3・4日前の朝、TVニュースをつけると吉田都さんが画面に。
踊り終えた直後らしく、舞台衣装のままで息をはずませながら
日本に向けて、そして今回の地震で被災した方たちへの
メッセージを述べていました。
瞳に涙が見えたように思えましたが、凛としたお姿はとても力強く
思わずTV画面に見入ってしまったほど。
ニュースの途中からだったので、詳しいことは分からなかったのですが
ネットで検索すると、彼女が中心となって英国ロイヤルバレエ団所属の
日本人ダンサーたちによるチャリティコンサートがあったらしい。
都さん素敵です!もちろん、他のダンサーのかたたちも!
バレエの華やかな衣装やメイクに対して「こんな時に不謹慎」と言うかたは
いらっしゃらないでしょう。
それぞれの場所でそれぞの持ち場で・・・・
今、自分ができることを・・ですもの。
でも、開幕を延ばそうとしなかった某球団トップの姿勢には大いに疑問を
抱きました。
スポーツ選手がグラウンドで頑張る姿を見せるのも支援の一つかも
しれませんが、莫大な電力消費が確実なのに???
パート先の若い子たちも「ク○オヤジ」と言ってましたよ。
結果的に、こんな世論に負け開幕は伸びましたが・・・
ワタクシはしっかり覚えておきますわ。
そして、覚えている限り、某新聞は購読いたしませんことよ。
ただね・・・とても残念なのは・・・
新聞を選ぶことはできても、電力会社を選べないこと。
その会社の中で必死に働き、今も危険な作業に従事してくださっている
多くの方たち、計画停電がスムーズに運ぶようにetc・・・ご尽力くださって
いるかたたちには・・・・ただただ感謝とご無事を祈りますが・・・
トップの姿勢や企業の体質に、憤りとやりきれなさをおぼえます。
3・11の夜、歩いていると、暗闇から漂う沈丁花の香り。
これから先、沈丁花の香りをかぐたびに、きょうの日を思い出すのだろうと
思いながら、黙々と我家まで歩きました。
トップ写真は一ヶ月ほど前に行った鎌倉の梅です。
暖かで穏やかなだったあの日。
叶うことではありませんが、あの日のままの時間が流れていたら・・・・。
いえ、被災してない者がグジグジ言ってはいけませんね。
できることを!!
凛として。歩まなければ。<毒舌とユーモア>を、携えて。
あの日から一週間たちました。
私がこうしてPCに向かっているときも、肉親を失った深い悲しみの
中にいるかたや、寒さに震え空腹に耐えている多くのかた・・・
放射線被曝への不安を抱えているかたたちがいらっしゃる。
そんな今、私にできることは??
・・・・買いだめをしないこと!!
スーパーやコンビニの空になった棚。
トイレットペーパーやティッシュ、カップラーメンやパンが・・・・お米もない。
これは首都圏だけの現象でなく、私の友人がいる関西や北海道でも
同じ現象が起きているらしいから、恐らく全国だろう。
募金も大切だと思います。
でも、今は物資が一刻も早く被災地に届くよう、枯渇させないことでは
ないでしょうか?
周りが買いだめしていると、とても不安になりますが・・・・
夫婦二人の我家だから言えることですが「ダイエットになるぞ」と思うことに
しました。
(家にあるものをガッツリ食べるので無理でしょうが・笑)
それと、できるだけ電気を使わない。
もともと「エアコンはオブジェ」の我家ですが、さらにオブジェ化を強化する
とともに、オーブンを使う<赤い靴ベーカリー>も休業することに。
今日は午前中と夜の2回停電の予定が、午前中だけで夜はなし。
2度目が中止になりホッとしました。
たった3時間、しかも被災してない暖かな我家にいても暗闇は
苦痛なのだから、余震の続く避難所での暗闇はどんなに心細いことでしょう。
電車を一本間引きすることに比べたら、我家の節電なんて微々たるものですが
塵も積もれば・・・と思いたい。
買いこまない。使い過ぎない。今はそれしか出来ません。
今日ラジオで、こんなことを聞きました・・・・
<小さな娘とスーパーのレジで並んでいたが、娘が「こんなにトイレットペーパー
要らないよね?」と言ったので、そうだね。棚に戻そうねと話していたら
列にならんでいた他のかたたちも、カゴに入れていたカップラーメンなどを
戻し始めた>
アメリカのフロリダにいる友人から、彼女が日本人だとわかると泣き出す
アメリカ人がいるとメールが来ました。
ラジオからのこの話を彼女にメールするつもりです。
「日本の優しいエピソードを、周りのアメリカ人たちに伝えて」・・・と。
トップ写真は停電に備えた我家のト○○(笑)です。
マンションは停電=断水となるので、普段分別ゴミ箱としているプラ容器に
水を張っています。
断水になる前に貯めておく水が豊富なことに感謝しながら。
予定時間15:20~19:00の計画停電2日目。
16:10~18:50に実施されました。
真冬に比べると日が長くなっているとはいえ
やはり昨日同様に夜の停電・・・・
懐中電灯や蝋燭の出番となる。
夫実家に「ろうそくがないんだけれど・・」と夫がTelすると
「蝋燭ならいっぱいあるよ。お前たちの結婚式のときの
すごく大きいのもあるよ」
・・・・・・・・・・
結婚式の蝋燭??
もしかして、新郎新婦席のあのキャンドル??
捨ててなかったことにビックリ!
さらに、とっておいたことも凄いが、それを覚えていたのが凄い。
計画停電の前にもらってきました。
今回の地震がなかったら、まさに「お蔵入り」のままだったはず。
メモリの25年も過ぎた(笑)長い年月・・・
ピサの斜塔のような様相になっています。
植木鉢をキャンドルホルダーにして、火を点ける前に下の飾りを
取りましたが、その前に記念撮影
後ろにあるのは、断水に備えた水のタンクです。
(マンションなので停電になると水が出ない)
思いがけないこの「タイムカプセル」を灯しながら、停電の終わるのを
待った二日間ですが・・・
・・・この「タイムカプセル」。減るのが早い~~
私たち夫婦のようには、長く持たないようです
18時20分~22時までの計画停電。
19時10分に消え、20時50分につきました。
ろうそくの灯りを灯しながらの「夜弁」。
こんな時です。
梅干しのおにぎり1個でも申し訳ないくらい・・・
冷蔵庫にあるものでの「有りもの弁当」です。
ご飯は電気のある時に炊きましたが、今後のために
あえて炊飯器を使わずお鍋でガス炊飯。
実家の父特製タラの粕漬け。
ネギ入り卵焼き。ほうれん草おひたし。
関西のお友達特製イカナゴ釘煮。
セロリ炒め(自家製焼肉のタレ味)
これにお味噌汁(豆腐・長ネギ・ワカメ)を。
使い捨て容器ですが、停電終了後に洗いました(笑)
今までもそうでしたが、これからは一層できないと思う。
使い捨て・・・。
でも、どうせ洗うのなら真っ当な(?)お弁当箱にしたほうが
いいかもしれませんね。
それとろうそくの灯りの下ではお魚の骨が見えません。
片手に懐中電灯を持ちながらとなるので、次回の改良点かも。
食後PC部屋でPCを開くと揺れてきた。
貴重品と持ち出しリュックを手にして玄関へ・・・。
今度は静岡!!
恐いけれど不安だけれど、過剰な買いだめに走ったりは
しないように気をつけます。
「計画停電」と聞き、「計画年休」という言葉が浮かんでしまった。
<わりと最近民営化になった某会社>の用語らしいけれど
社員たちはこれを消化するために休むらしい。
(詳しいことは知りませんが、休まなければならないらしい)
だいたい「年休」という言葉自体がお役所らしい。
一般的に会社では「有休(有給休暇)」というものね。
そういえば、だいぶ前のことですが、某航空会社勤務の
女性から「年休をとって・・・」という言葉を聞いたときに
民間といっても「官」の体質が強いところなんだな~と、妙に
納得してしまったことがある。
(あっ、その方ご本人はとても素敵な良い方です)
おっと・・・話が横道にそれまくり。迷走してごめんなさい。
その計画停電ですが、我家のエリアが今日実施されるとしたら
18時20分~22時。
この数字をじっと眺めながら・・・先に作っておくのはもちろんだが
レンジでチンなどはできないし、ろうそくの灯りでの食事。
その後の洗い物もある(宵越しの洗い物は避けたい)。
「夜弁」だ~~!!と思いつきました。
今回被災されたかたたちや、ご家族やお友達が被災されたかたを
思うと・・・・
計画停電用の「夜弁」を詰めることさえ申し訳ないくらいです。
でも、元気な者はそれなりに元気で頑張らないと!!
あの日生まれた赤ちゃんが、あの日亡くなった沢山の沢山の命の
生まれ代わりのように、誰もがそこにつながるまでの沢山の命を
もらってきているのだから・・・。
あの、流されていく車や家の中・・・無人ではないだろう・・・
昨夜からのTVを見ていると、自然の猛威に対する人間の非力さを
思い知らされます。
被害の様子をヘリ取材で映すTV。
でも、頭上に旋回するヘリを被災したかたたちはどう見ているのか?
もし自分がその立場だったら・・・「高みの見物」だと思うかも。
いえ・・・食器が割れたとはいえ、電気も水も出る暖かな家でTVを
見ていることさえ、「高みの見物」なのですが。
横浜は震度5強。私はバレエのレッスンに向かう前、横浜ルミネにいました。
エスカレーターに乗っている時に違和感を感じ、前の段に乗っていた人も
えっ?と気づいた様子。あと数段で降りるところだったので、トントンと上り
エスカレーターから降りた途端に、凄い揺れが来ました。
お客もけっこういたけれど、みんな落ち着いて、周囲のショップ店員と
一緒にしゃがんで落ち着いていたようです。
上を見ると、ペンダント式の照明ではないので天井が落下しない限り
大丈夫。防火シャッターが誤作動で降りてくる場所でもないと確認。
揺れる中、ショップの子たちはマネキンを寝かし、スライドして動き出した
ディスプレー台の引出しを押さえていた。
もし停電になったら大パニックだろうと、近くにいたショップの女性に
非常階段の場所を尋ねたりもしたが、幸い停電にはならなかった。
もちろん、バレエレッスンは中止。
夫の携帯も、それぞれの実家のイエデンもなかなかつながらなかったが
夫の携帯とやっとつながり、互いの無事を確認
これだけ揺れたらしばらくは電車も動かないし、バスやタクシーに乗るのも
無理だろうと判断して、とりあえず横浜駅から2キロくらいの夫の実家の様子を
見に行くことに。
歩き出す前にトイレにも行き・・・。
ただでさえ人でごった返している横浜駅界隈だが、さらに人・人・・・人。
歩道は私のように黙々と歩く人が列になっている。
ただ、道端の自販機が倒れていないし、道路に亀裂もできていない。
救急車や消防車のサイレンも聞こえないので、ちょっと安心・・・。
やっと、実家到着!!
そこは、別世界が展開されていました。
炬燵で東北地方のニュースを見ている両親。
「揺れたけれど、何も壊れなかったよ」という呑気な(?)声。
あの街中の喧騒は幻だったの思ったほどです。
タクシーが拾えない、バスが満員で乗れないという状況を説明
するのが大変でしたが、まぁ無事で良かった。
長くなるので詳しい事情は省きますが、実家を出発した私は
我家のすぐ近くまで来るバスには乗れず、途中までのバスに乗り
あとは徒歩。昨日は合計4~5キロくらい歩きました。
家に着いたら、めちゃめちゃになった食器類は夫が片づけた後。
ありがたや~~
何度もおきる余震で時々目を覚ましながら、被災なさったかたは
もちろん、被災地に身内やお友達がいらっしゃる方も心配で
今夜は眠れない人が沢山いらっしゃるだろうと思いました。
あまりにも痛ましい惨状に適切な言葉がわかりません。
ただただ・・・・お見舞い申し上げます・・・・
ごめんなさい。
しんしんと雪が降っている横浜です。
こんな日は、暖かな和風ホットドリンクを!!
おかゆを炊き、75℃に温度が下がったら・・・麹を入れます。
60℃に下がるまで待ち・・・
55℃~60℃を保ちながら・・・8~10時間
おいて発酵させます。
この温度を保ちながらの8~10時間・・・・
この冬の研究テーマでした(笑)
文献を調べるとネットや本を見ていると色々な方法があります。
炊飯器の蓋を開けたまま保温しておくとか、電気毛布を使うとか・・
でも、蓋を開けたまま保温なんて私の倫理に反するし、電気毛布は
捨てたし、電気敷き毛布は夫の実家に持っていったし
要は暖かくしておけばいいじゃん!
鍋と湯たんぽを発砲スチロールの箱に入れておいたり
毛布でくるんだりとあれこれ試してみました。
そして、試行錯誤の末・・・
使わないポット(お湯を入れておくヤツね)に入れておく方法に
落ち着きました。
まっ、まだまだ研究中なので、今のところ(笑)ですが。
出来上がった甘酒はミキサーで滑らかにして、薄めて飲みますが
お砂糖を入れてないのに、お米のデンプンが糖になった甘さに
驚かされます。
独特の香りが苦手なかたもいるようですが、我家は二人とも大好き。
良い麹が入手できたら、また作るつもりですが・・・
話題になっている塩麹にも挑戦してみたいし、
楽しい食の実験!!私にとっては至福のひと時です。