ベストセラーになっていると日経新聞で見て、購入しました。
また、女性のゲーム会社社長だと言うことも、とても興味ありました。
始めの数ページは、ちょっと気持ち悪いくらいの自己主張?で、どうなのよ、と思いましたが、読み進むうちどんどん引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
DeNAがゲーム会社だと思ったのは間違いでしたが、テレビでゲームの宣伝をしているので、それで知っているから、ですね。
それにしても、会社って、別に自分が興味なくても、経営の方法がわかっていれば、経営できるんだなって、ちょっと不思議な気分です。もちろん、才覚は必要でしょうけど。
とても決断力がある人なんでしょうか。それと、優先順位を本能的?に決められるんでしょうね。
ゲームは私も嫌いではないですが、息子たちもとてものめり込んでいました。毎日、もう止めなさい、あと5分だけ、の繰り返し。今では懐かしい思い出です。私はトランプなどの昔ながらの伝統的なゲームは大好きですが、お正月や夏休みなど、まとまった時間があって、何となくゆったりした気分の時しかしませんでした。今では、ゲームはほとんどしない。
なのに、お父さんたちがパチンコにはまるように、子供たちが毎日ゲームするのにはまいった。本当に面白いんだろうね。マリオは私も少ししたけど、すぐ飽きた。もうちょっと頭使うゲームの方が面白いと思うけど… 何てね。
で、その流れで息子はゲーム会社に就職しようと、すったもんだの時期がありましたね。せっかく理系の大学院まで出たのに、なんてお決まりの親のぶつぶつにもめげずに就活してましたけど、結局行きませんでした。ホッとするやら、何やらよくわからん、今でも。
東京のとある、その頃小さなゲーム会社は、交通費と宿泊費つきで保護者説明会をするので、かくかくしかじかの日時にここまで来てほしい、という丁寧なお手紙まで頂戴しました。
東京まで遊びに行けるかしら、とちょっと行く気になったのですが、良く考えて止めました。
そんな親にまで説明しないといけない会社は、ろくでもない会社に違いない、と思ったのですが、実際どうだったんでしょうね。
今では、あの時何かに取りつかれたように就活していた息子も、ケロッとして別の会社に通っていますが…
と言うようなこともあったりして、結構楽しく読むことができました。
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