穴にハマったアリスたち

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スマイルプリキュア! 第34話「一致団結!文化祭でミラクルファッションショー!!」

2012年10月14日 | スマイルプリキュア!感想
遅ればせながらようやく感想を。

■スマイルプリキュア! 第34話「一致団結!文化祭でミラクルファッションショー!!」

星空さんらは文化祭でファッションショーをやることになりました。
テーマは絵本。
ファッションと言うかコスプレショーな感がしますが、素人ショーならコンセプトに凝るのは多分正解。

ですが同級生の豊島君は猛反発。彼的にはライブがやりたいのです。
ファッションショーとかやっても楽しいのは女子だけじゃないか。
多数決で決めたということは、少数派は否定されたということ。
何が真に正しいかではなく、不満を持つ人間の数を減らそうというのが多数決の基本。
かといって不満を持つ人間が減るのは事実なので、おいそれと否定も出来ません。困ったものだ。

星空さん的にはやっぱりクラスみんなで盛り上がりたい。
そこで皆で寄ってたかって説得に走りますが、納得いかないものはいきません。
星空さんの理論「皆でやれば楽しい」は、乗り気にならない人にとっては苦痛でしかありません。
そんなに「皆でやれば楽しい」と思うのなら、ライブをやればいいじゃないか。
何故に「皆でやる」ことと「ファッションショー」をすり替えるのだ。



プリキュア娘の色仕掛けすら不発。
どうせなら「これショーの衣装」と称して、プリキュア変身して説得に向かえば、もしかしたら勝算があったのかもしれませんが…。
ファッションショーとかやって、喜ぶのが女子だけだと思ったら大間違いだ。

どうにも埒が明かないところに魔女さんがのしのしと。
今日のアカンベエは音響兵器。
賢いです。お歌は最強の兵器。避けられない全方位攻撃に悶えるがいい。

そんな苦戦の経験が、星空さんに音楽の偉大さを知らしめました。
そうだ、豊島君にはBGMを担当してもらおう。
「皆でやる」からといって「皆で同じことをやる」必要はないのです。



誰かが妥協したのではなく、元々やりたかったことを更に高い次元で行うために工夫をした。
その結果が「皆でやる」ならば、こんなにハッピーなことはありません。
よりよい「ライブ」をやるために「ファッションショー」の要素を取り入れたのか、「ファッションショー」のために「ライブ」を取り入れたのかは瑣末なこと。

皆で同じことをやるのでもなく、かといって個人で断絶するのでもない。
ショーのテーマ通り絵本のようなハッピーな理想ですが、現実でもかくありたいものだと思います。
戦うよりも抱き合いたい。相性ばっちりだけどバラバラ。そんな精神。


(左画像)
スマイルプリキュア! DXガールズフィギュア ~キュアハッピー&キュアビューティー~ 全2種セット

(右画像)
スマイルプリキュア! あつめてプリキュア2 キュアハッピー単品


蛇足。
劇中で緑川さんが「皆で決めたのだから、従わないのは筋が通らない」とおっしゃってます、が。
「皆で決めたら従わねばならない」も「多数決で決定する」も、主観によるもの。
本当はこれらの事項も事前に合意が必要。

緑川さんを批判する意図はないけれど、世の多くの「議論」は、この手の(一見すると美談に聞こえる)暗黙の主観をぶつけることでなされてる気がする。

【今週の青】



青木さん:
 「ファッションショーにお勧めのBGMはありませんか?」

他の皆さまと違い、豊島君が興味あると思われる音楽ネタを振った青木さん。さすがです。
残念ながら彼の拘りは「弾く」ことにあったので、いまいち乗ってはきませんでしたが。

しかし星空さんはともかく、天下の青木さんの誘惑にすら耐えるとは。ロックな男だ。

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