■「右のキャラが、いまいち萌えない理由を3つあげなさい」
[引用]
「右のキャラクターが、いまいちいけてない(萌えていない)理由を3つあげなさい」――こんな問題付きの、神戸新聞社のアルバイト募集告知が、ネットで注目を浴びている。
「右のキャラクター」は、全身青ずくめのツインテールの女の子。初音ミクに似ているが、確かにいまいち萌えない。なぜ萌えないのか問われると……記者も考え込んでしまった。
これは、アニメ、サブカルや萌え関連ニュースのリポーター、Web制作者のアルバイトを募集する書類(PDF)に書かれた問題だ。「すらすら答えが分かった方は、趣味で培った知識や経験を神戸新聞社で活用するチャンス」という。
[引用終]
そちら方面には詳しくないのですが、この手の問題は設問者の意図を読むのが先決のはずです。
新聞社的に雇用するメリットのある「知識」を保有した人物…となると、多分、自力でネタを探し出して分析できる人なんじゃなかろうか。
というわけで一番目の理由は、「キャラクター背景がない」だろうと思う。
「萌え」に限らずなんだってそうですけど、最初に興味を持たないとどうしようもない。
某お笑い芸人漫画で、「面白いかどうかは、その芸人を『面白いことを言う人』だと認識しているかどうかが全てだ」的展開がありました。
未知のものに対して好意的感想を持つには、最初に何かのきっかけがないと厳しいものがある。
よって、背景や設定が不明のものには好意を持てない。
そこから転じて、「事件や情報を調べるときには、背景を調べ、それを発信することが肝心だ」と続くんじゃないかと。
第二に、「このキャラクターは萌えない」という誘導がされている。
設問の表現により、回答者の反応が大きく変わることは、様々な実験で証明されています。
例えば、全く同じ車の衝突映像を見せた後に、「この車は時速何キロくらいで激突しましたか?」と「この車は時速何キロくらいで接触しましたか?」では、有意に数字に差が出るそうです。
つまりこの設問を公平に行うのなら、「このキャラクターが萌えるか萌えないか、理由を3点付けて述べよ」であるべき。
ここら辺から、「文章によって印象が操作されてしまう危険性」を認識しているかどうかにつなげるのだと思う。
新聞社的には、重要な項目なはず。
と、ここまではすんなり思いついたのですけど、3つ目が分かりません。
見た目で言うなら、「目のバランスが悪い」「色が偏ってる」「他のパーツと比べ、鼻をくっきり書きすぎ」あたりが思いつきます。
でも、それらと新聞社が関係する要素が分からない。
…募集要件の業務内容に「Web制作」とあるので、普通に色使いとかで正解なのかな。
[追記]
「良くも悪くも特徴がないから」かな?
この娘が小道具として、例えば納豆を抱えてたら、可愛いかどうかは別としてツッコミの一つは誰か入れるだろうし、そこから派生する可能性がある。
あまり良い例でもないですが。
話題になるキャラクターは、「何を考えてそんなことを」というツッコミからのパターンは結構あるように思う。
萌え米袋とかも「何考えてんだ」だし、例えばシモンちゃんとかもそうです。(設定上明記はされてなかったと思いますが、シモンちゃんは男の子です。羽根の模様がオスのもの)
元ネタと思われるミク姐さんからして、「ボーカロイド」「ネギ」という意味のわからんキーワードを持ってるわけですし。
従って「何らかの奇異性は記事のネタとして大事だ」という発想につながる。
単純な可愛いとか上手いよりも、「頭おかしいのか」と思ってしまうような意外な発想の方が話題になり、魅力的に受け取られる。
記事を書くときには、そういった部分に着目すると良い…とかそんな感じなら、新聞社の望む回答に近い気がする。
あと「流行に即していないから」というのも考えた。サブカル記事の担当募集なんだから、それを把握してることは必須です。
だけど「その流行を作り出すのが新聞社(マスコミ)だ」と言われたら返答に困るので、危険な気もする。
でも「作り出す」ためには現状を知ってる必要もあるしなぁ…。
[追記2]
他の方の回答で「名前がないから」というのは納得しました。
識別タグは非常に大事。
名前のついていない現象を、人が認識するのは困難です。
ただ例外として「エコアイス」が思いついた。自然発生的に生まれた名無しキャラは他にもいると思う。
まぁそれを言い出すと、私の挙げた回答も幾らでも反例は出てくると思いますけれど。
それはさておき、新聞社的にも「名前をつけることの重要さ」は大事なはず。
いい造語を作れるかどうかは、実社会すら左右する。
近年でいえば「就職氷河期」はかなりの影響が出てると思う。
実際のところ「模範解答」は分かりませんけど、こういうのは面白い試みだと思う。
[引用]
「右のキャラクターが、いまいちいけてない(萌えていない)理由を3つあげなさい」――こんな問題付きの、神戸新聞社のアルバイト募集告知が、ネットで注目を浴びている。
「右のキャラクター」は、全身青ずくめのツインテールの女の子。初音ミクに似ているが、確かにいまいち萌えない。なぜ萌えないのか問われると……記者も考え込んでしまった。
これは、アニメ、サブカルや萌え関連ニュースのリポーター、Web制作者のアルバイトを募集する書類(PDF)に書かれた問題だ。「すらすら答えが分かった方は、趣味で培った知識や経験を神戸新聞社で活用するチャンス」という。
[引用終]
そちら方面には詳しくないのですが、この手の問題は設問者の意図を読むのが先決のはずです。
新聞社的に雇用するメリットのある「知識」を保有した人物…となると、多分、自力でネタを探し出して分析できる人なんじゃなかろうか。
というわけで一番目の理由は、「キャラクター背景がない」だろうと思う。
「萌え」に限らずなんだってそうですけど、最初に興味を持たないとどうしようもない。
某お笑い芸人漫画で、「面白いかどうかは、その芸人を『面白いことを言う人』だと認識しているかどうかが全てだ」的展開がありました。
未知のものに対して好意的感想を持つには、最初に何かのきっかけがないと厳しいものがある。
よって、背景や設定が不明のものには好意を持てない。
そこから転じて、「事件や情報を調べるときには、背景を調べ、それを発信することが肝心だ」と続くんじゃないかと。
第二に、「このキャラクターは萌えない」という誘導がされている。
設問の表現により、回答者の反応が大きく変わることは、様々な実験で証明されています。
例えば、全く同じ車の衝突映像を見せた後に、「この車は時速何キロくらいで激突しましたか?」と「この車は時速何キロくらいで接触しましたか?」では、有意に数字に差が出るそうです。
つまりこの設問を公平に行うのなら、「このキャラクターが萌えるか萌えないか、理由を3点付けて述べよ」であるべき。
ここら辺から、「文章によって印象が操作されてしまう危険性」を認識しているかどうかにつなげるのだと思う。
新聞社的には、重要な項目なはず。
と、ここまではすんなり思いついたのですけど、3つ目が分かりません。
見た目で言うなら、「目のバランスが悪い」「色が偏ってる」「他のパーツと比べ、鼻をくっきり書きすぎ」あたりが思いつきます。
でも、それらと新聞社が関係する要素が分からない。
…募集要件の業務内容に「Web制作」とあるので、普通に色使いとかで正解なのかな。
[追記]
「良くも悪くも特徴がないから」かな?
この娘が小道具として、例えば納豆を抱えてたら、可愛いかどうかは別としてツッコミの一つは誰か入れるだろうし、そこから派生する可能性がある。
あまり良い例でもないですが。
話題になるキャラクターは、「何を考えてそんなことを」というツッコミからのパターンは結構あるように思う。
萌え米袋とかも「何考えてんだ」だし、例えばシモンちゃんとかもそうです。(設定上明記はされてなかったと思いますが、シモンちゃんは男の子です。羽根の模様がオスのもの)
元ネタと思われるミク姐さんからして、「ボーカロイド」「ネギ」という意味のわからんキーワードを持ってるわけですし。
従って「何らかの奇異性は記事のネタとして大事だ」という発想につながる。
単純な可愛いとか上手いよりも、「頭おかしいのか」と思ってしまうような意外な発想の方が話題になり、魅力的に受け取られる。
記事を書くときには、そういった部分に着目すると良い…とかそんな感じなら、新聞社の望む回答に近い気がする。
あと「流行に即していないから」というのも考えた。サブカル記事の担当募集なんだから、それを把握してることは必須です。
だけど「その流行を作り出すのが新聞社(マスコミ)だ」と言われたら返答に困るので、危険な気もする。
でも「作り出す」ためには現状を知ってる必要もあるしなぁ…。
[追記2]
他の方の回答で「名前がないから」というのは納得しました。
識別タグは非常に大事。
名前のついていない現象を、人が認識するのは困難です。
ただ例外として「エコアイス」が思いついた。自然発生的に生まれた名無しキャラは他にもいると思う。
まぁそれを言い出すと、私の挙げた回答も幾らでも反例は出てくると思いますけれど。
それはさておき、新聞社的にも「名前をつけることの重要さ」は大事なはず。
いい造語を作れるかどうかは、実社会すら左右する。
近年でいえば「就職氷河期」はかなりの影響が出てると思う。
実際のところ「模範解答」は分かりませんけど、こういうのは面白い試みだと思う。