私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

生徒さんたちと・・・の巻 後編

2017-04-10 20:58:55 | 自然
 2017年4月8日 土曜日

さ、後半は生息魚類調査という名の「楽しい魚採り」なのである。

上流域で水を止めておける時間も少なくなっていく。

「今年は魚がすっかり減った」と何度となく書いてきた。
この場所も例外ではない。
あらかじめ集合時間前に確かめておいたのである。
小魚の群れで真っ黒に見えた年もあった。
20種近い種類が確認された年もあった。

それがまったくなのである。

ま、入ってみんとね。
我先へとタマリへ向かいタモ網をふるう。
年功序列もシルバーシートもへったくれもないのである。
みんなで深いタマリをバシャバシャ・・・・・・

そうすると、魚たちはパニックになり浅瀬の岩かげへともぐりこむ。
少しずつ包囲網をせばめて一番かくれやすそうな所で一網打尽じゃ!
経験にもとずく見事な作戦である。
こうして私だけたくさん採るのだ! ワハハハハハ・・・・・・

「なんしょんなあ! この!」
元気のいい中学生たちがな~んも考えず最後のおいしい場所にズカズカ来るのだ。
「えっ?」
「せっかく魚を追いつめとったのにい! も~!」
「すんません。でも老師そこやってなかったでしょ?」
何を怒られとるのかは、ひょっとして、たぶん、いやまちがいなく分かってない。
老人と少年のくだらない言い争いは毎度のことなのである。

さて、私が採集したのはヤリタナゴとカワヒガイ。
 
いずれも二枚貝に産卵する魚である。

ギギの幼魚と当才魚のイトモロコ。

イトモロコが一番多かった。

生徒さんたちの成果を加えると、
フナ類・コイ・オイカワ・タイリクバラタナゴ・シマヒレヨシノボリの9種。

数も種類も史上最悪の結果となったのであった。

ま、こんな状況を若者たちが肌で感じてくれてるうちは大丈夫だよね?

ねっ?


代表のまとめの話もそこそこに、軽トラへ積み込み、学校へ戻り、採集道具を洗うとのこと。
こちとら一人分の始末くらいは簡単なので、水面に映る満開のソメイヨシノでも眺めていよう。

ご苦労様でした。
また来年!






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