全国には24の競艇場がある。
皆、同じルールで、同じ競技を行うのだが、
それぞれの個性を構成する要素の1つが「実況アナウンサー」だ。
擬音連発型。
濁音連発型。
巻舌連発型。
低音絶叫型。
言語崩壊型。
選手にニックネームを付けるアナ。
色っぽい吐息が漏れる女性アナ。
特徴ある声が、レース観戦に味わいをプラスしてくれる。
--- 今節、SG「オーシャンカップ」開催地、徳島・鳴門競艇のそれは、
「競合い型」とでも呼べるかもしれない。
『スタートしました。
1号艇トップスタート! 逃げ隊形に持ち込んだんですが、
2号艇が差し込んできて、舳先をかけて並びかけるんですが、
突き放しにかかるんですが、もつれ合って直線コースへ!
それでも力強く1艇身前に出て、1号艇が先に回るんですが、
追いすがる2号艇なんですが、勝負あったか?!』
お決まりのフレーズは「~なんですが」。
現状を妄信せず、近未来の不安を丁寧に煽るのがなかなか面白い。
--- 枕が長くなった。
本題へ進む。
本夕、徳島県・鳴門市の「鳴門競艇場」に於いて、
「第25回 SGオーシャンカップ競走」優勝戦が行われる。
5日間の激戦を戦い抜き、ラストバトルへ舳先を進めたのは以下の6戦士。
1号艇:瓜生 正義(福岡)
2号艇:山口 剛(広島)
3号艇:茅原 悠紀(岡山)
4号艇:峰 竜太(佐賀)
5号艇:枝尾 賢(福岡)
6号艇:高野 哲史(兵庫)
並々ならぬ覚悟を背負った唯一の地元選手がフライングに散り、
有力選手が事故で帰郷。
前評判の高いモーター不在の優勝戦となった。
ポールポジション1号艇は、“福岡の英雄”「瓜生正義」。
オーシャンカップ連覇、SGタイトル11冠。
デビュー通算2,000勝が掛かるメモリアルレース。
なんですが!
3度目のSG参戦で初優出を果たした「枝尾」。
SG初参戦で初優出と、勢い抜群の「高野」。
圧倒的に頭抜けた機力の持ち主がいないだけに、
彼等の出番はないだろうか!?
配当妙味は大きいんですが、
1~4はSGウィナー揃いなんですが、
波乱は起こらないだろうか??
波に乗るのは、いったい誰だ!?
<2020年7月26日:午前9時投稿>
追記:強竜、ポセイドンになる。
波に乗ったのは「峰 竜太」だった。
レースをご覧になった方、競艇に興味のある方ならお分かりだろうが、
鍵を握ったのは3号艇の奇策だった。
チルト0調整とぶっつけ本番の3角ダッシュ。
アレがなければ、結果は違っていたかもしない。
フライング持ちにも係わらず「茅原」が後ろに引いてトップスタート。
内の2艇を捲り潰しにかかる。
だが、このメンバーの中では機力のいい「山口」が必死に抵抗。
そのまま「瓜生」の外を攻める。
開いた懐を狙い、差しに転じた「茅原」よりも先に、
“艇界の強竜”が突き抜けた。
午前投稿した通り、優勝戦は銘柄モーター不在。
ある意味、強者なき戦いだった。
故に、ポールポジションが逃げきれないのではないかという予感はあった。
また、3号艇が奇策に打って出るかもしれないとも、思わないではなかった。
しかし、僕は2号艇と1号艇をアタマに張った。
「瓜生」を出し抜くなら、「山口」だと考えたのだ。
結果は4-3-1。
5と6の出番もなかった。
完敗である。
見たい未来ではなかったんですが、流石のレースでした。
おめでとう「峰」!
<2020年7月26日:午後6時投稿>
皆、同じルールで、同じ競技を行うのだが、
それぞれの個性を構成する要素の1つが「実況アナウンサー」だ。
擬音連発型。
濁音連発型。
巻舌連発型。
低音絶叫型。
言語崩壊型。
選手にニックネームを付けるアナ。
色っぽい吐息が漏れる女性アナ。
特徴ある声が、レース観戦に味わいをプラスしてくれる。
--- 今節、SG「オーシャンカップ」開催地、徳島・鳴門競艇のそれは、
「競合い型」とでも呼べるかもしれない。
『スタートしました。
1号艇トップスタート! 逃げ隊形に持ち込んだんですが、
2号艇が差し込んできて、舳先をかけて並びかけるんですが、
突き放しにかかるんですが、もつれ合って直線コースへ!
それでも力強く1艇身前に出て、1号艇が先に回るんですが、
追いすがる2号艇なんですが、勝負あったか?!』
お決まりのフレーズは「~なんですが」。
現状を妄信せず、近未来の不安を丁寧に煽るのがなかなか面白い。
--- 枕が長くなった。
本題へ進む。
本夕、徳島県・鳴門市の「鳴門競艇場」に於いて、
「第25回 SGオーシャンカップ競走」優勝戦が行われる。
5日間の激戦を戦い抜き、ラストバトルへ舳先を進めたのは以下の6戦士。
1号艇:瓜生 正義(福岡)
2号艇:山口 剛(広島)
3号艇:茅原 悠紀(岡山)
4号艇:峰 竜太(佐賀)
5号艇:枝尾 賢(福岡)
6号艇:高野 哲史(兵庫)
並々ならぬ覚悟を背負った唯一の地元選手がフライングに散り、
有力選手が事故で帰郷。
前評判の高いモーター不在の優勝戦となった。
ポールポジション1号艇は、“福岡の英雄”「瓜生正義」。
オーシャンカップ連覇、SGタイトル11冠。
デビュー通算2,000勝が掛かるメモリアルレース。
なんですが!
3度目のSG参戦で初優出を果たした「枝尾」。
SG初参戦で初優出と、勢い抜群の「高野」。
圧倒的に頭抜けた機力の持ち主がいないだけに、
彼等の出番はないだろうか!?
配当妙味は大きいんですが、
1~4はSGウィナー揃いなんですが、
波乱は起こらないだろうか??
波に乗るのは、いったい誰だ!?
<2020年7月26日:午前9時投稿>
追記:強竜、ポセイドンになる。
波に乗ったのは「峰 竜太」だった。
レースをご覧になった方、競艇に興味のある方ならお分かりだろうが、
鍵を握ったのは3号艇の奇策だった。
チルト0調整とぶっつけ本番の3角ダッシュ。
アレがなければ、結果は違っていたかもしない。
フライング持ちにも係わらず「茅原」が後ろに引いてトップスタート。
内の2艇を捲り潰しにかかる。
だが、このメンバーの中では機力のいい「山口」が必死に抵抗。
そのまま「瓜生」の外を攻める。
開いた懐を狙い、差しに転じた「茅原」よりも先に、
“艇界の強竜”が突き抜けた。
午前投稿した通り、優勝戦は銘柄モーター不在。
ある意味、強者なき戦いだった。
故に、ポールポジションが逃げきれないのではないかという予感はあった。
また、3号艇が奇策に打って出るかもしれないとも、思わないではなかった。
しかし、僕は2号艇と1号艇をアタマに張った。
「瓜生」を出し抜くなら、「山口」だと考えたのだ。
結果は4-3-1。
5と6の出番もなかった。
完敗である。
見たい未来ではなかったんですが、流石のレースでした。
おめでとう「峰」!
<2020年7月26日:午後6時投稿>