2022年12月20日(火)
ミゾカクシ Lobelia chinensis
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6e/4ecdbb13bd51b32f0c629a6c6f61589a.jpg)
20221009 15mmほど
薄桃色の小さな花。
完全無農薬・有機肥料の田んぼ調査を手伝ったとき、畔から日寄せにかけてびっしり咲いていた。
風変わりな可憐な花だ。
ただ、見た覚えがない花だったから、とりあえず記録して・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a8/63167a8155dc15fbd0ed39d33bad79b1.jpg)
帰宅後、調べた。
キキョウ科ミゾカクシ属の植物で、和名は、溝を隠すほど茂ることから「溝隠」。
また、田んぼの畦に筵を敷いたように生えるからアゼムシロ(畦筵)という別名があるそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a8/63167a8155dc15fbd0ed39d33bad79b1.jpg)
ミゾカクシでもアゼムシロでも
名の由来からは、水田の雑草として「やっかいな植物」「価値のない植物」であったことがうかがえる。
だからだろうか?
私の近辺の田んぼや湿地では、まったく見たことがなくて、やたらと外来種ばかりがはびこっている。
ただ、利尿作用のある漢方薬として今でも使われているそうだから、人への価値はあるみたいだ。
サワギキョウ Lobelia sessilifolia
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/be/bbb7edfa6838d65f226f4040ec1eb768.jpg)
20220920 40mmほど
濃い紫色のよく目立つ花。
しっかり管理されたビオトープの湿地帯のあちこちに咲いていて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/27/4489123cb7016a33f2222932ac70ecfe.jpg)
標識板も立ててあるから、名前は調べることもなく・・・
キキョウ科ミゾカクシ属の美しい山野草として、大切にされているみたい。
栽培して楽しんでいることも多いみたい。
ただし、強毒性のアルカロイドを含む有毒植物らしいから、鑑賞する以外人の役には立たないかも?
で、ミゾカクシを調べた後、気づいた。
「どちらもミゾカクシ(Lobelia)属じゃないか」
「たしかに花のつくりはよく似ている」
「それなのに、扱われ方のこの大きな違いは何だ?」
つくづく人間という生き物の得手勝手な都合、利己的な側面・価値観をあらためて思い知らされる。
こうして、魚も虫も鳥も花も・・・
「無価値」「やっかい」「よく知らない」という一般論のもと、絶滅の坂道をどんどん転び落ちている。
ミゾカクシ Lobelia chinensis
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6e/4ecdbb13bd51b32f0c629a6c6f61589a.jpg)
20221009 15mmほど
薄桃色の小さな花。
完全無農薬・有機肥料の田んぼ調査を手伝ったとき、畔から日寄せにかけてびっしり咲いていた。
風変わりな可憐な花だ。
ただ、見た覚えがない花だったから、とりあえず記録して・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a8/63167a8155dc15fbd0ed39d33bad79b1.jpg)
帰宅後、調べた。
キキョウ科ミゾカクシ属の植物で、和名は、溝を隠すほど茂ることから「溝隠」。
また、田んぼの畦に筵を敷いたように生えるからアゼムシロ(畦筵)という別名があるそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/a8/63167a8155dc15fbd0ed39d33bad79b1.jpg)
ミゾカクシでもアゼムシロでも
名の由来からは、水田の雑草として「やっかいな植物」「価値のない植物」であったことがうかがえる。
だからだろうか?
私の近辺の田んぼや湿地では、まったく見たことがなくて、やたらと外来種ばかりがはびこっている。
ただ、利尿作用のある漢方薬として今でも使われているそうだから、人への価値はあるみたいだ。
サワギキョウ Lobelia sessilifolia
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/be/bbb7edfa6838d65f226f4040ec1eb768.jpg)
20220920 40mmほど
濃い紫色のよく目立つ花。
しっかり管理されたビオトープの湿地帯のあちこちに咲いていて
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/27/4489123cb7016a33f2222932ac70ecfe.jpg)
標識板も立ててあるから、名前は調べることもなく・・・
キキョウ科ミゾカクシ属の美しい山野草として、大切にされているみたい。
栽培して楽しんでいることも多いみたい。
ただし、強毒性のアルカロイドを含む有毒植物らしいから、鑑賞する以外人の役には立たないかも?
で、ミゾカクシを調べた後、気づいた。
「どちらもミゾカクシ(Lobelia)属じゃないか」
「たしかに花のつくりはよく似ている」
「それなのに、扱われ方のこの大きな違いは何だ?」
つくづく人間という生き物の得手勝手な都合、利己的な側面・価値観をあらためて思い知らされる。
こうして、魚も虫も鳥も花も・・・
「無価値」「やっかい」「よく知らない」という一般論のもと、絶滅の坂道をどんどん転び落ちている。