2019年6月6日(木)
先日、スイゲンゼニタナゴの保護繁殖施設を見学させていただいた。
ご存知の方も多いと思うが
このスイゲンゼニタナゴ、国の種の保存法指定の極めて絶滅の危機にある淡水魚。
採ったり飼ったり売ったり買ったり放流したりすることは法で禁止されてる。
この施設は国の認可の下、飼育・繁殖に長年取り組んでいる。
所狭しと何十もの大小の水槽が設置されてる。
差しさわりのないよう水槽内の写真だけ撮らせてもらうことに。
長い間飼いならされたためか、エサをもらえるとワイワイ群がって撮影がうまくいかない。
なんとか婚姻色のしっかり出たオスを写したいのだが
これが限界かなあ。
この施設で知人は日々本来の仕事や残業を終えた後、エサやりや維持管理や人工繁殖を行ってる。
目が回るほどの忙しさだ。
「野生絶滅が目前に迫ってるもんな。そんな日が来ないにこしたことはないケド。
現状では風前の灯火やもんな。そんな日に備えて、遺伝子絶やさんようにしとかんとな」
遺伝子に偏りが起きないよう人工繁殖の際のペアの組み合わせも工夫しながら
各研究機関とも連携しながら
毎年毎年数百を超える新しい命を誕生させている。
今年も稚魚が生まれてた。
今は施設から一歩も出ることのできない稚魚たちである。
もし、環境が良くなって生息地が回復していけば知人のこの長年の奉仕活動はムダになる。
それでも知人は間違いなく喜ぶだろう。
毎日毎日仕事前後に絶滅危惧種のタナゴ類を釣り歩き、SNSにアップするのも
毎日毎日仕事終わりに知人のように繁殖のための作業を黙々と行うのも
どちらも好きでやってること、自己満足に変わりないと言う人もいるかもしれない。
そんなもん遅かれ早かれ放流しても絶滅するじゃんと言う人もいるかもしれない。
でも、知人の行為の方が人としての深みを感じるな。
ただただ好きでやってるを越えてる何かに心が震えるもんな。
乱獲する人やタナゴ釣り人もほどほどにせいよと腹立ってくるもんな。
見学させていただき、あらためて感謝!
先日、スイゲンゼニタナゴの保護繁殖施設を見学させていただいた。
ご存知の方も多いと思うが
このスイゲンゼニタナゴ、国の種の保存法指定の極めて絶滅の危機にある淡水魚。
採ったり飼ったり売ったり買ったり放流したりすることは法で禁止されてる。
この施設は国の認可の下、飼育・繁殖に長年取り組んでいる。
所狭しと何十もの大小の水槽が設置されてる。
差しさわりのないよう水槽内の写真だけ撮らせてもらうことに。
長い間飼いならされたためか、エサをもらえるとワイワイ群がって撮影がうまくいかない。
なんとか婚姻色のしっかり出たオスを写したいのだが
これが限界かなあ。
この施設で知人は日々本来の仕事や残業を終えた後、エサやりや維持管理や人工繁殖を行ってる。
目が回るほどの忙しさだ。
「野生絶滅が目前に迫ってるもんな。そんな日が来ないにこしたことはないケド。
現状では風前の灯火やもんな。そんな日に備えて、遺伝子絶やさんようにしとかんとな」
遺伝子に偏りが起きないよう人工繁殖の際のペアの組み合わせも工夫しながら
各研究機関とも連携しながら
毎年毎年数百を超える新しい命を誕生させている。
今年も稚魚が生まれてた。
今は施設から一歩も出ることのできない稚魚たちである。
もし、環境が良くなって生息地が回復していけば知人のこの長年の奉仕活動はムダになる。
それでも知人は間違いなく喜ぶだろう。
毎日毎日仕事前後に絶滅危惧種のタナゴ類を釣り歩き、SNSにアップするのも
毎日毎日仕事終わりに知人のように繁殖のための作業を黙々と行うのも
どちらも好きでやってること、自己満足に変わりないと言う人もいるかもしれない。
そんなもん遅かれ早かれ放流しても絶滅するじゃんと言う人もいるかもしれない。
でも、知人の行為の方が人としての深みを感じるな。
ただただ好きでやってるを越えてる何かに心が震えるもんな。
乱獲する人やタナゴ釣り人もほどほどにせいよと腹立ってくるもんな。
見学させていただき、あらためて感謝!
僕もポリシーを持って、希少種の繁殖に取り組まれている方々には頭が上がらないですね。タナゴ釣りを楽しむのは良いことだと思いますが、たかが趣味だからと意識の低い人が多いのは残念ですよね。
体高もですが、カゼトゲタナゴとは透明感がかなり違う気がします。
その道の専門家たちは、見たらすぐわかると口をそろえて言います。
ま、他の研究者の論文を読み間違い、査読も受けないまま「カゼトゲタナゴ山陽集団」と発表された方もおられますので、たかがタナゴ採り(釣り)でも半端な知識で逮捕という場合もあるようです。
ま、こんなこと書いてるとアクセス数が毎回確実に減ってきます。
ということは、魚好きの方々の意識や考え方の中で、私はマイノリティにあたるのかもしれませんね。