穴にハマったアリスたち

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ディケイドプリキュア! 第2話・第3話「プリキュア5の世界」

2011年01月02日 | ディケイドプリキュア!他
新年初めの更新がこれというのもどうかと思いますが、花咲さんが年始休暇を取得されたので仕方がない。
同じ社会人として、正月も働けなんて酷いことは言えないのです。
おのれ花咲さんめ…。

■ディケイドプリキュア! 第2話「プリキュア5の世界」、第3話「夢のその先へ」

これまでのディケイドプリキュアは!



 「だってマナは、誰よりもジコチューなんだから」
 「プリキュア5つの誓い!」
 「どうしてかな。あなたを見ていると、私も一緒に戦いたくなる」
 「私?」
 「通りすがりのプリキュアよ!覚えておきなさい!」

 第01話「プリキュア大戦」
 第02話、第03話「ドキドキの世界」「誰がために」
 第04話、第05話「プリキュア5の世界」「夢のその先へ」
 第6話「SplashStarの世界(前編)」
 第07話、第08話「スマイルの世界」「あなたと私の物語」
 第09話、第10話「GoGo!の世界」「あなたに会いに行くよ」
 第11話、第12話「MaxHeartの世界」「無限の光 永遠の闇」
 第13話、第14話「スイートの世界」「新たなる運命の扉」
 第15話、第16話「フレッシュの世界」「You make me Happy?」
 第17話、第18話「ハートキャッチの世界」「せめて、そうすれば」
 第19話、第20話「ふたりの世界」「旅の始まり」
 第21話、第22話「鏡の世界の闇プリキュア」「歩くプリキュア図鑑」
 第23話、第24話「銀水晶の世界」「後悔はしない」
 第25話、第26話「見参双子姫」「それが宇宙の授けた光の答え」
 第27話、第28話「謎生物の世界」「プリキュアの資格」
 第29話、第30話(最終回)「世界の破壊者」
 劇場版「ディケイドプリキュア! 完結編」
 プリキュアMOVIE大戦「ハピネスチャージの世界」

『世界の破壊者・ディケイド』
『多くの世界を巡り、その瞳は何を見る…』

…。
……。
………。

なんだかよく分からない内に、世界を旅することになってしまったディケイド姉。
目的は世界の破滅を食い止めること。
どうして歴代プリキュアさんが相争ってるのか分かりませんが、とにかく各地の世界を回ってみよう。

そんなわけでやってきた最初の世界。

ディケイド姉:
 「ここは、プリキュア5の世界…」

いきなり異世界チックです。ここは本当に日本なのか。

やってきたディケイド姉は、何故かサンクルミエール生として潜り込むことに。
サンクルミエールの制服は色気に溢れすぎです。
もうみんなあの制服を着ればいいんだ。

学内では超高スペックの娘さんの話題でもちきり。



中学生なのに医学知識豊富な生徒会長。
小説家の卵の和菓子屋の娘さん。
アクセサリ職人でもあるフットボール部のエース。
売れない新人アイドル。

そんな高スペックの人たちの横には、よく分からない欠食児童が一人。

ディケイド姉:
 「それでこの世界のプリキュアは?」

もちろんその娘たちです。
でも戦ってる敵・ナイトメアは既にいないらしい。
話を聞いてみれば、いつの間にかいなくなっていたそうで。

夢原さん:
 「………。………。………。」

でもすぐにディケイド姉は知る。
ナイトメアはいなくなってなどいない。
みんなの夢を守るため、夢原さんがたった一人で裏で戦ってただけだった。

夢原さん:
 「ディケイド、あなたの夢は何?」
 「…そっか、叶うといいね」
 「戦うのはあたしに任せて。あなたは夢に向かって頑張って。けってーい!」

威勢よく言う。
水無月先輩の勉強時間を、秋元先輩の執筆時間を、夏木さんの練習や制作時間を確保するため、全てを一人で背負いこむ。
何か檸檬だけ仕事ないんで暇そうにしてる気もしますが、とにかく夢原さんが全部を肩代わり。
それが夢の力を持つ夢原さんの仕事だから。
だけどたった一人で抱え込み続ければ、当然無理が出る。



珍しく檸檬のライブが開催されるその裏で。



例によってやってきたナイトメアの皆さんの総攻撃に、夢原さんはこっそり応戦。
みんなには知らせません。
檸檬の仕事なんて物凄く貴重なのに、バトルなんかで抜け出させるわけにいくものか。

夢キュアさん:
 「プリキュア!ドリームアタック!」

理不尽な軌道を描くホーミングバタフライが、雨あられと降り注ぐ。
さすが一人でずっと戦ってるだけあって、恐ろしい戦闘力です。
強さよりも、悲惨さの方が先立つくらいに。



でもやっぱり一人では無理がある。
前線に出てきたカワリーノさん相手に、大劣勢。
ていうかリフレクト能力を持つカワリーノさんとは、5時代の夢キュアさんは恐ろしく相性悪いです。

夢原さん:
 「…私には夢がない。でもみんなの夢を守ることはできる」
 「それが私の夢なんだから!」

それでも必死に立ち上がる夢原さん。
そこに、異変に勘付いた檸檬らが駆け付ける。
仲間がやってきてハロー!助かっ…

夢原さん:
 「ッ!!」
 「うらら!コンサートは!?」
檸檬:
 「大丈夫です。ばっちりアンコールもしてきました!」

びしっと指を立てて答える檸檬。
こんなときまで見栄を張って…。檸檬のコンサートで、アンコールなんて起こるわけないじゃないですか…。
夢原さんもすぐに嘘だと理解する。そして、絶望する。

カワリーノさん:
 「良かったですねぇ。助けが来てくれて」
 「でもせっかくのコンサート、台無しになってしまいましたね」
 「あなたのせいで」

嗚呼、夢原さんの足元が崩れていく。
夢を守れなかった。それどころか邪魔をしてしまった。
仲間の声も届かない。自分が、一人でちゃんと戦えなかったから…

ディケイド姉:
 「それは違う!」
 「…夢は一人一人、自分で叶えるしかない」
 「でもだからって、孤独で、たった独りで、誰かを頼っていけないわけじゃない」

朗々と演説をしながら、ディケイド姉もはたと気づく。
これは各世界のプリキュアさん皆に当てはまることじゃないか。
バラバラの世界でそれぞれのシリーズごとに戦ってるプリキュアさんたち。
お互いに直接的に助け合うことは稀だし、それぞれがそれぞれの世界で、最終的には自分の力で頑張るしかない。
でも各地のプリキュアさんは、孤独じゃない。

ディケイド姉:
 「どんなに苦しくても、この娘は諦めない」
 「お互いにその姿を見ることで、それぞれの道で、それぞれに一人で戦いながら、励ましあっていける」
 「そして自分を乗り越え、再び仲間と出会えたとき、それまで以上に支えあえるのよ!」

カワリーノさん:
 「…何者です?あなた?」
ディケイド姉:
 「…私?」

ようやく自分のすべきことを悟りました。
世界を巡り、色んなプリキュアさんに会おう。
そして世界をつなぎ、孤独ではないことを伝えていこう。

ディケイド姉:
 「通りすがりのプリキュアよ!覚えておきなさい!」

 『PreCu Ride ...』

がしゃこん!

 『Cure Decade!!』

その変身に応じて、夢原さんも再び立ち上がる。
独りで抱え込むことはない。
表面的な一体感しかないナイトメア社には理解できない、「相性ばっちりだけどバラバラ」の境地が、そこにある。



夢原さん:
 「みんな、行くよ!」
水秋夏檸檬:
 「YES!」



こうしてディケイド姉の長い旅が始まる。
長いといっても半年放送なので短いですけど、とにかく長い旅が始まる。
いろんな世界のプリキュアさんをつなぐために。


(左画像)
映画Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!【通常版】 [DVD]

(右画像)
デフォルマイスタープチ プリキュアオールスターズ Ver.cure (BOX)


ディケイド姉の台詞は、同窓会とかに出るたびに思うことです。ええ。


しかし改めて「5」を見返すと、無軌道というかパワフルというか…。
後の「GoGo」のおかげで闇に埋もれた感がありますけど、夢原さんの若かりし頃が光ります。
このシリーズで、何かが変わった。

あと本当はミルミルさんに変身するシーンを入れたかったんだけど、まとまらなかったので省略。
個人的にミルキィローズVSカワリーノさんは、すごく見てみたい。
地味に相性いいと思うんだ、ミルミルさん。
コメント (2)
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