どうもこんにちは~、そうだいです!
っても~、資料が膨大すぎて完成までに月はまたぐは試験はまたぐわ!!
恐るべし、明智小五郎……「金田一耕助よりは少ないだろ。」とタカをくくったわたくしが大間違いでした。
というわけで、ドカドカ~ンと始めちゃうぞぉ~!
まさかこんなに膨大だったとは!? 明智小五郎ものメディア化作品リスト ~昭和・前アマチ期~
※江戸川乱歩による原作小説における明智小五郎の事件簿リストは、こちら!
映画『一寸法師』(1927年3月 監督・志波西果&直木三十五! 連合映画 モノクロ無声作品)
初代・明智小五郎 …… 石井 漠(40歳 1962年没)
ヒロイン・山野百合枝 …… 白川 珠子(?歳)
※江戸川乱歩のメディア化作品でも最古のもので、原作小説の連載終了直後に映画化されたという、メディアミックスのご先祖様
※最初の明智小五郎を演じた石井漠は俳優ではなくダンサーで、日本にモダンダンスを導入したパイオニア
※石井漠の唯一の映画主演作であり、同時に小説家・直木三十五の唯一の映画監督作でもある(脚本も直木による)
映画『一寸法師』(1948年8月 監督・市川哲夫 松竹 モノクロ作品)
2代目・明智小五郎 …… 藤田 進(36歳 1990年没)
ヒロイン・山野百合枝 …… 草島 競子(?歳)
※長編『一寸法師』(1926年)の2度目の映像化にして、江戸川乱歩作品の戦後初のメディア化
※『一寸法師』はこののち、1955年にも新東宝でリメイク(3度目)されているが、新東宝版の探偵役は明智小五郎ではなく「旗竜作」というオリジナルキャラクターになっている(ただし、旗探偵の助手のひとりに当時23歳の天知茂が!)
映画『氷柱の美女』(1950年3月 監督・久松静児 大映 モノクロ作品)
3代目・明智小五郎 …… 岡 譲司(当時の芸名は岡譲二 47歳 1970年没)
ヒロイン・畑柳倭文子 …… 美奈川 麗子(?歳)
助手・村井文代 …… 相馬 千恵子(?歳)
※『吸血鬼』(1930年)の初映像化
※明智小五郎の妻・文代が、夫婦関係のない単なる助手「村井文代」に変更されている
※岡譲司は、小野寺昭、稲垣吾郎とともに「明智小五郎と金田一耕助の両方を演じた」数少ない俳優のひとり
ラジオドラマ『蜘蛛男』(1950年4月 NHK第2「灰色の部屋」全4回)
4代目・明智小五郎 …… 菅井 一郎(42歳 1973年没)
蜘蛛男 …… 江藤 勇(43歳 没年不詳)
映画『怪人二十面相 第1部・人か魔か?』『第2部・巨人対怪人』『第3部・怪盗粉砕』(1954年12月 監督・弓削進 松竹 モノクロ作品)
5代目・明智小五郎 …… 若杉 英二(?歳)
初代・怪人二十面相 …… 沼尾 鈞(きん ?歳)
初代・小林芳雄 …… 細谷 一郎(?歳)
初代・中村警部 …… 須賀 不二男(35歳 1998年没)
※内容は原作『怪人二十面相』(1936年)をもとにしたもので、『少年探偵団』シリーズ最初の映像化
※松竹の映画版『怪人二十面相』シリーズ第1作で、3部(44、42、42分)にわかれて公開された
映画『青銅の魔人 第1部』『第2部・謎の夜光時計』『第3部・恐怖の天守閣』『完結篇 決闘獅子ヶ島』(1954年12月~55年1月順次公開 監督・穂積利昌 松竹 モノクロ作品)
5代目・明智小五郎 …… 若杉 英二(?歳)
2代目・怪人二十面相 …… 諸角 啓二郎(?歳)
2代目・小林芳雄 …… 高山 武男(?歳)
初代・中村警部 …… 須賀 不二男(35歳)
※内容は原作『青銅の魔人』(1949年)をもとにしたもので、『少年探偵団』シリーズ2度目の映像化
※松竹の映画版『怪人二十面相』シリーズ最終作で、4部(32、28、28、38分)にわかれて公開された
ラジオドラマ『少年探偵団シリーズ』(1956年4月~57年12月 ニッポン放送 全450回)
6代目・明智小五郎 …… 勝田 久(28歳 2012年7月現在もご存命!)
3代目・怪人二十面相 …… 城 達也(24歳 1995年没)
※明智小五郎を演じた勝田久は、『鉄腕アトム』の「お茶の水博士」役としても有名
※「ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団……」の唄い出しで有名な主題歌
映画『少年探偵団 第1部・妖怪博士』『第2部・二十面相の悪魔』(1956年11月 監督・小林恒夫 東映 モノクロ作品)
7代目・明智小五郎 …… 岡田 英次(36歳 1995年没)
4代目・怪人二十面相 …… 南原 宏治(29歳 2001年没)
3代目・小林芳雄 …… 小森 康充(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(38歳 1986年没)
※原作『妖怪博士』(1938年)を中心に『少年探偵団』シリーズの諸要素をミックスしたもので、『少年探偵団』シリーズ3度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズ第1作で、前編(58分)と後編(55分)にわかれて公開された
映画『少年探偵団 第1部・かぶと虫の妖奇』『第2部・鉄塔の怪人』(1957年5月 監督・関川秀雄 東映 モノクロ作品)
7代目・明智小五郎 …… 岡田 英次(36歳)
5代目・怪人二十面相 …… 加藤 嘉(よし 44歳 1988年没)
3代目・小林芳雄 …… 小森 康充(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(39歳)
※内容は『鉄塔王国の恐怖』(1954年)と『赤いカブトムシ』(1957年)をあわせたもので、『少年探偵団』シリーズ4度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズで、前編(52分)と後編(61分)にわかれて公開された
※怪人二十面相だったなんて……おら、知らねぇ!!
映画『少年探偵団 第1部・二十面相の復讐』『第2部・夜光の魔人』(1957年8月 監督・石原均 東映 モノクロ作品)
8代目・明智小五郎 …… 波島 進(34歳 没年不詳)
6代目・怪人二十面相 …… 小牧 正英(45歳 2006年没)
3代目・小林芳雄 …… 小森 康充(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(39歳)
※内容は『青銅の魔人』(1949年)と『夜光人間』(1958年)をあわせたもので、『少年探偵団』シリーズ5度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズで、前編(34分)と後編(45分)にわかれて公開された
※怪人二十面相役の小牧正英は、小牧バレエ団の主宰者で日本のバレエ界の発展に絶大な貢献を果たしたダンサー
TV ドラマ『連続少年探偵劇 少年探偵団 ユキ夫の冒険』(1957年10~12月 日本テレビ 全10回 モノクロ作品)
9代目・明智小五郎 …… 千葉 耕市(26歳 2001年没)
※毎週木曜日18:15~50に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズを原作としているシリーズ6度目の映像化らしいが、内容の詳細は不明
映画『少年探偵団 第1部・透明怪人』『第2部・首なし男』(1958年2~3月 監督・小林恒夫 東映 モノクロ作品)
8代目・明智小五郎 …… 波島 進(35歳)
7代目・怪人二十面相 …… 伊藤 雄之助(38歳 1980年没)
4代目・小林芳雄 …… 山手 弘(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(39歳)
※原作は『透明怪人』(1951年)、『少年探偵団』シリーズ7度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズで、前編(51分)と後編(56分)にわかれて公開された
※怪人二十面相役の伊藤雄之助は、昭和を代表する「怪優」として知られる
映画『蜘蛛男』(1958年6月 監督・山本弘之 大映 モノクロ作品)
2代目・明智小五郎 …… 藤田 進(46歳)
蜘蛛男 …… 岡 譲司(56歳)
初代・波越善四郎警部 …… 松下 猛夫(?歳)
※『蜘蛛男』の初映像化
※明智小五郎役の藤田進は松竹版の『一寸法師』(1948年)に続いて2度目ということになるが、前作との関連は特にない
※蜘蛛男役を、かつて明智小五郎を演じたことのある岡譲司が担当しているあたりが、非常に「わかっている」キャスティング
TV ドラマ『怪人二十面相』(1958年11月~60年6月 日本テレビ 全81回 モノクロ作品)
10代目・明智小五郎 …… 佐伯 徹(?歳)
8代目・怪人二十面相 …… 原田 甲子郎(こうしろう ?歳)
※毎週日曜日19:30~20:00に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズの8度目の映像化
映画『少年探偵団 敵は原子潜航艇』(1959年3月 監督・若林栄二郎 東映 モノクロ作品)
11代目・明智小五郎 …… 梅宮 辰夫(21歳)
9代目・怪人二十面相 …… 植村 謙二郎(45歳 1979年没)
5代目・小林芳雄 …… 清水 良太(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(40歳)
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズの最終作(『少年探偵団』シリーズの9度目の映像化)
※原作は『海底の魔術師』(1955年)だが、月ロケットの開発をめぐる展開を加えて大幅なアレンジがほどこされている
※明智小五郎役の梅宮辰夫にとっての映画初主演作で、当時の年齢「21歳」は、明智小五郎を演じた俳優の中では史上最年少
※梅宮辰夫は、2012年7月現在に存命している「映像作品で明智小五郎を演じた俳優」の中で最長老ということになる。さすが辰ニィ!
※小林少年をのぞく少年探偵団のメンバーはオリジナルだが、「みっねら~る むっぎっちゃっ☆」でつとに有名な松島トモ子(13歳)が団員として出演している
TV ドラマ『少年探偵団』(1960年11月~63年9月 フジテレビ 全152回 モノクロ作品)
12代目・明智小五郎 …… 富田 浩太郎(35歳 2004年没)
13代目・明智小五郎 …… 若柳 敏三郎(?歳)
10代目・怪人二十面相 …… 大平 透(31歳)
5代目・小林芳雄 …… 清水 良太(?歳)
※毎週木曜日19:30~20:00に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズの10度目の映像化
※明智小五郎の役は、1961年11月に富田浩太郎から若柳敏三郎に交代している
※原作者の江戸川乱歩の存命中に制作された最後の映像化作品
※大平透は、2012年7月現在に存命している「映像作品で怪人二十面相を演じた俳優」の中で最長老ということになる。さすがホーマー!
舞台公演『黒蜥蜴』(1962年3月に東京・サンケイホールで上演)
14代目・明智小五郎 …… 芥川 比呂志(32歳 1981年没)
初代・女賊黒蜥蜴 …… 初代 水谷 八重子(56歳 1979年没)
※江戸川乱歩の小説をもとにした三島由紀夫による戯曲『黒蜥蜴』の初舞台化
ミュージカル映画『黒蜥蜴』(1962年3月 監督・井上梅次 大映 カラー作品)
15代目・明智小五郎 …… 大木 実(38歳 2009年没)
2代目・女賊黒蜥蜴 …… 京 マチ子(38歳 ご存命!)
※幾度となくメディア化された『黒蜥蜴』の初の映像化
※三島由紀夫の戯曲のミュージカル映画化で、楽曲の作詞も三島由紀夫が手がけている
※本作が、明智小五郎の登場する初のカラー映像作品となる
ラジオドラマ『月と手袋』(1963年12月 NHK第1「おたのしみ劇場」1回)
16代目・明智小五郎 …… 桜井 英一(29歳 1997年没)
TV ドラマ『名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相』(1966年4~6月 日本テレビ 全13回 モノクロ作品)
17代目・明智小五郎 …… 中田 博久(23歳)
11代目・怪人二十面相 …… 天津 敏(あまつ びん 45歳 1979年没)
※毎週日曜日19:30~20:00に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズ11度目の映像化だが、時代設定は「1966年現在」になっており内容はほぼオリジナル
※タイトルから見て、1958~60年に放送された日本テレビ版『怪人二十面相』の正式な続編らしいが、キャスティングも一新されており具体的にどうつながっているのかは不明
TV アニメ『わんぱく探偵団』(1968年2~9月 フジテレビ 全35回 モノクロ作品)
18代目・明智小五郎 …… 江角 英明(32歳 2004年没)
12代目・怪人二十面相 …… 若山 弦蔵(35歳 もちろん現在もナイスヴォイスは健在!)
6代目・小林芳雄 …… 菅野 直行(?歳)
※江戸川乱歩作品の初アニメ化
※『少年探偵団』シリーズを原作としているが、少年探偵団メンバーの設定は小林少年以外はアニメオリジナル
※1956~57年に放送されたラジオドラマ『少年探偵団シリーズ』の TVアニメ版という位置づけ(歌詞は違うが主題歌のメロディが同じ)
※アニメ制作は手塚治虫の「虫プロダクション」が担当したが、虫プロダクションが手がけた最初の「非手塚作品」シリーズだった
舞台公演『黒蜥蜴』(1968年4月~69年10月に東京・東横劇場など全国で上演)
19代目・明智小五郎 …… 天知 茂(37~38歳 1985年没)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(32~34歳)
※三島由紀夫の戯曲の舞台化で、天知茂と丸山明宏のキャスティングは三島由紀夫の意向による
※のちに TVドラマの世界で絶大な人気を誇ることとなる「天知小五郎」の最初の登場
※丸山明宏はこののち、1971年に「美輪明宏」に改名
ラジオドラマ『心理試験』(1968年7月 NHK第1「文芸劇場」1回)
20代目・明智小五郎 …… 湯浅 実(ゆあさ まこと 33歳)
映画『黒蜥蜴』(1968年8月 監督・深作欣二 東映)
21代目・明智小五郎 …… 木村 功(45歳 1981年没)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(33歳)
※三島由紀夫の戯曲の映画化(脚本・成沢昌茂)で、『黒蜥蜴』2度目の映像化
※同じく主演・丸山明宏の舞台版が評判になっているさなかでの制作・公開となった
舞台公演『黒蜥蜴』(1969年7月に大阪・新歌舞伎座で上演)
22代目・明智小五郎 …… 岡田 真澄(33歳 2006年没)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(34歳)
※明智小五郎のキャスティング以外はおおむね天知茂版と同じ公演
舞台公演『黒蜥蜴』(1969年9月に長崎・長崎市公会堂で上演)
23代目・明智小五郎 …… 勝部 演之(かつべ のぶゆき 31歳)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(34歳)
※天知茂版の九州ツアーで、長崎公演のみ明智小五郎のキャスティングが変更されていた
映画『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年10月 監督・石井輝男 東映)
15代目・明智小五郎 …… 大木 実(45歳)
主人公・人見広介 …… 吉田 輝男(33歳)
孤島の鬼・菰田丈五郎 …… 土方 巽(ひじかた たつみ 41歳 1986年没)
※もはや説明の必要もない日本を代表するカルト映画
※物語の大筋は長編『孤島の鬼』(1929年)と『パノラマ島奇談』(1926年)をあわせたものになっており、そこに長編『闇に蠢く』(1926年)や短編『人間椅子』『屋根裏の散歩者』(ともに1925年)『蟲』(1929年)などをブチこんだ、まさしく「江戸川乱歩全集」的作品……って、かたよりすぎ!!
※『孤島の鬼』に明智小五郎は登場しないが、『パノラマ島奇談』に明智に酷似したキャラクター「北見小五郎」が登場する
※明智小五郎役の大木実は過去にも映画で明智を演じたことはあったが(1962年版『黒蜥蜴』)、特に前作との関連はない
TVドラマシリーズ『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』(1970年4~12月 全26話 テレビ東京)
24代目・明智小五郎 …… 溝口 舜亮(この作品のみ「滝俊介」名義 27歳)
2代目・波越警部 …… 山田 吾一(37歳)
7代目・小林芳雄 …… 岡田 裕介(20歳)
波越亜沙子 …… 橘 ますみ(24歳)
平井教授 …… 山村 聡(60歳)
1、『殺しの招待状』(4月放送、『蜘蛛男』2度目の映像化)
蜘蛛男 …… 伊丹 十三(36歳 1997年没)
2、『首泥棒』(4月放送、『魔術師』の初映像化)
魔術師 …… 日下 武史(39歳)
3、『黄金仮面』(4月放送、初映像化)
怪盗黄金仮面 …… 団 次郎(現・時朗 21歳)
※この作品が団時朗の俳優デビュー作であり、『帰ってきたウルトラマン』(1971年)に主演する以前のキャリア
※団時朗はのちに TVドラマシリーズ『少年探偵団』(1975~76年)で怪人二十面相も演じている
4、『ダイヤモンドを喰う女』(4月放送、『黒蜥蜴』3度目の映像化)
4代目・女賊黒蜥蜴 …… 野川 由美子(25歳)
5、『花嫁泥棒』(5月放送、『地獄の道化師』の初映像化)
ヒロイン・野上あい子 …… 弓 恵子(33歳)
6、『吸血鬼』(5月放送、2度目の映像化)
ヒロイン・畑柳倭文子 …… 佐々木 愛(26歳)
7、『二つの顔の男』(5月放送、『猟奇の果』の初映像化)
8、『貴女は覗かれている』(5月放送、『人間椅子』の初映像化)
ヒロイン・女流作家佳子 …… 有沢 正子(33歳)
9、『緑衣の鬼』(6月放送、初映像化)
ヒロイン・笹本芳枝 …… 城野 ゆき(25歳)
10、『屋根裏の散歩者』(6月放送、3度目の映像化)
主人公・郷田三郎 …… フランキー堺(41歳 1996年没)
※『屋根裏の散歩者』はそれまでに TVと映画で1度ずつ映像化されているのだが、資料が散逸していて明智小五郎が登場しているのかどうかは判別できなかった
11、『復讐鬼・黄金仮面』(6月放送)
※脚本家・石森史郎による『黄金仮面』の完全オリジナル続編
12、『白髪鬼』(6月放送、3度目の映像化)
白髪鬼・里見重之 …… 西村 晃(47歳 1997年没)
※江戸川乱歩の『白髪鬼』はそれまでに TVと映画で1度ずつ映像化されているのだが、明智小五郎が登場するのは本作が初
13、『一寸法師』(7月放送、4度目の映像化)
14、『人喰い人間』(7月放送、『化人幻戯』の初映像化)
ヒロイン・大河原由美子 …… 工藤 明子(26歳)
15&16、『怪人二十面相 夜光人間』『怪人二十面相 悪魔の燈台』(7月放送、『少年探偵団』シリーズ12度目の映像化)
13代目・怪人二十面相 …… 三上 真一郎(29歳)
※『怪人二十面相』(1936年)と『夜光人間』(1958年)をもとにしている
17、『夜の墓場に踊る美女』(7月放送、『夢遊病者の死』の初映像化)
ヒロイン・黒沼妙子 …… 赤座 美代子(26歳)
18、『土曜日の夜 何かが起こる』(8月放送、『幽霊』の初映像化)
ヒロイン・仁科冴子 …… 清水 まゆみ(30歳)
19、『呪いの黄金仮面』(8月放送)
※脚本家・石森史郎による『黄金仮面』、『復讐鬼・黄金仮面』の完全オリジナル続編
20、『恐怖の毒蜘蛛』(8月放送、『芋虫』の初映像化だが、むちゃくちゃオリジナル展開)
21、『復讐のメロディーが聞こえる』(8月放送、『悪霊』の初映像化)
ヒロイン …… 二本柳 俊衣(としえ 26歳)
22、『怪人ゴリラ男』(9月放送、『恐怖王』の初映像化)
23、『紅い血をなめる女たち』(9月放送、『妖虫』の初映像化)
24、『拝啓地下帝国殿下』(9月放送、『大暗室』の初映像化)
ヒロイン・星野真弓 …… 鮎川 いずみ(19歳)
25、『白昼夢 殺人金魚』(12月放送 『白昼夢』の初映像化だが、ものすんごいオリジナル展開)
最終話『白昼夢 殺人狂想曲』(12月放送 『指』の初映像化)
※テレビ東京で毎週土曜日21:00~56に放送されており、最終2話ぶんだけ、9月の放送終了後しばらくたった12月に、毎週金曜日21:00~56の時間帯で連続放送された
※江戸川乱歩作品初の本格的 TVシリーズで、時代設定は「1970年現在」に変更されている
※20代の若き犯罪学者・明智小五郎が、ちょい年下の小林青年と、波越警部の妹・亜沙子(本作のオリジナルキャラクター)とともに事件解決に挑むといった設定になっており、明智小五郎の師匠のようなかたちで、犯罪学の権威「平井教授」というオリジナルキャラクターが登場している(言うまでもなく、「平井」は江戸川乱歩の本姓)
※小林少年が「ある程度成長した、明智小五郎の青年助手」に設定された最初の作品
※小林青年役の岡田裕介は本作で俳優デビューを果たし1980年代まで活動していたが引退、そののちに映画プロデューサーをへて「東映社長」に就任し現在にいたっている。どどど、どんだけ~!?
TVドラマシリーズ『明智探偵事務所 江戸川乱歩全集より』(1972年4~10月 全25話 NHK総合 )
25代目・明智小五郎 …… 夏木 陽介(36歳)
8代目・小林芳雄 …… 西園寺 章雄(25歳)
助手・吉川文代 …… 田村 奈巳(30歳)
1、『すりかえ大作戦』(4月放送、『黒蜥蜴』4度目の映像化)
5代目・黒蜥蜴 …… 倍賞 美津子(25歳)
2、『親なし犬』(4月放送、『少年探偵団』シリーズ13度目の映像化)
14代目・怪人二十面相 …… 米倉 斉加年(まさかね 37歳)
3、『十字路』(4月放送、2度目の映像化)
※江戸川乱歩の長編『十字路』は1956年に1度映画化されていたが、劇中に明智小五郎が登場するのは今回が初
4、『人殺し夢の酔醒め』(4月放送、短編『二廃人』の初映像化)
ヒロイン …… 賀川 雪絵(現・ゆき絵 24歳)
5、『望郷怨歌』(5月放送、『妖虫』の2度目の映像化)
ヒロイン・殿村京子 …… 小山 明子(37歳)
6、『遥かなる天女の栖(すみか)』(5月放送、長編『畸形の天女』の初映像化)
※原作となった『畸形の天女』は、1953年に連載された探偵小説家4名による連作小説で、江戸川乱歩はその第1回を執筆した
7、『二十七年の履歴書』(5月放送、脚本家・中島貞夫のオリジナル作品)
8、『倭文子(しずこ)、その愛』(5月放送、『吸血鬼』3度目の映像化)
ヒロイン・畑柳倭文子 …… 甲 にしき(29歳)
9、『うらおもて心理試験』(5月放送、『心理試験』に『指環』『D坂の殺人事件』をあわせた内容)
※『心理試験』はそれまでに TVと映画で1度ずつ映像化されているのだが、明智小五郎が登場するのは本作が初
10、『呪われた手紙』(6月放送、長編『悪魔の紋章』の初映像化)
11、『三文王子の暗殺ロック』(6月放送、脚本家・福田善之のオリジナル作品)
12、『花を枯らしたのは誰』(6月放送、『幽霊』の2度目の映像化)
ヒロイン・梅崎里枝 …… 加茂 さくら(34歳)
13、『ジョーカーを引いた男』(6月放送、『ペテン師と空気男』の初映像化)
ヒロイン …… 赤座 美代子(28歳)
14、『二十面相只今参上』(7月放送、『少年探偵団』シリーズと短編『堀越捜査一課長殿』をあわせたもの)
15、『夏の恋』(7月放送、『陰獣』の初映像化)
ヒロイン・小山田静子 …… 鰐淵 晴子(27歳)
16、『かみかけて命大切』(7月放送、詳細不明!)
17、『湖畔亭殺人事件』(7月放送、『湖畔亭事件』の初映像化)
18、『誰がために探偵はある』(7月放送、『一寸法師』の5度目の映像化)
ヒロイン・山野百合枝 …… 弓 恵子(35歳)
19&20、『走れ二十面相 前編』『走れ二十面相 後編』(8月放送、『少年探偵団』シリーズと短編『兇器』をあわせたもの)
ヒロイン …… 北林 早苗(28歳)
21、『二十面相の母』(8月放送、『少年探偵団』シリーズをもとにしている?)
ヒロイン …… 清川 虹子(59歳 2002年没)
22&23、『塔は見ていた 前編』『塔は見ていた 後編』(9月放送、『幽鬼の塔』の初映像化)
ヒロイン・川井奈津子 …… 佐藤 友美(31歳)
24、『月と手袋』(10月放送、『月と手袋』の2度目の映像化)
ヒロイン …… 永野 路子(26歳)
※『月と手袋』は1962年に1度 TVドラマ化されているが、資料が散逸していて明智小五郎が登場しているのかどうかは判別できなかった
最終話『さらば青年探偵団』(10月放送 『押絵と旅する男』の2度目の映像化)
ヒロイン …… 中山麻理(24歳)
※『押絵と旅する男』は1964年に1度映画化されていたが、劇中に明智小五郎が登場するのは今回が初
※ NHK総合で毎週月曜日20:00~21:00に放送されていた
※時代設定は「1970年代現在」に変更されており、明智小五郎とともに事件解決に乗り出す原作の「少年探偵団」は、佐藤蛾次郎(27歳 わかっ)や、俳優業を始めた直後の萩原健一(21歳 ショーケン!)などが名を連ねる「青年探偵団」に改変されていた(明智文代も、妻でない単なる助手「吉川文代」になっている)
※製作局が NHK大阪だったため、物語の舞台が大阪府になっている
※怪人二十面相役の米倉斉加年が別の役名でほぼレギュラー出演していたようなのだが、その役が「二十面相でない完全な別人」なのか「二十面相の変装」なのかは不明
※この作品は1972年に製作・放送されたのだが、当時の TV放送局には放送回の全てを記録保存する慣習がなかった(撮影に使用するフィルムが高価だった)ため、『明智探偵事務所』の映像資料はいっさい現存していない
※NHK の看板番組である大河ドラマでさえ、全話を保存するようになったのは1976年の『風と雲と虹と』からだった(ただし、前年1975年の『元禄太平記』は NHKでは保存されていなかったものの、主演の江森徹が自宅で全話録画していたため奇跡的に復活できた。グッジョブ!!)
※『江戸川乱歩全集より』とありながらも、大幅なアレンジが加えられたり脚本家のオリジナル作が入ったり、その上 NHKのゴールデンタイムに放送されるドラマという制約もあったためか、全体的に江戸川乱歩らしさが希薄だった本作は評判はかんばしくなかったらしい
……とまぁ、こんなわけでして。
スタートしたばかりのこの時点で、明智小五郎25名、怪人二十面相14名、小林少年8名って!! 明智先生、もう「二十面相」超えちゃってます!
複数回、明智小五郎を演じていらっしゃる俳優さんはボチボチいるんですが、まだまだ「明智といえばこのお方!」という顔は出てきていないようですねぇ。
さぁ、次回はいよいよ、明智小五郎の大ブレイク期に突入~……する、予定。
今回もアツくなりそうですね~。
っても~、資料が膨大すぎて完成までに月はまたぐは試験はまたぐわ!!
恐るべし、明智小五郎……「金田一耕助よりは少ないだろ。」とタカをくくったわたくしが大間違いでした。
というわけで、ドカドカ~ンと始めちゃうぞぉ~!
まさかこんなに膨大だったとは!? 明智小五郎ものメディア化作品リスト ~昭和・前アマチ期~
※江戸川乱歩による原作小説における明智小五郎の事件簿リストは、こちら!
映画『一寸法師』(1927年3月 監督・志波西果&直木三十五! 連合映画 モノクロ無声作品)
初代・明智小五郎 …… 石井 漠(40歳 1962年没)
ヒロイン・山野百合枝 …… 白川 珠子(?歳)
※江戸川乱歩のメディア化作品でも最古のもので、原作小説の連載終了直後に映画化されたという、メディアミックスのご先祖様
※最初の明智小五郎を演じた石井漠は俳優ではなくダンサーで、日本にモダンダンスを導入したパイオニア
※石井漠の唯一の映画主演作であり、同時に小説家・直木三十五の唯一の映画監督作でもある(脚本も直木による)
映画『一寸法師』(1948年8月 監督・市川哲夫 松竹 モノクロ作品)
2代目・明智小五郎 …… 藤田 進(36歳 1990年没)
ヒロイン・山野百合枝 …… 草島 競子(?歳)
※長編『一寸法師』(1926年)の2度目の映像化にして、江戸川乱歩作品の戦後初のメディア化
※『一寸法師』はこののち、1955年にも新東宝でリメイク(3度目)されているが、新東宝版の探偵役は明智小五郎ではなく「旗竜作」というオリジナルキャラクターになっている(ただし、旗探偵の助手のひとりに当時23歳の天知茂が!)
映画『氷柱の美女』(1950年3月 監督・久松静児 大映 モノクロ作品)
3代目・明智小五郎 …… 岡 譲司(当時の芸名は岡譲二 47歳 1970年没)
ヒロイン・畑柳倭文子 …… 美奈川 麗子(?歳)
助手・村井文代 …… 相馬 千恵子(?歳)
※『吸血鬼』(1930年)の初映像化
※明智小五郎の妻・文代が、夫婦関係のない単なる助手「村井文代」に変更されている
※岡譲司は、小野寺昭、稲垣吾郎とともに「明智小五郎と金田一耕助の両方を演じた」数少ない俳優のひとり
ラジオドラマ『蜘蛛男』(1950年4月 NHK第2「灰色の部屋」全4回)
4代目・明智小五郎 …… 菅井 一郎(42歳 1973年没)
蜘蛛男 …… 江藤 勇(43歳 没年不詳)
映画『怪人二十面相 第1部・人か魔か?』『第2部・巨人対怪人』『第3部・怪盗粉砕』(1954年12月 監督・弓削進 松竹 モノクロ作品)
5代目・明智小五郎 …… 若杉 英二(?歳)
初代・怪人二十面相 …… 沼尾 鈞(きん ?歳)
初代・小林芳雄 …… 細谷 一郎(?歳)
初代・中村警部 …… 須賀 不二男(35歳 1998年没)
※内容は原作『怪人二十面相』(1936年)をもとにしたもので、『少年探偵団』シリーズ最初の映像化
※松竹の映画版『怪人二十面相』シリーズ第1作で、3部(44、42、42分)にわかれて公開された
映画『青銅の魔人 第1部』『第2部・謎の夜光時計』『第3部・恐怖の天守閣』『完結篇 決闘獅子ヶ島』(1954年12月~55年1月順次公開 監督・穂積利昌 松竹 モノクロ作品)
5代目・明智小五郎 …… 若杉 英二(?歳)
2代目・怪人二十面相 …… 諸角 啓二郎(?歳)
2代目・小林芳雄 …… 高山 武男(?歳)
初代・中村警部 …… 須賀 不二男(35歳)
※内容は原作『青銅の魔人』(1949年)をもとにしたもので、『少年探偵団』シリーズ2度目の映像化
※松竹の映画版『怪人二十面相』シリーズ最終作で、4部(32、28、28、38分)にわかれて公開された
ラジオドラマ『少年探偵団シリーズ』(1956年4月~57年12月 ニッポン放送 全450回)
6代目・明智小五郎 …… 勝田 久(28歳 2012年7月現在もご存命!)
3代目・怪人二十面相 …… 城 達也(24歳 1995年没)
※明智小五郎を演じた勝田久は、『鉄腕アトム』の「お茶の水博士」役としても有名
※「ぼ、ぼ、ぼくらは少年探偵団……」の唄い出しで有名な主題歌
映画『少年探偵団 第1部・妖怪博士』『第2部・二十面相の悪魔』(1956年11月 監督・小林恒夫 東映 モノクロ作品)
7代目・明智小五郎 …… 岡田 英次(36歳 1995年没)
4代目・怪人二十面相 …… 南原 宏治(29歳 2001年没)
3代目・小林芳雄 …… 小森 康充(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(38歳 1986年没)
※原作『妖怪博士』(1938年)を中心に『少年探偵団』シリーズの諸要素をミックスしたもので、『少年探偵団』シリーズ3度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズ第1作で、前編(58分)と後編(55分)にわかれて公開された
映画『少年探偵団 第1部・かぶと虫の妖奇』『第2部・鉄塔の怪人』(1957年5月 監督・関川秀雄 東映 モノクロ作品)
7代目・明智小五郎 …… 岡田 英次(36歳)
5代目・怪人二十面相 …… 加藤 嘉(よし 44歳 1988年没)
3代目・小林芳雄 …… 小森 康充(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(39歳)
※内容は『鉄塔王国の恐怖』(1954年)と『赤いカブトムシ』(1957年)をあわせたもので、『少年探偵団』シリーズ4度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズで、前編(52分)と後編(61分)にわかれて公開された
※怪人二十面相だったなんて……おら、知らねぇ!!
映画『少年探偵団 第1部・二十面相の復讐』『第2部・夜光の魔人』(1957年8月 監督・石原均 東映 モノクロ作品)
8代目・明智小五郎 …… 波島 進(34歳 没年不詳)
6代目・怪人二十面相 …… 小牧 正英(45歳 2006年没)
3代目・小林芳雄 …… 小森 康充(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(39歳)
※内容は『青銅の魔人』(1949年)と『夜光人間』(1958年)をあわせたもので、『少年探偵団』シリーズ5度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズで、前編(34分)と後編(45分)にわかれて公開された
※怪人二十面相役の小牧正英は、小牧バレエ団の主宰者で日本のバレエ界の発展に絶大な貢献を果たしたダンサー
TV ドラマ『連続少年探偵劇 少年探偵団 ユキ夫の冒険』(1957年10~12月 日本テレビ 全10回 モノクロ作品)
9代目・明智小五郎 …… 千葉 耕市(26歳 2001年没)
※毎週木曜日18:15~50に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズを原作としているシリーズ6度目の映像化らしいが、内容の詳細は不明
映画『少年探偵団 第1部・透明怪人』『第2部・首なし男』(1958年2~3月 監督・小林恒夫 東映 モノクロ作品)
8代目・明智小五郎 …… 波島 進(35歳)
7代目・怪人二十面相 …… 伊藤 雄之助(38歳 1980年没)
4代目・小林芳雄 …… 山手 弘(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(39歳)
※原作は『透明怪人』(1951年)、『少年探偵団』シリーズ7度目の映像化
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズで、前編(51分)と後編(56分)にわかれて公開された
※怪人二十面相役の伊藤雄之助は、昭和を代表する「怪優」として知られる
映画『蜘蛛男』(1958年6月 監督・山本弘之 大映 モノクロ作品)
2代目・明智小五郎 …… 藤田 進(46歳)
蜘蛛男 …… 岡 譲司(56歳)
初代・波越善四郎警部 …… 松下 猛夫(?歳)
※『蜘蛛男』の初映像化
※明智小五郎役の藤田進は松竹版の『一寸法師』(1948年)に続いて2度目ということになるが、前作との関連は特にない
※蜘蛛男役を、かつて明智小五郎を演じたことのある岡譲司が担当しているあたりが、非常に「わかっている」キャスティング
TV ドラマ『怪人二十面相』(1958年11月~60年6月 日本テレビ 全81回 モノクロ作品)
10代目・明智小五郎 …… 佐伯 徹(?歳)
8代目・怪人二十面相 …… 原田 甲子郎(こうしろう ?歳)
※毎週日曜日19:30~20:00に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズの8度目の映像化
映画『少年探偵団 敵は原子潜航艇』(1959年3月 監督・若林栄二郎 東映 モノクロ作品)
11代目・明智小五郎 …… 梅宮 辰夫(21歳)
9代目・怪人二十面相 …… 植村 謙二郎(45歳 1979年没)
5代目・小林芳雄 …… 清水 良太(?歳)
2代目・中村警部 …… 神田 隆(40歳)
※東映の映画版『少年探偵団』シリーズの最終作(『少年探偵団』シリーズの9度目の映像化)
※原作は『海底の魔術師』(1955年)だが、月ロケットの開発をめぐる展開を加えて大幅なアレンジがほどこされている
※明智小五郎役の梅宮辰夫にとっての映画初主演作で、当時の年齢「21歳」は、明智小五郎を演じた俳優の中では史上最年少
※梅宮辰夫は、2012年7月現在に存命している「映像作品で明智小五郎を演じた俳優」の中で最長老ということになる。さすが辰ニィ!
※小林少年をのぞく少年探偵団のメンバーはオリジナルだが、「みっねら~る むっぎっちゃっ☆」でつとに有名な松島トモ子(13歳)が団員として出演している
TV ドラマ『少年探偵団』(1960年11月~63年9月 フジテレビ 全152回 モノクロ作品)
12代目・明智小五郎 …… 富田 浩太郎(35歳 2004年没)
13代目・明智小五郎 …… 若柳 敏三郎(?歳)
10代目・怪人二十面相 …… 大平 透(31歳)
5代目・小林芳雄 …… 清水 良太(?歳)
※毎週木曜日19:30~20:00に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズの10度目の映像化
※明智小五郎の役は、1961年11月に富田浩太郎から若柳敏三郎に交代している
※原作者の江戸川乱歩の存命中に制作された最後の映像化作品
※大平透は、2012年7月現在に存命している「映像作品で怪人二十面相を演じた俳優」の中で最長老ということになる。さすがホーマー!
舞台公演『黒蜥蜴』(1962年3月に東京・サンケイホールで上演)
14代目・明智小五郎 …… 芥川 比呂志(32歳 1981年没)
初代・女賊黒蜥蜴 …… 初代 水谷 八重子(56歳 1979年没)
※江戸川乱歩の小説をもとにした三島由紀夫による戯曲『黒蜥蜴』の初舞台化
ミュージカル映画『黒蜥蜴』(1962年3月 監督・井上梅次 大映 カラー作品)
15代目・明智小五郎 …… 大木 実(38歳 2009年没)
2代目・女賊黒蜥蜴 …… 京 マチ子(38歳 ご存命!)
※幾度となくメディア化された『黒蜥蜴』の初の映像化
※三島由紀夫の戯曲のミュージカル映画化で、楽曲の作詞も三島由紀夫が手がけている
※本作が、明智小五郎の登場する初のカラー映像作品となる
ラジオドラマ『月と手袋』(1963年12月 NHK第1「おたのしみ劇場」1回)
16代目・明智小五郎 …… 桜井 英一(29歳 1997年没)
TV ドラマ『名探偵明智小五郎シリーズ 怪人四十面相』(1966年4~6月 日本テレビ 全13回 モノクロ作品)
17代目・明智小五郎 …… 中田 博久(23歳)
11代目・怪人二十面相 …… 天津 敏(あまつ びん 45歳 1979年没)
※毎週日曜日19:30~20:00に放送されていた子ども向けサスペンスアクション
※『少年探偵団』シリーズ11度目の映像化だが、時代設定は「1966年現在」になっており内容はほぼオリジナル
※タイトルから見て、1958~60年に放送された日本テレビ版『怪人二十面相』の正式な続編らしいが、キャスティングも一新されており具体的にどうつながっているのかは不明
TV アニメ『わんぱく探偵団』(1968年2~9月 フジテレビ 全35回 モノクロ作品)
18代目・明智小五郎 …… 江角 英明(32歳 2004年没)
12代目・怪人二十面相 …… 若山 弦蔵(35歳 もちろん現在もナイスヴォイスは健在!)
6代目・小林芳雄 …… 菅野 直行(?歳)
※江戸川乱歩作品の初アニメ化
※『少年探偵団』シリーズを原作としているが、少年探偵団メンバーの設定は小林少年以外はアニメオリジナル
※1956~57年に放送されたラジオドラマ『少年探偵団シリーズ』の TVアニメ版という位置づけ(歌詞は違うが主題歌のメロディが同じ)
※アニメ制作は手塚治虫の「虫プロダクション」が担当したが、虫プロダクションが手がけた最初の「非手塚作品」シリーズだった
舞台公演『黒蜥蜴』(1968年4月~69年10月に東京・東横劇場など全国で上演)
19代目・明智小五郎 …… 天知 茂(37~38歳 1985年没)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(32~34歳)
※三島由紀夫の戯曲の舞台化で、天知茂と丸山明宏のキャスティングは三島由紀夫の意向による
※のちに TVドラマの世界で絶大な人気を誇ることとなる「天知小五郎」の最初の登場
※丸山明宏はこののち、1971年に「美輪明宏」に改名
ラジオドラマ『心理試験』(1968年7月 NHK第1「文芸劇場」1回)
20代目・明智小五郎 …… 湯浅 実(ゆあさ まこと 33歳)
映画『黒蜥蜴』(1968年8月 監督・深作欣二 東映)
21代目・明智小五郎 …… 木村 功(45歳 1981年没)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(33歳)
※三島由紀夫の戯曲の映画化(脚本・成沢昌茂)で、『黒蜥蜴』2度目の映像化
※同じく主演・丸山明宏の舞台版が評判になっているさなかでの制作・公開となった
舞台公演『黒蜥蜴』(1969年7月に大阪・新歌舞伎座で上演)
22代目・明智小五郎 …… 岡田 真澄(33歳 2006年没)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(34歳)
※明智小五郎のキャスティング以外はおおむね天知茂版と同じ公演
舞台公演『黒蜥蜴』(1969年9月に長崎・長崎市公会堂で上演)
23代目・明智小五郎 …… 勝部 演之(かつべ のぶゆき 31歳)
3代目・女賊黒蜥蜴 …… 丸山 明宏(34歳)
※天知茂版の九州ツアーで、長崎公演のみ明智小五郎のキャスティングが変更されていた
映画『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969年10月 監督・石井輝男 東映)
15代目・明智小五郎 …… 大木 実(45歳)
主人公・人見広介 …… 吉田 輝男(33歳)
孤島の鬼・菰田丈五郎 …… 土方 巽(ひじかた たつみ 41歳 1986年没)
※もはや説明の必要もない日本を代表するカルト映画
※物語の大筋は長編『孤島の鬼』(1929年)と『パノラマ島奇談』(1926年)をあわせたものになっており、そこに長編『闇に蠢く』(1926年)や短編『人間椅子』『屋根裏の散歩者』(ともに1925年)『蟲』(1929年)などをブチこんだ、まさしく「江戸川乱歩全集」的作品……って、かたよりすぎ!!
※『孤島の鬼』に明智小五郎は登場しないが、『パノラマ島奇談』に明智に酷似したキャラクター「北見小五郎」が登場する
※明智小五郎役の大木実は過去にも映画で明智を演じたことはあったが(1962年版『黒蜥蜴』)、特に前作との関連はない
TVドラマシリーズ『江戸川乱歩シリーズ 明智小五郎』(1970年4~12月 全26話 テレビ東京)
24代目・明智小五郎 …… 溝口 舜亮(この作品のみ「滝俊介」名義 27歳)
2代目・波越警部 …… 山田 吾一(37歳)
7代目・小林芳雄 …… 岡田 裕介(20歳)
波越亜沙子 …… 橘 ますみ(24歳)
平井教授 …… 山村 聡(60歳)
1、『殺しの招待状』(4月放送、『蜘蛛男』2度目の映像化)
蜘蛛男 …… 伊丹 十三(36歳 1997年没)
2、『首泥棒』(4月放送、『魔術師』の初映像化)
魔術師 …… 日下 武史(39歳)
3、『黄金仮面』(4月放送、初映像化)
怪盗黄金仮面 …… 団 次郎(現・時朗 21歳)
※この作品が団時朗の俳優デビュー作であり、『帰ってきたウルトラマン』(1971年)に主演する以前のキャリア
※団時朗はのちに TVドラマシリーズ『少年探偵団』(1975~76年)で怪人二十面相も演じている
4、『ダイヤモンドを喰う女』(4月放送、『黒蜥蜴』3度目の映像化)
4代目・女賊黒蜥蜴 …… 野川 由美子(25歳)
5、『花嫁泥棒』(5月放送、『地獄の道化師』の初映像化)
ヒロイン・野上あい子 …… 弓 恵子(33歳)
6、『吸血鬼』(5月放送、2度目の映像化)
ヒロイン・畑柳倭文子 …… 佐々木 愛(26歳)
7、『二つの顔の男』(5月放送、『猟奇の果』の初映像化)
8、『貴女は覗かれている』(5月放送、『人間椅子』の初映像化)
ヒロイン・女流作家佳子 …… 有沢 正子(33歳)
9、『緑衣の鬼』(6月放送、初映像化)
ヒロイン・笹本芳枝 …… 城野 ゆき(25歳)
10、『屋根裏の散歩者』(6月放送、3度目の映像化)
主人公・郷田三郎 …… フランキー堺(41歳 1996年没)
※『屋根裏の散歩者』はそれまでに TVと映画で1度ずつ映像化されているのだが、資料が散逸していて明智小五郎が登場しているのかどうかは判別できなかった
11、『復讐鬼・黄金仮面』(6月放送)
※脚本家・石森史郎による『黄金仮面』の完全オリジナル続編
12、『白髪鬼』(6月放送、3度目の映像化)
白髪鬼・里見重之 …… 西村 晃(47歳 1997年没)
※江戸川乱歩の『白髪鬼』はそれまでに TVと映画で1度ずつ映像化されているのだが、明智小五郎が登場するのは本作が初
13、『一寸法師』(7月放送、4度目の映像化)
14、『人喰い人間』(7月放送、『化人幻戯』の初映像化)
ヒロイン・大河原由美子 …… 工藤 明子(26歳)
15&16、『怪人二十面相 夜光人間』『怪人二十面相 悪魔の燈台』(7月放送、『少年探偵団』シリーズ12度目の映像化)
13代目・怪人二十面相 …… 三上 真一郎(29歳)
※『怪人二十面相』(1936年)と『夜光人間』(1958年)をもとにしている
17、『夜の墓場に踊る美女』(7月放送、『夢遊病者の死』の初映像化)
ヒロイン・黒沼妙子 …… 赤座 美代子(26歳)
18、『土曜日の夜 何かが起こる』(8月放送、『幽霊』の初映像化)
ヒロイン・仁科冴子 …… 清水 まゆみ(30歳)
19、『呪いの黄金仮面』(8月放送)
※脚本家・石森史郎による『黄金仮面』、『復讐鬼・黄金仮面』の完全オリジナル続編
20、『恐怖の毒蜘蛛』(8月放送、『芋虫』の初映像化だが、むちゃくちゃオリジナル展開)
21、『復讐のメロディーが聞こえる』(8月放送、『悪霊』の初映像化)
ヒロイン …… 二本柳 俊衣(としえ 26歳)
22、『怪人ゴリラ男』(9月放送、『恐怖王』の初映像化)
23、『紅い血をなめる女たち』(9月放送、『妖虫』の初映像化)
24、『拝啓地下帝国殿下』(9月放送、『大暗室』の初映像化)
ヒロイン・星野真弓 …… 鮎川 いずみ(19歳)
25、『白昼夢 殺人金魚』(12月放送 『白昼夢』の初映像化だが、ものすんごいオリジナル展開)
最終話『白昼夢 殺人狂想曲』(12月放送 『指』の初映像化)
※テレビ東京で毎週土曜日21:00~56に放送されており、最終2話ぶんだけ、9月の放送終了後しばらくたった12月に、毎週金曜日21:00~56の時間帯で連続放送された
※江戸川乱歩作品初の本格的 TVシリーズで、時代設定は「1970年現在」に変更されている
※20代の若き犯罪学者・明智小五郎が、ちょい年下の小林青年と、波越警部の妹・亜沙子(本作のオリジナルキャラクター)とともに事件解決に挑むといった設定になっており、明智小五郎の師匠のようなかたちで、犯罪学の権威「平井教授」というオリジナルキャラクターが登場している(言うまでもなく、「平井」は江戸川乱歩の本姓)
※小林少年が「ある程度成長した、明智小五郎の青年助手」に設定された最初の作品
※小林青年役の岡田裕介は本作で俳優デビューを果たし1980年代まで活動していたが引退、そののちに映画プロデューサーをへて「東映社長」に就任し現在にいたっている。どどど、どんだけ~!?
TVドラマシリーズ『明智探偵事務所 江戸川乱歩全集より』(1972年4~10月 全25話 NHK総合 )
25代目・明智小五郎 …… 夏木 陽介(36歳)
8代目・小林芳雄 …… 西園寺 章雄(25歳)
助手・吉川文代 …… 田村 奈巳(30歳)
1、『すりかえ大作戦』(4月放送、『黒蜥蜴』4度目の映像化)
5代目・黒蜥蜴 …… 倍賞 美津子(25歳)
2、『親なし犬』(4月放送、『少年探偵団』シリーズ13度目の映像化)
14代目・怪人二十面相 …… 米倉 斉加年(まさかね 37歳)
3、『十字路』(4月放送、2度目の映像化)
※江戸川乱歩の長編『十字路』は1956年に1度映画化されていたが、劇中に明智小五郎が登場するのは今回が初
4、『人殺し夢の酔醒め』(4月放送、短編『二廃人』の初映像化)
ヒロイン …… 賀川 雪絵(現・ゆき絵 24歳)
5、『望郷怨歌』(5月放送、『妖虫』の2度目の映像化)
ヒロイン・殿村京子 …… 小山 明子(37歳)
6、『遥かなる天女の栖(すみか)』(5月放送、長編『畸形の天女』の初映像化)
※原作となった『畸形の天女』は、1953年に連載された探偵小説家4名による連作小説で、江戸川乱歩はその第1回を執筆した
7、『二十七年の履歴書』(5月放送、脚本家・中島貞夫のオリジナル作品)
8、『倭文子(しずこ)、その愛』(5月放送、『吸血鬼』3度目の映像化)
ヒロイン・畑柳倭文子 …… 甲 にしき(29歳)
9、『うらおもて心理試験』(5月放送、『心理試験』に『指環』『D坂の殺人事件』をあわせた内容)
※『心理試験』はそれまでに TVと映画で1度ずつ映像化されているのだが、明智小五郎が登場するのは本作が初
10、『呪われた手紙』(6月放送、長編『悪魔の紋章』の初映像化)
11、『三文王子の暗殺ロック』(6月放送、脚本家・福田善之のオリジナル作品)
12、『花を枯らしたのは誰』(6月放送、『幽霊』の2度目の映像化)
ヒロイン・梅崎里枝 …… 加茂 さくら(34歳)
13、『ジョーカーを引いた男』(6月放送、『ペテン師と空気男』の初映像化)
ヒロイン …… 赤座 美代子(28歳)
14、『二十面相只今参上』(7月放送、『少年探偵団』シリーズと短編『堀越捜査一課長殿』をあわせたもの)
15、『夏の恋』(7月放送、『陰獣』の初映像化)
ヒロイン・小山田静子 …… 鰐淵 晴子(27歳)
16、『かみかけて命大切』(7月放送、詳細不明!)
17、『湖畔亭殺人事件』(7月放送、『湖畔亭事件』の初映像化)
18、『誰がために探偵はある』(7月放送、『一寸法師』の5度目の映像化)
ヒロイン・山野百合枝 …… 弓 恵子(35歳)
19&20、『走れ二十面相 前編』『走れ二十面相 後編』(8月放送、『少年探偵団』シリーズと短編『兇器』をあわせたもの)
ヒロイン …… 北林 早苗(28歳)
21、『二十面相の母』(8月放送、『少年探偵団』シリーズをもとにしている?)
ヒロイン …… 清川 虹子(59歳 2002年没)
22&23、『塔は見ていた 前編』『塔は見ていた 後編』(9月放送、『幽鬼の塔』の初映像化)
ヒロイン・川井奈津子 …… 佐藤 友美(31歳)
24、『月と手袋』(10月放送、『月と手袋』の2度目の映像化)
ヒロイン …… 永野 路子(26歳)
※『月と手袋』は1962年に1度 TVドラマ化されているが、資料が散逸していて明智小五郎が登場しているのかどうかは判別できなかった
最終話『さらば青年探偵団』(10月放送 『押絵と旅する男』の2度目の映像化)
ヒロイン …… 中山麻理(24歳)
※『押絵と旅する男』は1964年に1度映画化されていたが、劇中に明智小五郎が登場するのは今回が初
※ NHK総合で毎週月曜日20:00~21:00に放送されていた
※時代設定は「1970年代現在」に変更されており、明智小五郎とともに事件解決に乗り出す原作の「少年探偵団」は、佐藤蛾次郎(27歳 わかっ)や、俳優業を始めた直後の萩原健一(21歳 ショーケン!)などが名を連ねる「青年探偵団」に改変されていた(明智文代も、妻でない単なる助手「吉川文代」になっている)
※製作局が NHK大阪だったため、物語の舞台が大阪府になっている
※怪人二十面相役の米倉斉加年が別の役名でほぼレギュラー出演していたようなのだが、その役が「二十面相でない完全な別人」なのか「二十面相の変装」なのかは不明
※この作品は1972年に製作・放送されたのだが、当時の TV放送局には放送回の全てを記録保存する慣習がなかった(撮影に使用するフィルムが高価だった)ため、『明智探偵事務所』の映像資料はいっさい現存していない
※NHK の看板番組である大河ドラマでさえ、全話を保存するようになったのは1976年の『風と雲と虹と』からだった(ただし、前年1975年の『元禄太平記』は NHKでは保存されていなかったものの、主演の江森徹が自宅で全話録画していたため奇跡的に復活できた。グッジョブ!!)
※『江戸川乱歩全集より』とありながらも、大幅なアレンジが加えられたり脚本家のオリジナル作が入ったり、その上 NHKのゴールデンタイムに放送されるドラマという制約もあったためか、全体的に江戸川乱歩らしさが希薄だった本作は評判はかんばしくなかったらしい
……とまぁ、こんなわけでして。
スタートしたばかりのこの時点で、明智小五郎25名、怪人二十面相14名、小林少年8名って!! 明智先生、もう「二十面相」超えちゃってます!
複数回、明智小五郎を演じていらっしゃる俳優さんはボチボチいるんですが、まだまだ「明智といえばこのお方!」という顔は出てきていないようですねぇ。
さぁ、次回はいよいよ、明智小五郎の大ブレイク期に突入~……する、予定。
今回もアツくなりそうですね~。
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