穴にハマったアリスたち

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スマイルプリキュア! 第37話「れいかの悩み!清き心と清き一票!!」

2012年10月28日 | スマイルプリキュア!感想
【今秋のプリキュアさん】

恒例の「早く映画館に行かないと、良いところ全部見せちゃうよ」キャンペーンが始まりました。
終わりのないメルヘンはないのです。いつまでも映画がやってると思ったら大間違いなのです。
だから自分から出かけて行って、結末を見届けよう。そうしよう。



映画館には行きづらいと言う人には、東映アニメ様のお膝元・大泉学園さんがお勧め。
少なくとも店員さんから変な目で見られることはないはず。
ちなみに大塚監督は、浦和美園さんに行こうかどうかとか。毎回、前売り券の売れ行きが良いらしい。

■スマイルプリキュア! 第37話「れいかの悩み!清き心と清き一票!!」

早いものでもう年末。
年が明ければ、2年生の星空さんたちも間もなく最終学年です。
そんな日が本当に来るのかは別として。

年度が変われば組織も変わる。
次の生徒会長を決める選挙も近付いてきました。
下馬評では現・副生徒会長の青木さんが最有力候補。
どれくらい有力かと言えば、他には誰も立候補してこなかったくらい有力。
まぁ得てしてそんなものかもしれない。生徒会選挙は信任投票。

しかしその平穏は破られた。
悪い情報を吹き込まれたバッドエンドの三人が、わざわざ転入してやってきた。
生徒会長になるために。暇なのかこの人たち。

オオカミさん:
 「生徒会長になったら宿題をなくす!」
赤鬼さん:
 「ゲームも漫画も持ち込みOK!」
魔女さん:
 「授業中にお菓子食べ放題!」

魅惑的な提案がなされます。
恐ろしく頭の悪い行動をしてるのに、三幹部自身も意識せぬ内に、ピエーロ様推奨の怠惰な世界の実現に大幅前進。
ジョーカーさんも頭が痛い。
強力アイテムを渡しても失敗ばかりなのに、適当に遊んでたら結果を出しかけた。
この三幹部、どうやって運用すればいいんだ。

この状況に義憤を掻き立てられた青木さん。
元々立候補するつもりはなかったけれど立ち上がってみました。
ちなみにどれくらい怒ってるかと言えば、これくらい。



恐ろしい。恐ろしすぎて、もっと睨まれたい。

こうして青木さんの選挙活動が始まりました。
しかし困ったことに、周囲のイメージとは逆に、青木さんはこの手の事柄が苦手です。
己の道に悩みがあり、具体性を持ったビジョンを描けない青木さん。
自分自身でさえもその状況では、組織を導くことなど更に無理。
「清く明るく美しく」の精神を説いては見るものの、何をすればいいのかすらまるで分からない。

まずいことに、三幹部の掲げている公約はあながち否定はできません。実際に似たことをやってる学校も知ってる。

宿題をなくすことで生徒の自主性を重んじ、自分の興味や成績に合わせて勉強をすることが可能になる。
ゲームや漫画でコミュニケーションを活性化すれば、勉学もはかどるというもの。実際、社内SNSやメッセ等、活用されてる場面はある。
授業中の飲食も大事です。育ち盛りのこの世代、空腹や体調には個人差もあるし、適度な糖分・水分の摂取は能率をあげる。お茶会形式のディスカッションとか、すごく勉強になりそう。

もっとも三幹部としてはそんなことを考えていたのではなく、単にポイントを稼ぎたかったからではありますが。
犯罪のように無条件に否定できることではなく、一方のこちらは対案を何も出せていない。
これでは場を巻き返すのは苦しすぎます。



分かってくれると思っていた生徒一同も、続々と三幹部側に転び始めました。
候補者三人で票を食いわけてしまいそうですが、それを考慮しても青木さん劣勢。
なんて見る目のない生徒たちでしょうか。
どうしてそこで「私は青木さんを応援しますから!」とすり寄らないのか。
大チャンスですよ大チャンス!実は隙だらけなんじゃないか青木さん。

苦しい戦況の中、青木さんは悩みます。
取り巻き4人がまるで役に立たないので、とにかく一人で悩みます。
あの三幹部のように何か楽しいことを提示できないと勝ち目がない。だけど。

青木さん:
 「でも単なる人気取りでは正しい道にはなりません」

そうして迎えた立会演説。先日の反省を活かし、具体性を持った説明をしてみた。
清くとは清掃で、明るくは朝の挨拶、美しくとは花壇の手入れのことです。
よし、具体化しました。どうでしょうか皆さん。



この反応。一切さっぱり芳しくありません。

もしもこのまま投票に移っていたならば、青木さんの敗北は必至。
ところがうっかり三幹部らの正体がバレてしまいました。
おかげでなし崩し的に戦闘に突入。救われた。

ですが、そもそも劣勢から始まった戦闘です。

オオカミさん:
 「誰にも賛成してもらえないで、何が正しい道だ」
 「手前の言うことは、全部自己満足で押しつけがましいんだよ」
 「ついてくる奴なんているなんているわけないだろ」

痛いところを突いてきます。
青木さんの脆いところをグサリ。
正しいと思ってた道は、実のところ間違って…

星空さん:
 「そんなことない!」



星空さん:
 「確かにお掃除も勉強も好きじゃない」
 「でも、れいかちゃんはそんなあたしにも」
 「掃除や勉強の大切さを教えてくれる」
 
どうやったらその大切さが、他の生徒にも伝わるかは分からない。
だけどちゃんと伝わってる人たちもいる。自分の道は間違ってない。
青木さんにとって一番嬉しいお言葉が、星空さん達から。

まぁよくよく立ち止まって考えてみれば、何で同学年たる星空さんたちに「こうするのが正しいのです」と教えなきゃいかんのかは疑問ですけれど。
星空さん達、もはやお守されるのが当たり前になっておられる。
それも勉強しましょうとか、掃除しましょうとか、そんな事柄で。頑張れ、青木さん。道は間違ってないんだ。

意思を立て直した青木さんにより、戦闘にはひとまず勝利しました。
が、生徒会選挙は終わらない。
ここで敗れては元も子もありません。

青木さん:
 「…皆さんは掃除や挨拶が好きではないかもしれません」



でも勇気を出して挨拶をしてみれば、明るい気持ちになれる。
清掃して綺麗になれば気持ちがいいし、心も晴れやかになる
元気がないとき、上手くいかないとき。お花は心を癒してくれる。
そうすれば素敵な友だちにも巡り合えるかもしれない。

青木さんの話している事柄は、先ほどまでと変わりません。
しかし「それをするとどんな良いことがあるのか」の視点が加わった。
この差はでかい。

こういっては何ですが、理念とか方針とか理由とかは、いくら説明されても納得は得られません。
実現手段を具体化したところで同じこと。
肝心なのは、それをやったらどうなるのか。
具体化して欲しいのは手段ではなく、目的の方なんです。
目的がなかったら、お話を進めることもできません。

青木さんの思いはちゃんと皆様にも伝わりました。
目的を明確化したことで、青木さん自身も「この道は正しいのか?」の確信が見えたはず。
手段をいくら実装したところで、それによって何を求めるのかを意識できていなければ先に進めない。
青木さん自身は「みんなで豊かな学校生活を送る」ことを道の先に想定なされた。
その目的は、生徒皆さまの利害とも一致する。それなら伝わる。

三幹部による、かつてないほど明後日の方向なのに、かつてないほどにプリキュアさんを追い込んだ作戦は、こうして打破されました。
逆にいえば、もしも三幹部も方向性を持って「宿題廃止の目的」を説明できていたら、どう転ぶか分からなかったかもしれない。
手段の是非ではなく、目的の是非なんですよね。。


(左画像)
映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ! オリジナル・サウンドトラック

(右画像)
映画スマイルプリキュア!絵本の中はみんなチグハグ! テーマ曲収録シングル


「そもそもその公約は実現可能なのか?」や「実現する気はあるのか?」は、論外の大前提なので置いておきます。

【来週のプリキュアさん】

[大塚監督のTwitterから引用]
 大塚隆史_φ(・_´・‏@takaswy1981

 来週のスマイルプリキュア!はお休みです。(´д⊂)‥ゴメンネ
[引用終]


え、そうなの?
何かの冗談かと思ったら、本当らしい。
多分、映画のあいさつ回りで忙しいんでしょうね、星空さん…。

映画感想(1周目)
舞台挨拶&ちょっとだけ感想2周目

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舞台挨拶:映画「スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」

2012年10月28日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
最速上映を観た勢いのそのままに、舞台挨拶に行ってきた。

■舞台挨拶:映画「スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!」



 日時:2012年10月27日(土)09:30-の上映終了後
 場所:新宿バルト9
 出演:福圓美里、田野アサミ、金元寿子、井上麻里奈、西村ちなみ、大谷育江
    キュアハッピー、キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティ、キャンディ

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

本日3回行われる舞台挨拶の内、2回目の新宿公演終了後の回に行ってきました。

【入場】

司会のお姉さんによる「大人も声援を送ってくれ」という思い切りの良い前説の後。
プリキュアさんらと中の人たちが、手に手を取って一斉入場。
何度見ても良い光景です。

そんな中、キャンディを抱っこして入場する大谷育江さん。熱い。
そして繰り広げられるキャンディと大谷さんの掛け合い。
究極の一人遊びを観た気分だ。

【挨拶1】

それぞれからの一言挨拶の際に。
映画の監督は黒田さんです、という流れから、テレビシリーズの監督の話になった。

福圓さん:
 「大塚君です。隆史クン」

舞台と会場に漏れる奇妙な笑い。大塚監督愛されてる。

皆さま:
 「隆史クンはメイン回の子のTシャツとストラップを着て」
 「これみよがしにアフレコ現場に現れる」

本当に愛されてます。監督もプリキュアさんも。

【挨拶2】

大谷さんからの挨拶にて。
普段は星空さんに抱っこされていることの多いキャンディですが、今回の映画では色んな人の頭や肩や腕にいるんだとか。

印象に残ったのは青木さんが抱っこしてるシーンですね。
ニコさんが「出身は絵本の国だ」と名乗り、青木さん以外の面子が驚く場面。
誰からもツッコミが入らないまま、無言でぐいぐいキャンディさんを押しだす姿がシュールすぎる。

【裏話1】

一言挨拶の後、撮影中の裏話等々。

見どころとして真っ先に挙げられていたのは、冒頭の星空さん幼女態でした。
しかしこれを演じるにあたって、重大な問題がありました。

大谷さん:
 「みゆきって普段からあっぱっぱーだから」
福圓さん:
 「これ以上どうやって幼くすればいいんだと悩んだ」

盲点でした。
言われてみれば、むしろ5歳児星空さんの方が理性がありかねない。
後ろで聞いていたハッピーさんもがっかり。

【裏話2】

今回の映画は、サニーさん大活躍。
うなだれるハッピーさんの口角をねじりあげるシーン等々、見せ場が多いです。

福圓さん:
 「ニコちゃんから『大嫌い』と言われるシーンがあるんですけど」
 「台本で分かっていても、胸に刺さった」
 「その直後、サニーから『大好きだから恨めるわけがない』と言われて」
 「画面の中のサニーがハッピーに言ってるんだけど」
 「そこを越えて自分に言われているようで…」

前回の「NS」の時には、マーチ&ビューティさんは初変身(テレビよりも映画が先だった)とかそんな状態。
そこから半年が経過し、スマイルさんもチームとして成熟なされました。

「半年前では言えなかった台詞がたくさんある」とのこと。
おそらく苦楽を共にしたあちら側の方たちにしか分からない想いもあるんでしょう。
終始、涙と笑顔に溢れた挨拶でした。

【裏話3】

そうやって1年も感情移入してやってるせいで、「プリキュア」さんを襲う怪現象。
中の人が、どんどんプリキュアさんに影響されていく。
短いこの挨拶の中でも、それは顕著でした。

上述のトークで盛り上がる一同の中。
ビューティさんと西村さんは、一歩引いてのほほんと眺めておられた。

そんな西村さんのエピソード。

先行試写会の際に、楽屋にロイヤルクロックが置いてあったそうで。
待ち時間の間、西村さんはそれをいじって遊んでおられた。

ぴろろろん♪(クロック音)

かちかちかち

ぴろろろん♪ぴろろろん♪ぴろろろん♪

かちかち

ぴろろろん♪ぴろろろん♪

かちかちかちかちかち

ぴろろろん♪ぴろろろん♪ぴろろろん♪ぴろろろん♪ぴろろろん♪

西村さん:
 「どうしましょう。音が止まりません」(焦)

どこの青木さんだ。

【好きな絵本】

好きな絵本はありますか?との問いに、各自返答。
パンフレットにも同じ質問が並んでいますが、金元さん以外はそれとは違う答えを返しておられた。
「はらぺこあおむし」は紛うことなく名作だと思う。

井上さんが推奨したのは「しろくまちゃんのほっとけーき」「グリとグラ」etc。
共通項は食べ物がらみ。
緑川さん化が進行しておられる。

【舞台挨拶】

全般に、盛んに「スマイル」のワードを強調されていました。
この映画を見て笑顔になり、その笑顔を家族や友人や大事な人に伝えて欲しい、と。
まさしく劇中のニコさんの思想。

前回の感想記事ではあんまりその辺を拾って感想を書けませんでしたが、確かに画面からひしひしと感じました。
Twitterの方には書いたんですけど、観終わった後、泣きながらも笑顔を浮かべたくなるような、そんな映画でした。
改めてお礼を言いたいです。

【蛇足】

2回目を観て、感想にゴリラを書き忘れてたことを思い出した。
巷でささやかれるゴリラ陰謀論は、あながち間違っていないのかもしれない…。

【蛇足2】

もう一つ忘れてた。
最速上映の直前、西武池袋線では何かあったらしく、運行が止まってました。
(私が直に見たのは、保谷から大泉への電車が止まってた。他の人の話だと、池袋側も止まってたらしい)

その影響で、開演24時に間に合わなかった人の中には、タクシーでかけつけた方がいたそうなんですが。
持ち合わせがなかったらしく、Tジョイ大泉にたどり着いた時には、チケット代が枯渇していたそうで。
コンビニに走ればいいんでしょうけど、既に上映は始まってるそんな時間。あまりに惨い。

で、Tジョイにいた方が見かねてチケット代を貸してくれたそうです。
直接の知人から聞いたのではないので正確なとこは違うかもしれません、とお断りはしつつも、「スマイル」さんらしい一幕が展開されてたんだな、とそんなことを思いました。

感想1周目

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