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カテゴリーのGOD HUG YOUならびにGOD HUG YOUワークショップから内容をご覧いただけます。
これからはこちらで更新してまいります。
今後ともどうぞ宜しくお願いします!
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智香ちゃんは詩人です。
びっくりするくらい美しい言葉が生まれるのです。
どうぞ智香ちゃんのこころの世界をお楽しみください。
「風(チワワのすみれちゃんへ)」
そーっと風がふるえている
やさしい人
大好き 大好き
そんなにやさしい
私は 心の目をむける
やさしい人
とっても美しいな
風 風
地球にのって どこまでも
あした 明日
いつまでも仲良く
トコトコ
ストン ストン
風があふれてる
風
愛ありますように
わたしの小さな妹、すみれちゃんは4歳になったばかりのチワワです。
1歳になるときに誘拐されたり、大好きだった飼い主の死を目の当たりにして
いつしか人も動物も車も自転車もみんなみんな怖くなってしまいました。
怖いのでどうしても吠えてしまいます。でも人に慣れると今度はいなくなるのが怖くて不安で不安でたまらなくなってしまいます。
そうしてすみれちゃんは心臓と肺に治らない病気を抱えてしまいました。
ところが、智香ちゃんとはたったの3秒でお友達になり、本当の兄弟のようにしています。(Rayeのブログ参照 http://blog.goo.ne.jp/raye-angel/)
そのすみれちゃんに書いてくれたのがこの詩でした。
不思議なほどにすみれちゃんを描いてくれています。
どんなに表面は優しくしても、中身を見抜いてしまうすみれちゃん。
そうか、優しい人だから好きなんじゃなくて、美しいから好きだったのね。
智香ちゃんといつまでも仲良しでいてほしいです。☆Raye☆
「風(あんなちゃんの誕生日に…)」
そーっと風
何を見てるの?
風 風 また風が吹いてきた
ひかり ひかり
地球のみどり
明日 明日 いつも元気
私たちに天の神様を
授けてくださった神様
私たちのこの力が
心の中でふくらみます
しーっ 静かな風です
私たちのこの力が
神様に戻ればいい
小さな神様 好きだよ
ひかり それも ひかり
そーっと風
愛ありますように
byともか
北海道に住む12歳の少女詩人・智香ちゃんから、私の誕生日に美しい詩が届きました。
《 風 》 智香作
私はたくさんの風でした
そこにいっぱい広がっています
小さな小さな風が
静かに吹いてきました
とっても仲良しでした
また ひかりがもどってきた
生きる心に
天の神さま もどってきて
私は心とひかり
風はそよ風
いっぱい楽しいひかり
また春がやってきました
このひかりに
生きる心に
故郷 感じています
愛する人たちの…
愛ありますように
智香ちゃん、どうもありがとう
Rayeより心を込めて
びっくりするくらい美しい言葉が生まれるのです。
どうぞ智香ちゃんのこころの世界をお楽しみください。
「風(チワワのすみれちゃんへ)」
そーっと風がふるえている
やさしい人
大好き 大好き
そんなにやさしい
私は 心の目をむける
やさしい人
とっても美しいな
風 風
地球にのって どこまでも
あした 明日
いつまでも仲良く
トコトコ
ストン ストン
風があふれてる
風
愛ありますように
わたしの小さな妹、すみれちゃんは4歳になったばかりのチワワです。
1歳になるときに誘拐されたり、大好きだった飼い主の死を目の当たりにして
いつしか人も動物も車も自転車もみんなみんな怖くなってしまいました。
怖いのでどうしても吠えてしまいます。でも人に慣れると今度はいなくなるのが怖くて不安で不安でたまらなくなってしまいます。
そうしてすみれちゃんは心臓と肺に治らない病気を抱えてしまいました。
ところが、智香ちゃんとはたったの3秒でお友達になり、本当の兄弟のようにしています。(Rayeのブログ参照 http://blog.goo.ne.jp/raye-angel/)
そのすみれちゃんに書いてくれたのがこの詩でした。
不思議なほどにすみれちゃんを描いてくれています。
どんなに表面は優しくしても、中身を見抜いてしまうすみれちゃん。
そうか、優しい人だから好きなんじゃなくて、美しいから好きだったのね。
智香ちゃんといつまでも仲良しでいてほしいです。☆Raye☆
「風(あんなちゃんの誕生日に…)」
そーっと風
何を見てるの?
風 風 また風が吹いてきた
ひかり ひかり
地球のみどり
明日 明日 いつも元気
私たちに天の神様を
授けてくださった神様
私たちのこの力が
心の中でふくらみます
しーっ 静かな風です
私たちのこの力が
神様に戻ればいい
小さな神様 好きだよ
ひかり それも ひかり
そーっと風
愛ありますように
byともか
北海道に住む12歳の少女詩人・智香ちゃんから、私の誕生日に美しい詩が届きました。
《 風 》 智香作
私はたくさんの風でした
そこにいっぱい広がっています
小さな小さな風が
静かに吹いてきました
とっても仲良しでした
また ひかりがもどってきた
生きる心に
天の神さま もどってきて
私は心とひかり
風はそよ風
いっぱい楽しいひかり
また春がやってきました
このひかりに
生きる心に
故郷 感じています
愛する人たちの…
愛ありますように
智香ちゃん、どうもありがとう
Rayeより心を込めて
☆シュタイナースクール いずみの学校☆
「シュタイナースクールいずみの学校」は北海道の伊達市にあります。
何から何まで手作りのちいさなちいさな学校です。
「シュタイナー」と言うのはオーストリア生まれの思想家で、そのシュタイナーの人間学をベースにした教育を行っているのがシュタイナー学校です。
なあんて書くととっても難しい感じですが、「子ども達一人一人の魂と真っ直ぐに向き合い、思考・感情・意思、そして頭・心・身体を愛と芸術に満たしながら育てる教育」と考えていただけたらよいかもしれませんね。
現在いずみの学校では幼稚園の子ども達、そして一年生から11年生まで80名あまりの子ども達が日々の生活を楽しんでいます。
わたしは縁あっていずみの学校で「演劇の講師」をしています。
(いずみの学校ではドラマとよび「演劇」は正規の授業科目なのであります!素晴らしい!!)
わたしは一学期間に三週間づつ、いずみの学校で暮らすのです。
実は私自身は「先生」だと思っていません。多分子ども達もそう思っていないでしょう(笑)
ついでに子どもだとも思ってなかったりします。
(私には大人とか子どもとか分けて考えるのが好きではないのです)
そうですね、私達は純粋に「友達」で「仲間」なのでしょう。
そんな変わり者先生のわたしの体験したいずみの学校での日々とちいさな仲間たちの事を皆さんに知って欲しくてこのコーナーを作りました。
いずみの学校にあふれている愛が皆さんのところまで届きますように…。
☆いずみの学校の秋祭り☆(2004・11・7)
11月7日、日曜日、冷たい風の吹く中、いずみの学校で秋祭りが行われました。
シュタイナー学校の教育はあくまでも子ども達の為に行われている為、通常授業時間の見学などは出来ません。
でもこの秋祭りは学校を良く理解して頂き、地域の方との交流を深めたいと、学園祭のような形で一般の方々をお招きして行われます。
秋祭りは、学校の子ども達、先生方、父兄の皆さんが協力して作り上げます。
今年もたくさんの模擬店が出されました。
その一つ一つを詳しくレポートいたしましょう!(^^)
まず、シュタイナー幼稚園こどもの園からは「みつろうキャンドル作り体験」のお部屋。
お部屋に行ってみると、優しい笑顔のりゅうこ先生がベビーピンクのエプロン姿でお出迎えをしてくれました。
「皆さん、今日は蜂さんのお部屋にようこそおいでくださいました。いまから、ご一緒にみつろうキャンドルをつくりましょう」
優しい声に導かれてお部屋にはいると、はちみつの良い香りでいっぱいです。
「では、糸をしっかり持って、私の後について真似してくださいね!
♪太陽の光と優しい花が キスして出来た贈り物♪」
りゅうこ先生の口から優しい歌声が流れ始め、お部屋の真ん中、蜂さんのモビールを囲むように置かれたみつろうポットの中に糸をたらしては水で冷やし、糸をたらしては水で冷やしていきます。
いつしか、くるくる回るわたしたちの口からも歌が流れ始めた頃、糸には可愛らしいみつろうキャンドルが出来上がっていました。
お母さん達がにじみ絵の綺麗な虹色の紙でキャンドルを優しくくるんで、毛糸のリボンをつけてくれました。
お部屋を出た後もしばらくははちみつの香りに満たされていて良い気持ちでした。
次は一年生のお部屋。一年生のお部屋はそれはそれは素晴らしいネイチャーコーナー(季節のテーブル)のお部屋になっていました!
シュタイナー学校では「季節のテーブル」と言って、教室や学校のあちこちに自然の恵みを飾ったり、羊毛で作られたお人形で季節の様子が作られたりするのです。
今日の一年生のお教室は教室そのものが大きなテーブルに見立てられて、まるでおとぎに国に来てしまったようでした。
部屋の四隅を囲むようにテーブルは置かれ、丁度季節が秋から冬に移り変わっていく様子が見事に表現されていました。
片隅では木の実を使ってちいさな飾りを作るコーナーなどもあり、とても和めるお部屋でした。
二年生は「羊毛体験」のお部屋。お部屋に入ると、たくさんの人!
そして美しく染められた羊毛の山!なんてきれいなんでしょう!
お教室のあちこちで美しく染められた羊毛(羊の毛を刈り取って洗ったものを染めた状態・フリースと言います)にカーダー(羊毛をほぐすブラシのようなもの)をかける子ども達やスピンドル(コマのように回して羊毛によりをかけて毛糸につむぐ道具)を回す子ども達がいます。
もちろん大人たちも参加していました。
なかなかこのスピンドルを回すのは大変なのです。子ども達が回して先生が糸をつむぐ様子なんていうのも見られました。
お部屋の片隅では虹色に染められた羊毛の販売コーナーもありました。
とても安くてたくさんの色を分けてもらいました。これから作品にするのが楽しみです。
(続く)
☆ミカエル祭といずみの学校の子ども達☆
(2004・10・2)
10月2日、いずみの学校では「ミカエル祭」が行われたそうです。
ミカエルとは地球を守り、導く、勇気の天使の名前です。
キリスト教、特にカトリックの方には馴染み深い名前かもしれませんね。
本来は9月29日がミカエルの日なのですけれど、今年は二日の土曜日にお祭りが行われました。
シュタイナー学校では季節などにまつわるいろいろなイベントが行われます。
ミカエル祭は秋を代表するイベントの一つで、「勇気の天使ミカエル」にちなんで、天使ミカエルの力がもっとも働くこの日に、困難に立ち向かう勇気を思い起こすのです。
毎年いずみの学校ではすべての学年の生徒が協力して野外劇を行います。
今年の題材は「オキクルミカムイと悪竜」のお話。
演じるのは三年生です。これに各学年の生徒がいろんな形で加わります。
今年、上演前の3日間、三年生、五年生、二年生と一緒に演劇の授業をする機会を得ました。
カムイ(神)によるエゾ(北海道)の国創りに始まり、アイヌの歴史が次々に語られます。
三年生は神さまになったり、人になったり、山や海や動物達になっていきます。
そしてオキクルミカムイが登場、神と自然と共に感謝して生きるアイヌの人々を苦しめる、大魚アメマスやその親玉悪竜と戦うのです。
最初三年生は一生懸命演じていましたが、どうしても形だけになってしまいがちでした。
そこで、一緒に演技を練習することにしました。
まず「演技」はせりふを読んだり、教えてもらった形をやることではないことを説明しました。
一番大切なのは、やっている人たちが「本物」になることなのだと。
相手はまだ三年生ですから、あんまり難しい事をいってもうまく伝わりません。
そこで実践!
演じている子ども達のとなりでせりふに合わせて状況説明をしていきます。
そりゃあもう、出来るだけリアルに(笑)
「ほら、向こうに見えている駒ケ岳になるんだよ。見てる人が皆をみて,
あっ!駒ケ岳だ!って思うように駒ケ岳になって見て!」
子ども達はぐーん!と背伸びをすると手先をぴいんと伸ばし、顔を上げて天高くそびえる神々しい駒ケ岳に変身します。
「よくやった、オキクルミ!ほめてはやるが安心するな。今度は俺が相手だ!!」
悪竜の声が響きます。
「誰だ!生きているものを脅かす、その声は!」
オキクルミが答えます。
「さあ、皆、どこから聞こえるんだろう、このおそろし~い声は?ほら、太陽は隠れて真っ暗だ。冷たく恐ろしい風も吹いてきた。(本当は快晴なんですけどね)声はいろんな所から響いてくる。そら!右だ!今度は後ろ!さあ、もうだめかもしれない。村人はどうする?オキクルミはどうする?」
オキクルミ役は皆の前にすっくと立ち、腕を広げ守りながら、あちこちを伺います。
村人たちはあちこちから聞こえる声におびえながら、オキクルミ神の後ろに隠れます。
ほんの少しの言葉で子ども達は「本物」になっていくのです。
それは子ども達が言葉に宿る「本物の力」にとっても敏感だからじゃないかってわたしは思います。
言葉には「言霊」があるといいます。
善き言葉、よき思いには「愛」が宿ります。
では「善きもの」「愛」ってなんなのでしょう?
わたしはそれが「かみさまの力」なんだと思っているのですよ。
例えば「春」と言う言葉には「春の力」が宿り、「冬」と言う言葉には「冬の力」が在るのです。
そのことを子ども達の心は自然に知っています。
だから子どもたちに「愛」のないただの言葉で語っても、返ってくるのは「ただの言葉」です。
でも語りかける人が「本物の言葉」で語りかければ「本物の言葉」が返ってくるんですよね。
それは「かみさまの言葉」であると言えると思います。
三年生はそのことを強く教えてくれました。
本物の言葉でせりふが言えた時、彼らの目には見えないものが「本物」として見えているのです。
そしてそれは、その演技を見るものにも彼らを通して見る事が出来るのですね。
三年生の上達は素晴らしいものでした。
さらに二年生の歌、五年生のアメマスや木の妖精たちの「言葉」がないからこそ、心からの思いが生きてくる演技も眼を見張るものがありました。
さらに本番では一年生や四年生の歌や8~11年生の作曲したオリジナル曲とオーケストラが素晴らしい効果と力をもたらしたことでしょう。
残念ながら本番は観る事が出来ませんでしたが、上演後、先生のお一人からメッセージを頂きました。
「ミカエル劇、最高でした!皆がひとつになる体験をしました。」と。
人は自分以外の人と手をつなぎ合う時、なかなか自分を消すことが出来ず、また相手を認めることができず躊躇しがちですね。
「演劇」は決してひとりでは出来ません。たとえ一人芝居をするとしてもです。
演じる人、作る人、支える人、観る人、役割は様々です。
でも、それが、どれか一つでも欠けたら「演劇」にならないのです。
「皆が一つになる」
それにはそれぞれの中の勇気を奮い立たせることが必要ですね。
演じる方も、観る方にも、それが出来たとき「感動(愛)」が生まれます。
それは「ミカエルの勇気」の源でもあると感じています。
「勇気」を教えてくれたいずみの学校のちいさな天使たちに心から感謝と愛を捧げたいと思います(^^)
☆四年生の腕白天使たち☆
シュタイナー学校は1年生から12年生までの一貫教育です。
現在いずみの学校の生徒は80名あまり。二つの校舎が少しだけ離れたところにあって、ひとつの校舎は1~5年生まで、もうひとつの校舎には6~11年までの生徒が家族のように芸術にあふれた授業と先生方の愛の中で学んでいます。
今日はその中でも「四年生」のことをご紹介しましょう(^^)
とにかく四年生は元気!元気!元気!
(まあ、腕白とも表現できますが…^^;)
この間、四年生とシアターゲーム(シュタイナー学校では演劇の授業があるのですよ)の授業をしました。
腕白で反抗期も始まり、なかなか一筋縄ではいかない彼らなのですが、集中したときの結束力が凄いのです。
「人を信じるゲーム」と言うのがあります。
眼をつぶり、身体をすべて人に預けるゲームです。その身体は他の人が全員で支えます。
もし、誰かひとりが冗談をしたら、力は抜け、支えきれず怪我をさせてしまいます。
最初は冗談をしながら参加していた彼らも、体験することでその難しさや重要性がわかってきます。
キラキラした瞳、皆真剣です。
「わたしが倒れてもちゃんと支えてくれますか?」
ひとりの問いに全員が答えます。
「はい!!」「いいよ!」「大丈夫だよ!」
皆がひとつになる瞬間です。
いつもは腕白でたくさんの人を翻弄している彼ら。
遊び終わって、誰かが言いました。
「先生!人を信じるって面白いねえ!」
そう!そうなんだよね、四年生!
本当に皆が言う通りだよね!
信じることは「面白い!」、そこには「ハッピー」が生まれるもんね(^^)
どうぞ、そのまま人を信じることが面白い大人になってね!
四年生の腕白天使たちから幸せをもらった瞬間でした。
☆北海道のちいさな歌天使、智香(ともか)ちゃん☆
智香ちゃんは今、シュタイナースクールいずみの学校の6年生。ダウン症という宝物を持ってこの世に降りて来たの女の子です。
智香ちゃんの好きなものは音楽。朝早くから、夜寝るまで彼女の心の中には音楽が流れ続けています。
彼女の音楽は時として「言葉」や「絵」となって溢れ出てきます。
「愛ありますように。」
彼女の詩は必ずそう締めくくられます。
「光」「愛」「幸せ」「大好き」「愛してる」
智香ちゃんからあふれ出る言葉が「愛」や「光」そのものなのですね。
そんな智香ちゃんがわたしは大好き!
わたし達に幸せを分けてくれる天使、智香ちゃん、ありがとう!
これからも智香ちゃんに
「愛、ありますように」(^^)
※これから、智香ちゃんの作品や詩を少しづつご紹介して行きたいと思っています。
みなさまどうぞ、お楽しみに!!
「シュタイナースクールいずみの学校」は北海道の伊達市にあります。
何から何まで手作りのちいさなちいさな学校です。
「シュタイナー」と言うのはオーストリア生まれの思想家で、そのシュタイナーの人間学をベースにした教育を行っているのがシュタイナー学校です。
なあんて書くととっても難しい感じですが、「子ども達一人一人の魂と真っ直ぐに向き合い、思考・感情・意思、そして頭・心・身体を愛と芸術に満たしながら育てる教育」と考えていただけたらよいかもしれませんね。
現在いずみの学校では幼稚園の子ども達、そして一年生から11年生まで80名あまりの子ども達が日々の生活を楽しんでいます。
わたしは縁あっていずみの学校で「演劇の講師」をしています。
(いずみの学校ではドラマとよび「演劇」は正規の授業科目なのであります!素晴らしい!!)
わたしは一学期間に三週間づつ、いずみの学校で暮らすのです。
実は私自身は「先生」だと思っていません。多分子ども達もそう思っていないでしょう(笑)
ついでに子どもだとも思ってなかったりします。
(私には大人とか子どもとか分けて考えるのが好きではないのです)
そうですね、私達は純粋に「友達」で「仲間」なのでしょう。
そんな変わり者先生のわたしの体験したいずみの学校での日々とちいさな仲間たちの事を皆さんに知って欲しくてこのコーナーを作りました。
いずみの学校にあふれている愛が皆さんのところまで届きますように…。
☆いずみの学校の秋祭り☆(2004・11・7)
11月7日、日曜日、冷たい風の吹く中、いずみの学校で秋祭りが行われました。
シュタイナー学校の教育はあくまでも子ども達の為に行われている為、通常授業時間の見学などは出来ません。
でもこの秋祭りは学校を良く理解して頂き、地域の方との交流を深めたいと、学園祭のような形で一般の方々をお招きして行われます。
秋祭りは、学校の子ども達、先生方、父兄の皆さんが協力して作り上げます。
今年もたくさんの模擬店が出されました。
その一つ一つを詳しくレポートいたしましょう!(^^)
まず、シュタイナー幼稚園こどもの園からは「みつろうキャンドル作り体験」のお部屋。
お部屋に行ってみると、優しい笑顔のりゅうこ先生がベビーピンクのエプロン姿でお出迎えをしてくれました。
「皆さん、今日は蜂さんのお部屋にようこそおいでくださいました。いまから、ご一緒にみつろうキャンドルをつくりましょう」
優しい声に導かれてお部屋にはいると、はちみつの良い香りでいっぱいです。
「では、糸をしっかり持って、私の後について真似してくださいね!
♪太陽の光と優しい花が キスして出来た贈り物♪」
りゅうこ先生の口から優しい歌声が流れ始め、お部屋の真ん中、蜂さんのモビールを囲むように置かれたみつろうポットの中に糸をたらしては水で冷やし、糸をたらしては水で冷やしていきます。
いつしか、くるくる回るわたしたちの口からも歌が流れ始めた頃、糸には可愛らしいみつろうキャンドルが出来上がっていました。
お母さん達がにじみ絵の綺麗な虹色の紙でキャンドルを優しくくるんで、毛糸のリボンをつけてくれました。
お部屋を出た後もしばらくははちみつの香りに満たされていて良い気持ちでした。
次は一年生のお部屋。一年生のお部屋はそれはそれは素晴らしいネイチャーコーナー(季節のテーブル)のお部屋になっていました!
シュタイナー学校では「季節のテーブル」と言って、教室や学校のあちこちに自然の恵みを飾ったり、羊毛で作られたお人形で季節の様子が作られたりするのです。
今日の一年生のお教室は教室そのものが大きなテーブルに見立てられて、まるでおとぎに国に来てしまったようでした。
部屋の四隅を囲むようにテーブルは置かれ、丁度季節が秋から冬に移り変わっていく様子が見事に表現されていました。
片隅では木の実を使ってちいさな飾りを作るコーナーなどもあり、とても和めるお部屋でした。
二年生は「羊毛体験」のお部屋。お部屋に入ると、たくさんの人!
そして美しく染められた羊毛の山!なんてきれいなんでしょう!
お教室のあちこちで美しく染められた羊毛(羊の毛を刈り取って洗ったものを染めた状態・フリースと言います)にカーダー(羊毛をほぐすブラシのようなもの)をかける子ども達やスピンドル(コマのように回して羊毛によりをかけて毛糸につむぐ道具)を回す子ども達がいます。
もちろん大人たちも参加していました。
なかなかこのスピンドルを回すのは大変なのです。子ども達が回して先生が糸をつむぐ様子なんていうのも見られました。
お部屋の片隅では虹色に染められた羊毛の販売コーナーもありました。
とても安くてたくさんの色を分けてもらいました。これから作品にするのが楽しみです。
(続く)
☆ミカエル祭といずみの学校の子ども達☆
(2004・10・2)
10月2日、いずみの学校では「ミカエル祭」が行われたそうです。
ミカエルとは地球を守り、導く、勇気の天使の名前です。
キリスト教、特にカトリックの方には馴染み深い名前かもしれませんね。
本来は9月29日がミカエルの日なのですけれど、今年は二日の土曜日にお祭りが行われました。
シュタイナー学校では季節などにまつわるいろいろなイベントが行われます。
ミカエル祭は秋を代表するイベントの一つで、「勇気の天使ミカエル」にちなんで、天使ミカエルの力がもっとも働くこの日に、困難に立ち向かう勇気を思い起こすのです。
毎年いずみの学校ではすべての学年の生徒が協力して野外劇を行います。
今年の題材は「オキクルミカムイと悪竜」のお話。
演じるのは三年生です。これに各学年の生徒がいろんな形で加わります。
今年、上演前の3日間、三年生、五年生、二年生と一緒に演劇の授業をする機会を得ました。
カムイ(神)によるエゾ(北海道)の国創りに始まり、アイヌの歴史が次々に語られます。
三年生は神さまになったり、人になったり、山や海や動物達になっていきます。
そしてオキクルミカムイが登場、神と自然と共に感謝して生きるアイヌの人々を苦しめる、大魚アメマスやその親玉悪竜と戦うのです。
最初三年生は一生懸命演じていましたが、どうしても形だけになってしまいがちでした。
そこで、一緒に演技を練習することにしました。
まず「演技」はせりふを読んだり、教えてもらった形をやることではないことを説明しました。
一番大切なのは、やっている人たちが「本物」になることなのだと。
相手はまだ三年生ですから、あんまり難しい事をいってもうまく伝わりません。
そこで実践!
演じている子ども達のとなりでせりふに合わせて状況説明をしていきます。
そりゃあもう、出来るだけリアルに(笑)
「ほら、向こうに見えている駒ケ岳になるんだよ。見てる人が皆をみて,
あっ!駒ケ岳だ!って思うように駒ケ岳になって見て!」
子ども達はぐーん!と背伸びをすると手先をぴいんと伸ばし、顔を上げて天高くそびえる神々しい駒ケ岳に変身します。
「よくやった、オキクルミ!ほめてはやるが安心するな。今度は俺が相手だ!!」
悪竜の声が響きます。
「誰だ!生きているものを脅かす、その声は!」
オキクルミが答えます。
「さあ、皆、どこから聞こえるんだろう、このおそろし~い声は?ほら、太陽は隠れて真っ暗だ。冷たく恐ろしい風も吹いてきた。(本当は快晴なんですけどね)声はいろんな所から響いてくる。そら!右だ!今度は後ろ!さあ、もうだめかもしれない。村人はどうする?オキクルミはどうする?」
オキクルミ役は皆の前にすっくと立ち、腕を広げ守りながら、あちこちを伺います。
村人たちはあちこちから聞こえる声におびえながら、オキクルミ神の後ろに隠れます。
ほんの少しの言葉で子ども達は「本物」になっていくのです。
それは子ども達が言葉に宿る「本物の力」にとっても敏感だからじゃないかってわたしは思います。
言葉には「言霊」があるといいます。
善き言葉、よき思いには「愛」が宿ります。
では「善きもの」「愛」ってなんなのでしょう?
わたしはそれが「かみさまの力」なんだと思っているのですよ。
例えば「春」と言う言葉には「春の力」が宿り、「冬」と言う言葉には「冬の力」が在るのです。
そのことを子ども達の心は自然に知っています。
だから子どもたちに「愛」のないただの言葉で語っても、返ってくるのは「ただの言葉」です。
でも語りかける人が「本物の言葉」で語りかければ「本物の言葉」が返ってくるんですよね。
それは「かみさまの言葉」であると言えると思います。
三年生はそのことを強く教えてくれました。
本物の言葉でせりふが言えた時、彼らの目には見えないものが「本物」として見えているのです。
そしてそれは、その演技を見るものにも彼らを通して見る事が出来るのですね。
三年生の上達は素晴らしいものでした。
さらに二年生の歌、五年生のアメマスや木の妖精たちの「言葉」がないからこそ、心からの思いが生きてくる演技も眼を見張るものがありました。
さらに本番では一年生や四年生の歌や8~11年生の作曲したオリジナル曲とオーケストラが素晴らしい効果と力をもたらしたことでしょう。
残念ながら本番は観る事が出来ませんでしたが、上演後、先生のお一人からメッセージを頂きました。
「ミカエル劇、最高でした!皆がひとつになる体験をしました。」と。
人は自分以外の人と手をつなぎ合う時、なかなか自分を消すことが出来ず、また相手を認めることができず躊躇しがちですね。
「演劇」は決してひとりでは出来ません。たとえ一人芝居をするとしてもです。
演じる人、作る人、支える人、観る人、役割は様々です。
でも、それが、どれか一つでも欠けたら「演劇」にならないのです。
「皆が一つになる」
それにはそれぞれの中の勇気を奮い立たせることが必要ですね。
演じる方も、観る方にも、それが出来たとき「感動(愛)」が生まれます。
それは「ミカエルの勇気」の源でもあると感じています。
「勇気」を教えてくれたいずみの学校のちいさな天使たちに心から感謝と愛を捧げたいと思います(^^)
☆四年生の腕白天使たち☆
シュタイナー学校は1年生から12年生までの一貫教育です。
現在いずみの学校の生徒は80名あまり。二つの校舎が少しだけ離れたところにあって、ひとつの校舎は1~5年生まで、もうひとつの校舎には6~11年までの生徒が家族のように芸術にあふれた授業と先生方の愛の中で学んでいます。
今日はその中でも「四年生」のことをご紹介しましょう(^^)
とにかく四年生は元気!元気!元気!
(まあ、腕白とも表現できますが…^^;)
この間、四年生とシアターゲーム(シュタイナー学校では演劇の授業があるのですよ)の授業をしました。
腕白で反抗期も始まり、なかなか一筋縄ではいかない彼らなのですが、集中したときの結束力が凄いのです。
「人を信じるゲーム」と言うのがあります。
眼をつぶり、身体をすべて人に預けるゲームです。その身体は他の人が全員で支えます。
もし、誰かひとりが冗談をしたら、力は抜け、支えきれず怪我をさせてしまいます。
最初は冗談をしながら参加していた彼らも、体験することでその難しさや重要性がわかってきます。
キラキラした瞳、皆真剣です。
「わたしが倒れてもちゃんと支えてくれますか?」
ひとりの問いに全員が答えます。
「はい!!」「いいよ!」「大丈夫だよ!」
皆がひとつになる瞬間です。
いつもは腕白でたくさんの人を翻弄している彼ら。
遊び終わって、誰かが言いました。
「先生!人を信じるって面白いねえ!」
そう!そうなんだよね、四年生!
本当に皆が言う通りだよね!
信じることは「面白い!」、そこには「ハッピー」が生まれるもんね(^^)
どうぞ、そのまま人を信じることが面白い大人になってね!
四年生の腕白天使たちから幸せをもらった瞬間でした。
☆北海道のちいさな歌天使、智香(ともか)ちゃん☆
智香ちゃんは今、シュタイナースクールいずみの学校の6年生。ダウン症という宝物を持ってこの世に降りて来たの女の子です。
智香ちゃんの好きなものは音楽。朝早くから、夜寝るまで彼女の心の中には音楽が流れ続けています。
彼女の音楽は時として「言葉」や「絵」となって溢れ出てきます。
「愛ありますように。」
彼女の詩は必ずそう締めくくられます。
「光」「愛」「幸せ」「大好き」「愛してる」
智香ちゃんからあふれ出る言葉が「愛」や「光」そのものなのですね。
そんな智香ちゃんがわたしは大好き!
わたし達に幸せを分けてくれる天使、智香ちゃん、ありがとう!
これからも智香ちゃんに
「愛、ありますように」(^^)
※これから、智香ちゃんの作品や詩を少しづつご紹介して行きたいと思っています。
みなさまどうぞ、お楽しみに!!