私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ミノヒラムシはつれない

2018-05-05 07:45:56 | 他の無脊椎動物
2018年5月5日(日)

こどもの日である。
精神年齢的には私もあてはまる。

さて、昨日の釣りの続き。

4cmほどのミノヒラムシである。


タケノコメバルを釣ってると
フラメンコのダンサーのように
身をひるがえしながら近づいてきたのである。

釣れないものかとヤッキになって、撮ることを忘れた。
つれないヤツだ。
いかんせん釣れないので、撮らんまま採った。 (採集用具:バケツ)

観察ケースに入れるとまるでウミウシの仲間だ。


まったく泳ごうとはしない。 (あ~やっぱり撮っときゃよかった)

壁面をゆるりと上りはじめた。


さらに上がった。


ケースの裏から見てみると、こんな感じ。

つついてみたら、茶色い液体を出したぞ! (画面左上)

表面にイボイボがあるから、私の知ってるヒラムシとは違うし
茶色の煙幕をはろうとするってことは・・・・・・アメフラシの仲間かいな?

さらに上った。


やっぱりアメフラシの仲間じゃないわ。
口や歯舌がどこにも見当たないもの。

捕まえ、閉じ込め、いじったからには名前くらいは調べてやらんと。
帰宅後、調べた。
ミノヒラムシだった。

ウミウシやアメフラシが巻貝の仲間(軟体動物腹足類)なのに対し
ヒラムシたちはプラナリアと同じ扁形動物なのである。
プラナリアといえば、生物の時間に再生実験と称して
縦に横にと2つに切られることだけが有名な動物なのである。

ウミウシに比べヒラムシの体のつくりはかなり単純なのである。

ウミウシにもミノウミウシなんてのや、アワモチなんてのもいる。
そっくりなのは擬態なのかもしれないなあ。

こんな出会いがあるからついついお外で遊びたくなるのである。
やはり精神年齢は子どもじゃね。






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4 コメント

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Unknown (まめ吉)
2018-05-05 21:45:00
お疲れ様です。
色々楽しませてくれますねぇ~!
まず、ヒラムシってのが知らなくて解説で知る楽しみ、次に泳いでいる様子がフラメンコのダンサーの様という非常に分かりやすい(アメフラシやウミウシの類いが泳いでる姿を知っている人に限るかも?)表現に共感する楽しみ、とどめに釣れないとツレない、撮ると捕るを掛けている私魚人らしい言葉遊びの楽しみと盛りだくさんですね。
表現が素晴らしかったので、洒落を解説するという不粋なまねをしました。
どうかお許し願いたい。
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こんばんは (Blue Wing Olive)
2018-05-05 22:17:43
また、けったいなものを〜、とツッコミそうになりますが、私、こういうの大好きです。
画像を見たときは、私も、ウミウシの類いだと思いました。
返信する
Unknown (私魚人)
2018-05-06 06:55:16
まめ吉さん 解説ありがとうございます。
解説してくれることで、より多くの人に理解してもらえますからね。
お疲れなのに、本当に助かります。
返信する
Unknown (私魚人)
2018-05-06 06:59:15
Blue Wing Oliveさん ありがとうございます。

一見奇妙・珍妙に思える生き物って、結局出会いの機会が少ないということなんでしょうね。
いつも目にしていながらけったいな生き物は、人間くらいかもしれませんね。
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