北京訪問 2日目 今日は今回の目的を果たす観光です
午前中は、世界遺産の‘故宮博物館’へ
かつては‘紫禁城’と呼ばれ、明清492年間、24人の皇帝が暮らした皇城です。
広大な敷地内にはいくつもの宮殿があります。
まず入り口の‘午門’
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海外からの観光客だけでなく中国本土からの観光客も多いのかこの人混み
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いくつもの観光グループの旗がめにつきます。
日本語の案内もあります。
‘午門’から‘太和門’を抜けると‘外朝/がいちょう’に入ります。
‘外朝’は‘太和殿/たいわでん’‘中和殿/ちゅうわでん’‘保和殿/ほわでん’の3殿からなります。
これは故宮を象徴する中国最大の木造建築‘太和殿’です
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‘紫禁城’の主殿であり、皇帝の即位、婚礼、国事発令などの重要儀式につかわれた
高さ35m、間口66mもある巨大建物です。とにかくスケールの大きさに驚きます
水瓶は火災に備え常に水を貯めておくためだったそうです。
写真左:建物下の基壇から突き出している水出し、雨が降ると勢いよく水をはき出す仕組み。
写真右:‘保和殿’北側にある巨大な雲龍石
ここからは乾清宮、交泰殿、坤寧殿の3宮と御花園からなる‘内廷/ないてい’
‘乾清宮/かんせいぐう’
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数々の皇帝が日常政務に励んだ仕事場らしい雰囲気
順に見て回りましたが建物の作り自体は、似たような雰囲気です
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やっとゴールの‘神武門/じんぶもん’
‘景山公園/けいざんこうえん’は高さ43mある元御苑。ここから‘故宮博物館’が一望
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この景色には圧巻でした
この日のランチはツアーに付いていた‘飲茶’でしたが、あまり口に合わず残念・・
旅のハイライト世界遺産‘万里の長城’を目指し、北京から特急列車で1時間の旅
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列車の名前は‘和諧長城号’日本製新幹線車両を採用しているとか・・
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‘和諧長城号’について
08年8月より、万里の長城・八達嶺観光客需要に合わせて、誕生した観光列車です。万里の長城行くことと、最近の政治的スローガンを掛け合わせて「和諧長城号」と命名されました。
この列車が走る区間は、北京市がベッドタウン住民の通勤用を考慮し、周囲の近郊都市との鉄道網を敷く、「北京市郊鉄路計画」の一環として新たに整備されたS2線。同線は北京北~八達嶺間は旧京包線の線路を利用。最終的に延慶までの82キロを結ぶ新線として開通したのです。
ここで使用される列車はすべてディーゼル編成の動車組である和諧長城号。観光目的で誕生したため、列車番号は旅行を意味する「rvYou」(旅游)からYが付いています。
江蘇省で製造されたディーゼル機関車を前後に配し、中間に客車を配備した動車組で、かつての神州号をほうふつとさせます。機関車はDF12をベースに造られており、最高速度は130キロ。また客車は、外見は25Tベースながら内装はCRH2「はやて」の座席技術を流用し、座席回転も可能です。窓は通常の客車よりひとまわり大きく設計されており、なかでも食堂車の窓は見晴らしがすばらしく、南口から八達嶺まで続く迫力あるパノラマ観光が楽しめます。
途中停車駅は、清華園、清河、昌平、南口、八達嶺。所要時間は70~80分となっており、非空調緑皮車が走っていた慢車時代の約半分。ただし、運用面において平日の乗客の伸び悩みのため、16本あったダイヤ設定は09年10月1日の時点では1日10往復設定となってしまっています。(中国鉄道倶楽部HPより抜粋)
快適な列車の旅で‘万里の長城’到着
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入り口から北側が‘女坂’、南側が‘男坂’で、初めての人は‘女坂’から登るそうです。
‘男坂’は手摺りなしでは歩けないほどの急な坂道もあり、挑戦者はこちら
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私は無謀にも、ガイドさんが景色が良いと勧めたので無謀にも‘男坂’へ
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‘万里の長城’の雰囲気をお楽しみ下さい
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この急傾斜、すごいでしょう
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城壁の高さは平均7.8m、レンガが敷き詰められ、壁には「銃眼」がありました。
旅の目的、念願の‘万里の長城’は良い思い出になりました
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それと、ここでは思いもかけない人にも会いました
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途中でお腹が痛くなった私が長城を駆け下りていると、厳つい男性に「端に寄れ!」と
手で指図するのでおかしいなと思い、その先を見ると何だか見たことのある人影
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人民軍の兵士とSPらしき人達に囲まれ、‘金 正男/キム・ジョンナム’が
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「お~
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」と思いながらも、先を急ぐ私は遠目の証拠写真も撮れなかったのですが
ガイドさんに聞くと間違いなく、その彼でした
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お忍び観光だったのでしょうか。
これも思い出のエピソードです
旅の余韻に浸りながら、この日のディナーは北京ダックで有名な‘全聚徳/ぜんしゅとく’
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こちら
‘全聚徳’について
コースの始まりはヘルシーな前菜 セロリの炒め物
途中何品かありましたが、こちらは 鶏と葱とカシューナッツの炒め物
これは日本の味付けに近い感じがしました。
メイン料理‘北京ダック’登場
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目の前で取り分けてくれます。皆さんが思う北京ダックは皮だけを食べますよね
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本場中国では、写真の様に身も一緒にいただきます
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包むものは同じ、クレープ生地に白葱と味噌と一緒にいただきました。
私にはすごく好みの味ではなかったですが、これが本場の味なんだなと思っていただきました。
‘全聚徳’は、日本にもあり、銀座店、新宿店がありますよ。
こうして、北京滞在2日目は終了しました