私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ソウギョ(草魚)をサシで釣るの巻      釣査72種目

2017-03-30 06:30:07 | 中国大陸の魚たち
中国で出会った魚たち 22種目

ソウギョの幼魚である。


第二次中国釣りガサ隊に参加していたOくんがダム湖で釣った個体である。
Oくんは釣りもガサもビギナー、釣りに興味もない。
私の用意したタナゴ竿(仕掛け)でたまたま釣ったのである。
エサは現地の人にいただいたサシ(ミミズ)。
私は日本の釣り堀でしか釣ったことがないのである。クソッ!
でもまあ釣り上げた72種目に登録しておくぞ。

ソウギョは草食性である。
なんでミミズに食いついたのか? 
それは基本的に淡水魚たちの多くは雑食だからである。
とりわけ幼い時期は栄養吸収効率の良い動物食性が強くなるのである。
草食性といわれるソウギョもワタカもミミズでしっかり釣れるのである。

くどいけどソウギョは草食性である。
寿命も長く体長1mを超える大きさになる。
食糧事情の悪かった時代に貴重なタンパク源として中国から移入された魚の1つである。
繁殖には流程がなだらかで長い大きな河川が必要なため、
日本では利根川でしか世代交代できていないという。

ところがコイツけっこうやっかいな外来魚なのである。
私の中ではブルーギル・オオクチバス・放流コイの次なのだ。
住んでる町にいくつものため池がある。
その中にまったく水草のはえない死んだ水の池がいくつかある。
そうしたため池について聞き取りをすると
ヒシやオニバスなどトゲのある水草を除くためにソウギョを入れているのだ。
悲しい過去なのである。
ため池の生態系を下支えしていた水草がしだいになくなるにつれ生き物は消えていく。
最期はソウギョもガリガリになりながら静かにおちていく。
そして腐敗した死の世界だけが広がるのであった。
悲惨な現在なのである。







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国のドジョウとカラドジョ... | トップ | クイズ この魚は何でしょう?... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中国大陸の魚たち」カテゴリの最新記事