サファイア リボンの騎士 第1話「誕生！リボンの騎士」（なかよし5月号）

賛否両論のリメイク版「リボンの騎士」、とうとう連載開始です。
賛否というか「否」しか聞かなかった気もしますが気にしない！
「『ぴっち』は全てに優先する」を合言葉に、しばらく購読を続けてみよう。

■サファイア リボンの騎士 第1話「誕生！リボンの騎士」（なかよし5月号）

　『なかよし史上最大の新連載！』
　『超大型新連載スタート！！』
　『なかよし創刊55周年カウントダウン企画第1弾！』
　『＆手塚治虫生誕80周年記念企画！』
　『少女まんが不朽の名作が、いまよみがえる――――！』

煽り文句は大げさなのが常とはいえ。
なんでこれだけ大仰に盛り上げておいて、担当者が「ぴっち」のダークネスコンビなのか。
「脚本：高橋ナツコ、漫画：花森ぴんく」の完璧布陣に涙が出そうです。

「なかよし」連載なのに「『リボン』の騎士」というのもチャレンジャーな話ですが、元祖の連載開始時には競合他誌の「りぼん」さんは存在すらしておらず。
今更ながら圧倒的な歴史を感じます。
重ね重ねも、なぜそれに「ぴっち」が関わる羽目に…。

（参考）
　なかよし公式ページ：立ち読みコーナー

リメイクという謳い文句だった気がしますが、実際のところは孫の孫の孫のお話。
極めて普通に、現代の学園が舞台でした。
そして極めて普通に、サファイア姫は変身ヒロイン様していた。

もはや「リボンの騎士」である必要が絶無なんじゃ？という空気が漂っていますが仕方がない。当時とは時代が違うのです。
今や「戦うヒロイン」なんて普通…どころか、「戦わないヒロイン」の方が珍しいご時世。
お姫様が平然と国防に駆り出され、平然と王位も継承しているその横で、そのまんまの設定では連載できやしない。

内容としては、敵さんの狙う「王子」が、「ちょっと気になる格好いい男子（フランツ）」のことではなくヒロイン自身の方、というのは良いミスリードだと思った。
でもそれを、あっさり1話でばらしちゃっていいんだろうか。
捻ろうと思えば恐ろしく複雑な話にできた気がして残念です。まぁ高橋ナツコさんの超展開能力で、捻った複雑な話なんてやられた日はついていける自信がないですが。

私的に同級生の「真珠」さんが気になるので頑張って活躍してください。なんといっても「真珠」ですし。

（左画像） なかよし 2008年 05月号 [雑誌] （右画像） 花森ぴんく／マーメイドメロディーぴちぴちピッチ（7）

「なかよし」さんといえば、ご存知「しゅごキャラ！」「プリキュア」も連載中。
特集ページに「しゅごキャラ！」の「3つのたまごと恋するジョーカー」の記事が載ってましたが、いたって普通に藤崎さんもターゲットに取れるみたいです。さすが日奈森さん。
てか、今月の日奈森さんは性の乱れが止まらなさ過ぎて大変困る。