私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

極樂吻鰕虎(台湾のゴクラクハゼ陸封型)も釣れとるがな!の巻  台湾釣(ガサ)行記⑱  釣査52種目

2017-01-11 08:14:55 | 台湾の魚たち
 2016年12月24日 土曜日

台湾東部の池釣りの続き。

おそらく台湾のゴクラクハゼ陸封型の幼魚である。




いやあ、驚いた!
昨日写真記録をも一度整理していて友の写真の中に私が釣っているこれらの写真があったんである。
タイワンタナゴに心が奪われ、すっかり忘れてしまっていたんである。
そういえば、かすかに「あっ! ゴクラクハゼじゃわ。」という記憶がよみがえる。
ホンマ情けないわなあ。

さて、日本のゴクラクハゼは河川下流域で産卵し、稚魚は海へと流される。
そして、稚魚は栄養をたくわえ成長しながら川をさかのぼる。
いわゆる「遡上型」である。
ところが、中国大陸南部や台湾では海の代わりに池や湖を利用する「陸封型」もいるのである。

こいつはたぶんその「陸封型」なのだろう。
形態的な特徴は「吻が短く顔つきが丸い」こと。
まるで他のヨシノボリ類のような顔つきになっとる。

ゴクラクハゼの分布は日本・朝鮮半島・中国・台湾などととても広く、
以前も「とても1種であるとは思えない」と書かせていただいたけど、
やはり変異があるようで今も調べられとる途中らしい。

釣(ガサ)行中に気付かんまま釣りあげ、帰宅後も忘れ去られ、あらためて調べ直してみて、
「ありゃ! こいつレアもんじゃんけ!」となり、ジワジワと喜びがしみてくる。
「年をとるのもまんざら悪くないやんけ」と思ったのであった。




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