Flat Five Flowers(渋谷すばるバンド)-Reスタート
【自分から逃げてた、自分に負けてた。そんな自分が凄く嫌いだった。
分かってたんだけど、このままじゃ何も変わらない。
勇気を出して踏み出そう。何か変わるかも。
今だから言える。
あの時逃げてた自分を捨て、全部を受け止めて戦ったから今の自分がいる。】
《関ジャニ∞ 渋谷すばる》
Reスタート (作詞 渋谷すばる*関ジャニ∞)
また今日も騙し騙し楽な方へと向かって日が暮れる
まだ今日も少し時間あるのに見て見ないふり呆れる
そんな自分変えたくて 頭の中で夢見てる景色
体中染み込ませ動け
ここからReスタート 心の傷が 言葉のDoctor そこからどうか
ここからReスタート 心残りが 孤独なSinger ここからどうか
上がっていこうか
また今日も言葉探し音の匂いを嗅ぎ付けて
心繋ぎ止める
この音に全て吐き出して これに乗ってどこまでも行けそうな気がして
一人じゃ何も出来なくて
ここからReスタート 心の傷が 言葉のDoctor そこからどうか
ここからReスタート 心残りが 孤独なSinger ここからどうか
上がっていこうか
やるべき事は分かってんねん 頭の中常に歌ってんねん
やりたくない事も飲み込んで 全て音に変換 この瞬間
顔や態度や声ですぐに分かる自分がほんま嫌やねん
でも全て器用に笑ってこなす自分はもっと嫌いやねん
また今日も言葉探し音の匂いを嗅ぎ付けて
ここからReスタート 心の傷が 言葉のDoctor そこからどうか
ここからReスタート 心残りが 孤独なSinger ここからどうか
上がっていこうか
*******************************

【新しいイノチへ】
花が咲くには、何が必要?
まずは種。
種は大地に埋められ、土をかけられて、そばで何かが動いて気づいても、
ぴくりとも動けず、先の見えない不安を持ったままで、真っ暗な闇に閉ざされる。
何にも見えない中で、孤独を感じるだろう。
自分はこれからどうなるのか?ココから外に出て行けるのか?と。
たったひとり闇の中に長くいると、今までわからなかったことを感じるようになる。
そう、どこまでも孤独を感じると、逆に感じる感覚が研ぎ澄まされていく。
そして埋められた種も気づく、なんだか今日はアタタカイとか
今日はなんだかサムイとか、風の吹いてる音がするとか、鳥が鳴いてるとか。
雨が降って、大地が潤される。まるで命が流れ込んでくるように。
それは、突然で、最初は叩きつけるように思われ、
心地良かった大地がびしょ濡れになり、苛立ち、悲しくなったりする。
でも、また陽がのぼり、暖かさが大地を乾かしていく。
雨の潤いを種の中に宿したまま。
時には大地が凍って、身もココロも凍ることもあるだろう。
自分の内に宿した潤いですら、凍ってしまうこともあるかもしれない。
暗闇の中、感性の研ぎ澄まされた敏感な種は
苦しいとか、悲しいとか、恐ろしいとか、
あったかいとか、なんか嬉しいとかを繰り返し、
時には何もできない自分を呪いながら、そこに静かに生きている。
でも、ある日、覆っていた闇が少しずつ、少しずつ薄まっていき、
ある日、驚く程に眩しい光の中で目を開ける。
そして、自分が知らずのうちに成長していたことを知る。
さぁ、そこからが大変だ。
頭上を歌いながら舞う鳥についばまれそうになったり、
ちいさな虫たちが寄ってたかって葉っぱを食べそうになったり、
いきなり吹き付ける強風に煽られて折れてしまいそうになったり、
長雨につかり、根っこから腐ってしまいそうになったりする。
それでも種は踏ん張るのだ。
辛くて、しんどい思いをする度に、根っこを広げ、大地に踏ん張る。
お日様に向かって顔をあげ、葉っぱをいっぱいに広げ
いつか太陽をつかみたいとばかりに伸びをする。
でも、なかなか手は届かない。
同じ場所に立ち尽くすだけの自分に、心が折れそうになる。
我が身を叩く雨や吹き付ける風にすべてを投げ捨ててしまいそうになる。
太陽がのぼって、大地に沈んで、また登って、また沈んで
何度も、何度も、何度も、昼と夜を繰り返し、同じ思いを繰り返し…
ある日、種は花になる。
ところが不思議なもの。
美しい花を咲かせても、なおも孤独や不安はついてくる。
時間は無情に過ぎてゆき、美しかった花も色褪せる。
美を失っていく恐怖に陥る。
だんだんしぼんで、頭を垂れ、固くなり、生まれた頃のように種に戻ってゆく。
それでも花は「生きよう」と必死で立ち続ける。
そして、いつしかこの世での終わりの時を迎えるときがやってくる。
花が終わりの時を静かに迎え、枯れる寸前、
大地に吸い込まれそうな息をしている。
鳥たちが降りてきて花をつつく。
犬や猫や子どもたちがそばに来てぶつかってゆく。
大きな風が吹いて種を吹き飛ばす。
大粒の雨がその身を大地に叩き落とす。
鳥に運ばれて、風に運ばれて、虫や動物や子どもたちに運ばれて
雨に落とされた種は気がつく、
ああ、そうだったのか。
私を叩きつけた雨は、私に吹き付けた風は、私を凍らせた雪は━━━
あんなに恐れた鳥は、動物は、子どもたちは━━━
あの日々の苦しさは私をここまで育ててくれる愛だった
あの日々の恐れの先にあったものは私を生かし続けてくれた愛だった
最期の時に、あの日々を最後まで負けずに根を張り、
立ち続けた花はきっとこう思うだろう。
私はちゃんと咲いた、と。
あの日々に負けないで綺麗に咲いた、と。
そして出会ってきた、我が身に降りかかったあの日々に感謝することだろう。
あの日がなければ、今日はなかったのだと。
通り過ぎ、触れ合った者たちがなければ、
こうしてあたらしいイノチは生まれるコトはなかったのだと。
そうしてまた新しいイノチの眠りへと移っていく。
そうしてまた、あたらしい人生に移っていく。

【イノチの在り方は自然の中に生きている】
うん。
うまく言えないけど、私は自然も人も、
全てはこんな風じゃなかろうか?と最近想像している。
あと少しで、ここに来て3回目の夏が来る。
自然をただ真っ直ぐ、今、目の前にあるものを、
そのままのココロを、ただ真っ直ぐに見つめた2年の日々。
思うんだけど、人間てダメな時、あると思う。
いいわけでもなんでもなく、そういう時ってあるなって単純に思う。
2年ここで暮らして、自然の営み見てて、自分振り返って思うのは、
人間は不完全だけど、でも、それって自分でいうことじゃないなって。
人生の中では、いろんなことを始めたり終わらせたりしなくちゃいけないけど
その日々の中で「自分は不完全」ってコトバを使って不安を解消して、
自分に許しという甘えを与えるココロの砦にするのは好きじゃない、
って、ここに来てつくづく、つくづく、感じています。
「人間は不完全」 間違ってない。
でも、だから「不完全でいい」って意味じゃない。
何度も間違っていい、って意味じゃない。
それを履き違えると、何もしない人になっちゃうよ。
何もできない人になっちゃうよ。
この世にある格言を残す人は、みんな頑張った人。
精一杯生きた人。
そういう人だから言えた言葉。
頑張らない人が使っていい言葉じゃない。
私はそう思います。
この2年、私にとって、そんな風にすごく大切なものはなにかを感じた日々でした。
やっぱり、私は人のご縁というものは本当に大切だと思うし、
それそのものが愛なのだと感じます。
だから、人を裏切りたくないし、ないがしろにしたくない。
信頼と言う愛情を限りなく失いたくないな、って思う。
たとえ相手が私を忘れても、私は忘れたくない。
私に何も返してくれなくても、私は発信し続けたい。
心からそう思いました。
でも時には辛くてもこちらから手放さないといけないこともあるんですねー。
私はこっちに来て、一年かかって、ヒトツ、
自分の中ではおおきな事を手放す決断をしました。
私にとって、すごく残念で、すごく辛いことです。
なぜなら、その間にある信頼を失ってしまうことだから。
共に生きたはずの過去を、時間を、愛を全て失ってしまうことだから。
本人のみならず、そこに関わった人にも信頼を手放させてしまうことだから。
今回はそう言う意味で、持っていたものを奪われる結果になりました。
それがもう本当に悔しい。本当に残念で仕方ない。
もちろん、そうならない努力は私は全部やった。
答えも教えた。それでも伝わらなかった。
私は今までそういう風に自分から諦めたことがありません。
だから辛い。
でも…
このままではダメになるから。
本体も周りもダメになるから。
辛いけどやんなくちゃダメなところまできてしまった。
そうする理由はひとつ。
関わってくれた人のためにも自分がしてきたことを決して後悔したくない。
蟠りや恨みみたいな感情は抱えて生きたくない。
何よりもここまで手を差し伸べてくれた人たちを私は裏切れない。
正直こうしたからってダメにならない保証はないんです。
しかも、手放した以上手助けはもうできないし。
ダメになれば、本当の終わりがやってきます。
これを良いように言うなら「最後の望み」と言う行為になるのかなー。
…でも正直、今はもうそこに希望は持ってないです、今は信じてあげられないから…
信頼が失われてしまったら、疑いしか残らないものなんだなって実感。
すごく切なくて寂しくて悲しい。
でも、そう決めることで、少なくても、
自分だけでも蟠りを消すって努力はできるから。
これからは、そのために生きる方を選びたいと思う。
私だけでも、周りを裏切ることはしたくない。
唐突ですが、ダンサーって1日稽古を休んだら、元に戻すのに3日かかります。
人の信頼も同じで一度失ったら簡単に戻ってきません。
その時は些細なことのように思えても、それってとても大きなことです。
だって、信頼を失うってことは、それまでの日々を全部失うのと一緒だから。
でも大概、信頼を失うような事をする人というのはそのことに気がつきません。
そうなってもなお自覚がないから、そうなってしまうのだし。
そうだから、もう捨てて、自分で気づくまでやってもらうしかなくなるし。
でもある日、本当にその人が誰かの手やココロを必要としたとき
振り返ってみて、自分がその人と歩んだ道がないことに気づくでしょう。
すがる手がどこにもないことに気がつくでしょう。
そういう人には必ず助けを呼びたくなる日がやってきます。
でもね、残念だけど、気がついた時には遅いのです。
もうそこには望むものは無いから。
信頼を失うというのはそういうことです。
そうなった時、私が一番辛いなと思うのは、
なにかに気づいていても声をかけてもらえないということ。
一度信頼を失ったら、もう何も言ってもらえなくなってしまう。
最初はうるさいコトバがなくなった事を喜ぶかもしれない。
でも言ってもらえるって、本当にありがたい事なんだよね。
新羅してくれる人がいるって、すごい事なんだよ。
だから殆どの人はその信頼を失わないように努力する。
自分のために、相手のために努力します。
何度もtryしてtryして出来るところまで行こうとする。
だから悔いを残さず生きることができるんだと思う。
だって明日は誰にでもあるわけじゃないから。
今日で終わらないなんて確信はないし、明日は誰にもわからない。
だから、私は最初から諦めたりしない。
出来るわけないなんて言い訳したりしない。
たとえ今日がダメでもいい。精一杯やったのなら。
何度でも何度でも、出来る様になるために頑張りたい。
そして、必ず出来る様になりたい。
そうじゃなきゃ。
先に道半ばで言ってしまった人の命を継いで生きてる私たちなのだから。
そうでなきゃ。
向こうに行ったとき、残った人に良いイノチを引き継いだって思えない。
だから自分に負けたくないよ。
負けないって、決して何かに勝つことじゃない。
自分の弱さに嘘を付かないで、精一杯やること。
それが私の「負けない(勝つ)」だから。
生きてるペースがわずか過ぎて人に笑われてもいいのよ。
自分の100で走れたら悔いはないの。
精一杯のやり方で生きるのなら
失敗も成功もないし、間違いだってない。
それは全部私のココロにイノチに繋がってる。

【みんなみんなこの世の花】
人生には「岐路」というのがあると思います。
もし、いま自分の弱さに負けて信頼を失ってしまった人がいたら
信頼を取り戻す努力を必死にやって欲しいって思う。願う。
絶対に簡単じゃないよね。
一度失ったら、何をしても疑われる。どんなに心をもってしても。
だって、私がそうだもん。信頼のない人に信頼は持てない。
その疑いを無くすには、努力して信じられるものだと認めてもらわなくちゃいけない。
多分、大変。ものすごく大変。
だけどね。それをやらなかったら、本当に全部を失うよ。
それだけは確かなこと。
だから自分がなにか努力できないことが生まれたら
その分、大切なものが指からこぼれていると思ったほうがいい。
そうして、もう何度でもチャレンジして欲しい。
できるまで、できるまでやる勇気を持ってください。
紹介した歌ではないけれど、何度でもいいよ。
「Reスタート」して欲しい。
そしてこの世界で、あなたの花を咲かせてください。
どうか、あなただけの花を咲かせて。
この歌を堂々と歌える彼のように
restartする勇気を持って欲しい。
自分と戦う勇気を持って欲しい。
それがあなたが知らずのうちに楽を選んで信頼を奪った人への償い。
それが分かっていたのに楽を選んで信頼を失ってしまった自分への償い。
この作業はあなたひとりでしかできないモノです。
だれも何も言わないからって、何も変わらない、
何も起こってないように見えるからって大丈夫って思っちゃダメ。
どんなに波がないように見えても相手は心を波立たせて、あなたを見てる。
あなたがどう頑張って、どう生きるのかを。
信頼を奪われた相手は、あなたが信頼を失っていくか、
信頼を積み上げていく努力をするか厳しい目で判断してる。
その答えの先にもう次はないよ。
だって
あなたが失っているものは愛です。
あなたが失っているものは、あなたの人生。
あなたが奪ったものは人の人生。
そして、アナタのイノチです。
ダレカのイノチです。
この世で一番大切なモノです。
それだけは忘れないで欲しい。
そして、私も絶対に忘れたくない。
だから私もここに宣言して自分に約束します。
どんな小さく、ボロボロでも構わない。
私は必ず「ここで咲く」と。
だからどうか
しっかりと自分を生きて。
私もまた
しっかりと自分を生きたい。
*************************************
Flat Five Flowers(渋谷すばるバンド)- FLOWER
FLOWER【作詞*渋谷すばる】
始めまして 始めました 恥蹴ました
ここからだ この体 ココロカラダ
思いのほか遅咲きが踊りますが
あなたへのあの声はあの日のまま
近道なんか出来なかった 遠回りした10年ほど
何一つ 間違いない 歌ってる
誰だってCry 日々乗り越えて
枯れたってTry また咲くの
雨になってCry ヤケんなってTry
晴れになってFlower
また咲くよ
みんな大人になって みんな大人しくなって
でも思いはあの頃のまま ここからずっと 続くよ一生
お前らも一緒 忘れんな Burn it……
気がつけば息苦しかった 空回りした8年ほど
でも全て無駄じゃない 笑ってる
誰だってCry 日々乗り越えて
枯れたってTry また咲くの
雨になってCry ヤケんなってTry
晴れになってFlower
また咲くよ
いつだって辛い 日々乗り越えて
飛ぶんだってFly もっと上へ
でもいつかきっとCry それでもまたTry
誰にだってFlower
今咲くよ
【やっとなれたよ、ちょうどのすばるに】
《関ジャニ∞ 渋谷すばる》
【自分から逃げてた、自分に負けてた。そんな自分が凄く嫌いだった。
分かってたんだけど、このままじゃ何も変わらない。
勇気を出して踏み出そう。何か変わるかも。
今だから言える。
あの時逃げてた自分を捨て、全部を受け止めて戦ったから今の自分がいる。】
《関ジャニ∞ 渋谷すばる》
Reスタート (作詞 渋谷すばる*関ジャニ∞)
また今日も騙し騙し楽な方へと向かって日が暮れる
まだ今日も少し時間あるのに見て見ないふり呆れる
そんな自分変えたくて 頭の中で夢見てる景色
体中染み込ませ動け
ここからReスタート 心の傷が 言葉のDoctor そこからどうか
ここからReスタート 心残りが 孤独なSinger ここからどうか
上がっていこうか
また今日も言葉探し音の匂いを嗅ぎ付けて
心繋ぎ止める
この音に全て吐き出して これに乗ってどこまでも行けそうな気がして
一人じゃ何も出来なくて
ここからReスタート 心の傷が 言葉のDoctor そこからどうか
ここからReスタート 心残りが 孤独なSinger ここからどうか
上がっていこうか
やるべき事は分かってんねん 頭の中常に歌ってんねん
やりたくない事も飲み込んで 全て音に変換 この瞬間
顔や態度や声ですぐに分かる自分がほんま嫌やねん
でも全て器用に笑ってこなす自分はもっと嫌いやねん
また今日も言葉探し音の匂いを嗅ぎ付けて
ここからReスタート 心の傷が 言葉のDoctor そこからどうか
ここからReスタート 心残りが 孤独なSinger ここからどうか
上がっていこうか
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【新しいイノチへ】
花が咲くには、何が必要?
まずは種。
種は大地に埋められ、土をかけられて、そばで何かが動いて気づいても、
ぴくりとも動けず、先の見えない不安を持ったままで、真っ暗な闇に閉ざされる。
何にも見えない中で、孤独を感じるだろう。
自分はこれからどうなるのか?ココから外に出て行けるのか?と。
たったひとり闇の中に長くいると、今までわからなかったことを感じるようになる。
そう、どこまでも孤独を感じると、逆に感じる感覚が研ぎ澄まされていく。
そして埋められた種も気づく、なんだか今日はアタタカイとか
今日はなんだかサムイとか、風の吹いてる音がするとか、鳥が鳴いてるとか。
雨が降って、大地が潤される。まるで命が流れ込んでくるように。
それは、突然で、最初は叩きつけるように思われ、
心地良かった大地がびしょ濡れになり、苛立ち、悲しくなったりする。
でも、また陽がのぼり、暖かさが大地を乾かしていく。
雨の潤いを種の中に宿したまま。
時には大地が凍って、身もココロも凍ることもあるだろう。
自分の内に宿した潤いですら、凍ってしまうこともあるかもしれない。
暗闇の中、感性の研ぎ澄まされた敏感な種は
苦しいとか、悲しいとか、恐ろしいとか、
あったかいとか、なんか嬉しいとかを繰り返し、
時には何もできない自分を呪いながら、そこに静かに生きている。
でも、ある日、覆っていた闇が少しずつ、少しずつ薄まっていき、
ある日、驚く程に眩しい光の中で目を開ける。
そして、自分が知らずのうちに成長していたことを知る。
さぁ、そこからが大変だ。
頭上を歌いながら舞う鳥についばまれそうになったり、
ちいさな虫たちが寄ってたかって葉っぱを食べそうになったり、
いきなり吹き付ける強風に煽られて折れてしまいそうになったり、
長雨につかり、根っこから腐ってしまいそうになったりする。
それでも種は踏ん張るのだ。
辛くて、しんどい思いをする度に、根っこを広げ、大地に踏ん張る。
お日様に向かって顔をあげ、葉っぱをいっぱいに広げ
いつか太陽をつかみたいとばかりに伸びをする。
でも、なかなか手は届かない。
同じ場所に立ち尽くすだけの自分に、心が折れそうになる。
我が身を叩く雨や吹き付ける風にすべてを投げ捨ててしまいそうになる。
太陽がのぼって、大地に沈んで、また登って、また沈んで
何度も、何度も、何度も、昼と夜を繰り返し、同じ思いを繰り返し…
ある日、種は花になる。
ところが不思議なもの。
美しい花を咲かせても、なおも孤独や不安はついてくる。
時間は無情に過ぎてゆき、美しかった花も色褪せる。
美を失っていく恐怖に陥る。
だんだんしぼんで、頭を垂れ、固くなり、生まれた頃のように種に戻ってゆく。
それでも花は「生きよう」と必死で立ち続ける。
そして、いつしかこの世での終わりの時を迎えるときがやってくる。
花が終わりの時を静かに迎え、枯れる寸前、
大地に吸い込まれそうな息をしている。
鳥たちが降りてきて花をつつく。
犬や猫や子どもたちがそばに来てぶつかってゆく。
大きな風が吹いて種を吹き飛ばす。
大粒の雨がその身を大地に叩き落とす。
鳥に運ばれて、風に運ばれて、虫や動物や子どもたちに運ばれて
雨に落とされた種は気がつく、
ああ、そうだったのか。
私を叩きつけた雨は、私に吹き付けた風は、私を凍らせた雪は━━━
あんなに恐れた鳥は、動物は、子どもたちは━━━
あの日々の苦しさは私をここまで育ててくれる愛だった
あの日々の恐れの先にあったものは私を生かし続けてくれた愛だった
最期の時に、あの日々を最後まで負けずに根を張り、
立ち続けた花はきっとこう思うだろう。
私はちゃんと咲いた、と。
あの日々に負けないで綺麗に咲いた、と。
そして出会ってきた、我が身に降りかかったあの日々に感謝することだろう。
あの日がなければ、今日はなかったのだと。
通り過ぎ、触れ合った者たちがなければ、
こうしてあたらしいイノチは生まれるコトはなかったのだと。
そうしてまた新しいイノチの眠りへと移っていく。
そうしてまた、あたらしい人生に移っていく。

【イノチの在り方は自然の中に生きている】
うん。
うまく言えないけど、私は自然も人も、
全てはこんな風じゃなかろうか?と最近想像している。
あと少しで、ここに来て3回目の夏が来る。
自然をただ真っ直ぐ、今、目の前にあるものを、
そのままのココロを、ただ真っ直ぐに見つめた2年の日々。
思うんだけど、人間てダメな時、あると思う。
いいわけでもなんでもなく、そういう時ってあるなって単純に思う。
2年ここで暮らして、自然の営み見てて、自分振り返って思うのは、
人間は不完全だけど、でも、それって自分でいうことじゃないなって。
人生の中では、いろんなことを始めたり終わらせたりしなくちゃいけないけど
その日々の中で「自分は不完全」ってコトバを使って不安を解消して、
自分に許しという甘えを与えるココロの砦にするのは好きじゃない、
って、ここに来てつくづく、つくづく、感じています。
「人間は不完全」 間違ってない。
でも、だから「不完全でいい」って意味じゃない。
何度も間違っていい、って意味じゃない。
それを履き違えると、何もしない人になっちゃうよ。
何もできない人になっちゃうよ。
この世にある格言を残す人は、みんな頑張った人。
精一杯生きた人。
そういう人だから言えた言葉。
頑張らない人が使っていい言葉じゃない。
私はそう思います。
この2年、私にとって、そんな風にすごく大切なものはなにかを感じた日々でした。
やっぱり、私は人のご縁というものは本当に大切だと思うし、
それそのものが愛なのだと感じます。
だから、人を裏切りたくないし、ないがしろにしたくない。
信頼と言う愛情を限りなく失いたくないな、って思う。
たとえ相手が私を忘れても、私は忘れたくない。
私に何も返してくれなくても、私は発信し続けたい。
心からそう思いました。
でも時には辛くてもこちらから手放さないといけないこともあるんですねー。
私はこっちに来て、一年かかって、ヒトツ、
自分の中ではおおきな事を手放す決断をしました。
私にとって、すごく残念で、すごく辛いことです。
なぜなら、その間にある信頼を失ってしまうことだから。
共に生きたはずの過去を、時間を、愛を全て失ってしまうことだから。
本人のみならず、そこに関わった人にも信頼を手放させてしまうことだから。
今回はそう言う意味で、持っていたものを奪われる結果になりました。
それがもう本当に悔しい。本当に残念で仕方ない。
もちろん、そうならない努力は私は全部やった。
答えも教えた。それでも伝わらなかった。
私は今までそういう風に自分から諦めたことがありません。
だから辛い。
でも…
このままではダメになるから。
本体も周りもダメになるから。
辛いけどやんなくちゃダメなところまできてしまった。
そうする理由はひとつ。
関わってくれた人のためにも自分がしてきたことを決して後悔したくない。
蟠りや恨みみたいな感情は抱えて生きたくない。
何よりもここまで手を差し伸べてくれた人たちを私は裏切れない。
正直こうしたからってダメにならない保証はないんです。
しかも、手放した以上手助けはもうできないし。
ダメになれば、本当の終わりがやってきます。
これを良いように言うなら「最後の望み」と言う行為になるのかなー。
…でも正直、今はもうそこに希望は持ってないです、今は信じてあげられないから…
信頼が失われてしまったら、疑いしか残らないものなんだなって実感。
すごく切なくて寂しくて悲しい。
でも、そう決めることで、少なくても、
自分だけでも蟠りを消すって努力はできるから。
これからは、そのために生きる方を選びたいと思う。
私だけでも、周りを裏切ることはしたくない。
唐突ですが、ダンサーって1日稽古を休んだら、元に戻すのに3日かかります。
人の信頼も同じで一度失ったら簡単に戻ってきません。
その時は些細なことのように思えても、それってとても大きなことです。
だって、信頼を失うってことは、それまでの日々を全部失うのと一緒だから。
でも大概、信頼を失うような事をする人というのはそのことに気がつきません。
そうなってもなお自覚がないから、そうなってしまうのだし。
そうだから、もう捨てて、自分で気づくまでやってもらうしかなくなるし。
でもある日、本当にその人が誰かの手やココロを必要としたとき
振り返ってみて、自分がその人と歩んだ道がないことに気づくでしょう。
すがる手がどこにもないことに気がつくでしょう。
そういう人には必ず助けを呼びたくなる日がやってきます。
でもね、残念だけど、気がついた時には遅いのです。
もうそこには望むものは無いから。
信頼を失うというのはそういうことです。
そうなった時、私が一番辛いなと思うのは、
なにかに気づいていても声をかけてもらえないということ。
一度信頼を失ったら、もう何も言ってもらえなくなってしまう。
最初はうるさいコトバがなくなった事を喜ぶかもしれない。
でも言ってもらえるって、本当にありがたい事なんだよね。
新羅してくれる人がいるって、すごい事なんだよ。
だから殆どの人はその信頼を失わないように努力する。
自分のために、相手のために努力します。
何度もtryしてtryして出来るところまで行こうとする。
だから悔いを残さず生きることができるんだと思う。
だって明日は誰にでもあるわけじゃないから。
今日で終わらないなんて確信はないし、明日は誰にもわからない。
だから、私は最初から諦めたりしない。
出来るわけないなんて言い訳したりしない。
たとえ今日がダメでもいい。精一杯やったのなら。
何度でも何度でも、出来る様になるために頑張りたい。
そして、必ず出来る様になりたい。
そうじゃなきゃ。
先に道半ばで言ってしまった人の命を継いで生きてる私たちなのだから。
そうでなきゃ。
向こうに行ったとき、残った人に良いイノチを引き継いだって思えない。
だから自分に負けたくないよ。
負けないって、決して何かに勝つことじゃない。
自分の弱さに嘘を付かないで、精一杯やること。
それが私の「負けない(勝つ)」だから。
生きてるペースがわずか過ぎて人に笑われてもいいのよ。
自分の100で走れたら悔いはないの。
精一杯のやり方で生きるのなら
失敗も成功もないし、間違いだってない。
それは全部私のココロにイノチに繋がってる。

【みんなみんなこの世の花】
人生には「岐路」というのがあると思います。
もし、いま自分の弱さに負けて信頼を失ってしまった人がいたら
信頼を取り戻す努力を必死にやって欲しいって思う。願う。
絶対に簡単じゃないよね。
一度失ったら、何をしても疑われる。どんなに心をもってしても。
だって、私がそうだもん。信頼のない人に信頼は持てない。
その疑いを無くすには、努力して信じられるものだと認めてもらわなくちゃいけない。
多分、大変。ものすごく大変。
だけどね。それをやらなかったら、本当に全部を失うよ。
それだけは確かなこと。
だから自分がなにか努力できないことが生まれたら
その分、大切なものが指からこぼれていると思ったほうがいい。
そうして、もう何度でもチャレンジして欲しい。
できるまで、できるまでやる勇気を持ってください。
紹介した歌ではないけれど、何度でもいいよ。
「Reスタート」して欲しい。
そしてこの世界で、あなたの花を咲かせてください。
どうか、あなただけの花を咲かせて。
この歌を堂々と歌える彼のように
restartする勇気を持って欲しい。
自分と戦う勇気を持って欲しい。
それがあなたが知らずのうちに楽を選んで信頼を奪った人への償い。
それが分かっていたのに楽を選んで信頼を失ってしまった自分への償い。
この作業はあなたひとりでしかできないモノです。
だれも何も言わないからって、何も変わらない、
何も起こってないように見えるからって大丈夫って思っちゃダメ。
どんなに波がないように見えても相手は心を波立たせて、あなたを見てる。
あなたがどう頑張って、どう生きるのかを。
信頼を奪われた相手は、あなたが信頼を失っていくか、
信頼を積み上げていく努力をするか厳しい目で判断してる。
その答えの先にもう次はないよ。
だって
あなたが失っているものは愛です。
あなたが失っているものは、あなたの人生。
あなたが奪ったものは人の人生。
そして、アナタのイノチです。
ダレカのイノチです。
この世で一番大切なモノです。
それだけは忘れないで欲しい。
そして、私も絶対に忘れたくない。
だから私もここに宣言して自分に約束します。
どんな小さく、ボロボロでも構わない。
私は必ず「ここで咲く」と。
だからどうか
しっかりと自分を生きて。
私もまた
しっかりと自分を生きたい。
*************************************
Flat Five Flowers(渋谷すばるバンド)- FLOWER
FLOWER【作詞*渋谷すばる】
始めまして 始めました 恥蹴ました
ここからだ この体 ココロカラダ
思いのほか遅咲きが踊りますが
あなたへのあの声はあの日のまま
近道なんか出来なかった 遠回りした10年ほど
何一つ 間違いない 歌ってる
誰だってCry 日々乗り越えて
枯れたってTry また咲くの
雨になってCry ヤケんなってTry
晴れになってFlower
また咲くよ
みんな大人になって みんな大人しくなって
でも思いはあの頃のまま ここからずっと 続くよ一生
お前らも一緒 忘れんな Burn it……
気がつけば息苦しかった 空回りした8年ほど
でも全て無駄じゃない 笑ってる
誰だってCry 日々乗り越えて
枯れたってTry また咲くの
雨になってCry ヤケんなってTry
晴れになってFlower
また咲くよ
いつだって辛い 日々乗り越えて
飛ぶんだってFly もっと上へ
でもいつかきっとCry それでもまたTry
誰にだってFlower
今咲くよ
【やっとなれたよ、ちょうどのすばるに】
《関ジャニ∞ 渋谷すばる》