私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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アマゴ Oncorhynchus masou ishikawae :釣査268種目

2023-03-25 08:47:39 | 純淡水魚
2023年3月25日(土)

アマゴ Oncorhynchus masou ishikawae

20230324  体長18cm

タナゴ竿(10尺)&仕掛けで釣った268種目。
パーマークも朱点もひれも実に美しい個体だ。

静岡県以南の本州太平洋・瀬戸内海側に生息する渓流魚で
他の地域のヤマメと分布域を異にしていることは有名な話。

この日、久しぶりにカワガラスの観察をしに
市内の渓流沿いを散歩しようと、かみさんと出かけたら

渓流の浅場にカワムツより大きな魚が何匹もみえて


アマゴだっ!


そういえば、漁協再開に向けて試験放流をするらしいという話を思い出した!


そう、ここ数年この渓流にある漁協は休業状態、鑑札券も遊漁料もいらない。

もっとも遊漁対象のアユやアマゴなどにも長年お目にかかったこともない。

釣ってみたいという本能的な衝動が突き上げてくる。
ただ、タナゴ釣りの道具はいつも車にあるけれど、エサがない。

しかたなく散歩を続けていると、一人の爺さんが竿をたたんでいた。
もちろん挨拶をした。
たくさん釣れ、もう釣れなくなったから帰ると言う。

しばしの会話で
数日前にアマゴの試験放流が行われたこと
もちろん鑑札も遊漁券も今はいらないが、来年から必要になるだろうとのこと
そして、な、なんと観察しやすいカワガラスの営巣場所も詳しく教えてくださった挙句
な、な、なんと「余った餌(イクラ)をくれる」とおっしゃられた。

となれば、千載一遇の機会だもの、カワガラスは後回し。
車に戻って、いつもの釣り・撮影道具を手に、他の釣り人の邪魔にならない最下流付近へ。
なに、1匹でいいのだ。
撮影ケースに入る全長15cm以下の個体でいいのだ。

ただ、さすがに昼過ぎでいろんな釣り人が竿を出した後なんだろうね。
簡単に食ってはくれない。
砂底にイクラを落としたままの状態にし、しばらく様子をうかがったら・・・
小さいのがくわえてはしった! 釣れたっ!


サイズはちょうどいいっ!


観察ケースが15cmだから、全長12cmほどの個体だ。


時間と手間をかけ、弱らせないよう丁寧に撮影をした。
タナゴ竿・仕掛けで初めて釣ったアマゴだし、後で放流した方がいい小ささだしね。

惜しいのは朱点があまりはっきりしてないのだけれど、贅沢言っちゃいけない。
もらった餌だし、たまたまの試験放流だったわけだし・・・十分満足だ!

問題は、釣り名人のかみさんがまったく釣れぬまま粘っていること。

しかたなく竿を出し続けてたら、今度は明確なアタリとともに


冒頭の美しいアマゴが釣れ、サイズが大きいので、しかたなく大きな観察ケースを取りに戻り

これならば、アマゴらしさいっぱいで大満足!

コイツは晩のおかずにすると決め、かみさんが釣れるのを待った。
そして、タナゴ針を新しいのにつけかえた途端、かみさんの竿にもヒット!


朱点が大きく散りばめられているが、太く、パーマークは薄く、尾びれが小さく溶けかかっている。

典型的な養殖ものだけれど、私のより大きい。

かくして、ただちにカワガラスの観察へと向かい、有意義に過ごし

夜、大変美味しくいただきました。

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