KOFUKUの家から

演劇的体質の自由人
大きな愛にいだかれて
チワワたち猫たち
南のちいさな森の家にて
芸術的田舎暮らし真っ最中

洗足の夏~静かな佇まいの中で~

2009-07-31 | 夢の街手しごと工房
今日はいつものようにぴーちゃんをバッグに入れて
リトルマーロゥへの道を歩いていたら
大きな木の下でほろほろと白い花びらが舞ってきてとてもきれいでした。

今日はいつも金曜日に遠くから通ってくれてるひびきくんの個人レッスン。
素直でまっすぐなひびきくんの姿に感動を覚えつつ一緒にお稽古。
ああ、早く舞台に立つ姿をみたいものです。
きっとそんなに遠い日のことではないとおもいます(^^)
頑張れ~ひびき~!


洗足の町は今、夏の盛りを迎えようとしています。
洗足は自由が丘や田園調布、大岡山や碑文谷などの隣にあって
昔からある由緒正しい古くてお庭の広い大きめのお家が多いのです。
今はあちこちのお庭からは夏のお花がこぼれるように咲いています。
水たまりにきれいな蝶がはためいたりしています。

洗足の町の小道はどこもお散歩にぴったりで、
昼下がりや夕方になると大きな犬や小さな犬を連れた人、
オードリー・ヘップバーンのようなクラシカルなワンピースに
素敵なレースの日傘をさして歩く女性の多いこと。
なのに片手にはお買い物ぶくろ(^^)、
お子さんと一緒にゆっくりと道を歩く人と出会います。

「こんな人はきっとお家のことも手間をかけてきちんとするんだろうな」

そんな感じ~(^^)

洗足の住民は何となくどこの家の人もノーブルな感じです。
本当に上品なのです。
さすがだてに小和田雅子さんの出身地ではございませぬな。
(もうここが洗足住民の感覚じゃないですね・笑)

本当にちゃらっとした感じや、作った上品さの人には出会いません。
だから偽物ノーブルはすぐ分かります(笑)
皆様、身体からにじみ出てくる様な上品さなのです。

そんな洗足にはせわしさは似合いません。
まさにゆったりとまろやかなところです。


わがリトルマーロゥのお庭も今は夏の時間が流れています。
あちこちで夏のお花がきれいに咲き始めました。
こんな素敵な場所を貸していただける私たちは幸せですね。

昨日は大家さんの長谷川先生が台湾旅行からお戻りになって
またまたたくさんのお土産と共に、たくさんのお土産話をしてくれました。
明るい窓辺にテーブルを置き、美味しい台湾のお茶を本式で頂きながら、
またまた台湾土産の梅を頂きました。

先生のご専門は臨床遺伝と言う遺伝子に関することだそうです。
台湾でもキリスト教系と仏教系の二つの病院などを視察に行かれたそうです。
その仏教系の病院をやっている団体さんの奉仕の精神が素晴らしかったとお話しして下さいました。
そして、そこの機関誌を貸して下さり、今読んでいます。
仏教という教えの中にある福をしって大事にすると言う精神が素晴らしいです。
実践できるところをやってみたいと思いました。

先生は毎日、診療や講義やカウンセリングに大忙しなんですが
お家を見ていると、先生のつつましやかな部分や
素朴さや優しさというものが伝わってきます。
雨をためてお花にお水を上げたり、抜いた草花もたい肥にしたり。
ものを大事に大事に使われていて学ぶことが多いです。
そしてお話をしていると、本当に少女みたいにお茶目で~。

私が本が好きだと知って、先生はいろいろな本を持ってきては貸して下さいます。
医療に関する本から、マンガに絵本まで、、、素晴らしいラインナップ。
お陰でアタクシ、本買わなくても済んでます(^^)

洗足に来るたびに思うんですが、夢がかなってるなあ~と。
私は仲間内に昔から言われてるんですが、
いつも苦労してるけど、気がつくといつも夢の一番近くにいる、って。
それで、自分でもそうだねえ~って思うんですよね(^^)
幸せもんですね。

実はわたし、小さい時からお医者さんになりたかったんです。
もちろん、そんな恥ずかしいことは先生には言ってませんが(^^;)

私は3歳の時からすでに大人が読む本を読んでました。
特に毎日読んでいた本がアメリカのライフ社の医療図鑑シリーズで
「細胞」と「精神」と「脳」という本でした。
細胞の本は当時の私には素晴らしく美しい本で、
人体のすべてがこれで形成されたなんて素敵!とか思ってたんです。

なりたかったのはその細胞から発達する人間に興味あったんで
「産婦人科医」
そして「精神」の中に入ってた、ある躁鬱患者の記録を読み
「精神科医」
になりたかったんですね~。
そんな人間ピークだった4歳だったな~。(そっから下り坂っすね^^;)

8、9歳頃、一年あまり病院に入院した際は治療より医療への興味が先立ち、
新しい病院で入院患者に子どもが一人しかいなかったのをいいことに
無理を言って摘出物を見せてもらったりー、
仲良しだった患者さんの家族に摘出したものを
お医者さんと一緒に持って行って説明聞いたり
そのくらい、好きでしたね~、お医者さん。
残念ながら算数で挫折しましたので、医者にはなれませんでしたけど。
いとこはお医者になりましたけどね(笑)

そんなこと思い返すとこうして小さな病院ですごせて、
毎日お医者さんの生トークが聞けるのは刺激的でございます。

まあね、なりたいものはいろいろあったんです。
ミュージカル女優、精神科医、産婦人科医、文章を書く仕事、
手を動かす仕事、声を使う仕事、劇場主、エトセトラ、、、
ってか医者以外はほとんどかなっちゃってますね!
本当にたくさん学ばせて頂きました。

確かにそこには必ず難しさも共にありましたが。
ううん、でもやっぱり私はいい人生おくらせてもらってますね。
ありがたいものです。本当に感謝、感謝。

そして、ちょっと悲しみもありつつも、また一つ願ってきたことがかないそうです。
それが叶うと喜びとともに大きなものが手放せるので嬉しいです。
そうしたら本当に軽くなるし、うれしい。
また叶ったらお話ししますね。

さて、明日はライオンキング観劇会の感想を聞きます。
また皆さんにも報告しますね(^^)



だっておんなのこだもん!~出張お料理教室~

2009-07-29 | 夢の街手しごと工房
今日は田園調布のお近くにお住まいのコトコトバの生徒さん
Kちゃんのご自宅まで伺わせて頂き、
出張お料理教室第一回目を楽しんで参りました(^^)

それはそれは素敵なお家でひろーくて、きれーいで、
きゃ~(^^)っていっちゃうくらい素敵でした。
わんこちゃんが2匹も居て嬉しかった。
やっぱりわんこは可愛いですね。
(にゃんこもかあいいけど。動物はみんな素直で愛らしいです^^)

Kちゃんママが駅までお迎えにきてくれて、
噂の優しいおばあちゃまも出迎えてくれました。
福岡出身の85歳というおばあちゃまは七福神様のような
それはやさしいお顔でお迎えして下さいました。
とってもかわいくて思わず握手してしまいました。
も~、めちゃめちゃお元気で長生きしてほしいです!

ママににキッチンをご案内頂き、その後、お二人はお買い物へ。
そのひろーいキッチンでお料理教室開始です!
(ええ、もちろん、あたしの部屋より広いと思われます^^;)
お料理教室といっても、本格的なものではありません。
私ができる家庭料理をお教えするだけのシェアクラスです。

さて、今日の生徒さん、Kちゃんはダウン症を持つ24歳のおんなのこ。
素敵な女性なんだけど~、あえて今日は「おんなのこ」と呼びたい!
っていうか、女はいつまでも少女ですけどね~(笑)

話は変わりますが、ダウン症のこととかって
私たちは知ろうとしない限り良く分からないですよね。
私も小さい頃は障碍を持っている方は一生働けないのだ、
とかって漠然と思ってたりしました。

今思えば、なんて無知で、そしてなんて高慢な考えだったのかと思います。

この年になってたくさんのダウン症やいろいろなスペシャルを持つ方と出会い、
ダウン症というものは私たちと基本的に変わらないと知りました。
ただ、すべてにおいて育ち方がゆっくりなのだそうです。

そして人それぞれで持っている体の調子も違って、
本当に皆さんひとりひとりが個性的です。

そして皆さん、大人になればちゃんと就職してお仕事もなさるし、
お話だってなんだってたくさんのことができちゃいます。

さてKちゃんは?と言えば喫茶店で働く立派な社会人です。

その辺の二ートな大人よりも全然社会に貢献してます(^^)
そしてラブジャンクスというダンスグループでダンスに励み
このところ劇団にも入って頑張ってるんです(^^)
そして・・・ジャニーズが大好きなのだぁ!

(ああ、ここにも甥っ子のお仲間が~・笑
注:私の甥9歳はじゃにっ子目指しているんです・笑)

もう、Kちゃんってばジャニーズの話になったら夢中です(笑)
ええ、料理なんてそっちのけって感じです(爆)
でも、それが~、ものすごーく可愛いんですよ~。
まさに「女子」って感じです。

実は~私はその年代にそういう「女子時代」を経験しませんでした。
ものすごーい冷めてる子どもでして(^^;)
早く大人になりすぎちゃったって感じでしょうかね?
とにかく普通子どもが欲しいもの、気になるもの、全く興味なかったんです。
んで、女の子で集まってきゃあきゃあ話すとかも全くなし(^^;)
変わってたと思いますねー。

「環境がひととちがってさあハードだったから、
本当はそう思ってたけどできなかったんじゃないの?」

とお友達は言うんですがぁ、思い返して見ても「興味」がなかったの(笑)
だから、今もテレビも見ないし、アイドルやお笑いも全く見ないし興味持てずで。
いや、お仕事は素晴らしいなあ、と尊敬してるんですがー。

以前あるお仕事で有名なJSアイドルの方とお知り合いになりましてね。
ですが(^^;)私は名前をお聞きしても最後までJSアイドルと分からず、
「ほんとに知らないんですね、僕のこと。いるんですね、そういう人」
って言われたことあるくらい分かんない人です。
「まあまあ、この男の子、なんて痩せててお顔だけがおっきいのかしらん?
どっかの難民みたいだけど、ご飯は食べてるのかしら~、心配だわ~」
とかって思ってたくらいで・・・
(す、すみませんでしたぁ、でも今は分かりますよ、ええ^^;)

けれど神様はそれじゃあいけない、ちゃんとバランス取るのじゃ!
と言ってるんでしょう(笑)
やっぱりそういう経験はしないといけないようで、
こうして大人になってから、カンナちゃんや
昨日来てくれた北海道の生徒たちや言葉のお教室の生徒さん、
今日のKちゃんみたいな方とかなり「青春&おんなのこ」しています(笑)

そして今回もKちゃんのおかげで楽しく女子できました~!!

お料理をしながらKちゃんのジャニーズトークを聞き、
恋や男の子の話をしてきゃーきゃー言ってきました。
たのしかったです~(^^)

Kちゃんはいつもはひっそりおとなしいけど、
ママがいなくて二人なら、ジャニーズや男の子、
そしてお友達の話をいっぱいしてくれました(^^)
それがほんとに可愛くって~!!
ほんと女子って感じでラブリーでした。

そんな事を聞いていたら、なんだか可愛い食卓にしたくなり、
今日はおにぎりだけはメニューを決めていて、
後は残りもので何かおかずを作りましょうって話だったんですが、
Kちゃんの言動があまりに可愛いので、将来の彼氏さん、
そしてジャニーズさんの差し入れ出来るようなメニューを製作しよう!
と思いましたら、いつの間にやら
「ピンクのポテトサラダ」を作っておりましたよ(笑)

これはポテトとハムときゅうりと卵で普通にポテトサラダを作って
最後にマヨネーズを入れる時にケチャップ入れるんです。
そうするときれいなピンク色になるんですね~。
お味もなかなかおいしいです(^^)

後は可愛い色使いのお食事をということで
西京味噌を使ったお味噌汁・北海道バージョンを(笑)

アスパラを使ったお味噌汁なんですが、仕上げにバターを落とすんですよ。
北海道で教えてもらったメニューなんですが、それを伝授(^^)
アスパラを斜め切りにしてお味噌汁を作り、
かき玉汁にして、最後にバターを一かけら加えて出来上がり。
アスパラの緑と卵の黄色が爽やかで可愛いんです。
お味噌は西京味噌みたいなきれいな黄色だといいですね。

で、おむすびは炊き立てご飯にひじきふりかけと練梅を混ぜて
韓国のりで巻きまきしたお結びにしました。
出来あがりもとっても綺麗で、とってもおいしかったです。

食べながら、Kちゃんは今まで経験したことも
楽しいこと、淋しかったこと、うれしかったこと、
たくさん話してくれました。

一番うれしかったことは、学校に行って寮に入った時
お友達がいっぱいできたことだそうです。
私もそれを聞いていて、本当によかったなーと思いました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、
帰りに大きな桃をたくさんいただきました。わ~い!
実はずっと種のリキュールを作りたかったのです。
この種とチェリーの種を使ってリキュールをつけようと思います。
ひとつ夢がかないました~、ありがとうございます。


Kちゃんと楽しく話をしていて、素直に
「わあ、こんなに楽しく話せるんだー」と思いました。
そんなKちゃんに深い感動を覚えながら、
そう思った自分に「あたしって・・・」って思いも生まれました。

そう思いながらも、もっともっと早い時期に
こうして多くの世界の人と友達になれる機会があったら、
もっとよかったなあとも思いました。

以前、いろいろな場所でチャリティをしていた時も
ヘッドギアをつけてる人が怖いイメージでしたが、
お話ししてみたら、発音は聞き取りにくいし、上手には話せないけど、
それは素晴らしい言葉づかいをされることに驚いたことがあります。
そして、見た目だけでイメージを持ってた自分が損してたなと思いました。

これは小さい時、黒人の方と初めてお会いした時も同じ感覚になった事がありました。
その時、その優しかった黒人のおじいちゃんがこう言ってくれたのです。

「知らないもの、違うものを見たり聞いたりしたら
そりゃあ、だれだって最初は怖いしびっくりするさ。
でも、こうして私たちは知り合って友達になった。
ね、もう怖くないだろう?
友達になれば本当のことが分かるからね」

知らない事を知る、友達になれる、ってすごいことだと思います。
私はこれからKちゃんの友達の一人になれたらいいなあ、って思っています。
そして、たくさん女子的トークをしていきたいな~と思ってます(^^)

Kちゃん、お料理教室、お付き合い下さって本当にありがとね。
次回もジャニーズレッスン、よろしくお願い致します(^^)

写真は頂いた桃ちゃんと北海道の卒業生が長崎から持ってきてくれたお菓子。
私の大好きなアジサイをかたどったクッキーです。
可愛いです。

わたしのきれいをつくるもの

2009-07-28 | KOFUKU日記
10日前ほどに書いたブログ。
なぜかアップしてませんでした(^^;
遅ればせながら~です。

今日は北海道時代の生徒たちが集まってくれました。
15歳から19歳までのとっても素敵な若者たち。
たくさんの元気をもらいました。

なぜか、この記事、今日の話題と共通しております(笑)
ではどうぞ。


最近、「料理ブログになってるね」と言われております、私のブログ(笑)

ハイ、私は以外にもお料理好きなんですわ~。
ってか、今ある時間を大事にしたくてですね~。
お仕事が忙しくなってくるとできませんしね~。

ちなみに昨夜のご飯は特売のうなぎでございました。
これねえ、ゆず胡椒で頂くと美味しいんですよ~。
皆さんも是非お試しください。

まあ、現在の体系からも「お料理好きは何となくわかるわ」ってな反応を受ける私、わ~はっはあ(^^;)

でも俳優仲間は私にはほとんどそういうイメージ無いらしい。
どんだけ裏方的仕事をこなしても~、
「芝居しかしてないじゃん!」みたいなね。

っていうか、昔は生活感が無いのが私だったらしいです(爆)

そんな私の本職は舞台女優。
腐っても女優(笑)

そんな本職を持つ私の過去は意外にも「おしゃれ関係」に満ちていたりする。
わたし、意外にもおしゃれにうるさかったりいたしますのよ、のよ。のよ・笑。
もちろん、他人さまへの意見限定ですが(自分のことはタナ上げっす・爆)

え?今日の私のファッションですか?

「無頓着を絵にかいたような…」

・・・これはまさに私のことかと思われますが、何か?(^^;)

まあとにかく昔からおしゃれは好きでしたね。うん。
(どーゆうまとめ方だよ・^^;)

でもお洋服などお買い物は本当に必要でないとほとんど買わないです。

私はどっちかって言うと既成の服に頼らない派です。

今のころぽちゃの私からはイメージできないかもしれませんが、
若い時は女優業であることもありまして、結構いろいろなスタイルを楽しんでました。

けれど、ずっと小さい頃から流行を追うことはほとんどありません。

「自分が美しいと思い、かつ私を美しく見せるものを身につける」

これが基本ベース。
そして工夫と手作り(ここまでもか?笑)

そして今は無頓着(爆)

今は大きな意味でナチュラリズムを大事にしたいこともあり、
(間違っても美を放棄しているわけではありませんよ)
あれこれと余計なもので自分を飾ることはしません。

ってか、今、ファッション界はナチュラルブームですが、
私の見解は~(あくまでわたしのでっす)
このナチュラル素材、そしてナチュラルスタイルは
これまでの他の物で自分の足りないところを飾るファッションとは違い、
もっともその人の真実の美を引き立てるファッションではないかと。

つまり、着てる人がホントの意味で美しくなければ着こなせないものなので、
着るのに勇気がいるし、とても難しいものだと思いますね。

だって、ナチュラルスタイルって美の女神ヴィーナスがしてた
あの布くるくるファッションがもとですからねえ。
中身で勝負ですよ。

何も考えずにきれば「ぼてー」となるし、
だからと言って過剰に飾ればすぐさま下品になる。
もっとも難しいと思います。

なので、私はその辺の美しさにはチャレンジせず、
あえて素朴感で勝負ってことで!
(だめじゃん・笑)


さてこんなアタクシ、最近はスタッフの花の18歳、
とってもおしゃれ上手なカンナちゃんと
一緒にファッションについてあーだこーだ話すのがとても楽しみです。
(私と彼女のお母さんは私より一個だけ年上って年齢ですけどね。。。^^;)

でも年の差なんて何のその!
カンナちゃんと私、結構美観が共通点があって話が合うんです。
(だよね?カンナちゃん?^^;)

カンナちゃんが流行に左右されないところも似ているし、
既存のお洒落に揺れないところも昔の私と似ているからかもー。
もちろん、彼女の方が昔の18のあたしより全然かわいらしいですが(^^)

私はカンナちゃんと同じ年の頃はもう東京で働きながら大学行ってました。
実は高校時代は家族にはこっぱずかしいので言いませんでしたが
内緒で昔はファッション誌の中でも有名だった雑誌の読者モデルや
帽子ブティックのポスターモデルなんてのをやっていたりしてね。

学校も校長先生の娘さんが当時いいとも!に出てたくらいだったし、
いろいろ芸能活動なんてやってる人もいて、
田舎の割にはじけた環境で、私のクラスには歌手の女の子がいたり、
当時その有名なおしゃれ雑誌の読者モデルの子がおりました。

ある日、学校での一日を取材にきた雑誌社の方になぜかスカウトされ
雑誌の読者モデル、ちっちゃいさんサイズのモデルに。
(私は151センチです・笑)
それを知った街の帽子屋さん(お友達の親のブティックだった)
からも頼まれて、帽子ポスターモデルもやってました。

大人になってからは美容師さんの大きなコンクールのヘアモデルやら、
ある有名なメイクアーティストのメイクモデルやら、
結構いろいろ頼まれてやりましたね~。

私は身長は151センチしかないんですが、
現役の時は体重も40キロなかったし、
未熟児だったから頭と顔が小さかったんですよ。
(ええ、いまや、ころころころりんです・笑)

ついでに、髪の毛は天然パーマ縦ロール系で、ものすごく少なくて~、
顔も化粧をしたかのように濃いのですよ。
若かったからね、今のようにボケてませんでしたの(笑)

そんな訳であえてたくさんの髪の毛をいじらずとも形になり、
メイクも濃くしなくてもよかったんで超便利だったらしいです。

なんせ天国に帰ったソウルメイトと交わした初めての言葉は
「あんじゅさんはなんで汗だくで稽古しても化粧落ちないんですか?」
だったくらいでして(どんだけ濃いんだよ・笑)

実際、化粧を始めたのはアラフォーになってから。
仕事に必要だったから仕方なく~というね(笑)
いや、普段も必要なんだろーけど、してませんでしたー!(ごめん)

舞台やってる時は板に乗ってない時は完全に落としておく派だったし。
現在も面倒なんで日焼け防止をこめて日焼け止めと下地して基本のみ・笑

でも、20代後半から10年くらいやってたバイトはなんと「BA」
ハイ、ビューティアドバイザー、つまり「美容部員さん」

資生堂とコーセーとカネボウとソフィーナの臨時委託美容部員だったのです。
でも化粧は全くせず(笑)
だって自前持ってないし、舞台メイクしか自分でできなかったんだもん(^^;)

バイトに行くとカウンターに行って、ファンデーションも無しで
お粉だけぱたぱたはたいてー、お姉さんたちに眉書いてもらって、
リップつけたらおしまい(笑)

でも、お客様には

「あら、いいアイシャドウね!新色?何番?」

とかって言われるの(爆)
で、「15番のグレーです」とか言って売る(悪!)

でもねー、若き日からのその経験の中で、確固たる美的感覚を持った
デザイナーさんやカメラマンさん、メイクアップアーチストさんなど、
素晴らしい美観の人たちに出会ったのが大きかったですね。

美しさは必ず自分の中にあるものなのだと教えてもらいました。
そういう方はこぞって、物に頼ることをしない気がします。
自分の欠点は美点と認識できれば、隠すおしゃれではなく
本来必要なおしゃれが見えてくるのだと皆さん行ってた気がします。

中でも資生堂のあるカウンターのリーダーBAさんは
もう50歳くらいの方でしたが、それはそれは美しく、
その方からたくさんのことを教えてもらいました。

「メイクは自分の一番美しい部分を引き立たせるためにするもの。
見た目を変身させる為の道具じゃないのよ。
あくまでも自分のきれいを引き立たせる為のアイテム。
そして美しさはその人がだめだと思う部分に潜んでいる」

彼女はそういっておられました。理解してる部下の方は少なかったけど。

当時、私は臨時バイトだったけど、販売コンクールなどで
営業成績が日本でトップになったことが何回かあります。
それは彼女から学んだ美しさの考え方が大きかったのです。

「その人の美しさを引き立てる」

という魔法をもつ彼女から、その極意を学んだからです。
だから出会ったお客様にはみんな美しくなって頂きました(笑)

実際、ほかのBAさんのように色や線をプラスすることで
お顔を変身させるだけだとお家に帰ってお化粧を落としたら
きれいの魔法はその場でとけてしまいますよね?

だから、決して魔法がとけない「その人のきれい」
をプラスする方法を伝えるんです。
そうすれば、いつでも魔法は甦るから。
その魔法を学んできたので、皆様に喜んでもらって、
そしてたくさんのお客様が付いてくれました。

自分に関して彼女から学んだ大きなことは、
私のような顔は色や線を過剰に乗せてはならないということ。
色を変えるのでなく、肌の質感を変えて、素顔を美しくするメイクをする。

そして時代に流されず、常に生まれてくる自分の美しさを知ること。
つまり年齢というものを真摯に向き合うことですね。
それは欠点を知り、納得し、愛してあげることでもありますね。
女にとって「欠点」や「年齢」は見たくない部分ですが~。
でも、それが大事。
だって自分に現われて来る年齢は美の素です。

たとえば30代、40代の女性の「きれいに見せたい」感覚が
20代のそれだったら、絶対に美しくなれない、
そうアタシは思っちゃったりします。

だって世の中に「若く見える人」はいっぱいいますが、実際は若くないでしょ(笑)
若い人と並べば偽物なのはすぐわかるんですよ。
そういう若く見える人には人は「そのお歳には見えませんね」
って言うもんなんですが、それを信じてたらだめです。
人はでも、それなりには歳とってますね、とは言いませんからね。
それなのに若さをつかもうとするのは無謀つーか、なんて言うか~(笑)

なんていいますか、バレエダンサーがいて、
1回しか回れないピルエットを無理して3回回る感じですね。
〈良く分かんないか^^;)
歌手が無理して一オクターブ高いところを歌うぐらい聞き苦しいのとおんなじ感覚です。
あたしはそういう人を見るとむしょうに恥ずかしくなる人なんですよ。

でもね、それなりの年齢のファッションや生活をしておられるのに
かっこ良くって、本当にお若く見える方っていますよね?
私はそういうのが本当の「若さ」の現れだと思っています。

なので、私はそんな大人になりたいですねー。うん。
綺麗になりたい方向をトンチンカンにはしたくないかな。
やっぱり、その年齢だからこそ似合うものってあるんですよね。

たとえばイタリアのニット作品なんかは、
ある程度アダルトなボディーでないと着こなせないと思う。
身体が年を経た独特のゆるいラインにならないと
あのアダルトなアンニュイな影や色気は出てこない。

ということで皆さん「欠点」こそ美点の攻略ポイントですよ。
それを知るだけでお顔や姿の印象は驚くほど変わります。

この美的な考え方は私の母と共通するものです。
つまり「美しくない人なんてどこにもいない」ってことですね。
その人の本当の美しさを見つけることです。
それは自分の中に息づくものを知ることなのかもしれないですね。

このところ自分のルーツなるものを考える機会によく恵まれます。
まあね、このお歳ですからね(笑)
そろそろいろんな事、知ったり考えたりしなきゃいけないんでしょーね。

で、すごい些細なことから、「伝統」というか、
魂や身体を通して継いで行くものって言うのは大きいなあ、と。
特に親からの影響というのは、良いことも悪いことも含めて、
自分が思ってもみなかったほどに大きいですね。
しらない間にわが身にそれは根付いているもんなんですね。
それはもう、まわりの友人やご家族の在り方に触れたり、
年々、自分自身が年月を経ていくごとに感じます。

そして私がそれを特に感じるのはこれまでも書いたように
「美しさの感覚」なんです。

私は私をよく知る人に言わせれば、何万人に一人というくらい
珍しく厳しい環境下に生まれ、育ったらしい(笑)

生い立ちの片鱗を話すと大体100パーセントの確率で
「小説書けばいいのにー」と言われます(絶対書かないけどさ。。。^^;)

けれど、ここまで長きを生きて参りますと、
わが身に過ぎた年月が幸せだったか、不幸だったかは
ある程度判断ができるというものですよ。

確かに生い立ちというものは生き方にも精神にも
いろいろ影響しますし、そこから囚われずに自由になるには
物理的にも難しい問題だったりもします。

人生を一言で言えば嫌なこともあったし、辛いこともあったし、
難しいこともいっぱいありました。
けれど、ここで再検証してみますと、私は間違いなく
「幸せな人生」を送っているなーと思います。

「こんな風に幸せになりたい、だからこういう風にしなくっちゃ」

といろんな幸せ攻略法や理想図が書いてあるご本やメディアや占いや
スピリチュアルリサーチを必要とする人が多いと思うけど、
私には基本的にそういうのを必要としません。

もちろん、祖母も叔父さんも善なる魂を持つ強い霊能力を持つ人で、
お付き合いしてこさせて頂いたこれまで人生のパートナーと言える方も
類にもれずそういう力を持ち、それをお仕事の一つとしている人もありました。

私自身もなにやらそのような片鱗を持ち、基本スピリチュアラー感覚ですし、
そういうのは全然嫌いじゃないし、自分の中に事実としてありますから
否定なんてしないし、興味がないわけでもないけど、
なぜかそういう「人生や生き方のお手本」みたいなものには
ほとんど頼らずすんでおります。

そういうのを見なくても、お手本にしなくても、
「ああ、こういうのってしゃーわせー」と感じる私がいるんですね(^^)
そして、自分自身の中に答えを見つける事が好きです。

あたしの魂はたぶん、根っこが自由で気楽にできてるのではないかと思います(笑)

でもそれが何より幸せじゃないか、と思う。

カンナちゃんがいってくれたんですが、
「いっちゃんって、何でも楽しめて喜べていいなあと思う。」って。

そーなのですよ、アタクシ何でもやってることが楽しいのです。
ってか、楽しくないとやんないし。やれないし?(笑)

でも、だからって自分の喜びだけに没頭して
周りの人を無視することは決してしないですね。
だって一人で喜ぶのは楽しくないですもんね。
私の喜びは自分の喜びで周りの喜びでもなくては。
私はそう思ってます。
それは学びでも、遊びでも、趣味でも、仕事でも何でもです。

よく自己啓発本とかって、「自分がまず喜ぶ」「自分がきらきらする」
とあるけれど、自分だけを中心に喜んでいるだけなら、
周りの人にとってはどうかはわからないが、
わたしにとっては全然、そういう人は美しく見えない。

これはたくさんのお母さんとそれに翻弄される子どもや
お父さんをたくさん見てきたトラウマもあるかなー。

やっぱり、お母さんがどれだけ楽しそうにしてても、
それが本人のためだけだと、子どもや周りにいる人が
それは不幸な人が多かった気がしました。
そして、そういう人はその周りの不幸に気がつかない人が多いし。

友達はそういう親御さんがいる家庭の人が多かったので、
いつも「お母さんは自分勝手」と言う、悲しそうな友人に囲まれて、
私はそういうお母さんに当たらなかったって幸せなことなんだなー
っていつも思っていました。

「誰かを思い、優しく楽しくていねいに生き、
そこにうまれる喜びをともに味わい、
時には誰かと共にいることで生まれる苦しみや痛みも
深い愛をもって自分の中で喜びに変えること」

私はそういうあり方を母や周りの美しい人から見て教わりました。
そしてそれをとても美しい生き方だと思ってます。

私の美のお手本は目の前にいつもいたし、
それを導く「美観」がたましいや身体の中に生きています。

生きてきた上で関わった人はすべてにおいて、
みな私の先生だったと思うし、今もそう。

特に両親の持つ「美的感覚」は私の感覚の一番奥底に
「尊敬するべき美」として存在していると思う。

先に書いたように、私は確かに一般の人よりはずっと苦労したと思うが、
周りの話を聞いていると、どうやら周りよりずっと
美しい楽しい毎日を送っていたように思えるのです。

特に私は実家がとても裕福であった時代を十分に知っている。
その時に本当に世間の人ができないような贅沢をさせてもらったと思う。

けれども、それ以上に贅沢であったのは、
父や母の「心ある暮らし方」だったのではないかな。

季節を大事にし、日々にお起こる自然の出来事を楽しみ、
動物を慈しみ、植物を愛し、、、。
道を歩けば食べられる野草を感謝して摘み、美味しいものに変える。
一つ一つの出来事を子どもと一緒に楽しんで過ごす。

そんな日々を送ってきたことが幸せだと思える今日この頃です。

明日からもまた美しいものに囲まれて生きられる幸せに感謝、感謝です。

明日もいいお天気だといいなあ~。

我が家の定番

2009-07-27 | KOFUKU日記
今日は家におりました。
いやいや、すごい雷でしたね。
雨が小ぶりになったので家の定番を買い求めてお買い物へ。

はい、これです。
スペイン産のDON SIMONの100パーセントジュース~。

うちの相方はスペインに住んで絵を描いてた時期がありまして
その頃から飲んでいるジュースだそうです。
その頃は60円くらいだったと言ってました。
こっちでは安売りのお店で130円くらいかなー。
おいしいですよ。

お陰さまでNO1(ナンバーワン)をスペイン語で
「ぬめろ うの」と読むと知りましたわ。
でY(い)ってのがANDってこともお勉強しました。
スペイン語圏行ってもジュースだけは買えるな(笑)

うちの相方は寝言を時々スパニッシュでしゃべっています。
なんかしゃべってたら
「シィー、シィー、セニョール」(そうですよねー)
と答えることにしています。
するとまたスペイン語でしゃべってます。
非常に面白いです(笑)
ちなみに何言ってるか全然わかりません(爆)

スペイン語、面白い。
今度スペイン語講座を聞いてみようと思う今日この頃です。


さて、ジュースの前にある緑色のはスクレイパーです。
お友達にはこよなくマクロビっぽい食事を愛したり、
ベジタリアンな方も本当に多いのですが、
我が家のお食事は自由に満ちみちております(笑)
ジャンクからマクロビまでなんでもたべちゃうもんね~。
食べ物はおいしいと思うものを食べる!がモットーなんで。

なので、軽いものから重いものまで食卓に並ぶんですが
その食べた後の汚れを洗う時にこれ使います。
油分などがこれで拭うだけでずいぶん落とせるのでありがたいです。
その後をアクリルたわしで洗います。

自分の出来る小さなエコでもありますね。
(エコという名のエゴとも言いますが・笑)
まあ、いいと思ってやってることの一つです。

いいと思ってることや自分の知っていることを正しいですよというなんて
まあなんてなんてエゴなことって思いますが(笑)
自分の信念とも言うべきものを大事にするという
このエゴが人間ですわ~、とか思ったり~。

あ、脱線しました。

とにかくいいことだにょ~と思っていることをする、その一つ。

でもお陰で家では洗剤を限りなく使わないので、
ちびぴーちゃんのお茶碗とか洗剤の使用を気にしなくてよくて
そこがいいなあと思ってます。

あ、ちなみに洗剤は環境を良くする作用のある洗剤使用です!
なにも使わないというのも、汚れのたれ流しですもんね。
なのでスクレイパーで拭ってから、洗うのでした。

ということで、我が家の定番でした(^^)