き方」をテーマに、ドラマある作品作りにいそしんでいる手仕事の創作ユニットです。
ここには二つのブランドがあります。
一つは「teatro du trodel」てあとろ・どぅ・とろーでると言う天然素材とアンティークのリメイクを中心としたウッドクラフトと手仕事雑貨のブランド。
このブランド名には「懐かしいもの達の劇場」って意味があるんです。
私たちの本職は俳優です。劇場にはたくさんのドラマがあります。
それを劇場と言う空間から、新たな心のドラマとして皆様に送り出すのが仕事です。
同じように素材にも商品にも、もともとそれぞれのドラマがある。
新しいものも、古いものも、そのドラマと共に受け取って、私たちの心と手を通して大事に作品に仕上げ、また新たなドラマとしてお届けしたいな、と思って出来たのがこのブランドなんです。
もう一つはナチュラル育児&シュタイナー的クラフトの「Ma_allow」まーろぅというブランドです。
こちらはシュタイナー教育などで愛されている、手作りのおもちゃや雑貨や教育グッズをご紹介しています。
まーろぅは夢の街のテーマの一つ「Mellow」まろやかな、ってコトバの意味と読みを合体した造語です。
共働きやいろいろな事情があって、やりたくても自分ではなかなか手仕事出来ないお母さん。
どうしても手仕事は苦手で手が出ない、けれど子どもにはそういうものを与えたいお母さん。
子どもに買ってあげたいけどシュタイナー雑貨は高くて買えないってお母さん。
心と身体に優しいものが大好きな誰かの為に作ったブランドです。
どちらのブランドも「愛」から生まれました。
生まれた一つ一つの作品が、お預かりしたお直しもののように、形を変えたり、思い出の品となって愛されて、次ぎの時代にも愛され続けてもらえると嬉しいものです(^^)
もうすぐ優しい雨の季節になります。
しばらくお休みしていた夢の街は、そんな手仕事や物思いにふけるのにぴったりな季節に少しずつ活動をはじめます。
まずはみんなで作品作りにいそしんでいるところ。
いろんな企画も準備中。
新しい活動場所やいろんなお知らせはもう少ししたらお伝えできると思います(^^)
この夢の街のアート&クラフトの活動は原宿・夢の街が存在して、そして集ってくださった皆様が在って、今があるのです。
オフィス夢の街の演劇芸術活動も教育活動も音楽活動も慈善活動もみんなみんな、皆様が続く喜びを作ってくださったのです。
大きなお金を投資してあのステキな場所を作ってくださった元オーナー様、
あの場所を快く提供してくださった優しい大家さま、
そして本当に夜も昼もなく、命を削りながら、あの場所をたった一人で創ってくださった米澤さん、
そしてその米さんを大きな心で助け、支えてくれたスーパー助っ人まんおさん、
そして大きな才能と溢れる愛で支えてくださったカンナちゃん、
そしてスタッフとして支えてくださったまいまいやひのさん、こっしーにちょっぴーに光の神様・大場さん、
クラスにご協力くださった全ての素晴らしい先生方。
何よりもあの場所に集ってくださった大きな人にちいさな人たち、
わたしは今日も皆様費下り一人に深い感謝を持ち続けています。
本当に本当にありがとう御座います。心から感謝しています。
そして皆様に支えられて、夢の街は私たちがこの夢の街を出ない限り、これからもずっと続いていくのです。
そしてもうすぐ、またどこかで皆様の笑顔にまたお会いできる日が近いことが、今はとても嬉しいです。
今年も楽しい夏がやって来そうです。
それまでは目の前にある「心ある暮らし」と言うステキなお仕事に一生懸命携わって行きたいと思います。
その時、お友達になった方がぬいぐるみのパンヤ(綿)を詰めなおして欲しいとおっしゃられ、やらせていただくことにしたのです。
その方はとても優しげな女性で、18歳の息子さんがいらっしゃるお母さん。
手仕事をお受けした時のお話では、ご結婚前のOLさんの時代からお持ちのぬいぐるみで、とても思いいれのあるお品なのだそうです。
中の詰め物がくたくたになって可哀想だけれど、手仕事が苦手なので自分で直せず、そういうお仕事をしてくれるところを探したけれど見つからなかったのだとか。
私は特に「手仕事って苦手だな」とか「忙しくてそういう時間が取れない、でも必要なんだけど、どうしよう」「手仕事の作品は欲しいけれどとても高くて」って方の為に、出来るだけお手軽な価格でお届けできるように手仕事の作品を作ったり、なにかその気持ちのお手伝いをしたいと思って、ショップやお教室を始めたので、そのお話を聞いて、コレはお役に立てるかもと思い、素人仕事でも良いならぜひともやらせてください、と引き受けさせていただいたのでした。
そのぬいぐるみちゃんが今朝届きました。
大きなぬいぐるみちゃんは時代を経て、表面の布地も中身もへたっているけれど、大事にされてきたのが良く解るのです。
わたしの母や下の妹は、私と同じくお人形が大好きです。
実家が古美術商を営んでいるので、時に古い時代のお人形がやってくることがあります。
その足がもげたり、手がもげたりしているお人形見つけると、可哀想にねえ、痛かったねえと大事に修復して、足を付けてあげたり、手をつけたり、かけた顔を直したり、古い着物地を出してきては、ちくちくと新しい着物を縫って着せるのでした。
妹にいたっては、PCを自由に操り、果てはゲームのプログラムカスタムまでこなす超現代的な人でありながら、なんと言うか、コレはもう家系なんでしょうね、自然の世界と、超自然の世界を軽く越えている人なんです。
うん、なんていうか、受け入れる範囲広すぎの人(笑)
なので実世界の常識ボーダーを越えた力を時々放つわけです(^^;)
で、この妹はお人形とお話が出来ます。表情もくるくる変るんだそうです。
普通ね、チャッキーとかね、怖いのを想像しちゃいますでしょ?
でも、これ、うちでは日常です(^^;)
「あー、お人形の何ちゃんが笑ってる~、嬉しそう~♪」
みたいな~(笑)
類にもれず、私も遺言に「お人形は生きています。燃やさないで・棄てないで」と書いているくらいお人形をこよなく愛しているので、その辺の感覚がわかります。
(あ、みなさん、ひかないで~)
確かに今朝到着したぬいぐるみちゃんは「笑って」るんです。
とても愛されてきて、そしてまた愛される為にお直しされるのが嬉しいんじゃないかなーって感じました。
私は縫い物のプロでもないし、好きなだけで全然お上手じゃないかもしれません。
だけど、丁寧に心を込めてお直しさせていただこうと思います。
今朝も先に頂いたシルクのブラウスをちくちくしながら、相方さんに「こういう仕事ってなんて幸せなんだろうね」と話しましたら、縫うのを見ながら相方さんも「うん、そうだね」と言ってくれました。
普段あまり会話をしない二人なんですが、お互いに手仕事や古いものを大事にしているので、その一言でいいたいことの中身が伝わって、同じ思いを持ってくれたんだと思います。
「こういう仕事が幸せ」と感じる理由には、モノにも人にも時代にも何にでも必ず「ドラマ」がその中に存在すると思うからです。
特にこうして「お直し」をしてでも使いたいと思われるものは、大事に大事にされてきた道のりがあります。
そのものが「愛」の存在です。
そうやって愛されてきたものを、また次ぎの時間に送り出す為に、わたしの手を通してお仕事させてもらえるのは本当に嬉しいし、ありがたさがこみ上げてくるのです。
私と夢の街のスタッフ3人で活動中の「夢の街手しごと工房」
この夢の街の手仕事工房は夢の街のテーマである「スロウ(ゆったりと)でメロウ(まろやかな)な生き方」をテーマに、ドラマある作品作りにいそしんでいる手仕事の創作ユニットです。
ここには二つのブランドがあります。
一つは「teatro du trodel」てあとろ・どぅ・とろーでると言う天然素材とアンティークのリメイクを中心としたウッドクラフトと手仕事雑貨のブランド。
このブランド名には「懐かしいもの達の劇場」って意味があるんです。
私たちの本職は俳優です。劇場にはたくさんのドラマがあります。
それを劇場と言う空間から、新たな心のドラマとして皆様に送り出すのが仕事です。
同じように素材にも商品にも、もともとそれぞれのドラマがある。
新しいものも、古いものも、そのドラマと共に受け取って、私たちの心と手を通して大事に作品に仕上げ、また新たなドラマとしてお届けしたいな、と思って出来たのがこのブランドなんです。
もう一つはナチュラル育児&シュタイナー的クラフトの「Ma_allow」まーろぅというブランドです。
こちらはシュタイナー教育などで愛されている、手作りのおもちゃや雑貨や教育グッズをご紹介しています。
まーろぅは夢の街のテーマの一つ「Mellow」まろやかな、ってコトバの意味と読みを合体した造語です。
共働きやいろいろな事情があって、やりたくても自分ではなかなか手仕事出来ないお母さん。
どうしても手仕事は苦手で手が出ない、けれど子どもにはそういうものを与えたいお母さん。
子どもに買ってあげたいけどシュタイナー雑貨は高くて買えないってお母さん。
心と身体に優しいものが大好きな誰かの為に作ったブランドです。
どちらのブランドも「愛」から生まれました。
生まれた一つ一つの作品が、お預かりしたお直しもののように、形を変えたり、思い出の品となって愛されて、次ぎの時代にも愛され続けてもらえると嬉しいものです(^^)
もうすぐ優しい雨の季節になります。
しばらくお休みしていた夢の街は、そんな手仕事や物思いにふけるのにぴったりな季節に少しずつ活動をはじめます。
まずはみんなで作品作りにいそしんでいるところ。
いろんな企画も準備中。
新しい活動場所やいろんなお知らせはもう少ししたらお伝えできると思います(^^)
この夢の街のアート&クラフトの活動は原宿・夢の街が存在して、そして集ってくださった皆様が在って、今があるのです。
オフィス夢の街の演劇芸術活動も教育活動も音楽活動も慈善活動もみんなみんな、皆様が続く喜びを作ってくださったのです。
大きなお金を投資してあのステキな場所を作ってくださった元オーナー様、
あの場所を快く提供してくださった優しい大家さま、
そして本当に夜も昼もなく、命を削りながら、あの場所をたった一人で創ってくださった米澤さん、
そしてその米さんを大きな心で助け、支えてくれたスーパー助っ人まんおさん、
そして大きな才能と溢れる愛で支えてくださったカンナちゃん、
そしてスタッフとして支えてくださったまいまいやひのさん、こっしーにちょっぴーに光の神様・大場さん、
クラスにご協力くださった全ての素晴らしい先生方。
何よりもあの場所に集ってくださった大きな人にちいさな人たち、
わたしは今日も皆様費下り一人に深い感謝を持ち続けています。
本当に本当にありがとう御座います。心から感謝しています。
そして皆様に支えられて、夢の街は私たちがこの夢の街を出ない限り、これからもずっと続いていくのです。
そしてもうすぐ、またどこかで皆様の笑顔にまたお会いできる日が近いことが、今はとても嬉しいです。
今年も楽しい夏がやって来そうです。
それまでは目の前にある「心ある暮らし」と言うステキなお仕事に一生懸命携わって行きたいと思います。