赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

お別荘

2013-01-31 | お別荘の父
父は数日前から背中や胸の痛みがひどくなり、夜中に訪問看護師さんに来てもらうことも。
そして昨日。「お別荘」に入りました。母も私も一緒です。個室で家族と過ごせ、痛みへの対処もすぐにしてもらえる…「入院できて良かった」しみじみと言う父の言葉を聞き、良い選択だったと、改めて思っています。
ここで過ごせる時間が少しでも長くなりますように…。

写真はホスピスの階段踊り場の窓です。コブシ?モクレン?青空に映えるステンドグラスの花に癒やされています。

強運にかける

2013-01-27 | お別荘の父
ホーム内のインフルエンザは何とか落ち着きそうですが、まだまだ油断は出来ません。室温と湿度に気を配り、唯一の「武器」は洗濯物!(笑)
父は発熱での発汗の他、体温調整が出来ないための発汗で一晩に3回着替えることもあり大量の洗濯物が出ます。それを乾燥機にかけず部屋干し。スーパー優秀な加湿器となります。
それと後は運でしょうか?
戦中戦後を生き抜き、90歳近くまで生きてきた両親の「運」にかけています。

写真は小さな公園で。今はまだ見えている鉄棒も雪が深くなると隠れてしまうんですよ。

戦闘靴?

2013-01-24 | お別荘の父
名前の一字が示すように(笑)限りなく平和を愛する非戦闘女子のはずですが…両親の元に来るたびに毎回闘っている。
弱っている父に家族の了解も得ず「心臓が長くは持たない」と言った医師だったり、あり得ない介護事故(今は詳しく書けませんが)に対してだったり。次から次と闘わなければならない案件(?)が!
そして今回の敵は……
インフルエンザです。
ホーム内に複数の感染者が出てしまいました。
今父が感染したら大変だし、体力のない母も大変。
ハリネズミの如く、ピリピリとしています。
まっどんなに気をつけていても、感染する時はするという諦観も持っているけれど。

代わり映えのしない雪景色ですが、戦闘靴と化した(笑)赤い靴を冷静にさせる、癒やしの効果があるかも。

帰るなよ。

2013-01-22 | お別荘の父
どうして帰るんだ!夢の中の自分の叫び声で目が覚めたという父。私が帰る夢を見たらしい。「帰らないよ」と言いながら冷蔵庫から冷えた缶詰の桃を出すと「旨いなー」…
再び眠りに。少し経ってから熱がないかと額に手を当てると、ぼんやり目を開け「帰るなよ」また帰る夢を見ていたと言う。
ホームの食事を断り、元気だった父がしていたように自室の小さなキッチンで私が作るようにしたが「ご飯の炊ける匂いだ」と喜び「美味しいなー」と食べている。
ただただ子供冥利、娘冥利につきます。   
テレビでどこかのロウバイ開花のニュースが。そうか、そんな季節なんですね。雪の中、白い日々にいるとロウバイも梅も遠い。
写真は到着した日。空港で作っていた雪ダルマ。製作途中で背後からしか撮れませんでしたが。

暖か?

2013-01-20 | 街・散策(函館)
今日は暖か…。はい、プラスですから。最高気温1℃!屋根の氷柱(ツララ)も溶けています。父は抗生剤の点滴を終えた看護師さんが帰ってから15分後くらいに息が苦しくなり悪寒と発熱。再び看護師さんに来てもらいました。幸い、息が苦しいのは治まり解熱剤の注射を打ってもらいましたが…。
発熱発汗!大量の洗濯の合間、ささやかな息抜き=ブログかも。
さあ息抜き終了。いざ行かん!

良いね!と思ったことは。

2013-01-19 | 日々のひとかけら

「今年から、少し書いてみようかと思って」
ノートを用意したという母。

「何を書いたの?」

「なんだったかな??これは良いなと思ったことを
書いたんだけれど」

ノートを見せてもらうと・・・

世の中は、澄むと濁るの違いにて はけに毛があり
はげに毛がなし。

・・・・・・・・

この楽しさ。天性のものでしょうが、本当に救われます。

そして、雪がやんだ時の青空や木々の姿も
私を救ってくれるようです。


雪景色

2013-01-18 | 街・散策(函館)

都内や横浜での14日の<大雪>!
私は家から出ずに過ごしましたが・・・
鉄道・道路etc・・・大変でした。

あの程度の雪、北国では何でもないことです。
いえ、あの程度で支障が起きていたら、日々の暮らしは
成り立ちませんから。

・・・で・・・今月10日。空港へ向かう前に撮った雪景色。

  

雪が珍しい道外のかたに、やっぱりお見せしたい。

   

雪のないところは「ロードヒーティング」している箇所です。

   

デジカメを構えているアタシ。着ぶくれています(笑)

   


    

雪の上を歩くと「キュッキュッ」となる雪。
水分の少ないサラサラの雪です。

片栗粉を握った感触。そしてそれが冷たい。
そんな説明しかできませんが、この雪景色からご想像していただけたら
ブロガー冥利(笑)につきます。


幻のクッキー

2013-01-17 | Buon Appetito(召し上がれ)

男子修道院のトラピスト修道院。
そこで作られるクッキーは、道内の空港はもちろん
横浜高島屋やそごうでも、買うことができます。

でも、女子のトラピスチヌ修道院のクッキーは幻の味。
いただいたこともないし、見たこともない。
前回行ったときに、院内の売店で尋ねてみると
「16年前から作こちらでは作っていません。今は大分の修道院から
送られてきますが、それがいつになるかはわかりません」

・・・・・・・

それが、今回!!大分から入荷していたのです。

     

素直に美味しいと思えるお味です。
(でも男子修道院のも美味しい。違いを聞かれても説明はできません

16年前から製造中止となっているのは、シスターの高齢化と人手不足では?と
私は密かに思っています。
今、神父さまやシスターを目指すかたがとても少ないと聞いています。
たしかに、以前に比べるとシスターの姿を見かけることが少なくなりました。

そして「これまではシスターが学長を務めるのが常だったカソリックの
女子大でも、人材がいなくて男性が学長となっている」と聞いた、その翌日。
北海道の地方紙に掲載されていた、母校の学校案内(広告)を見て
あ~~。と納得。
母校の学長もシスターではなかったからです。

優しい美味しさの<幻のクッキー>をいただきながら、こんな「高齢化」の
現実に想いを馳せらせる「俗人」のアタシ。

きょうは、これから出かけます。

羽田へ。そして函館へ
雪のため、羽田に出戻りにならないことを祈りながら。