私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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『蓑虫 』俳句ポスト365:11月の俳句結果②

2021-11-29 17:20:32 | 俳句
2021年11月29日(月)

今年4月から松山市主催・夏井いつき選の俳句ポスト365はリニューアル。
初心者コースは、家藤正人さんが担当、俳句の基本的なルールを含めて解説してる。
中級者コースは、夏井いつきさんが担当、曜日ごとに『没(未掲載の選外)・類想(掲載された選外)・並選・佳作・秀作・特選』に選句される。

さて、今月の兼題は『蓑虫(みのむし)』

選外3回、入選3回のど素人俳人「あたなごっち」が投句したのは
蓑虫やルネ・ラリックの小瓶開け

「なんのこっちゃ?」と思われたり
「頭の中に浮かんだ絵空事じゃないの?」と訝しく受け止められたりするかもしれんね。

でも、この句、実体験に基づくマニアックな一句のつもり。

ミノムシとなると、「極端な性的二型と性フェロモン」のことを俳句にしてみたかったから。

ミノムシの中で、最も知られてるオオミノガ

(コイツはミッキーちゃんみたいな穴を器用に開けとった!)

やがて、オスは幼虫→蛹→成虫と変態して、飛翔力の高い蛾
一方、メスはネオテニー(幼形成熟)なのか、蓑の中で幼虫のまんま成体となる。

となると、「この雌雄がいつどのように出会い、子孫を残すのか?」でしょ?

わりと知られてることだから、はしょるけど
メスは、オスを誘引する性フェロモンを分泌してて
オスは、遠く離れた位置からでもその微かなフェロモンを感知して駆けつける、というわけ。

だから、ミノムシたちのオスの触角は関知しやすいよう複雑な櫛状をしてるんだな。

※ 画像はオオミズアオという別の蛾で、あくまで櫛状の触角の例として掲載。

しかも、この性フェロモンは蛾の種類によって違うから、オスは間違えることはないらしい。

人間でいえば、まるで好みが多種多様な香水みたいなもんじゃないかっ!
と思ったんである。

んで、かみさんの希望で出かけた美術館の催し物に
「アールデコのガラス工芸展」なんてのがあって
私、いつも生き物関連でつきあってもらうから嫌とも言えず、興味なくウロウロしてたら・・・
唯一、ルネ・ラリックという作家がつくったこの香水瓶だけが気に入って・・・


かみさんが絵はがき買ってたんで、それを撮影して・・・


ほらっ! 実体験でしょ?

で、結果は『並選』

ま、並選入選で十分なんだよね。

ただ、最近、俳句ポスト365の入選率が緩くなりつつあると感じて調べてみたら


やっぱりそうだった!
最近まで50%だったのに、今回60%に上がってる!

2人に1人以上が入選してるってことだから、落ちたり並選だったりくり返す私は極めて平均的凡人だな。

ちなみに、前にも書いたけど、いくら優れた句を複数投句しても「一人一句しか選句されない」
だから、入選句÷投句数=入選率 はトンチンカンな計算。
正規は、入選句÷投句人数=入選率 だからね。

このロジック、「お~い!お茶」でも似たようなことが言えるんだけど
その話はまた別の機会に、覚えてたら書こうかな?

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