タイ旅行
初めてなのでアユタヤ1日観光へも出かけました
まず向かったのが、アユタヤから約20km南にある‘バンパイン宮殿’
バンコクからの道中は高速道路を降りるとず~っと田んぼや一般住宅が
ぽつぽつ建ってるくらいの超田舎風景
こんな所に宮殿
なんて・・ 到着するまで想像がつきませんでした。
宮殿は1623年に建てられ、歴代王の夏の離宮だったそうで、現在も王族の別荘で
各国の要人を迎える迎賓館だそうです
到着すると入り口から続くこの道を歩いているだけでも、心地よい雰囲気に溢れていました
この写真だけでも手入れが行き届いているのがわかりますよね
タイ様式の建物は池の中央にあり、周りをぐるりと見渡すことができます。
ヨーロッパ風の建物内には、入り口付近に各国の要人たちが待つ控え室があり
壁には、当時のビルマ軍との戦いが描かれた絵や、戦いで使われた武器などが
飾られていました。2~3mはありそうな銃が飾られていたのが印象に残っています。
奥の王様に接見する部屋は素晴らしく、当時の王がヨーロッパを訪問し、それを真似て
作らせたとガイドさんの話。部屋の作りやカーテン、調度品はヨーロッパそのものでした
宮殿内は緑や花が多く、ゆったりとした雰囲気は気持ちが穏やかになります
庭に動物の形の植え込みがあり、大きな像や写真の様なかわいらしいウサギもいました
中国建築の宮殿の中は、象牙で作られた調度品がガラスケースに守られ展示されて
いました。写真はうまく撮れなかったのですが、細かい細工が素晴らしかったです
宮殿の売店風な所には、生ジュースが売られていて日本語で店員さんがすすめてくれた
‘マンゴスチンジュース’を頼みました
生のマンゴスチンをふんだんに使った
ジュースは美味しく、日本では味わえない贅沢ジュースでした
場所を移動し、‘日本人町跡’へ立ち寄りました。
朱印船貿易によってアユタヤに渡った日本人が居住した町の跡地で建物はほとんど
残っていませんでしたが、神社の片隅にあるような小さな祠(ほこら)がありました。
日本人町の頭領は有名な‘山田長政’でアユタヤ朝から爵位を授けられほど信頼を受けて
いたそうで、立派な銅像がありました
刀をさしていた時代にこんな場所で
日本人が暮らしていたとは不思議な感じでした
その‘日本人町跡’のすぐ脇に流れていた川沿いには、タイの一般家庭の家が
並びます。高床式の住居がタイの標準的な家だそうです。
道中にもこういった高床式住居を見てきましたが、どこも草が茂った水辺に建っているので
正直、高温多湿のタイでは蚊が大量発生しそうで、その心配をしてしまいました・・・
場所は変わって‘ワット・ヤイ・チャイ・モンコン’へやってきました
観光客と地元の信仰深い方たちですごい人手でした
アユタヤを象徴する仏教寺院の遺跡で、1357年に建立されたそう
入ってすぐに見つけた仏像。もともとは金箔が貼られていたそうですが
今は、このお姿で迎えてくれます
足の裏に金箔をぺたぺた、不思議だったのがタイの硬貨を一生懸命貼り付けている人たち
普通に考えたら石のようなところに硬貨は貼り付きませんよね
でも、貼り付いているのもあり、皆さん真剣でした
これはアユタヤで2番目に高い仏塔だそうで、高さ72m
確かに見上げるほど高く、写真におさめるのが大変でした
中央の階段からず~っと登っていくと・・・特に何もありませんでした
この仏塔のまわりをぐるりと囲んでいた仏像。圧巻!!
仏像は皆、袈裟をまとっていますが、皆さんがお参りされていた本尊の釈迦仏様は
この袈裟を幾重にもまとっていて、お参りに来た人たちが願いを込めてこの袈裟をまとわせて
いるとのこと。次から次と重ねていくので作業している人は大変そうでした
お参りには30cmはありそうな長いお線香と蓮のつぼみを御供えしていました
ここから少し移動すると‘ワット・プラ・マハタート’へ
建設当時には高さ44mの黄金の仏塔があったり、仏像が至る所にあったようですが
ビルマ軍の侵攻により破壊されたそうです
こちらは、切り落とされた仏様の頭が長い年月をかけて、菩提樹の木に覆われた姿
記念撮影は自分の頭が仏頭より高くならないように撮らないといけないそうです・・・
建物はオレンジ色と白色がまざっていますが、本来の姿は全てがオレンジ色のレンガ造り
レンガ状の物は、それ同士がくっつくようにできていて、今で言うセメントのようなものは
使われていなかったそうです。白っぽい箇所は修復されたものと言うことでした
両脇に黒い石がたくさん並んでいるように見えますが、首を切り落とされた仏様の
首から下だけがずら~っと並んでいて、戦争の傷跡に何とも言えない気持ちになりました。
他にも数カ所観光しましたが、最後にやってきたのが‘ワット・プラ・シー・サンペット’
ここは歴代のアユタヤ王朝の王3人の遺骨が納められた3基の仏塔で有名な所。
確か、現地案内ガイドさんはみんな兄弟で、当時の国民が3人が一緒にいられるようにと
建てたとか言ってたように思います。この日はすごく暑くて、1日観光に疲れてきた頃
だったのでうろ覚えですが、ちょっと感動話
だった記憶があります。
隣には‘ワット・ナー・プラ・メーン’というアユタヤ王朝前の13世紀に創建され
15世紀に再建された寺院があります。運良くビルマ軍の戦災から免れた貴重な寺院だ
そうで、本堂はアユタヤ最大級だそうです。
本堂の中へ入ると、大きな金色の大仏がいましたが、その周りに金箔をたくさん貼られた
仏像がいくつもありました。
その中の一つがこちら。金箔を貼られた姿は他と同じですが、その横には何と
連なったお札がぐるぐるまかれたのか、お札のボール玉が・・
寄付かお賽銭の様なものなのか分からなかったのですが本堂で印象に残った光景です
アユタヤにはたくさん遺跡がありすぎて1日で見るのは大変です。
自転車で遺跡巡りをしている外国人もみかけました。数日滞在するくらいゆっくり時間が
あればなと羨ましい光景でした
こんな感じで観光やグルメ、街歩きをしたりした結論
タイという国は不思議な雰囲気を持つ国だなと言うのが初めて旅行の感想です
興味を持たれた方は実際にタイ旅行へ出かけられてはいかがでしょうか。 小池