今年・2018年2月1日、
とある新聞広告がネットを中心に話題になった事は記憶に新しい。
「バレンタインは純粋に気持ちを伝える日」
「この時代、義理チョコはないほうがいい」
「“義理チョコ、無理しないで”と伝えてほしい」
そう呼びかけたのは、ヨーロッパ・ベルギーのチョコレートブランド。
日本国内では“高級チョコ”の代名詞とも言える「ゴディバ」だった。
…賛否、真意はともかく、なかなかに大胆で巧妙なマス広告だなと思う。
ところで、広告面の右上、同社の「ロゴ」に注目して欲しい。
不定期イラスト連載・第七十四弾は彼女、
「馬上のゴディバ夫人」である。
時は11世紀の英国。
グレートブリテン島の都市・コベントリーを治めていた「レオフリック伯爵」は、
領民に過酷な重税を課していました。
見るに見かねた美貌の妻「ゴディバ」は、再三、税の引き下げを訴えましたが、
夫は聞く耳を持ちません。
それでも執拗に嘆願を繰り返すと、憤慨した夫はこう言いました。
「おまえが全裸で馬に跨り、町中を走り回ったら願いを聞き入れよう」
翌朝、妻は一糸まとわぬ姿で馬に跨り、町を駆け回りました。
領民たちは、彼女の姿を見ないように窓を閉ざし、勇気ある行動に敬意を表しました。
そして、夫の伯爵は自らの非を認め、重税は改められたそうです。
真偽には諸説あるが、大胆で官能的な伝説だと思う。
そして、この「レディ・ゴディバ」に感銘を受けたベルギー人夫妻が、
チョコレートブランドを立ち上げる際、名前を拝借。
シンボルマークを“馬に跨る裸婦”に定めた。
勇気、侠気、羞恥、仰天、正義。
きっと、当事者たちの様々な感情が渦巻いていたであろう美談は、
甘さの奥に複雑な味わいを持つ菓子と似ているかもしれない。
何より、セクシーな食べ物・チョコレートに相応しい取り合わせだと思う。
とある新聞広告がネットを中心に話題になった事は記憶に新しい。
「バレンタインは純粋に気持ちを伝える日」
「この時代、義理チョコはないほうがいい」
「“義理チョコ、無理しないで”と伝えてほしい」
そう呼びかけたのは、ヨーロッパ・ベルギーのチョコレートブランド。
日本国内では“高級チョコ”の代名詞とも言える「ゴディバ」だった。
…賛否、真意はともかく、なかなかに大胆で巧妙なマス広告だなと思う。
ところで、広告面の右上、同社の「ロゴ」に注目して欲しい。
不定期イラスト連載・第七十四弾は彼女、
「馬上のゴディバ夫人」である。
時は11世紀の英国。
グレートブリテン島の都市・コベントリーを治めていた「レオフリック伯爵」は、
領民に過酷な重税を課していました。
見るに見かねた美貌の妻「ゴディバ」は、再三、税の引き下げを訴えましたが、
夫は聞く耳を持ちません。
それでも執拗に嘆願を繰り返すと、憤慨した夫はこう言いました。
「おまえが全裸で馬に跨り、町中を走り回ったら願いを聞き入れよう」
翌朝、妻は一糸まとわぬ姿で馬に跨り、町を駆け回りました。
領民たちは、彼女の姿を見ないように窓を閉ざし、勇気ある行動に敬意を表しました。
そして、夫の伯爵は自らの非を認め、重税は改められたそうです。
真偽には諸説あるが、大胆で官能的な伝説だと思う。
そして、この「レディ・ゴディバ」に感銘を受けたベルギー人夫妻が、
チョコレートブランドを立ち上げる際、名前を拝借。
シンボルマークを“馬に跨る裸婦”に定めた。
勇気、侠気、羞恥、仰天、正義。
きっと、当事者たちの様々な感情が渦巻いていたであろう美談は、
甘さの奥に複雑な味わいを持つ菓子と似ているかもしれない。
何より、セクシーな食べ物・チョコレートに相応しい取り合わせだと思う。