それはちょうど一年前の事だった。
長年(15年間)連れ添い、共に時間を過ごした愛犬が死んだ。
名前は僕のブログネームと同じ「りくすけ」という。
彼と出会い、散歩をするようになり、わが町の風景を撮り始めた。
彼と出会わなければ、こうして貴方に出会うことはなかったのだ。
最期は、同じ寝床に就き僕の腕枕で眠りながら旅立ってしまった。
当時の衰えぶりを見るにつけ、覚悟は固めていたつもりだったが、
いざ「その時」を迎えてみると喪失感の深さは筆舌に尽くし難く、
深い哀しみに苛まれたのを、数時間前の出来事のように思い出す。
震える寒い冬、うららかな春、暑い夏、錦秋。
思い出を積み重ねながら共に歩を進めてきた。
上記2つの画像は、よく彼と一緒に訪れた所。
わずか数日前に撮影した時は、明るい陽の下。
既に報道などでご存じの通り今は一面の白銀。
思い出も何もかも白い雪に覆い隠されるのは、
一体いつになるのか、僕には未だ分からない。
back number - 思い出せなくなるその日まで (full)
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