穴にハマったアリスたち

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ハートキャッチプリキュア!後期ED 「Tomorrow Song ~あしたのうた~」

2010年09月08日 | プリキュア雑談・総合
工藤真由さんを讃えつつ購入してきました。



プリキュアソングとしては異色のゴスペル調。
無闇やたらに荘厳です。
圧倒的な貫禄すら漂う。あの新人だった花咲さんなのに。

例によってダンスソングですが、個人的には手拍子が盛んに使われてることに注目したい。
前曲の「ハートキャッチパラダイス」はとんでもない出来だったと思う。みんな踊りまくりました。強迫観念に怯えながら。
踊らなきゃ!花咲さんも踊ってるし!くどまゆさんも踊ってるし!中の人や他シリーズの関係者も踊ってるし!踊らなきゃ!!

でも現実問題として、イベント等で大人が踊るのはハードルが高いです。
恥ずかしいとかそんなこと以前に、物理的にスペースがない。
場合によっては、立ったらお子様の邪魔になるし。

そんな現場に遭遇するたび、私達は涙してきました。しかし人は変われるのです!
今回のお唄は、手拍子が充実してます。
踊り狂うお子様を見ながら、手拍子で一緒に参加できるんです!

「とりあえず手拍子したら楽しいよね」といった軽い発想なのかもしれませんが、改めてプロの凄さを思います。
毎回確実に商品の質を上げてきやがる。
これからは親御さんも楽しく参加できる時代。

歌詞は「上を向いて歩こう」系。

花咲さん:
 「歩こう!雨がやんだら」
 「前向きに かかと鳴らして行こう!」

系統としては「ガンバランス」寄りです。
ただ「いつか晴れる」ことが裏に織り込まれてるあたり、「変わることが出来る」と信じている「ハートキャッチ」さんらしいです。
確かに今は過酷な状況だ。好転の兆しを見せているとはいえ、景気はまだまだ厳しく。
でも雨はいつか晴れる。
だから私達は歩いていこう。変わっていこう。あしたはもっとハレルヤ!

そういえば「現在」を否定している(あるいは「現在」には問題や不満がある)とするのは、夢原さんの系譜ですね。
「夢を叶えるために努力する」ということは、突き詰めれば「今の自分を否定する」ことだ。
「変わる」ということも同様で、大前提に「今の自分には問題がある」ことを認めている。
だから歌詞として「泣きたい時」だったり「へこんだ日に」だったりするのは、非常に納得。
問題はある。でも変わってこれた。あしたもずっとハレルヤ!

…桃園さんの後輩のはずが、夢原派閥に属するのか。私的イメージとしては実に花咲さんらしい。
そういえば毎回「ありがたい一言」で締めるのも夢原さん流です。
その内に花咲さんも「神」と呼ばれるようになるのかしら。

歌詞としては、二連続となる「番組タイトルを連呼して終わる」エンディング。
ちなみに前期EDと後期EDが共に「タイトル終わり」となるのは「ハートキャッチ」さんが初。歌詞中に変身台詞が入るのも確か初。
誇り高い何かを感じます。花咲さんがみょりっと胸を反らす様子が目に浮かぶ。

そして今回の最大特徴。歌詞カードで異彩を放つこの一文。

 「Cho:池田彩 / 六ツ見純代 / 関係各社女性スタッフの皆さん」

「関係者一同」ではない。「関係各社一同」。
プリキュアさんは地上放送では珍しく、関係各社による「制作委員会」が作られてるそうで、日ごろから協力体制をとっておられるとか。
その連携が滲み出てる。

ケース裏面にはレコーディング光景がプリントされています。
「関係各社のスタッフ」様、軽く20名以上いる。何考えてんだこの人たち。
冷静に考えれば内輪ネタなわけですけど、確かにこれはアピールしたくなる。

しかも歌詞的にも「ハートキャッチ」さんのイメージ的にも、このコーラスはしっくりくる。
無数の無名のゲストからなる「ハートキャッチ」さん、変わっていける名もなき人々の様子を描いたこのシリーズならでは。
「フレッシュ」さんも街ぐるみでレジスタンスされてましたけど、あの方たちは「日常にある平穏を皆で守っていく」方向性が強かった。(そしてそれは別に悪いことではなく、素晴らしいこと)
「ハートキャッチ」さんの場合、目指している方向はバラバラで(花咲さんはゲストの問題に本質的には関与できない)、それぞれが変化を目指してる。
でも本質的な部分は一致してる。だから一緒に戦える。そんなノリが良く出てると思う。

コーラスと手拍子でじわじわ盛り上がっていく雰囲気がとても好きです。
聞けば聞くほど魂を揺さぶられる。
やっぱり「プリキュア」さんのエンディング曲はとんでもない。


(左画像)
「ハートキャッチプリキュア!」後期新EDテーマ/「Tomorrow Song 〜あしたのうた」(DVD付)

工藤真由 1st Mini Album 初回限定盤(仮) 【CD+DVD】


【蛇足1】

カップリングは「HEARTS GOES ON」。
サビに「ココロの宙」の語が使われてるのが気になりました。
パッションさんのお唄みたいだ。

…一時期、「tamashii」が流行語になったように、「ココロの宙」が流行してるのかしら。

【蛇足2】

特典はノンテロップOPとED。

今さらながら、EDは背景に地球が映ってるのか。壮大だ。
OP1本+ED2本の計3本全てで地球を飛び越えてるあたり、明確にテーマとして据えてるんだろうな。
その割には普段の内容は、狭い範囲でのゲストエピソードの積み重ねですけれど、リンクするところがあるんでしょう。
映画の舞台がパリ(今までは非実在の異世界が定番だったのに、実在する『異世界』)なのも、この辺の絡みなのかも。
毎年、映画はシリーズテーマの圧縮リメイクになっているようなので、まもなく一つの「答え」が提示されるかと思うと楽しみ。

あと笑顔で踊ってる月影先輩は卑怯。つくづく卑怯。
もうただそれだけで癒されます。
あの辛気臭いお姉さんに、一体何があった。
コメント (2)
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