私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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ツチガエル(釣査239種目)の生き残り戦略!

2019-08-13 08:29:06 | 爬虫類・両生類
2019年8月13日(火)

ツチガエルもタナゴ竿で釣った。



8月9日、水辺で遊び舎(仮称)のすき間時間にトノサマガエルとともに。

釣ろうとして気付いたことがある。
あくまで私の考えにすぎないケド。

白い脱脂綿を虫が飛んでるように操ると
トノサマガエルは飛びつくのに対し、ツチガエルは顔の近くで止まったときにだけパクッ!
跳躍力はトノサマよりも弱いのかもしれない。
あるいは地面を這う虫を主に食べてるのかもしれない。


トノサマガエルは脱脂綿をくわえたまま釣れるのに対し、ツチガエルはポトンッ!
アゴの力(くわえる力)がトノサマよりも弱いのかもしれない。
あるいは異物を吐き出すまでの反応が速いのかもしれない。

ま、ひっかけるハリがない安全釣りだから、どっちのカエルもどのみちポトンッと落ちるのに変わりはないケド。
バケツの中にうまく落とすのに手間どった。


「お~っ! この体表面のイボイボ! 昔、イボガエルと呼んでたなあ」
なんせ半世紀ぶりのカエル釣りだもんな。
「触るとイボができるなんて、しばらく信じとったよなあ」
もちろん間違った伝聞にすぎない。
特有の臭いを出すケド、特に毒でもないしイボもできない。

「お~っ! 思い出したっ! おやすみゴッコができたんや!」
裏返して、そっと腹をなでる。
まるで眠ってるかのごとくじっと動かなくなるのである。


腹にマダラの点々があるのでツチガエルだよね?
もっと低地の人里にすむヌマガエルなら腹には模様もなく白っぽいもん。

表に返しても全身脱力を続けてくれるぞっ!
いやあっ! 懐かしいわあっ!


さて、このツチガエル。
両生類ではめずらしく全国レベルでの絶滅危惧種に指定されてない。

トノサマよりも跳躍力やアゴの力に劣るように思えるのに
トノサマより人里近くにすんでると思えるのに、しっかり繁殖できてる。

特有の臭いが嫌われることやオタマジャクシの越冬なんかが生き残り戦略なのだろうか?


そういえば、脱脂綿が大きすぎて釣れなかった子アマガエル(手で採った)も


体表面から微毒を分泌するらしいからなあ。

それぞれのニッチ(生態的地位)に居続けるための工夫がたまたま現代社会でも有効なんだろね。

それにしてもカエルの話だと読者が一気に減るなあ。
カエルは嫌われ者なのかなあ?


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4 コメント

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Unknown (gai6969)
2019-08-13 12:37:44
少ないながらもカエル好きは居ますのでご安心を(笑)

釣りによってカエルの種類ごとの特徴が見えてくるのは面白いですね。机の上や水族館で眺めているだけではわからないですからね。

ヌマガエルは背中に白い線が入っているのと顔つきが気持ちツノガエルに似ているのが特徴だと思います。

関東の話で恐縮ですが、トウキョウダルマが田んぼや湿地といった止水域にしか生息していないのに対し、ツチガエルは渓流や流れの速い用水路に生息している印象です。上手くすみわけが出来ているのはないでしょうか?
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ツチガエル (Blue Wing Olive)
2019-08-13 20:47:20
個体数は少ないけど、こちらにも生息しています。
しかし、最近はあまり見ていないですね。
その気になって探せば見るけることができるかもしれないけど。
地味に可愛いくて、私は結構好きですね。
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gai6969さんへ (私魚人)
2019-08-14 08:03:24
コメントありがとうございます。

見釣りは行動観察みたいでおもしろかったです。

ヌマガエルは近所のたんぼにいるんですケド
さすがにちょっと変質者通報されそうなので
猛暑が過ぎてから見にいく程度にしておきます。

確かにおおらかなすみわけ・食いわけをしてるような気がします。

滋賀県での釣果、楽しみにしています。
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Blue Wing Oliveさんへ (私魚人)
2019-08-14 08:07:58
コメントありがとうございます。

ネコほどの人気にならなくてもいいのですが
日本のカエルたちにも興味を持つ人たちが増えたらいいなあと、思ってます。

ツチガエルは、子どもの遊び相手にピッタリなんですもんね。
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