世界が冷笑!!世耕お粗末発言(安倍の側近・ゲッペルス)
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1656802.html
★官邸は伊勢志摩サミットの失敗に上塗りをするように、5月31日、官房副長官・世耕弘成が「(サミットで安倍首相は)『リーマン・ショック前に似ている』とは発言していない。私が少し言葉足らずだった」と自らの発言を修正した。もともとこの「リーマン前」は先月26日、世耕が記者団に「首相は『リーマン前の状況に似ている』と申し上げ、各国首脳と認識は一致している」と説明していた。つまり「リーマン前」とも発言していないし、各国首脳との認識も一致しておらず、世耕の発言は何ひとつ事実のないでっち上げだったということになる。
★世界の首脳と世界の金融市場関係者、世界のメディアはこの一連の発言に強く反発。英国のキャメロン首相は26日の討議で「危機とは言えない」と反論。仏のオランド大統領が「今は危機ではない」。カナダのトルドー首相も「世界は低成長に直面している」とし、独のメルケル首相は当初から安倍の説明に納得していない。結局首脳宣言では「下方リスクが高まっている」との表現になった。
★英紙フィナンシャル・タイムズは「世界経済が着実に成長する中、安倍が説得力のない(リーマン・ショックが起きた)08年との比較を持ち出したのは、安倍の増税延期計画を意味している」とし、BBCは「G7での安倍氏の使命は、一段の財政出動に賛成するよう各国首脳を説得することだったが失敗した。安倍はG7首脳を納得させられなかった。今度は(日本の)有権者が安倍に賛同するか見守ろう」と辛辣(しんらつ)だ。サミットで首相が配った参考データなるものも首相側近だけで作った霞が関の目を通さない代物。これで世界の首脳やマーケットを納得させようというのだから恐れ入るお粗末な話だ。(K)※敬称略