津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の話題は以下の2本。
【爪痕。】
早いもので、令和3年(2021年)の1ヶ月が過ぎようとしている。
思い返せば、わずか3週間前は雪の下に埋もれ大変な思いをした。

地域の雪捨て場や大型店駐車場などの集積地。
住宅街の日陰などに残雪はあるものの、すっかり歩きやすくなった。
間もなく季節の節目。
多少の降雪はあっても、もう悩まされることはないだろう。
あのドカ雪は夢のようにも思えるが、爪痕は確かに刻まれていた。

本津幡駅前の「一本桜」。
特段、雪の影響はないように見える。
しかし、よく観察すると末端の小さな枝が幾つも地に落ち散乱していた。

染井吉野の開花には問題ないだろう。
ダメージ深刻なのは「おやど橋」傍のタブノキである。

数年前から生えた「サルノコシカケ」の菌糸によって腐食が進んだ大枝が、
雪の重みによってポッキリ。

画像赤い丸で囲んだ辺り。
大きな半月状の子実体が判るだろうか?
樹齢700年以上と伝えられるシンボルツリーだけに、
何とも残念で心配である。
水害、橋の架け替え工事、大火。
これまで幾多の苦難に耐えてきたタブノキの延命と無事を祈る。
【闇の衣(ころも)。】

「津幡中央公園」街路樹の一角にオブジェが置かれ、
電線が張り巡らされていることに気が付く。
日中は、何なのかハッキリしない。
陽が落ち、闇の衣をまとうと、それは一変する。

もうすぐ、バレンタインデーなのだ。
<津幡短信 vol.85>