良く晴れた先週末の朝、「加賀藩たかくら」の前を通りかかった。
拙ブログにも度々登場している和菓子屋さん。
「津幡町観光ガイド」によれば、こちらの創業は明治40年(1907年)。
今年で112年となる老舗である。
町内外の贈答品や、普段のお茶菓子などを求める人が後を絶たない。
僕も、何度となくお邪魔している。
個人的なお気に入りナンバー1は「千寿大福(せんじゅだいふく)」。
シンプルなフォルムの紅白大福で、白が漉し餡、赤が粒餡。
お餅がしっかりしていて、程よく甘く、何しろ美味いのである。
他にも、最中の皮に大きく「つばた」の字をあしらった「つばた最中」。
加賀藩主・前田家の家紋「梅鉢」を模った「加賀藩」。
加賀野菜を使った「旨石(うまいし)」など、ラインナップは豊富。
そんな飽くなき努力を続けるお店の新しい試みを発見した。
「タピオカ風 生どらやき」。
タピオカは、いわゆる流行りもの。
「タピオカティーを飲む」という意味の言葉「タピる」は、
2018年のJC・JK流行語大賞で1位を獲得し、
今年のユーキャン新語流行語大賞にノミネート。
コンビニやファストフードチェーン、ロードサイド専門店など、
昨年あたりから「タピオカドリンク」を販売するところが増えた。
機を見るに敏やよし。
頂いてみた。
なるほど。
甘さ控えめカフェオレ味のクリームに包まれた、クニクニとした食感。
こんにゃくの粉とタピオカのでんぷんを混ぜてつくったから「風」なのか。
悪くない。
むしろ、いい。
チャレンジ精神も応援する。
ごちそう様でした。
さて、町民の方ならご存知のとおり、
「たかくら」は、元々「おやど商店街」の一角で開業した。
現在地への移転から15年あまりが経つと聞く。
これを記念して、今日と明日(12/1)は「開店祭」。
ご都合が許せば、足を運んでみてはいかがだろうか。
・・・今回は「たかくら広報」みたいになってしまったが、
1ファンとしてお薦めしたい。