長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

いよいよ最後!

2010年10月18日 11時45分17秒 | 日記
 こんにちは! そうだいこと、中村岳人です。
 さーてね、前回までズルズルと続いていた「怨霊グータンヌーボ」もついに終わりまして。その間は、わたくし個人の生活でも激動の毎日が過ぎていきました。

 そして今日の夜、そういった一連の流れの区切りとなる時がやってきます。

 そう言っちゃうとなんともおおげさなんですが、要するに、私が役者として出演する最後の公演の最終回が上演されるんです。
 のっけから不吉なことを言うようでナンなんですが、私やそれ以外の劇団員が、家から公演のあるアトリエに行く途上で事故にあったり、お昼ご飯で食中毒でも起こさない限り、最終回はおそらく予定通りに上演されるでしょう。
 私はこれまで、三条会という劇団でおよそ十年間、みんなと一緒にどこかの場所に無事に集まって、作品を上演するということを続けていたわけなんですが、よく考えるとものすごい奇跡であるような気がしてきました。
 いや、そんなこと言い出したら、演劇に関わらずなんでも、誰かと共に仕事を続けるということは奇跡の連続ということになっちゃうんですが、今、私は、私にとってのこの十年間が奇跡だったように思えて仕方がありません。

 出会いも奇跡、あの時一緒にできたことも奇跡、一緒に見たものも奇跡。

 でも、しみじみするのは早すぎる! 当然ながら、私がこの世からおさらばするということでもないし、ましてや今現在、私にはもう一回だけ、役者となることのできる舞台が残っています。
 他の劇団のみんなと、いいお芝居になるようにがんばらんばいかん!
 これまで当たり前のようにやっていた本番の時間が、今日も当たり前のように静かにせまってきています。

 ところで今、私の部屋の中では、今回の公演で多くの親しい方たちからいただいた数々のお花が、ところせましと咲きほこっています。
 公演終了後にいただいて家に持って帰るまでは、なにかと運ぶのが重かったりするお花の贈り物なのですが、私は本当に、この花束という形のプレゼントが大好きです。
 薔薇や百合。花ざかりのむせかえるような甘い香りにつつまれて目覚める朝はいつでもいいものですね。幸せだなぁ~オイ!

 あと昨日は公演が終わってから、その回を観に来てくれた、大学時代に同じサークルだった親友・先輩のみなさんと集まって久しぶりに飲みました。楽しかったねぇ!
 大学生だったころからももう十年くらいがたちます。その間の時間をみんなそれぞれが生き抜いてきたんだなぁと、しみじみ感じ入ったひとときでした。まぁ、だいたい二十代の十年間なわけなんでね、そんなに外見が変わったとかいうことでもないんですけど!
 でもみんな、十年を生きてきただけの変化があるんだよなぁ。詳しいことは知らないわけなんだけど、いい時間の過ごし方をみんなしてきたんだなぁということだけはよくわかったのが、なによりもうれしかったです。

 さぁ、これから最終公演! まずはこれを悔いなく演じきって、明日からまたこの中村岳人の日々を生きていこうじゃないか。
 今日もまた、同い年の三十歳で見事なグラビアを見せつけてくれた井上和香さんの勇姿に気合いを入れてもらって出発しよう。ワカパイワカパイ~!
コメント
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