私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ヌマチチブ ~フナおじさんに会いに②~        釣査14種目

2016-11-14 07:37:12 | 通し回遊魚
 2016年11月12日

 ここらで少し変化球。底魚のヌマチチブである。
魚類界で、全国チェーン展開をし、今もさまざまに拡大しているハゼの仲間である。



 ヌマチチブとチチブと違いは、簡単に調べられるから、ここでは書かない。
バラエティが豊かなのである。 簡単には分からないと、ここでは書いておく。
正直、長くいろんな地域で採集してくると、
生息域や特徴がごちゃごちゃになるような個体も採れたりして、
分からなくなることが何度もあったのである。
 


 さて、タナゴ釣りに限らず川釣りをする人たちの多くは、
彼らを「外道」とか「エサ取り」とか「雑魚」とか「よく分からん魚」と呼ぶ。
ねらっている魚がいる人にとっては当然の扱いかもしれないね。
 確かに、四万十川のゴリ漁(ゴリ押しという:無理矢理にの語源)のゴリはチチブだし、
新潟から取り寄せたゴリの佃煮はビリンゴだったから、
採ってる方も食べてる方も、適当なものだったのかもしれない。
ま、一応生き物だから「一度名前を調べよう」とか「雑にあつかわずそっと放つ」とか、していきたいね。 


 
 彼らを含め、ハゼの仲間を釣るコツは、仕掛けのオモリを増やして速く底へ沈めることである。
速く沈めないと、運動能力の高い連中がわんさかやってきて、
彼らはエサにたどり着けず周りをウロウロしたり、次をじっと待ってたりするだけだ。
本当に見ていて鈍くさい。もどかしい。
丁度、超人気店の名物料理を楽しみにして、行列に並んでいるときに次々と割り込まれてしまった状態なのだ。
 もし、そのようなことが自分に起きたら・・・・・・と考えたことがあるか?
そう思うと、私は不憫でならなくなるのだ。
そして、濁りで何が釣れているのか分からない中、彼の姿を見たときの嬉しさは格別で、
「よく頑張りました。」と花丸スタンプを押してあげるのであった。


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