今回、短い旅程ながらも香港へ着いた翌日、マカオへ日帰り1日旅行へ出かけました
香港からマカオへは高速ジェットフェリーで約1時間
前日の夕方にシャングリラホテルのコンシェルジュにフェリーチケットを取ってもらいました。
フェリーは九龍島の尖沙咀/チムシャツォイの香港チャイナフェリーターミナルから出港
左の写真がチケット、右の写真が出港時の様子
ここで注意です
香港からマカオ、マカオから香港へは出入国カードの記入が
必要です。船に弱い方は、この記入の作業が地獄かも・・・私は行き帰りのこの記入作業で
船酔いMaxになりました
マカオに到着すると、入国審査があります。マカオは税金がないので、香港の人達は
週末にはマカオに良く出かけるようです。この日は日曜日!フェリーも満席でしたし
入国審査も混雑していました。
フェリー乗り場から外に出ると、マカオガイドの個人タクシーが声をかけてきます。
私たちは、タクシーで主要な箇所だけ観光しようと決めていたのですが、声をかけて
きた二人目のガイドさんは、日本語!怪しいなぁと思いつつ「話だけでも聞いて」と
言われたので立ち止まると、きちんと名刺を差し出し、900HK$で3時間観光、
主要な観光地を5,6カ所回ってくれるとのこと。プライベートタクシー
だし
そんなに高くもなかったので、人柄の良さそうなおじさんにお願いすることにしたのです。
そのガイドさんの名前は‘アオさん’
車はワンボックスでゆったり
フェリー乗り場を出てすぐに観光は始まり
目の前は‘マカオ・グランプリ’の観客席。そして前の道はコースです。
ランチへ行きたかったので、ポルトガル料理のお店に連れて行ってもらいました
‘アオさん’はおすすめのポルトガル料理をお店の人にみせればいいよ
と
紙に書いてくれたのでお店で見せたのですが、漢字は読めないと言われ残念な結果に・・
でも、英語は通じますのでおすすめ料理をオーダーできました。
これが‘アオさん’の書いてくれたメモ。日本語も上手
‘ポルトガル炒飯’と‘アフリカンチキン’
炒飯はあっさりした味付けで日本人好みの味付け。
アフリカンチキンは、鶏が半羽まるごとで超ボリューミー
味はトマトベースの深い味わいの野菜煮込みソースがかかった感じ。
付け合わせのボテトと共にすごく美味しかったです
ランチ後に観光が始まりました。雨がぱらついていたのですがタクシーなので心配なく
まずは、マカオの地名発祥の地といわれる最古の中国寺院‘媽閣廊/マーコッミウ’へ
中に入ると、日本の絵馬と同じように願い事を書いたものがたくさん
お祈りをする建物の中には、お願い事をした巨大蚊取り線香の様なお線香が吊られています。
このお線香は1ヶ月くらいは、燃え続けるそうです。
右の写真の塔のような物の小さな窓の中には1体ずつ小さな仏像が納められていました。
マカオでは、お線香は写真の様に3本。人の背丈ほどあるお線香もあり
大きいお線香ほど願い事が叶うとか・・・
この寺院には航海の女神‘阿媽/あま’が祀られています。
写真はないのですが、この時期大きな枝にオレンジ色の大きな花を咲かせている
日本で見たことのない木を見つけ、‘アオさん’に聞いてみました。
「それは‘木綿’の花
だよ」とのこと。マカオ観光道中に所々で見かけました。
プチ情報! この寺院に入る道路沿いの川の対岸は中国大陸!すごく近い!!
次に訪れたのはここからすぐ近くの‘主教山教堂/ペンニャ教会’です。
すごく静かでこの日は、結婚式の写真を撮影しているカップルがいて、
ウェディング姿の花嫁さんがとても綺麗でした。
教会の外観と中の様子
この教会は西の端にあるのでマカオの街が一望できます。マカオタワーと一緒に
撮影できるポイント
中のステンドグラスが美しい
中で撮影
は可能ですが、厳粛な教会の中では静かに
と警備の方より。
街中を移動する道中も‘アオさん’はきちんと歴史を語り説明してくれます。
‘ダジャレ’が大好きで、説明の中に良くでてきますので、注意して聞かないといけません。
‘アオさん’
は政府公認のプロのガイドさん。60才で元気はつらつ
ずっと笑顔で、大きな声ではきはきと話をしてくれます。
独学で日本語を勉強したと‘アオさん’は言われていましたが、とても綺麗な日本語を
話されますし、歴史を取り混ぜた観光案内はほんとにプロです。
ガイドの試験はとても難しいらしく全て終えるのに1週間はかかるそうです。
試験は日本人の試験官が行い、全て日本語で答えるそうです。観光案内がきちんと
できることはもちろん時折笑いを混ぜながら話せるかどうかも重要ポイントとの事。
ガイドの仕事中の‘アオさん’はとても楽しそうでご自分でも好きな事で仕事ができて
幸せだと言われていました。
街中の独立の象徴の銅像
次の観光地‘松山’へ
‘ギアの要塞の教会’マカオで一番高い場所に位置する要塞です。
そして、‘モンテの砦’
ここは海抜53mにあるマカオ最強の要塞ですが、登るのが大変
ですが訪れた日曜日だけ横手の美術館にあがるエスカレーターが動いていると‘アオさん’
おかげで砦の撮影ポイントまで楽に上がることができました。
‘アオさん’は団体バスでは行けない場所に連れて行ってくれたり、オプショナルツアーでは
聞けない説明をしてくれたり、移動中もずっと色んな話をして楽しませてくれました。
観光のハイライト‘聖ポール天主堂跡’
2度目の火災で現在の姿に。浦には階段があり展望台になっています。
中央のマリア様を囲んで、中段には4体のイエズス会の聖人象が並んでいます。
右から二人目がフランシスコ・ザビエルだそうです。
歴史が刻まれた石碑 天主堂跡の左端に刻まれています。
見にくいですが刻まれている‘1602’年がポイント
こちらも天主堂跡の左側の道を行くとある見える歴史。前に見える壁がポルトガル領地
と分けられていた壁の残った部分とか・・説明してもらったのですが歴史が覚えきれず。
でも重要な壁だったことを教えてもらいました。
最後は皆が必ず訪れる‘セナド広場’
ポルトガル時代の石畳が敷き詰められた広場と頃にある風の建物がヨーロッパの雰囲気。
街中には、石畳の道がたくさんありますが全て世界遺産だそうです。
ポルトガルから船で運ばれてきた石が使われています。この運ばれてきた石は
石畳の役割だけでなく、船のバランスを取る重要な役割も果たしていたとのこと。
‘アオさん’のマカオの生活プチ情報!マカオでは税金がないとのことで生活は
ギャンブルさえしなければ家族4人で15万円ほどで幸せに暮らせるとのこと。
街中も香港と違い、のんびりしていて国民性も違います。
すぐ分かる違い
香港では車が優先! マカオでは人が優先!
‘セナド広場’前の‘民政総署’です。これも世界遺産ですよ!
‘アオさん’にお世話になりながら観光は終わり、シルク・ドゥ・ソレイユのショーを
見るため、ヴェネチアンマカオまで送ってもらいました
約束の料金は前払いではなくお別れする最後に支払です。結局4時間半くらいは時間が
かかったのですが、追加料金もありませんでした。
本当に良くしていただいたので感謝の気持ちもたして支払をすると・・・
‘アオさん’はすごく感動してくれて、帰ったら写真を送ってほしいと言っていました。
チップをもらえると言うことは自分のガイドの仕事が評価されたと言うことですから
本当に喜んでくれました。‘アオさん’は仕事が終わると今は韓国語の勉強をしているそうです。
努力家でとても楽しくプロのガイドをして下さるので、マカオへ行かれる方にはご紹介します。
ヴェネチアンマカオは名前の通りイタリアのヴェネチアをイメージした巨大ホテル。
中にはカジノとショッピング街もあります。ブランド店もあり、地下ではとなりの
高級ホテル‘フォーシーズンズ’と繋がっています。
‘アオさん’曰く、香港とマカオは税金が違うのでお買い物はマカオがお得
とのこと。
ヴェネチアンマカオのカジノの天井
シルク・ドゥ・ソレイユのショーは本当におすすめ‘ZAIA’必ずご覧下さい
日本でも事前予約ができますが、こちらもシャングリラホテルのコンシェルジュに
席まで指定してもらいチケットを取ってもらいました。
こちら
ザイアのホームページ
マカオのスイーツ
必ず食べて下さい‘エッグ・タルト’
香港で売っている‘エッグタルト’とはやっぱり違う。
ヴェネチアンマカオのショッピング街に有名な‘ロード・ストーズ・ベーカリー’の
‘エッグタルト’を見つけ、即買いました!超美味しい!!
日帰り観光で行くには遠いコロアネ地区にあるので、今回は無理だなぁと思って
いたのにお店を見つけられて良かった~
このようにマカオ日帰り旅行は終わりました。良い出会いもあり楽しい観光でした
ご参考に
マカオ観光局のホームページ