2017年6月3日(土) その①
クサガメ黒化個体である。
師匠が釣りあげたのである。
以前もミシシッピアカミミガメを釣った実績があるので
次にイシガメやスッポンを釣った日にゃ
師匠あらため「カメ仙人」と呼ばせていただこうじゃないか!
さておき、久しぶりに遠くの川へ。
遠出をしぶる師匠を
「とっても景色がいいよ」
「空気がうまいよ」といろいろ説得してのドライブ。
途中のコンビニでおにぎりを、道の駅でサンドイッチ・わらび餅・飲み物を購入。
遠足気分である。
到着したのはこんなところ。
ボートの発着場として整備されているみたいで
小物釣り師にとっては大変ありがたい場所なのであった。
「ここ、ええねえ。景色も最高!」 師匠すこぶる機嫌がいい。
「なっ! 少し無理してでも来てえかったやろ?」 どんなもんでい!
ここの魚たちはたぶん釣られた経験に乏しい。
午前中、師匠は絶好調。
師匠、太った大きなコウライモロコを次々に釣った。
師匠、ウロコが傷んだヤリタナゴのメスを数尾釣った。
「なんでオスが釣れんのんかねえ?」
「なんで傷が多いヤリばかりなんかねえ?」師匠の疑問はつきない。
師匠、アブラボテのオスを釣った。
コイツも尾ビレが傷んどるぞ。
さらに師匠、ホンモロコのような細さのタモロコを釣った。
かつては「かみさん」と呼ばれ、次第に釣りの「相棒」となっていった人が
今や私をはるかに越え「師匠」に登りつめているのである。
師匠の釣りは見ていておもしろい。
ウキ下をほとんど変えず、そこらかしこに竿を出す。
ときどき根がかりしても気にしない。
魚おらへんやろ?と思える所でも竿を出しているのである。
そして出会いは突然必然偶然に訪れた。
「父さん大きいよお!」
「何? 何?」
「カメ! カメがかかった!」
「え? またミシシッピじゃろ? ワッ! クサガメじゃあ!」
車からタモ網を出してすくったとたんハリがはずれる。
甲長約20cmと大きめの個体だ。
コイツ頭部が真っ黒だ!
黒化個体である。
成長したオスでよく黒化が見られるらしいのでオスなのかもしれない。
なかなか顔を出してくれないぞ。
「くっさ~!」 カメムシよりはるかにくさいが声に出せない。
じっとガマンして待ち続けること5分。
「出たあ~! うわあ! 頭でけえ~!」 心の声である。
かつてはオオアタマクサガメとして別種にあつかわれたりもしたタイプじゃなかろうか?
最近のDNA分析で同一種であることが判明したようだ。
このDNA分析ってロマンがなくなっていく気がして、なんかつまらんよな。
さてクサガメ、かつては在来種つまりもともと日本に生息していたカメとされていた。
ところが、これまた古い文献やDNA分析から
人の手によって朝鮮半島あたりから運びこまれた外来種であることが判明したようだ。
日本古来の唯一の在来種イシガメとの生息場所の競合や交雑などで今やワルモノ扱いなのである。
まるで良家出身のお嬢様がお家没落とともに周囲から冷たく当たられているようなもんである。
と、人っ子一人いないこの場所へ若いおまわりさんが歩いて近づいてきた。
ヤバイかな?
何も悪いことはしとらんはずじゃが・・・遊漁券買ってないけえか?
いいや! 小魚釣りに遊漁券いらんはずじゃ・・・
不審者として尋問受けるんか?
コワイなあ、コワイなあ・・・・・・まるで稲川淳二である。
「すいません。ちょっといいですか?」
わあ、きたあ~! (続く)
クサガメ黒化個体である。
師匠が釣りあげたのである。
以前もミシシッピアカミミガメを釣った実績があるので
次にイシガメやスッポンを釣った日にゃ
師匠あらため「カメ仙人」と呼ばせていただこうじゃないか!
さておき、久しぶりに遠くの川へ。
遠出をしぶる師匠を
「とっても景色がいいよ」
「空気がうまいよ」といろいろ説得してのドライブ。
途中のコンビニでおにぎりを、道の駅でサンドイッチ・わらび餅・飲み物を購入。
遠足気分である。
到着したのはこんなところ。
ボートの発着場として整備されているみたいで
小物釣り師にとっては大変ありがたい場所なのであった。
「ここ、ええねえ。景色も最高!」 師匠すこぶる機嫌がいい。
「なっ! 少し無理してでも来てえかったやろ?」 どんなもんでい!
ここの魚たちはたぶん釣られた経験に乏しい。
午前中、師匠は絶好調。
師匠、太った大きなコウライモロコを次々に釣った。
師匠、ウロコが傷んだヤリタナゴのメスを数尾釣った。
「なんでオスが釣れんのんかねえ?」
「なんで傷が多いヤリばかりなんかねえ?」師匠の疑問はつきない。
師匠、アブラボテのオスを釣った。
コイツも尾ビレが傷んどるぞ。
さらに師匠、ホンモロコのような細さのタモロコを釣った。
かつては「かみさん」と呼ばれ、次第に釣りの「相棒」となっていった人が
今や私をはるかに越え「師匠」に登りつめているのである。
師匠の釣りは見ていておもしろい。
ウキ下をほとんど変えず、そこらかしこに竿を出す。
ときどき根がかりしても気にしない。
魚おらへんやろ?と思える所でも竿を出しているのである。
そして出会いは突然必然偶然に訪れた。
「父さん大きいよお!」
「何? 何?」
「カメ! カメがかかった!」
「え? またミシシッピじゃろ? ワッ! クサガメじゃあ!」
車からタモ網を出してすくったとたんハリがはずれる。
甲長約20cmと大きめの個体だ。
コイツ頭部が真っ黒だ!
黒化個体である。
成長したオスでよく黒化が見られるらしいのでオスなのかもしれない。
なかなか顔を出してくれないぞ。
「くっさ~!」 カメムシよりはるかにくさいが声に出せない。
じっとガマンして待ち続けること5分。
「出たあ~! うわあ! 頭でけえ~!」 心の声である。
かつてはオオアタマクサガメとして別種にあつかわれたりもしたタイプじゃなかろうか?
最近のDNA分析で同一種であることが判明したようだ。
このDNA分析ってロマンがなくなっていく気がして、なんかつまらんよな。
さてクサガメ、かつては在来種つまりもともと日本に生息していたカメとされていた。
ところが、これまた古い文献やDNA分析から
人の手によって朝鮮半島あたりから運びこまれた外来種であることが判明したようだ。
日本古来の唯一の在来種イシガメとの生息場所の競合や交雑などで今やワルモノ扱いなのである。
まるで良家出身のお嬢様がお家没落とともに周囲から冷たく当たられているようなもんである。
と、人っ子一人いないこの場所へ若いおまわりさんが歩いて近づいてきた。
ヤバイかな?
何も悪いことはしとらんはずじゃが・・・遊漁券買ってないけえか?
いいや! 小魚釣りに遊漁券いらんはずじゃ・・・
不審者として尋問受けるんか?
コワイなあ、コワイなあ・・・・・・まるで稲川淳二である。
「すいません。ちょっといいですか?」
わあ、きたあ~! (続く)
私、個人ですがクサガメを飼育しておりまして検索からお邪魔しました。
記事を拝見するにその場で放流されたのかと思いますが再度捕獲に行かれるご予定は御座いますか?
(※クサガメは同じ地域を居住しますのでタイミングが合えばまた捕獲が可能です)
不躾ながら、もし、捕獲できた際は交通費も含め2万円で購入させていただきます。
お時間とご都合が合いましたらご連絡頂ければと思います。宜しくお願い致します。
mi_srgt@yahoo.ne.jp
誠に申し訳ないのですが、再捕獲に出かける予定はありません。
たまたま釣れたに過ぎないので再度釣れることはまずないのではと思います。
ご希望に添えなくて申し訳ありません。
なお、ご返答もこのコメントにてさせて頂きますことをお許し下さい。