私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

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『蝉』 俳句ポスト365 結果:人二つ!

2020-07-30 15:29:32 | 俳句
2020年7月30日(木)

今日は、愛媛県松山市主催、夏井いつき選者「俳句ポスト365」の「人・並」入選発表日。

松山市行政には、全国でも珍しい俳句を主たる業務とする「文化ことば課」がある。
さすが、正岡子規を生んだ俳都だけのことはある。

さて、今回の兼題は『蝉』
投句人数は1800人を越え、投句数は1万を越えたという。

ここ2回の兼題である『翡翠』でうんちくんをこねくり回し(汚いぞ!)
『プール』でふざけすぎちゃって、結果は『並』続き。

はやく『人』に戻りたい!と思いつつ・・・

結果発表!

まず、投句した4句から一番好きな句の紹介!

ちっちぜみ人知れずなく君が好き


夏の終わり頃、草むらで静かに「チチッ、チッチ」と鳴く小さな小さなセミ。
基本、あまり人が相手にしない生き物に愛着があるからね。

この句は落選!

以前チッチゼミを記録したのがフィルムカメラの時代で、ネガを残してないのよね。
きっと、上の写真のように、代替セミとして「ヒグラシ」を使ったためだな。(ウソでっせ!)


ところがである。
好きな句は落選しつつ、2句も『人』に選ばれたんじゃね!

あなうれし人生初の『人』に2句

蝉時雨海に向きたる譜面台


写真は因島大橋。
瀬戸の島の学校の音楽室の窓に広がる海と蝉しぐれってか!

かっこよく俳句を決めたように思うでしょ?
実は、この句、かみさんがつくって捨てた句なんですわ!

「捨てるんならもらうよ」と、地球にやさしいエコ活動推進派の私が投句。
ワハハハハハ・・・

続いて
蝉しぐれ今なら二週分無料


写真は、2年前台湾で記録したスジアカクマゼミ。

この句はねえ。
ほぼ2週間の台湾お魚旅行が気ままな貧乏旅で、全行程・お土産込みで10万円もかからなかったこと。
セミの成虫寿命が、ほぽ2週間であること。
何よりちょうどTVでシジミかなんかの宣伝で
「今なら2週間分無料でお届けします!」なんてなこと言ってたから。

ま、おふざけですわな。

かみさんは「人」1句、仲間も「人」1句。

だから勝ちは勝ちなのだが・・・全然勝った気がしないな。(そりゃそやで!)

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