穴にハマったアリスたち

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マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第1話「真珠の涙」(感想3周目)

2011年01月22日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
Cri☆siSさんのファイナルライブまで、あと2ヶ月となりました。
そこでみんな大好き「ぴちぴちピッチ」を見返してみることにした。
悔いのないように最後のライブを迎えるんだ。

■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ 第1話「真珠の涙」



放送期間2003年4月~2004年12月。
掲載雑誌「なかよし」、玩具スポンサーはタカラトミー様。
同時代の競合相手は「あしたのナージャ」や「ふたりはプリキュア」です。時代の過渡期を戦った感がある。
もしかして「ナージャ」を破った直接の要因だったりするんでしょうか。
「ぴっち」がなければ、「プリキュア」も生まれなかったのかもしれない。



番組のテーマは「歌」。
登場人物は「人魚」。
とにかく唄います。ひたすら唄います。
全91話中、挿入歌がなかった回はゼロ。平均2曲以上を毎回唄う。
戦闘もキャラ紹介も内面説明も場面転換もただのBGMも、とにかくお唄で済ませる。素晴らしい。

本当はここであらすじやらキャラクター紹介でもしようと思ってたのですが、4年弱ぶりに見た「ぴっち」に圧倒されました。
なんだこのアニメは。
何か一人で歓声を上げたい気分ですよ。謎のパワーに満ち満ちている。

ただでさえ好みのアニメな上に、適度に詳細を忘れているので破壊力がとんでもない。
想い出補正に加わって、放送当時から経過した時間まで積み重なる。
もうOP見てるだけで涙が出る。

第1期OP 「太陽の楽園 ~Promised Land~」(リンク先:YouTube→リンク先修正しました)

 『ありふれた物語を 果てしない未来に変えて』
 『悲しみの雨が続く そんな日も泳ぎ続ける』

歌詞が色んな意味で「ぴっち」にしっくりくる。
具体的にキャラクター名やマーメイドといった単語を使ってるわけでもないのに。
この言いようのない感情を言葉にできる文章力がない自分が恨めしい。

唄われているのは神部みゆきさん。
ミュージカル版「セーラームーン」のセーラームーン役、「仮面ライダー響」の立花妹役もされてる。
2008年6月に心不全で亡くなられました。もう3年になるのか…。
(当時書いた記事:2008年6月21日6月22日

リンク先の動画は、冒頭にあらすじ紹介が入ってた。
主人公のるちあさんが、内容を解説してくれてます。ご丁寧に。
そしてさりげなくこのアニメの根幹を破壊した本音を、ぽろりと漏らしてるところが可愛いです。
つくづくこのアニメは…。
彼女の説明の何がおかしいのか、初見で気がついた人は冴えてると思う。

OP映像も語りたいポイントが多すぎます。
まずタイトル文字が表示される直前の、「泳いでいる人魚3匹」のシーン。いきなりおかしい。
何がおかしいか分かりますか?



尾鰭の動いている向きが横方向になってます。哺乳類と魚類の違いはここにある。

イルカやヒトは、体を上下に振って泳ぐ。それに対し、魚は左右に振って泳ぎます。
人魚さん達のこの動きは、彼女らが魚であることを極めて明白に表してる。
それだけなら「ああ、お魚さんなんですね」で終われますが、それ以外のシーンでは普通に上下運動で泳いでます。
要するに、いきなり一発目で作画ミスを引き起こしてるんです。もしくは設定を忘れた人魚さんが、気ままに泳ぎすぎた。
出だしからして見事な魚脳ぶり。



それに続く「画面上方向に泳ぐ」シーン。
一瞬ですが、ここで人魚さんが7匹に増えます。
七つの海のそれぞれに人魚さんがいる設定なので、メイン人魚は7匹。そこまでは良い。
問題はその7匹全部が出そろうのが、最終話の直前ということです。
おかげでOPのこの1カットが最大の見せ場という気の毒な人魚さんが存在します。

そんなダメな出だしなのに、OP全体は王道通りに良くできてる。
未見の人でも、ある程度の内容は掴めるんじゃなかろうか。
「歌で戦う」という最大のポイントを、事前に知ってるかどうかで左右されそうではありますが。

ちなみにリンク先はDVD版です。
「ぴっち」はテレビ放映版とDVD版がほとんど別物。
私はテレビ派です。DVDのるちあさんは、ちょっと優秀すぎるから。

…ほら、OPだけでここまで文章が増える。
おかしいんですよ「ぴっち」は。
幾らでも書きたいことが湧いてくる。
コメント (4)
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