私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

臺灣白甲魚(クチマガリ)の幼魚をガサで採るの巻      台湾釣(ガサ)行記㉙

2017-01-26 17:26:24 | 台湾の魚たち
 2016年12月25日 日曜日

クチマガリ(臺灣白甲魚)の幼魚である。


台東市をはなれ再び台湾西南部へ。
この日は、比較的大きな河川の上流部へ向かう。
この年の3月、友がタニノボリの仲間・臺灣間爬岩鰍( Hemimyzon formosanus )を採ったポイントである。


あわよくば今回他のタニノボリ類もゲットできんかな、なのである。

ところが採集ポイントである支流の渇水は目も当てられんのであった。


チョロチョロと流れる支流の水はいつしかしみ込み枯れ川となる。
乾いた川原には「たくさんの働く車たち」が平たく整地したようすが広がっている。
働く車たちの残したワダチに沿って歌いながら枯れ川を1kmほど下るとようやく本流にぶつかる。
「ワダチ馬鹿よねえ~、お馬鹿さんよねえ~。」 コホンッ!
何せやたらゴロゴロと丸石が積み重なり、歩きにくいのなんの。
「なんで上流部・渓流域にこんな丸石が・・・・・・?」の疑問は
やがて自分なりに理解できたのであるが、今は書かない。
日本でも毎年おなじみである河川工事、台湾でもアチコチで行われていた。
工事で造られたいくつかのタマリで水中撮影や釣り・ガサをする。
タイワンハナマガリなどの幼魚がたくさんいるが、釣りではまったく相手にされない。

支流は水もほとんどないだけでなく、石が細かいシルトに埋まっている。
水生昆虫類もタモ網に入らんという最悪の状態である。
やむ無く本流の際にできた浅いタマリで採集できたのであった。

このクチマガリ(臺灣白甲魚)、上流域で普通に見られるらしいが、私は初めて会ったので普通でなくうれしい。
中国大陸にも生息しているとのことだが、中国大陸で会った記憶はないし。
大人になると30cmを超えるそうなのでいつか釣ってみたいもんだ。

しっかし、この口じゃもんなあ。何をエサにすればよいものやら・・・・・・。



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