2月、3月とバタバタと忙しくしていましたら、
あっという間に雪の降る日も終わりをつげて、
季節はどんどん春に向かっていますね。
アトリエのお庭の梅はお池にはらはら散って、
かわりに木蓮の花が天にむかって真っ白に咲いています。
長谷川先生が新しく植えてくださった小さな花たちも可憐に咲いています。
ほーんと、もう春なんですねぇ。
季節が巡るのは早いです。年のせいでしょうか?(笑)
私事ですが、昨日はぴーちゃんの初のチワ友である、
坂元健児さんちの坂元小弥太(こやた)くんのお誕生日でした。
ぴーちゃんとちょうど一ヶ月違いなのです(^^)
いやいや、おめでたい♪
こやちゃんは初めて対面したときはベビーちゃんだったのに
あっという間にお嫁を貰い、お子様が生まれ、お父さんになりました。
なのにいくつになってもベビーフェイスの可愛いちわわちゃんです。
どうぞいつまでも健康で元気に過ごしてね!
それで、またぴーちゃんとも遊んでください。よろしくお願いします。
この場を借りましておめでとうメッセージ
「こやちゃん、おめでとうなのよ byぴーちゃん」
はい、はい、さてさて、
みなさんのココロの中にある春はどんな風景ですか?
いま、私のブログテンプレートは菜の花畑柄なのですが、
菜の花ってみなさんの町ではどのくらいから咲くのでしょう。
私の郷里では菜の花はもっともっと早い時期から咲きます。
一月くらいに菜の花マラソンと言うのがあって菜の花の咲く道を走るのです。
そのくらい菜の花は早く咲くんですねー。
満天の星、波の音が聞こえる青い海の見える海岸線に咲く一面の菜の花。
私のすきな早春の風景です。
ちなみに郷里では「菜種(なたね)の花」と呼びます。
写真は「イッシー」がいるという池田湖畔の菜の花。開聞岳も見えます。
ここは夜に行くと竜の声が聞こえます。(私にはですが…^^)
まあ、沖縄と同じく、南摩地方は一年中やしの葉が茂り、
ブーゲンビリアとハイビスカスが咲いているところですからね。
なんせ南薩摩の指宿市に至っては「日本のハワイ」、
市の制服も極彩色のアロハと来たもんだ!(マヂです)
さらにわたくしの田舎には沖縄にも負けない海があります。
(写真参照・珊瑚の見える海もあります^^)
鹿児島は砂浜と岩海があちこちにあります。
砂浜の多い海では、もう少しすると潮干狩りなども盛んです。
私の父の田舎には岩場が多く、昔はその辺のあんちゃん(お兄ちゃん)たちが
家の戸板(雨戸の板)をはずしてきて、サーフィンごっこしてました。
岩場の端からといたに寝そべって沖に出て、
波に乗って岩場に降り立つというものすごい技でした。
岩場のあちこちには「みな」と呼ばれる小さな巻貝たちや
牡蠣やムール貝うにやとこぶしやイソギンチャクなどが潜んでいます。
とこぶし(小さいあわび)は岩壁にベターッとくっついてるんですが
この人たち、頭いいのよー。
少しでも取る気配を見せると、どんな力を持ってしても壁からはがれない
ものすごい強靭な吸着力を見せてくれます。
なので、彼らを得るには演技力が必要でして。。。
取らない、と見せかけて、油断して筋肉が緩んでるところに
ナイフをさっと上から差し込んではがす!
ちなみに、私は大人も驚くほどとこぶし取り、上手かったです。
ええ、私の演技力は彼らに養っていただきました(笑)
ちなみに田舎の海はこんな感じ。
この向こうに岩場があります。
潮が引きますと岩場の間にはあちこちに天然の塩水の池が出来ます。
そこには極彩色のちっこい魚とかが残されます。
足を切っちゃうのでビーチサンダルとか履いたまま
でかい池では魚と泳ぐのですが、捕獲もします(笑)
これらはデスね。まず浜に生えている草を
片手でぐわしっとつかめるだけ取ってきます。
そんで、それを岩の上で石でコンコンと軽くたたいてつぶします。
そしたらですね、池に行って片手でそーっと水面に草だけつけます。
そんでそーっとゆするわけですね。
そーするとお魚が集まっていらっしゃるんでございます!
そこを麦藁帽子ですくうのです。
南国ですからね、いろんな色の魚がいましたですね。
でも、お魚はそのまま戻していましたけれどね。
貝などは岩の上で火をたき海の水でゆでて食べてました。
その為にあちこちに岩に刻まれた穴があるんですが、
ものすごく昔からあるそうです。
昔は岩海なんかに行くと、ちょっと先の海はもうすごく深いのです。
なのでいろんな外海の魚が来ましたのですが、
岬の辺りの岩をつたって海ぎりぎりまで行き手をたたくと
今、話題のイルカが寄って来ましたですよ。
泳いでると自分らの上をジャンプして越えていってました。
桜島に渡る足代わりの船に乗ると、イルカの群れが競争して走ってたし。
海水浴してるととびうおがびゅんびゅん飛んでたし。
今でもも5~10月くらいに沖に出るとイルカならぬ鯨に会えます。
嘘みたいな本当の話、南薩摩はこのような南国でございます。
こんな北国ならぬ、南国の春は格別に綺麗です。
私は本当に四季の美しい日本に生まれてよかったよなぁ、と思います。
真剣にそう思ったのは5歳くらいのとき。
峠から下る山の路を車で走っていたとき、
車の窓越しに広がる段々畑を見ました。
視界一杯の段々畑は苗の緑とれんげ草のピンクと菜の花のきいろで
まるでまるで夢の中にいるような美しさでした。
多分、その時初めて「この世に生まれてよかった」と真剣におもったと記憶してます。
鹿児島は桜も綺麗です。
写真は地元の知覧特攻記念館のゼロ戦と桜です。
どの場所にも歴史が息づいていると思いますが、
鹿児島はまた、古事記や日本書記に残されている場所がたくさんありますし、
遣唐使の湊があったり、仏教的な建造物も多くあります。
ちなみにこんな感じ。
「日向神話は、日本本土を作った神から、
その子孫、ニニギノミコトが霧島の高千穂の峰に降りたって始まります。
そして、南薩摩の后を貰い、初めての皇居を建てました。
その子ヒコホホデミノミコト、またその子ウガヤフキアエズノミコト、
3神の陵は鹿児島にあり、宮内庁管轄で職員が常駐しています。
最後の3代目の子が、人天皇初代神武天皇です。
古事記や日本書紀の中にも鹿児島がその始まりの舞台になって、
天皇家の正当性を表すための編纂書と割り引いても
記紀に書かれた日本発祥の地が、鹿児島ということは、
「日本一」が好きな県民にとって名誉なことかもしれません。
霧島に降りたニニギノミコトは、南薩の笠狭で木花開耶姫をめとり、
ここを最初の皇居とします。
その子供が山幸・海幸彦達。
天皇の祖先はこの山幸彦で、海と山の漁猟を取り替え、釣り針を無くし・・
の有名な物語がありますね。
それで、山幸彦と豊玉姫の出会いが玉の井(井戸)。
この井戸や姫を祭った神社、妹の玉依姫に由来するもの、
笠狭宮跡等南薩摩にたくさん神話の史跡が残されています。
ちなみに海幸彦の子孫は薩摩隼人ということになっています。」
いかがでしょう?神話ろーまんでございますでしょ?
他にも現在実家のあるすぐ近くには清水磨崖仏というのがあって
古くは平安時代に刻まれた日本では類を見ない大きな仏像群などがあり
その近くに名水100選に選ばれたお水の流れる川などがあります。
ちなみに我が実家はココの川に水を組みに参ります。
(最近、甥っ子の弟分、チワワのたけしはこの川に飛び込んだ模様^^;)
その川辺の桜や、写真の知覧の特攻基地のあった記念館などの桜は見事です。
薩摩は桜もれんげも菜の花もとても美しく咲く場所です。
そんな南国生まれの私は実は秋と冬、そして雪が一番好きでして
(なんせ厚着が好きなので半そでの時期は苦手です^^;
学生時代も半そでブラウスきたことなかったしぃ~)、
これからはあまり得意でない季節になっちゃうのですが~、
季節の美しさは別。場所それぞれに四季はどれも美しく、
一瞬たりとも見逃したくなくなります。
ガーデニングをするわけではないですが、花を見るのが好きな私は
雪柳、こでまり、ミモザ、沈丁花、スミレ、たんぽぽ、れんげ草、
これから私の好きな小さな小さな花も一杯咲くし
今年もこっちで地元に負けないそんな春に出会えればいいなぁ~
と思いつつ、春のお花の妖精さんなど作っている私です(^^)
VIVA!故郷の春!
※今回掲載した写真は鹿児島を紹介なさってる方々の写真帳からお借りしました。
記事の中にある場所の写真を載せています。お楽しみください。