早や2月は逃げ去り、3月となりました。
またも慌ててお玄関の模様替え。
弥生3月は桃の節句です。
今年のお玄関は、姫だるまと錦だるまを飾ってみました。
折形の木の花包みを作り、桃の花を挿してみました。
先月の読売新聞の記事、 日本古来の和紙文化 「折形おりがた」
の作法を節句のしつらいに取り入れてみようと云う記事読み、早
々活用させて頂きました。
この姫だるまと錦だるまは、毎度ながら母の旅土産で30数年前
に松山の道後温泉にて買って来てくれたものです。
箱こそ風化していたものの、中のお人形はしっかり包まれていま
したので、新製品のままでした。
だるま人形様もやっと大気にふれ、息をつかれた事と思います。
対のだるまは、女帝神功天皇の御懐妊のお姿が「姫だるま」、戦
いに赴く男装のお姿が「錦だるま」であり、 道後温泉にお立ち寄
られた時に御懐妊されたことを記念して奉り作られたと、添え書
きが入っておりました。
添え書きを読むまで錦だるまは男性、姫だるまは女性と思って
おりましたので、今回初めてお勉強いたしました。
子宝、安産祈願、良縁縁結び、勝負出世運、交通安全、無病息
災、平癒などあらゆる事にご利益がある福だるまらしいです。
4月3日までお飾りの予定です。
お玄関のおもてなしで御利益を授かるかも知れません。
ご来館を待ちいたしております。