2022年7月のブログです
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7月16日(土)と17日(日)の両日、新潟市で2022年遊戯療法学会が開催された。
久しぶりの地元新潟での開催で、北海道にいるじーじはかなり迷ったが、夏休みの日程の都合もあって、今回はズームでの参加を選択した。
遊戯療法学会だから、「勉強」と同じくらい「遊ぶこと」も重要ではないか、と臨床心理士のじーじは苦渋の(?)判断をした(大会委員長の横山先生、ごめんなさい)。
もっとも、ズームでの参加といっても、スタッフのご努力もあってその臨場感はすごく、まるで会場にいるような雰囲気の中で勉強ができた。
7月16日は、特別講演とシンポジウム。
特別公演は山中康裕さんで、すごい講演だった。
山中さんは、遊戯療法はクライエントとセラピストのたましいのぶつかりあいがあるからこそ意味がある、と遊戯療法の根本を述べられた。
その熱意には本当に頭がさがる思いだった。
じーじも拙いながらも、大切なことを大切と言えるように頑張りたいと決意を新たにした。
シンポジウムは、テーマが、遊戯療法はなぜ効くか。
エビデンス万能の世の中で、数字に表わしにくい遊戯療法の効果をいかにわかりやすく表現できるかなどが話し合われた。
診療報酬などの問題もあって、治療効果は行政文書に表わしやすいことが世の中では求められるようだが、行政では救えない部分を遊戯療法が救っているのではないか、などといった意見も出て、議論は白熱した。
7月17日は、ワークショップ。
じーじは山中さんのスーパーヴィジョンに参加した。
臨床心理士になろうかどうか迷いだしたという大学院生の遊戯療法のケースを山中さんがスーパーヴィジョンした。
ケースについては書けないが、山中さんが厳しい中にも大学院生のいいところをたくさん指摘されて、大学院生だけでなく、聞いているメンバーも元気になるような、そして、とても参考になるスーパーヴィジョンを拝見することができて幸せだった。
山中さんは、熱いだけでなく、やはりいろいろと大切なことをたくさん教えてくださるいい先生であった。
いつまでも、熱く、そして、お元気でいてほしい、と思う。 (2022.7 記)