
ず~っと思ってきたことですが・・・
今の時代。歌や楽器の演奏って、普通に暮らしていても
プロの素晴らしい演奏を耳にすることが多い。
というか・・・耳に入ってくる時代。
だから、いわゆる「耳が肥えている」。
そんな中で アマチュアが「ボランティア」で演奏するのは
とても難しいだろうな~と思っていた。
時々「趣味を生かして老人ホームへ行って演奏しています」
なんて聞くと・・・
ちょっと複雑な思いに。
本当に喜んでくれるのかしら?
若い人も色々。老人も色々。
まして、今の時代の老人を甘くみてはいけないと思ったり。
ある日、母のホームへある楽器演奏のボランティアが来たらしい。
大勢の前でも演奏したが、そこに参加しなかった母の部屋に来て
演奏してくれたらしい。
「2人とも、とても良い人たちだったよ。
でも、下手だった~。もちろん私は出来ないけれど・・・。
下手なのはわかるよ。
それに、ちょっとお昼寝しようと思っていた時だったの。
せっかく来てくれたし、良い方たちだったから我慢して聞いたけれど」
サービス精神旺盛な母のことだから、たぶん「ありがとう」と満面の
笑顔で、聞いていただろう。それに、老女優だし(笑)。
う~~ん、わかる。先方は善意だけれど、善意だからって
許容するのも辛い。
もちろん、その演奏を喜んで聞いていた人たちも沢山いるとは
思うけれど・・・。
個室訪問までして??
母と相談して「個室訪問はお断りしよう」・・・と。
担当の職員さんに「ボランティアさんのご好意はうれしいけれど
体調も悪い時もあるので」と 私からお願いしました。
こんなことを思いだしたのは、先日の新聞広告。
ディサービスの担当者向けの雑誌らしいのだが「折り紙で云々」
そのタイトルを見ただけで、申し訳ないが「老後が暗くなった」
これを読んで、優しい介護者たちがあれこれ学ぶのか?・・と。
もちろん、さきほどの演奏同様、喜ぶ人たちもいるだろう。
でも、ワタシはダメ(認知症になったら折り紙蹴散らしてやるぞ!)
夫もダメ。
友だちの顔をあれこれと思い浮かべたが、みんなダメっぽそう。
現役老人の母?ぜ~~ったい、嫌がる。
夫の両親も受け付けない。
なんか違う。
介護の勉強もしてないし、ボランティアもしてない身で
あれこれ言うと、非難されそうだが・・なんか違うのです。
トップ写真は、足首緩めの五本指の靴下がほしいという母に
買ってきた靴下。
たしかに、口ゴムはゆったりだが・・・
全体が、きつすぎる。
足がむくむから、足首ゆったりがほしいのに・・
全体がきつかったら、意味がないような。
なんか、違う。
PS:訂正。前回の記事ですが「慰霊祭」ではなく「追悼会」でした。