2019年4月27日(土)
昨日、絵本作家の特別展から山間の水路へ。
その後、気になってたセトウチサンショウウオ卵塊のようすを観察に。
セトウチサンショウウオはカスミサンショウウオから分かれ
今年新種として記載されたばかりのサンショウウオ。
成長のようすを知っておきたいもんな。
前日の雨で生息地はご覧の通りうす濁り。
じっくり腰を落として見つめる。
ニホンアカガエルのオタマに混じって・・・・・・いたっ!
黄丸のところに
上手く写らんなあ・・・他のとこを・・・いたっ!
赤丸のところに
外鰓もまあまあ写ってる。
実にカワイイ。
ペットの犬・猫・熱帯魚もいいケド・・・
人間が生まれる前から日本で生きてるこんないたいけな動物。
なんで興味や関心を持つ人が少ないんだろ?
たまにいたと思えば、採って飼っちゃえ売っちゃえみたいな感覚の人だったり・・・
保護・保全の連携・連絡は少しずつ進めるとして・・・
透明な砂糖入れ(水汲み用に使ってる)でそっと傷つけぬようすくいブラケースへ。
体長は1cmほど。
生まれたばかりのようだ。
サイズをかえて3匹ほど。
我が3バカ兄弟になんか似とるな。
大きい兄貴がやっぱりしっかりしとるわ。
そっと戻して・・・また来るけんな。
元気でいてくれよ。
と、次は海に行くけんね。
GWの前に遊び溜めしとくんじゃけん。
日頃働いてる人の邪魔はしとうないけんな。
そうなんです。
知人の側溝には落ち葉の堆積がひどく
底には長年の泥が無酸素状態のせいか
硫化水素っぽい匂いもあり
下手にいじれないのです。
今度会ったら、冬に側溝の掃除を要望しようと思ってます。
毎年同じ場所に来るようなので
少しでも成長できる環境にしておいた方がいいですものね。
デリケートな生き物、世代交代し続けるためには、安定した環境が必須です。
採集の時の節度ある行動にも
飼育への責任感にも
いつも感心させられてます。
タナゴ釣り師も含め
数を競ったり
乾いた手で触ったり
バケツに入れっぱなしで最後に撮影したり
生命を軽んじすぎてると思いますよ。
それでもまだ関心があるだけましなのかもしれませんが・・・
知人の家の側溝は絶望的で
この場所も昨日現場を知る詳しい方と話したんですが
やはり環境としては大変厳しいとの思いは共通しました。
何らかの手立てを早急にとの提案もされてました。
このままでは共食いで生き延びるかもしれないが
乾燥によりで全滅する可能性も高いとのことでした。
また、様子を見に行かんといけんです。
飼うのはその生き物が置かれた立ち位置を理解して責任持って飼える人ならいいと思います。採集するにも数を競うようなもの(タナゴの数釣りとかですかね)はあまり好きじゃないです。(生態調査は別ですよ)僕なんかは発色や体型の良いものが2~3匹捕れれば満足です。採集するにも魚体を傷めないようにしたいですよね。
これからの成長が楽しみです。