長岡京エイリアン

日記に…なるかしらん

『踊り場の花子』映像化記念!! 『世にも奇妙な物語』つながりの思い出あれこれ  空想トレイン各駅停車

2013年05月12日 11時21分46秒 | ホラー映画関係
 ハイど~もど~もこんにちは、そうだいでございます。今日もいいお天気ですねぇ。
 今日の私は日曜日らしくお休みをとって、これから東京に行く用事があります。のんびりさせていただいてますよ……

 でも、こういったていたらくでこの5月は、私の場合はゴールデンウィークからちょびっとズレた形でやけにのんびりした日々が続いているのですが、どうやらその反動も思いっきり作用して、明日から始まる週の後半からは、か~なり忙しいことになりそうです! ちょっと今までとは私の働く形態が変わってくるらしく、お休みの取り方がかなりきっちりしてくるんですね。どうなっちゃうんだろうなぁ……さまざまな不安をむらむらとはらみつつも、まずは今日の自由を満喫したいわたくしなのでした~。


 さてさて。本日のお題にしたいのは他でもない、ついおとつい! 夕べに放送されていたあるスペシャルドラマについてのあれこれでございます。
 みんな観たかナ~!?


『世にも奇妙な物語 2013春の特別編』(5月11日21時~23時10分放送 フジテレビ『土曜プレミアム』)
・空想オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語』シリーズの最新作であり、レギュラー放送終了(1992年9月)以後のスペシャルドラマ版としては第47作にあたる。
・今回の5作中、原作のある作品は『階段の花子』と3本目の『AIR ドクター』(主演・小栗旬)の2作で、『AIR ドクター』は小田扉の短編マンガ『もどき』(2007年)の映像化。

『階段の花子』(『2013春の特別編』の5本目、最後の作品 20分)
・辻村深月の短編小説『踊り場の花子』(2008年 短編集『ふちなしのかがみ』収録)の映像化作品。
・辻村深月作品の映像化としては、連続 TVドラマ『本日は大安なり』(2012年1~3月放送 NHK)、映画『ツナグ』(2012年10月公開 東宝)に続いての3作目となる。

おもなスタッフとキャスティング
演出 …… 木下 高男(52歳)
脚本 …… 高山 直也(?歳)
※ TVドラマ演出家の木下高男は『世にも奇妙な物語』の前身番組『奇妙な出来事』(1989年10月~90年3月放送)で演出家デビューしており、『世にも奇妙な物語』でも10作以上の演出を手がけている。
※脚本家の高山直也は1991年から現在まで『世にも奇妙な物語』のオリジナル脚本を20作以上手がけている常連作家であり、今回の『2013春の特別編』でも『階段の花子』の他に4本目の『不死身の夫』(主演・檀れい)のオリジナル脚本を担当している。

小学校教諭・相川英樹  …… 徳井 義実(チュートリアル 38歳)
相川の後輩・小谷チサ子 …… 大政 絢(22歳)


 はい、これでございます! 創業1990年!! もはやシリーズ25周年も夢ではなくなってきている老舗中の老舗、『世にも奇妙な物語』。この最新作の大トリに、我らがいとしの辻村深月先生の短編『踊り場の花子』が映像化されるというのですから、これを観ないわけにはいかないのでありました。

 昨年あたりから文学賞の受賞などでメディア露出の仕事が激増した辻村先生ですが、気がつけば単独単行本では短編集『鍵のない夢を見る』(2012年5月)いらい新作の刊行がない状態になっているという、単行本を首を長くして待っている私のようなファンにとってはかなりキビしい枯渇状態! もちろん小説の連載は旺盛におこなっており、そのあたりがそろそろ単行本になってもおかしくない頃合いなのですが……
 そんな中で出た次なる一手が『世にも奇妙な物語』とは! 見事に裏をかかれたというべきか、ついにこのときが来たか……と感動するべきか。

 実は個人的なことをいいますと、もうずいぶんと長いこと、『世にも奇妙な物語』とはご無沙汰になっていました。それこそ、私が物心がついたころからTV でやっていたシリーズなので、初期の連続ドラマ時代のスマートでおどろおどろしい毒気にすっかりとりこになってしまった私は、それ以来スペシャルドラマになってからも可能な限りビデオで録画して(これも死語になるのか!!)観ることにしていたのですが、大学を卒業したころ(2000年代前半)にはチェックするヒマがなくなり……満を持してというか、満を持しすぎて「なぜ今?」という雰囲気がただよってしまい、いまいちパッとしなかった劇場版も私は観ていません。映画にする意味がよくわかんないんだよなぁ、コンパクトさが売りのシリーズなのに!

 ところが、そんな私も「これは観なきゃ!」と思い立ってしまった、今回の『踊り場の花子』あらため『階段の花子』。それと、いいきっかけなんで、他の4作品も観てみたわけなんですが。

 いやぁ、おもしろいおもしろい! 健在じゃないですか、『世にも奇妙な物語』!!
 これは好みの問題なので人それぞれかとは思うのですが、私はこのシリーズでは「ハートウォーミング系」エピソードはいっさいいらないと感じている人間ですので、「恐怖・サスペンス系」が3話と「ヘン・お笑い系」が2話という今回の構成はとても良かったです。『AIR ドクター』は感動系なのかもしれませんが、設定がとにかくヘンなんで楽しみました。

 正直なところ、見始めたときは第1話の『呪web 』があまりにも、なんというか……設定はどっかのフジテレビ深夜のオムニバスドラマで谷村美月が出くわしていた災難の焼き直しみたいだったし、主演している女の人はバービー人形にさしかえてカメラの前に置いとくだけでももうちょっと演技力があるんじゃないかって思えるほどの大根だったしではなはだ不安なすべり出しだったのですが、むしろこのトップバッター選びがよかったですね! それ以降のエピソードでの役者さんがたの演技がもう、のきなみ光る、光る。関ジャニ∞の丸山隆平さんも絶妙な表情がおもしろかったし、小栗旬さんもやっぱりうまいし、檀れいさんが最後のシーンで見せた哄笑は、それはもうきれいにエピソードをオトしていたと感じました。実力派俳優の競演があってこその『世にも奇妙な物語』だということを、改めて思い知らされた今回の春スペシャルでしたね。

 肝心の『階段の花子』に入る前に余談なんですが、私が今回のスペシャルを通していちばんいいなと感じたのは、ドラマ本編でもなくタモリさんのパートでもなく、CM の提供クレジットの背景に流れている CGアニメーションでした。

 何もない空間の中に割れた鏡の破片が無数に舞い散っていて、その上をひらひらと飛んでいく、一匹の漆黒の蝶。しかし、蝶が通り過ぎるときに鏡にうつるのは、蝶ではなく点々と続いていく人間の革靴の足跡なのです……

 んん~、イイネ、イイネ!! このシリーズにおけるタモさんという存在の計り知れない奇妙さをまざまざと映像で思い知らされた思いでした。きれいに恐ろしい。もう、このCG アニメを作製した方に花マルあげちゃう、先生♡


 さて、そんなこんなで気を取りなおして問題の『階段の花子』なんでありますが。

 非常に、ひっじょ~にスタンダードな「怖い話」になっていました。ただ、その怖さの本質が多少、原作よりもホラーよりになっていたような。原作小説『踊り場の花子』の怖さはもっとミステリーっぽいものだという印象があるんですよね。ミステリー小説の物語の中で、「いちばん怖い思いをする人」って、誰なんでしょうかねぇ? フフフ……

 辻村深月先生の短編小説『踊り場の花子』(2008年8月発表)は、先生の短編キャリアに限定して見れば比較的初期の作品にあたるものです。
 というのも、先生のデビューは2004年なのですが、それからしばらくは長編小説の発表に重点を置いた活動がしばらく続き、いっぽうで短編小説は年に1~2作くらいという状況が続いたものの、2008年になってから、なにかふっきれたかのように旺盛に多くの短編小説を世に出していくようになったからです。そういった長編と短編の流れが、ゆくゆくは映画化もされた連作小説集『ツナグ』(2010年)に結実していくわけなのですが、それはまたのちのお話。

 ただし、私の観る限り、この『踊り場の花子』はどことなくその他の辻村作品とは一定の距離をおいた雰囲気の作品になっており、その救いようのないラストは意外なほどにドライな印象を読む者に与えます。明確に「転落」のクライマックスが用意されているんですね。
 これは、登場するキャラクターのほぼ全員に血が通っているというか、その結末は人それぞれであるにしても、その物語に描かれている「以外の」人生をすべからく愛をもって創造しているという、作者の「産みの苦しみ」を色濃く感じさせる辻村ワールドの中では異色の存在なのではないのでしょうか。

 『踊り場の花子』に似た読後感を私が得たものとしては、長編でいえば『 V.T.R.』(2010年)や『水底フェスタ』(2011年)がまっさきに頭に浮かぶのですが、短編でいうのならば、やはり『踊り場の花子』も収録されている短編集『ふちなしのかがみ』(角川文庫)の、他の諸作ということになります。すべてが怖いだけというわけじゃないんですが、文庫版のカバー紹介が語っているように、『ふちなしのかがみ』は底冷えのする「怪談」がつまっている辻村流『世にも奇妙な物語』になっていたわけだったんですね。したがって、その中の作品が本家に採用されるのも、至極当然なことだったのです。どっちかというと、『踊り場の花子』よりも『八月の天変地異』のほうが映像化されそうな要素に満ちているのですが、それはおそらく『世にも奇妙な物語』ではない形で実現するんじゃないのでしょうか。『八月の天変地異』の路線はやっぱり、『ぼくのメジャースプーン』(2006年)あたりから始まって『サクラ咲く』(2012年)に続く辻村ワールドの重要な1ジャンルになっていますよね。
 ちなみに言いますと、私が『ふちなしのかがみ』の中でいちばん好きなのは、『おとうさん、したいがあるよ』(2007年12月発表)です。好きなんだよな~、こういう「わけわかんないけど、とりあえず平和。」な感じ。

 さて、そんなわけで『踊り場の花子』は、辻村作品の中でも特に「ホラーっぽい」短編になっているのですが、それは決して「ホラー小説である。」というわけではないんです。
 つまり、小説の世界では確かに大筋で言えばホラーと断言してもさしつかえのない、「階段の花子さん」という明らかに人智を超えた存在が登場するのですが、それが物語の中に出現する「起因」と、物語の主人公が強くこだわることになる花子さんの「法則」というものが、非常にミステリー風に理路整然と構成されているといった点において、これはどうも、単に「人が人でないものに襲われる」という筋立てだけのホラーとはだいぶ毛色の違った雰囲気に仕上がっているのです。
 要するに、花子さんが出現を決意した「動機」のようなものがかなり人間的に描写されていて、まるでそのたたずまいが、真犯人の犯罪を暴き立てる「名探偵」のようにも見えてしまうんですね。名探偵の中でも特に底意地の悪い、逃げ場のない論法を用意周到に仕込んだ上で、そ知らぬ顔で「あぁ~、どうも~。」なんて片手をあげながら犯人に笑顔で近づく刑事コロンボとか古畑任三郎のタイプですよね。ヤだね~!!

 ところが! 『踊り場の花子』を映像化した今回の『階段の花子』は、そこらへんの要素をけっこう大胆にカットして、その分だけホラーの濃度を上げた作品に仕上がっていました。これはもう、実際にご覧になったみなさんならそう感じられたかと思うのですが、花子さんが非常に典型的な「人間性の薄い災厄みたいな存在」になっていましたよね。名探偵じゃなくて「笑ゥせぇるすまん」になっていたわけなのです。ドーン!! 辻村先生が敬愛するのはたしかF先生のはずなんですが、ここで隠しようのない「ブラックA 先生」が出てきちゃった! まいったねぇコリャ。

 ただ、そこを指して私は『階段の花子』は『踊り場の花子』の改悪である、と言うつもりはありません。『階段の花子』が『世にも奇妙な物語』の「非ハートウォーミング系」アンカーだった以上、何よりも恐怖の描写を優先させたその脚本はまったく正しい判断だったと思います。
 その恐怖演出にしても、まぁ肝心カナメの「花子さん」はどうしてもベッタベタな『ちびまる子ちゃん』みたいな格好になってしまうのは仕方ないとしても、そのぶんクライマックスに行くまでの「息詰まる空気感」や「じょじょに日常から離れていく感覚」、そして何よりも、最後のカットで見せる絶叫にいたるまでの2人の出演者のかけあいを丁寧に作りあげていくウェルメイドな作品づくりがとっても良かったですね。さすがは『世にも奇妙な物語』でもベテランの演出&脚本タッグ! 無理な背伸びをしない安心の完成度でした。

 『階段の花子』はほぼ2人芝居に近い、夏休みでひとけのない小学校の校舎を舞台とした「密室劇」であるのですが、主演した徳井さんと大政さんは、どちらも実にいい演技をされていたと思います。
 徳井さんは関西弁でセリフをしゃべっていたのですが、ふつうに標準語だった『踊り場の花子』の教師とはまた違ったラフな空気を作っており、だんだんと低下していく物語の温度を如実にわかりやすくする機能を果たしていたと思います。そうそう、「恐怖の対象」を怖くする予算がないのならば、「恐怖に出遭った人のリアクション」に力を入れればいいのよ! 映画『シャイニング』のシェリー=デュヴァルの法則ですよ。あれはニコルソンのほうも充分に怖かったけど。

 いっぽうで大政絢さんのほうはと言いますと、これがまた、いかにも大学生らしい若さを残した、というか、「あどけない」と言ってもさしつかえない「もちもちした」セリフのしゃべりかたが実に効果的だったと思います。ホントにねぇ、セリフの代わりに「もちもち、もちもち……」としゃべり続けていてもすぐには気がつかなさそうな、すごく不思議な口はこびなんですよ、この方! 演技力というよりも、ここで演じた役にご本人のパーソナリティが見事にトッピングされた、という意味でお見事なキャスティングだったと思います。私のつたない言い方ではなんとも「もちもち」としか言いようがないのですが、こういうしゃべり方をかつてどこかで確かに聴いたことがあると思っていたら、そうそう、1976年版の映画『犬神家の一族』で犬神小夜子の役を演じていた女優の川口晶さん! この方もしゃべり方が「もちもち」していて、それゆえにキャラクターの性格とのギャップがいい感じでしたね~。


 ともあれ、こんな感じでおおむね『踊り場の花子』に忠実な流れを追っていながらも、実に『世にも奇妙な物語』らしいアレンジが施されていた『階段の花子』だったのですが、原作と比較してみて具体的にどこがどう違うのか? そこを考えてみるのも実に楽しい知的探索になるかと思います。長編小説と長編映画よりもよっぽど距離の近い短編とショートドラマという関係なので、ものすごくわかりやすいですね。

 例えば、「物語の2人が校舎の中を巡回する教室の順番と順路が違う」、「花子さんが小学生の青井さゆりに貸したアイテムが違う」、「作中での携帯電話のくだりが長くなり、花子さんの出現が強調されている」といったあたりがわかりやすいのですが、やはり無視できないのは、両者の「タイトルが違う」。ここでしょう。
 原作『踊り場の花子』の中でも、花子さんが小学校に現れるという怪談の呼び名は「階段の花子さん」になっています。それなのになぜ、小説のタイトルはわざわざ「踊り場」という風に変えられているのか……『階段の花子』にしたほうがストレートでいいのに。

 これはつまり、「階段にいるらしい花子さん」という、自分がある程度の距離のある安全圏にいる視点からの描写ではなく、「自分が今まさに階段の中にいて、その踊り場に花子さんが出現してしまっている」という引き返しようのない状況のただ中にいる視点、つまりはクライマックスの主人公が見た「最期の風景」にいる花子さんを描写しているからこその『踊り場の花子』なんですよ! つまり、花子さんがうわさの対象なんじゃなくて、実際に目の前にいるという、その恐怖なんですね。おお、怖い!!

 情報を選別してなるべく簡潔に要約する TVドラマと、言葉の一つ一つにより多くの情報を凝縮させる小説。はからずも、タイトルの時点から両者の関係はまったく異なる世界のものになっていたというわけだったんですな。おもしろいなぁ~ホントに! どちらも、いいお仕事を見せていただきました。感謝感激、雨、忍者!!


 しゃてしゃて。こういった感じで今回は、昨日に放送されたスペシャルに限定した話題にしておさめても良かったわけなのですが。

 いや~、火がついちゃったねぇ、私の中の「ヘンなオムニバスドラマ熱」が!! 他人様にとってはど~でもいい~。
 せっかく、現在の日本を代表する『世にも奇妙な物語』の悠久の歴史に、我らが辻村深月先生が名を連ねることにあいなったのでありますから、これはもう、ひといきに『世にも奇妙な物語』、さらにはそれをも含めた「奇妙な味わいのオムニバス or 一話完結形式ショートドラマ」の歴史というものを紐解いてみようじゃあ~りませんか!! ということで。

 ヘンなドラマの歴史。それはまさしく、他ならぬ私そうだい自身の、この『長岡京エイリアン』の発祥の源でもある「ヘンな妄想」が生み出されるにあたってのルーツでもあるわけなのであります。好きでしたからね~、子どものころから。

 ということで、ここからは何回か続ける長期企画といたしまして、海外も含めた古今東西の「世にも奇妙な」ショートドラマの歴史と、それにからめた私の個人的な思い出をぶつぶつとつぶやいていきたいと思います。なんという唯我独尊で非生産的でウロボロス的でユープケッチャ的なブログなんだぁ~!! ま、今さら何を驚くことがあるんでしょうか。

 そんなこんなで行ってみようか。まずは『世にも奇妙な物語』まわりを、ざっと。


『世にも奇妙な物語』(フジテレビ)
・1990年4月から放送が開始されている空想オムニバスドラマシリーズで、1990~92年に3シーズン連続ドラマ化された後は、毎年の春と秋にスペシャルドラマ枠で恒例に放送される人気長寿シリーズになっている。
・オムニバス形式で放送されるエピソードはおもに各話15~30分の内容になっており、最新作の『2013春の特別編』までに映画版、ラジオドラマ版、番組編成の都合で未放送になっている回もあわせて全483話(放送の冒頭やエピソード間をつなぐ超短編のアバンストーリーは除く)のエピソードが制作されている。
・エピソードの多くは番組のために作られたオリジナル脚本だが、先行する国内外の小説やマンガ、落語、昔話、名作映画を原作とするエピソードも132話制作されており(全話の27% にあたる)、前身番組『奇妙な出来事』のエピソードのリメイクや、フジテレビの人気番組とのコラボレーション作もある。
・番組のストーリーテラーはタモリ(44歳から現在まで)で、最初期の放送では1990年7月のヨット事故に遭う以前の、レイバンサングラスに髪型は真ん中分けオールバックという全盛期の勇姿をおがむことができる。

映像化された主な小説家  …… 筒井康隆、星新一、阿刀田高、渡辺浩弐、清水義範、東野圭吾、京極夏彦、朱川湊人、ウィリアム=ウィマーク=ジェイコブズ、サキ など
映像化された主なマンガ家 …… 手塚治虫、西岸良平、諸星大二郎、藤野美奈子 など


《『世にも奇妙な物語』と直接の関係があるドラマ番組》

『奇妙な出来事』(1989年10月~90年3月放送 フジテレビ 各話30分全20回)
・フジテレビの毎週月曜日深夜25時10~40分枠で放送された1話完結形式の空想ドラマシリーズで、1990年4月から同局の毎週木曜日20~21時枠でレギュラー放送されることとなった『世にも奇妙な物語』の原型にあたる番組。
・TV 演出家の落合正幸、星護、脚本家の戸田山雅司といった、のちに『世にも奇妙な物語』の常連スタッフとなる面々が制作に参加している。
・4作のエピソードがのちに『世にも奇妙な物語』でリメイクされている(うち1作は番組編成の都合により未放送)。
・番組のストーリーテラーは俳優の斉木しげる(39~40歳)。

『if もしも』(1993年4~9月放送 フジテレビ 各話60分全18回)
・フジテレビの毎週木曜日20時~21時枠で放送された1話完結形式の空想ドラマシリーズで、1992年9月まで同局の同放送枠でレギュラー放送されていた『世にも奇妙な物語』の派生番組。
・各回1エピソードだが、物語の途中で必ず主人公が「運命の分岐点」に遭遇し、選択されたハッピーエンドのパターンとバッドエンドのパターンとの2つが放送されるという特殊なドラマ内容。
・TV 演出家の落合正幸、星護、脚本家の戸田山雅司といった『世にも奇妙な物語』の常連スタッフのほか、のちに映画監督として有名になる堤幸彦や本広克行も参加している。
・第16話『打ち上げ花火、下から見るか? 上から見るか?』(1993年8月放送)は翌1994年に独立して劇場公開され、脚本・演出を担当した岩井俊二(30歳)にとっての映画デビュー作となった。
・ストーリーテラーは『世にも奇妙な物語』に続いてのタモリ(47~48歳)。



 なるほどね~。
 ほんじゃま、雑感はまた! 今日はここまでにいたしとうございます~。
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